犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

ろ・れまねすく&賢いおじいわん

2015年03月06日 | おせわがかり日誌


きのうのおもしろかったこと。

仕事アカウント(ツイッター)の固定ツイート、

ああでもない、こうでもない、と作りかえていたら、

こんなツイートが漂ってきたので、キャッチ。




この表情をみて、あの方のお顔がぽわわんと浮かんだものだから、すかさず粒を焼く。




すぐに返しが来て、




やっぱりなあ!と笑う。

すると、ずいぶん時間がたってから、




ろ・れまねすくの方(かた)、ほんとに好きだわ~。






笑顔になれなかった日に読み返して笑わせてもらおう。






だってほんとにひどいんだもん。




それはそうと、おじいわんですが、

彼の行動から少しずつ本質がわかるようになってきましてなー。

実はとても賢いみたいなんです。



ふだん朝も夜も散歩はオレコが先です。

オレコが戻ってごはんを食べて次におじいわん。

二重扉の別室にいて、耳が遠いのと鼻が弱いのとで、

その流れがわかっているか、疑問はありますが。



その日の夜、この予定とは違う行動となりました。

犬たちのお父さんを会社に迎えに行くことになったのです。

お父さんは土曜からずっと会社に詰めていたのですが、

木曜は朝からクライアントと打ち合わせがあるので、

着替えとお風呂のために帰る、ということを言っていたのですが。

120時間ほとんど寝てない人間が運転するなんて、どう思います?

事故でも起こしたら大変です。

9時過ぎの電車に乗るには7時には帰ってないといけない。

ということは6時過ぎには仕事を終えていないといけないし、

仮に終えていなくても、諦めて帰ってこないといけない。

打合せが3~4本入っているので、帰社するのは21時ごろ。

その夜からまた週明けまでぶっつづけ、ということを言ってるので、

だったらもう朝6時とは言わず、迎えに行くから深夜で切り上げて、

御風呂に入って、手足を伸ばして寝て、疲れをとったらどうどうどう?と提案。

「うーーーーーーーん」

とうなっていましたが、やがてアナのように萎れて、

「わかったよ~~~」

となり、もう23時を回っていたのですが、私だけ先に、

犬たちの世話のためいったん帰宅することになりました。

急いで帰って、ごはんをあげて、

(あんまり遅くなると先にごはんをあげることがある)

それから少し休憩させて、出かけてきたのですが、

まあ、犬たちにしてみれば、いつもと違う行動です。

オレコは過去にも経験があるので、

「もしかしてお出かけかも」

と考えても不思議はありません。

おじいわんはたぶん、今回が初めてのことでした。

まだうちにきて2か月と10日しかたっていませんからね。

さあ、ここまで状況を飲み込んでいただけたでしょうか。



12時半になったので、出かけます。

まずオレコを連れて出ていき、小用を済ませ、車で待っててもらいます。

家に戻ると、二重扉のむこうですので、いつもどおり、おじいわんは寝て待っていました。

それからセコムをして、おじいわんを連れて外に出ました。

「こんちゃん、今日はこれからお父さんを迎えに行くのよ、だからここでしてくれる?」

お気に入りの場所はちょっと遠いので、出てすぐのところで小用を済ませ、どうするのかな、と見ていたら・・・





いつも行く散歩道にくるりと背を向けて、たたたたた~~~~っと、

駐車場に向かって一目散に走って行くじゃあ~りませんか!

バンビのように飛び跳ねて。


まじかーーーーーー!!!


叫んでいました、心の中で。

走りがゆっくりになったので、あわてて撮影。

そのときインスタグラムにはこんなふうに書きました。


こんちゃんすごい
頭いい
説明したら理解した
話せばわかる老犬
いずれブログでね

#おじいわん動画




静かに感動していたのです。

その日は多分こんなことになるのではないかと予測していたので、

犬たちはゆっくり、お昼ごろに散歩したのでした。

おせわがかりの特権です。

たしか、とてもあたたかかった日です。

だから留守番自体はいつもとそんなに変わりません。



1時の待ち合わせでしたが、それだと終わってないな~とつぶやいていたので、

会社まで10分かからない距離の公園で車をとめ、ふたりを散歩させました。

数日前にオレコとこんがグランドで併走した公園です。

誰もいない公園、ふたりはとても楽しんで散歩をし、出すものを出して、また併走。

オレコが「こんちゃん、やるか!」といって誘い、

こんすけが「しょうがないなあ、おれこちゃんは」といって付き合う。

きゃっきゃと喜ぶオレコの隣で、始終、無表情のおじいわんでしたが、

ゼイゼイいってるオレコとはちがって、まるでそよ風のように軽やか。

走るのも大好きです。

ぞんぶんに楽しんで、おとうさんを迎えに行きました。

帰宅後、ふたりともぐっすり。

オレコは安心しただろうし、こんはぐったり疲れたろうし。

ほかの家族は3時ごろ、わたしは4時ごろに就寝。



7時に起きて掃除洗濯犬たちのゆうごはん仕込みなどの家事をささっと済ませ、

オレコだけを連れておとうさんを駅まで送り、駅から10分とかからない公園へ。



お父さんが何日も帰ってこなくてストレスがたまっていたので、その解消に。



公園に向かっているとわかった時点で、ひんひんないて、喜んでいました。



かけっこしたり、すんすんしたり、ぐいぐい引っ張ったり、川を眺めたり。



オレコのUNC袋をおいしいものかもと勘違いして寄ってくるかもたち。



30分ほど楽しんでもときた道を帰り、自宅へついてごはんを食べさせてから、

おじいわんを起こして(オレコと出かける前に散歩装備は完了)近所にお散歩。



風が強い日(おじいわん寒いの苦手)だったけど賢いおじいわんは1時間近く粘り、

まるでひとり置いてきぼりをくらったつまらなさを解消しているようでした。

えこひいきしたことを内緒にしている私の罪の意識さえ、知っているような。



いまだに尻尾もふらないし、なんせ無表情で考えがわかりにくいけど、

とにもかくにも、賢いことだけは、わかった、老犬はちょろ騙せない。

そんな一週間でした。