犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

花男、肉子ちゃん、火花。

2015年08月12日 | おせわがかり日誌


昨日とおとといのブログで説明済みだけど、

そんなこんなで忙しかった週末だったので、

金曜日にコンビニで慌てて買い込んだ「文芸春秋」は手つかず。



もともと日曜の夜に読むつもりが、いろいろあって無理だった。



こうなるだろうと思ったので、買っておいてよかった。

世間一般にとってもそうであろうが、私にとっても目玉は「火花」。

読みたいと思ったときに読みたいし、電子文書は目が疲れて無理。



たまたま最近、お笑いの舞台を見る機会があり、

周年記念のイベントだったが、超売れっ子、

現役最古参のベテラン、そうでもない面々などの芸を、

まじかに見る機会があったものだから、それらの感想を加味して、

じっくり読みたいなあ、と、思っていたのだった。




又吉文学にはまだ手を付けられていないけれど、

又吉さんがいいといっていた、「漁港の肉子ちゃん」はすでに読んでいて、

あんまりおもしろかったので、先週末に数時間で一気読みしてしまった。



肉子ちゃんは年齢が違うけど藤山直美しか思いつかない。

いや容姿のこというてんのとちゃうねん。

読めばわかるけどこんな難しい役どころ並の女優には無理。

この物語は松本大洋さんの名作「花男」に似た世界だと思った。

花男こそ誰にもできないキャラクターかと思うけども、

肉子ちゃんにしてもまさに花男に近いものがあるので。

ファンタジーをやや控えめにした感じの。



映画化が決まった西川美和監督の「永い言い訳」と、

スタップ細胞の関連本、井上ひさしさんの「東慶寺花だより」の文庫もある。

これらは多分、ちかぢか行く病院(人間)の待合室で消化することになるだろう。

半日待つのは当たり前、ということらしいので。

あ、病院に行くことは行くが、大したことではないので、どうぞご心配なく。



寝しなに読もうとすると、すぐ寝ちゃうんだよなあ。

だからこの待合室での時間が、実はとっても楽しみだったりする。

なんといってもこの時を、1年前からねらっていたのだ。



って、大したことなんだから、はよいけっつーの。