休みの間にしたかったことのひとつに、
犬たちのシャンポーと、こんちゃんのおふとんグッズの洗濯があった。
一日目は病院と食料品などの買い物で終わってしまい、
二日目はAM中にこんちゃんの枕カバーを洗って、枕を干して、午後から買い物とか散髪とか。
帰り道に豪雨どころではない雨嵐+雷に遭い、どしゃぶりでぐっしょりで帰宅。
降り始めた雨と雲の様子を見て、これはいけないと思ったので、
ちょっと待とうよ、といったのに、近いからいっちゃおう、という夫についていったのが間違いだった。
数秒で数m前にいる夫が見えないくらいの雨嵐。
夫は笑っていたけれど、心の中では「ナーロー」と詰っていた。
出てきたときは猛暑かつサンサンサンおてんとさまさまサンサンサン、
だったため、日焼け止めをたっぷり塗ってきていて、それが雨に流されて目に染みて痛い。
痛くて目が開けられないし、雨も容赦なく目に飛び込んでくるから、なかなか歩けなくて、
普段5分以内の距離が永遠に感じるくらい遠かった。
家についたら、雷におびえていた犬たちが、およよ、と玄関に集まる、
「もう~どこいってたのよ~」
と泣くオレコをなだめ、
「わし、かみなりみた、かみなり、わし」
と慌てふためくこんちゃんをなだめ、
夫婦流れ作業で洗濯物を取り込み、
でかい夫は動くだけで家中が水たまりになってしまうから、お風呂に入ってもらい、
カーテンを閉めて、塗れた服を脱いで、びしょ濡れの荷物をしまったり、部屋を片づけたり。
野球は勝った。
お休みの間、心配していたオレコの体調も、なんとか無事健やかに過ごすことができていて、
ごはんも夜はおにくおかゆに戻していた。
翌日は朝から犬たちの散歩をして、シャンプーをして、
オレコはお父さんに初めて足裏モフ毛をカットしてもらい、
その間わたしは片づけをして、こんちゃんのお布団グッズを洗い、
4時ごろ少し涼しくなってから出かけ、夫の実家で夕ご飯をごちそうになった、
そして野球を見て(大負けした)、帰ってきた。
おばあちゃんが大好きなオレコはとっても喜んだ。
珍しくお父さんの運転で、後部座席に乗ったこんちゃんは、
激しく車酔いしたらしく、実家についたら、3回も吐いた。
こんなことは初めてである。
どうやら懸命に我慢しているのだが、太郎ちゃんに、
遊ぼう!と誘われて、逃げて、気持ち悪くなって、オエ。
そういうのを3回。
そしてこれもこんちゃん初めてのことだったが、ごはんを食べたがらなかった。
口に運んであげても、いったんいれるのだが、ぺ、と吐いて、いらない、と下がる。
うちのごはんと違うから、というのもあるけど、それだけではないだろう。
食欲の塊な老犬なのに。
夫は、運転者としては、判断能力とか総合的に優秀なんだろうけど、
男特有の粗さがある運転で、カーブやブレーキが雑というかなんというか、
犬たち(と人間のこども)には、おおむね不評なのである。
その点わたしは、人間界においては、
下手くそかつ、やや迷惑な運転者ではあるものの、
犬(こども)たちには、セーフティーかつ乗り心地の良さで、好評を博している。
私の運転で犬(こども)が車酔いをしたことはない。
長い運転でもたいていみんな元気。
だから犬やこどもとのお出かけでは私がたいがい運転する。
しかしもともと下手なうえに、加齢のためさらに腕が落ちており、
ほんとの意味でのセーフティーなのは夫の運転なのかもしれない。
ああでも上手な人はつい、蛇足程度の余計な事をしたがる(するんだ)し、
うまい分、滑り込み系の技を使いたがる(しょっちゅうだ)ので、やっぱり危険かも。
話がそれた。
実家から家に戻り、翌日は犬たちふたりとも、
シャンプーとお出かけとで、相当疲れたとみえ、よく眠った。
野球が少し早くはじまり、早く終わった(快勝)ので、
犬たちも早めに散歩にでかけ、ごはんを食べて、また眠った。
こんちゃんはこのまま目覚めないのではないかと心配になるくらい、
こんこんと眠った。
明け方、わんわん、わんわん、といつものように夢見て鳴いた。
前日の予報通り、明け方から強い雨が振っていて、とうてい散歩にいけないな、と5時過ぎに起きてまた寝た。