見た瞬間、あーつ、これは日本酒の盃にぴったりのサイズだなあと思いました。花の描き方もこれでいいんです。めったに出る御品ではありません。小傷もあり、焼きが甘いので無理のない御値段ではありました。それでも厚かましく御値引をお願いしたら、御主人、不機嫌そうに「このサイズは滅多に出ない」と言いながら、一割負けてくれました。
さすがに、二人の思いは一致していたわけです。これがパリパリときちんと焼けていたら7から10倍はしたと思います。お安いので私の手に入ったのです。まあ人生とはこんなものなんでしょう。
それではヤフオクの格言: 良い負け方をしよう。ちびけて負けると後味がよろしくございません。勝ち負けは紙一重でございます。ですから、勝ってよし、負けてよし、勝負にこだわりつつも、負けても平然というあたりがよろしいようでございます。