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東京大型ボタ印のエンタイア(N3B3茶)  カテゴリー: 切手全般   No. 882

2017-07-24 11:32:17 | 切手全般

 この御品は消印が東京ですので多数残っており、希少性ではさほどのこともないのではないでしょうか。でも、コレクターっていうものは出来の悪い子供でも可愛いと思う親心があるのでございます。なんでもよいから良い点を見つけたいものです。

 このような大型ボタ印は二重丸型日付印と二連印で使用されました。使用期間は明治14年9月から開始されて明治21年8月末に廃止されています。この御品の消印は明治21年5月8日ですので大型ボタ印の最終期の使用でございます。

 差出人は三井物産會社越前堀出張店でありまして、私印とはいえ好ましいです、私としては、なるべく公的機関または大企業の関連が有るほうが値打ちが高いと思っております。なお、越前堀は現在の東京都中央区新川1・2丁目でございます。

 以上は「日本切手百科事典」編集代表 水原明窓 日本郵趣協会を参考にさせていただきました。ありがとうございました。

 


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