上から見ると若そうに見えるかもしれません。しかし、裏をみると高台周りもしっとりと味がついておりまして、昭和前期は十分でございます。箱の古び方と時代が若干合わない感じもいたします。また箱のサイズも少し大きめなので、後から用意した合わせ箱でございましょう。それにしても立派な萬古盃という箱書きがありまして、このような次第は好ましいものでございます。この箱が極めてになり、求めました。
技術的には見込みの花のピンクの釉色が万古焼の特徴的なピンクと思っております。やはり陶器ですので柔らかい感じが日本酒にはぴったりと思います。今回の冬には居酒屋さんに持って行き一杯やってみますか。以前の所有者様と同じように。