とうとうシベリア出兵シリーズもこれで終了でございます。ああ、よかった、よかった。オムスク(西シベリアの中心地)はロシア革命に反発して1918年に成立したシベリア共和国の首都でございました。
イルクーツクはバイカル湖の西岸にある都市ですが、シベリア派遣軍の進出はここまででした。古来、ロシア(恐ロシア)に進軍した国の軍隊が無事に戻れたことはありませんでしたから、シベリアに出兵した日本の派遣軍が大きな損害もなく撤退できたのは正に”天祐神助”があったということです。
しかし、このシベリア出兵は当然の事ですが、ノモンハン事件やソ連対日参戦に連なっていくわけです。