浮世絵>色好み>秘訣本>各所での男女の活躍>稽古所 色の秘訣>稽古所の朧月
いろいろございますが、本音としては金と色の世の中でございます。特に後者は人生のメインテーマであることは間違いございません。それにしましても江戸時代の伝統としては途中の経過は一気に飛ばしてクライマックスに入るということが不思議でございます。
それでは読みは怪しいですが「稽古所色の秘訣 稽古所の朧月 四季のさらいには 人に先んじ よくせわをなし 金銭をきれいにつかひ 女にはやさしくすべし」
この浮世絵は色の道の教育ありまして、示唆に富んでおります。要約すれば女性にもてるには #1. 女の人をよくお世話をして #2. お金をちゃんと使い #3. 女の人に優しくとの主張でございます。ごもっともですが、実行は困難です。その困難を突破出来るかどうか・・・。