「パーティ」

山田悠介氏の作品です。
「リアル鬼ごっこ」で有名な作者ですね。
でも、筆者の作品は初めて読みます(^^;)

幼なじみの４人は、ある手紙に導かれ「神嶽山」の山頂を
目指す・・・というお話。
「パーティ」は「会合・集会」とかの意味じゃなくて
「登山チーム」の方の意味ですかね。

４人は親友。
幼い頃、転校生の一人の少女を守ることにより固い絆で
結ばれたのですが・・・
過去の罪を背負いながら、また復讐を胸に誓いながら
過酷な山の頂上を目指し登っていく。
現在と過去が交互に叙述され、徐々に明らかになっていく
過去と罪。

話の展開がいかにも少年らしくて、逆にちょっとイラッと
した部分（そりゃちょっと安直すぎる行動でしょ！みたいな）
もありますが、でも少年達の素直な心情描写が、私的には
新鮮でした。

山田悠介氏の作品なかなかいいですねぇ。
今度は本屋で見かけた「オール」「オール２」を読んでみたいと
思います(^^)