フロントウインドウに大粒の雨がパタパタと当たり、とうとう降り出した。お母さんのアッシー君で燐街のギャラリーまでガラスアクセサリーの展示会を見に行った帰り道のことだ。お母さんは気に入ったモノが無かったとかで、行く時の意気込みが萎み、元気が無い。そんな時の俄雨で、突然「洗濯物が台無しになる」と喚きだした。急いで帰っても手遅れだ。「濡れたら、又、明日干せばいいだろう」と、運転しながらおじさんが言うと、どうもそれでは良くないらしい。「完全に洗い直しだあ～」と喚きは続いた。ヤット家に着く頃、雨は止んで、洗濯物も軒下だったことと、風向きの関係でセーフ。それでも車を降りて、俄雨を降らせた憎らしい空を見上げたら、何と、雲が墨で描いたような帯状の模様になっていた。ブツブツ喚いていたお母さんも、不思議な雲を見て静になった。
本日の自転車走行データ D:27.22 T:1.26.07 A:18.9 M:35.2 O:17508
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