5月4日、花屋のオバサンに言われるままに、買って来た芋蔓の切り口を水に浸けた。それ以後、毎日観察を続けてきた。水はそれほど濁っていなかったが、昨日になって新しい水と入れ替えてみた。そして今日、今まで何の変化も無かった蔓の切り口近くに、何やら白い芽のような根が見えてきた。生まれ立ての根で、未だ髭のようにもじゃもじゃになっていない。しかも、根の出ている蔓は25本中6本で、全部が出揃うには、かなり日にちが掛かりそうだ。それでも、花屋のオバサンの言葉が、急に気になりだした。オバサンは「雨の前の日に植えて下さい」と言った。天気予報では、当分雨は降りそうもない。当初、根が出るのは何時の事やらと、心配していたが、今では、雨が降らずに、その間に根が出すぎて虫篭が一杯になってしまったらどうしようと、心配は尽きない。



