朝食後、お母さんが背戸の小屋へ古新聞の束を置きに行った。帰って来るなり、「小屋の前がスズランの香りで一杯」と、興奮状態。朝から薄曇で風が無い。母屋と小屋は、鍵の手になっていて。外周は生垣だ。そんな囲まれた狭い土地に、どうした訳かスズランが群生している。満開になると、風さえなければ、花の香りがその周りに留まり易い条件になっている。それを聞いたジジは、「ど～れ」と腰を上げかけたが、直ぐに思い直した。残念ながら、鼻が悪くて仄かな香りくらいでは、感じないのだ。それでも、折角咲いてくれたんだからと、カメラを持ち出した。花に顔を近づけて接写しても全然匂わない。何時の間にかお母さんが後に来て「香りと一緒に、美人に撮ってあげて」と喚く。が、「こんな狭い場所で何が出来る」と、ぶつぶつ言いながら、パチリパチリ。
本日の自転車走行データ D:25.09 T:1.24.35 A:17.8 M:32.0 O:25038
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