月数回のジジの会の集まりは、街中の半公共施設の会議室で行う。従来、昼食は近くの鮨屋さんや、トンカツ屋さんや、その時々で場所を変えて食べ歩いていた。ある時、施設の職員に小さなうどん屋さんを紹介された。それからというもの、会合の度に、お昼はうどん屋と決まってしまった。ミニ官庁街という場所柄、それらしいサラリーマンランがひっきりなしにやってきて、あっという間に食べ終わって出ていく。その回転の凄まじいことに驚く。店の人は3人で、一体どんな手順でうどん1杯を作っているのだろう。兎に角、注文するとあっという間に出来てくる。ファストフードで名高いバーガーさんにも引けを取らないスピードだ。少なくとも、道にまで車の行列を作らせるような不手際はない。味は程々だが、品数があって、安くて早い。官庁さんも、大企業さんも、このうどん屋さんを研究すると何か参考になるものがあるかもしれない。