「なんかお金がない。お金がない。」とうるさいんです。
通帳を見てみたら、確かにお金がない感じ。
引き落とし内容をチェックすると、 全労済5,690円とあるんです。
「お母さん!ちょっとこれ何? 入院したらもらえるんちゃうの?
あの時、郵便局しか保険はないって言ってたじゃない!」
「いやいや、これはお父さんの共済を引き継いだだけで、
お母さんが死んだらちょっと出るくらいのものよ。」
共済ってのは、死亡保障と連動した金額の入院保障が付いているものが多いので、
私は彼女の言うことを疑ってかかりました。
あぁあ、調べてみると、 やっぱり受け取れるのに受け取っていないし…。
入院してから、もう3年近くが経過。
普通は2年経過でアウトです。
でも、ダメもとで請求しよう!
そしたら、やった!出ました、42,000円!
ここら辺の専門家である私がその時に気付いてあげられなかったのは、
はい、反省。
でも、母ちゃんにもガッツリ説教です。
長年真面目に払って、肝心なときにすっとぼけたこと言って、
お金がないだの、節約だの。
言ってることとやってることがデタラメなんよ!
お金がないと、人はいろんなことを考えます。
この42,000円。お金に余裕があったら一生気付かないでしょう。
そして、月々5,690円も払っている意識もなく何年も払って終わるんでしょう。
高々42,000円で彼女のフローやストックの問題が解決するわけではないけれど、
彼女は深く深く反省して、しょぼんとしておりました。