映画の予告編なんか観ると、
「米アカデミー賞◯◯受賞(ノミネート)!」
の類が煽りに使われたりしてます。
で、実際煽られたりしちゃうのですが、
2009年の「長編ドキュメンタリー映画賞」が、
『THE COVE』です。
映画『ザ・コーヴ』予告編
〈クジラの街、和歌山県・太地町の入り江(コーヴ)でひそかに行われているイルカ漁をとらえた衝撃のドキュメンタリー。1960年代の人気ドラマ「わんぱくフリッパー」の調教師リック・オバリーが、イルカが巨大ビジネスの餌食になったことを悔やみ、イルカの保護を訴えるため来日し、リックと一緒に行動する撮影隊は、漁の模様を隠し撮りで撮影。続々と白日の下にさらされるイルカの水銀問題、イルカ肉偽装問題、何よりもがき苦しみながら殺される大量のイルカの姿に言葉も出ない。〉
と、いうことだったんですが・・・
「それ、ホントなの?じゃ、その町は今どうなってるの?」
素朴に疑問を抱いた女性がいまして、
ご本人曰く「全然そんなつもりじゃなかった」のに、
いわゆる反証映画を撮りました。
『Behind “THE COVE”』です。
劇場予告編「ビハインド・ザ・コーヴ」
「女版マイケル・ムーア」という表現が適切かどうか、
(というか、解る人がどれくらいいるのか)
ビミョーなんですが、八木景子さん、
私、秘かに追っかけてます。
私自身は例によって「反・反捕鯨」でありまして、
積極的に捕鯨に「賛成」してるということではありません。
クジラにはある種畏敬の念が湧くし、
イルカは可愛いと思います。
でも、それが食卓にのぼれば、
普通に「いただきます」よ。
「伝統」とか「食文化」とか、
大文字で語るのは、あまり好きじゃないけれど、
世界には、
犬をペットにし、かつイヌ肉を食べたり、
とある兎と友達であっても、別のウサギなら食べちゃうとか、
そういう人は、いくらでもいて、
そこ指摘すると、大抵の場合、
「いや、それは、モゴモゴ・・・」
となるわけでして。
結局、
(『Behind “THE COVE”』より)
もうね、そこに尽きます。
なので、
捕鯨に対する賛否よりも、むしろ、
八木監督が指摘しているように、
暴力的な撮影、
隠し撮り、
もっともらしい演出(?)、
(以上『THE COVE』より)
を含んでいて、
およそ、ドキュメンタリーとは言えないシロモノ(らしい)に、
お墨付きを与えて(高みに立ったつもりになって)しまう、
米アカデミー賞に潜む欺瞞性の方が気になります。
というか、癇に障ります。
八木監督、
今のところ「どこの素人さんですか?」という雰囲気でして、
そこが私は良いなあと思ってます。
余計なお世話でしょうけど、
いわゆる「運動」に取り込まれて、
初めて太地町に入った頃の、
素直な感性を忘れてほしくないなあ、
と思ってます。
(『THE COVE』より)
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
冒頭画像は、BS-TBS「外国人記者は見た!日本inザ・ワールド」より
→http://www.bs-tbs.co.jp/gaikokujinkisha/
こちらは、その模様。(全編見てようやく、議論はそこからなのに〜感、満載ですが)
外国人記者は見た!日本inザ・ワールド▽イルカ漁は是か非か!?日本の捕鯨問題激論1
外国人記者は見た!日本inザ・ワールド▽イルカ漁は是か非か!?日本の捕鯨問題激論2
外国人記者は見た!日本inザ・ワールド▽イルカ漁は是か非か!?日本の捕鯨問題激論3
八木監督の「グデグデ」ぶりが素敵。
BSフジ:ホウドウキョク 映画ビハインド・ザ・コーヴの制作秘話
→http://www.houdoukyoku.jp/pc/archive_play/00082016012401/2/
劇場予告編より長いダイジェスト版
Behind "THE COVE" digest
「米アカデミー賞◯◯受賞(ノミネート)!」
の類が煽りに使われたりしてます。
で、実際煽られたりしちゃうのですが、
2009年の「長編ドキュメンタリー映画賞」が、
『THE COVE』です。
映画『ザ・コーヴ』予告編
〈クジラの街、和歌山県・太地町の入り江(コーヴ)でひそかに行われているイルカ漁をとらえた衝撃のドキュメンタリー。1960年代の人気ドラマ「わんぱくフリッパー」の調教師リック・オバリーが、イルカが巨大ビジネスの餌食になったことを悔やみ、イルカの保護を訴えるため来日し、リックと一緒に行動する撮影隊は、漁の模様を隠し撮りで撮影。続々と白日の下にさらされるイルカの水銀問題、イルカ肉偽装問題、何よりもがき苦しみながら殺される大量のイルカの姿に言葉も出ない。〉
と、いうことだったんですが・・・
「それ、ホントなの?じゃ、その町は今どうなってるの?」
素朴に疑問を抱いた女性がいまして、
ご本人曰く「全然そんなつもりじゃなかった」のに、
いわゆる反証映画を撮りました。
『Behind “THE COVE”』です。
劇場予告編「ビハインド・ザ・コーヴ」
「女版マイケル・ムーア」という表現が適切かどうか、
(というか、解る人がどれくらいいるのか)
ビミョーなんですが、八木景子さん、
私、秘かに追っかけてます。
私自身は例によって「反・反捕鯨」でありまして、
積極的に捕鯨に「賛成」してるということではありません。
クジラにはある種畏敬の念が湧くし、
イルカは可愛いと思います。
でも、それが食卓にのぼれば、
普通に「いただきます」よ。
「伝統」とか「食文化」とか、
大文字で語るのは、あまり好きじゃないけれど、
世界には、
犬をペットにし、かつイヌ肉を食べたり、
とある兎と友達であっても、別のウサギなら食べちゃうとか、
そういう人は、いくらでもいて、
そこ指摘すると、大抵の場合、
「いや、それは、モゴモゴ・・・」
となるわけでして。
結局、
(『Behind “THE COVE”』より)
もうね、そこに尽きます。
なので、
捕鯨に対する賛否よりも、むしろ、
八木監督が指摘しているように、
暴力的な撮影、
隠し撮り、
もっともらしい演出(?)、
(以上『THE COVE』より)
を含んでいて、
およそ、ドキュメンタリーとは言えないシロモノ(らしい)に、
お墨付きを与えて(高みに立ったつもりになって)しまう、
米アカデミー賞に潜む欺瞞性の方が気になります。
というか、癇に障ります。
八木監督、
今のところ「どこの素人さんですか?」という雰囲気でして、
そこが私は良いなあと思ってます。
余計なお世話でしょうけど、
いわゆる「運動」に取り込まれて、
初めて太地町に入った頃の、
素直な感性を忘れてほしくないなあ、
と思ってます。
(『THE COVE』より)
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
冒頭画像は、BS-TBS「外国人記者は見た!日本inザ・ワールド」より
→http://www.bs-tbs.co.jp/gaikokujinkisha/
こちらは、その模様。(全編見てようやく、議論はそこからなのに〜感、満載ですが)
外国人記者は見た!日本inザ・ワールド▽イルカ漁は是か非か!?日本の捕鯨問題激論1
外国人記者は見た!日本inザ・ワールド▽イルカ漁は是か非か!?日本の捕鯨問題激論2
外国人記者は見た!日本inザ・ワールド▽イルカ漁は是か非か!?日本の捕鯨問題激論3
八木監督の「グデグデ」ぶりが素敵。
BSフジ:ホウドウキョク 映画ビハインド・ザ・コーヴの制作秘話
→http://www.houdoukyoku.jp/pc/archive_play/00082016012401/2/
劇場予告編より長いダイジェスト版
Behind "THE COVE" digest
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