角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#084 「君に会いに来たよ」クリニクラウン(臨床道化師)

2015-08-19 06:27:12 | 素敵!
ちょっと前、8月8日付産経新聞大阪6版に、
素敵な、それでいて、ちょっとだけ切ない気分にもなるような、
そんな記事がありました。


〈「臨床道化師」が病室の子供に笑顔の魔法 日本クリニクラウン協会10周年、アジア普及も目指す〉
(Web版→http://www.sankei.com/west/news/150808/wst1508080017-n1.html

思いっきり私事なんですが、
7年前、三女が心臓手術した頃に意識が飛びました。

約1カ月の入院生活だったのですが、
小児病棟、子供ばっかり、みんなちっちゃい。

その時は人並みに(?)、
何でこの子達だけがこんな目に会うのだろうと思ったりしました。

病院といっても、もちろん、辛い、苦しいばっかじゃないですよ。
人によって感じ方も違うでしょうし。

それでも、病気とともにあって、なお笑顔になれるなら、
それはやっぱり素敵なことだと思います。

〈「クリニクラウン」とは、病院を意味する「クリニック」と道化師をさす「クラウン」を合わせた造語です。クリニクラウンは、入院生活を送る子どもの病室を定期的に訪問し、遊びや関わり(コミュニケーション)を通して、子どもたちの成長をサポートし、笑顔を育む道化師のことです〉

記事にある「日本クリニクラウン協会」のホームページでは、
そう説明しています。
(日本クリニクラウン協会→http://www.cliniclowns.jp/index.html

子供本人の病状はもちろん、親御さん、看護師さん、医師、
それぞれの心情や立場をを理解し、寄り添い、そして笑顔にする・・・
並大抵のことではないと思います。

皆が元気になって退院できるならいいけれど、
時に残酷な現実に向きあわなければならない時もあるかもしれない。

切ない気分というのは、そんなところから来るんです。

ホームページにこんな動画がありました。
日本クリニクラウン協会 活動紹介動画


「全ての子供に子供時間」
「子供と共通言語を」

誰もが臨床道化師になれるものではないけれど、
こんな本も出てるそうで。

(本の紹介:オフィスエム→http://o-emu.net/archives/7018.html

ゆっくり読んでみようかな、と思ったりしているところです。

今度、誰かを見舞いにいくようなことがあったら、
難しい顔をせず、相手を怒らせない程度にちょっと笑って、

〈「やあ、君に会いに来たよ」〉

と言うようにしよう。



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