私の実家では、正月に鮭の頭を芯にした昆布巻きを作ります。
96歳の母が嫁に来た時から70年以上も作り続けてくれています。
鮭の頭と昆布から良いだしが出るのでほんの少し味噌を入れるだけの薄い味付けなのですが、
子どもである私たち、孫たち、父の兄弟などみんなに人気です。
ドイツに住んでいる姪が、ドイツにある材料でなんとかおばあちゃんの昆布巻きを作ろうと
苦労しているほどです。
ところが最近この鮭の頭を入手するのに一苦労です。
魚屋さんに頼んでおいても頭が切り落とされて入荷したりするそうで、実家の方と私の方両方の
魚屋さんに1か月くらい前から頼んだりしています。
でも今年は大丈夫!
いつも鮭をお歳暮に送ってくれる婿さんの実家(元魚屋さんです)に厚かましくもお願いしておいたので、
今年は大きな鮭の頭が5匹分も届いておばあちゃんは大張り切り。
暮れから正月にかけてもう5回も作ってくれ、お土産にも持たしてくれました。
それにしても鮭の頭を昆布巻き用に細かく切り分けるのってかなり大変だと思うのですが、
小柄で腰も曲がっている母なのに良くやるな~といつも感心しています。
皆に喜んでもらえると思うと元気が出るようです。
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