実家は30年ほど前までお風呂屋でした。
母は番台に40年近く座っていたので、ほとんど母の歴史になっています。
その番台が上野不忍池近くの下町風俗資料館に保存していただいていて、常設展示されています。
先週母は、孫である甥夫婦に連れて行ってもらって久しぶりに懐かしの番台に会ってきたそうです。
本当は番台に上がりたがっていたそうですが、99歳の母には難しいので隣で記念写真をパチリ。
いつもは腰の曲がっている母が澄ましてピンと立っています。
嬉しかったんでしょうね。
一緒に写っている赤ちゃん用のベッドも衣類を入れるかごも、番台の後ろに写っている透かし模様の入ったガラス戸もみんな実家のものなので、私もとても懐かしいです。
お風呂屋の建物はとっくに壊してしまったのに、番台は資料館でちゃんと保存していただいていて本当にありがたいです。
私も又会いに行きたいです。
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