雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

2006-02-04 19:59:41 | おでかけ
水に関わる某講習会に参加してきた。
http://www.niikawa.or.jp/mizuhaku/activity/event/lecture2005/index.html
受講してもすぐに忘れてしまう、情けない受講生だが
地元にいて知らないことが一杯あることにいまさらながら気付かされる。

これは午前中の講義で作った雪の結晶。

こういう簡単な装置?で作れます。(ドライアイスと、釣り糸と重りと箱)
ほかにダイヤモンドダストや過冷却水の実験などもあった。
午後からは、外へ出て本当の雪の観察。
海岸から1㎞あるかないかの地点(黒部市吉田)からバスで
黒部川に沿って上流の宇奈月へ向かう。
積雪が10~20㎝位しかなかった所から30分ほどで
1mをはるかに超える積雪地帯へと・・・・

この写真は昨年12月から降り積もった雪を掘り下げた図だ。
2m弱。下のほうはザラメ状の圧雪になっている。
2mのうち、上のほう40センチほどが一昨日から今日にかけて降った新雪。
今までの二ヶ月間のあの雪はグーッと圧縮されているということだ。

着色してみると層状になっているのがはっきりしてくる。
この一両日の層の中にもより細かい層があることがわかる。
雪の降り方、気温、風などの変化が微妙に影響している形成されるとのこと。
その他雪温や雪の密度(重さ)を深さごとに測ったり・・・・・・
雪密度の平均はおおざぱに0.3~0.4だったから
写真の雪が一瞬に融けたとすると計算上は60~80㎝の水溜りが出来ることになる。
ちょっとびっくり。

一行は、その後再び扇端部へ戻り、湧水の観察に向かったのだが
私は野暮用があり、3時ごろでおいとました。