雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

とちの森遊歩道下見

2010-04-24 22:31:25 | おでかけ
 好天に誘われ行ってきました。「とちの森遊歩道」。
宇奈月温泉の少し上流、宇奈月ダム湖のちょっと先。
 来月の9日に市内のあるグループから、そこへ行きたいので道案内をして欲しい
と頼まれたのだが、残雪や整備の状況に心配な点があったので下見を兼ねて・・・・・・

ダム湖の近くまで行くといきなり猿の集団のお出迎えに遭遇。
 

 

日帰り温泉「とちの湯」(絶景の露天風呂あり)を過ぎて「とちの森遊歩道」の入り口
へと向かう。

このあたりは今、自生のオオヤマザクラやカスミザクラの花があちらこちらの山肌で見みられ、道路のすぐそばではカタクリやキクザキイチゲの群生が見られる。

尾沼谷の上の方にはまだかなりの残雪がある。

遊歩道へのとっつきの階段は遠目にもまだ雪で覆われているのがわかった。

ルートを変更して中間点あたりへの登り口から攻める事にした。
「攻める」というほどの登りでもなく10分足らずで遊歩道に到着。
上ってしまえばあとはほぼ水平な道になる(用水跡を遊歩道に改修したのだから当然のことか)

ここはカタクリの群生地でタイミングがいいとすごい数の花に出会える
ってここ数日がそのタイミングだったようで・・・・・・

 

ただ、肝心の道のほうはまだ、残念な状態。

沢にはまだ道を塞ぐように雪が残っているところが数箇所あり

落石や倒木がかなり見かけられた。
これでは5月9日は無理だろうと思いコースの変更を勧めました。

名残りの桜

2010-04-23 13:58:53 | 歳時・風物
 21日の午前中、雨の晴れ間に黒部川の堤防沿いにある
桜並木を見に行ってきた。


多分2~3日前に満開を迎えた桜の花びらが、まるで雪が降ったように
アスファルトや芝生のに散っていた。



予想以上の光景に感動!!

↑ここは若栗地区の堤防左岸。
次に行ったのが
橋を渡ってちょっと上流の右岸浦山新の桜↓



未熟者で、手ぶれしているのか焦点深度がまずいのか
とても合格点を与えられない画像で申し訳ない。


おいらの他に数名カメラを持っていろんなアングルから撮影している人がいました。




玄関に脱ぎて置かれし父の靴 いずこのものか桜花運べり
通勤の靴は花びら纏いおり 桜並木を巡りて来しか   
達加

稚児舞

2010-04-21 11:12:51 | 歳時・風物

地元の古刹 明日山法福寺。大同元年(806年)創建。
その後何度も戦火や失火に見舞われそのたび再建されてきた。
かつては十六坊が備わり観音堂も今のものより1.5倍の大きさだったという。

毎年四月観音会が開催され、その時奉納される稚児舞は国の重要無形文化財に指定されている。

今年はほかの行事と重なり、終盤からの参拝になってしまった。

稚児を仏の依代とみて、土を踏ませないように、観音堂と仮設舞台との往復は
父親の肩車で行き来します。

境内にある大桜は安土桃山年間に植えられたものだそうで
樹齢400年以上と伝えられている。



過去の記憶をたどると、境内にかなりの雪が残っていたことも何度かあったが・・・・・
今年はちょうどこの日に花の盛りとなり、賑わいにまさに華を添えた感じだ。


春冷え

2010-04-17 10:06:13 | うた
   桜が散ってしまって
   霰が落ちる冷え込みがあった
   こんな夜更けに
   笛を吹いている呆け者がいる

   風もふきだしている

   あれは村で評判のはねっかえりだ
   春祭りにみこしの前で
   素っ頓狂にとび回っていたが
   あの日のうかれ気分を思い出す
   もらい酒でもしたのだろうか

   まだ止みそうにないあの笛の
   不意な時刻の
   異様な音色が
   山際の村人たちの
   平穏なゆめの「中にしのびこんで
   寝覚めの悪い朝を招きそうだ (1980.4)

関東地方は思わぬ雪で大変なことになっているようだ
北陸では4月に雪や霰が降ることは時々あるのだが
それにしても今年の春の冷え込みは異常に思える。

世間があまりにも温暖化温暖化を騒ぎすぎるもので
頭を醒まさせようと天の警鐘じゃなかろうか?

こう寒くては、満開の桜を見ていても華やかさが半減して
桜花爛漫という高揚感が沸かないよなぁ

花の色は

2010-04-15 09:44:23 | 近況報告

花の色は 移りにけりな 徒に わが身世にふるながめせしまに 小野小町
                    (夜に降る長雨せしまに)


戻り寒波というのか花冷えというのか
昨日今日はかなり冷え込んで、今朝なんか標高4~500Mから上の山肌が
白く化粧の重ね塗りをしていた。

桜のほうは、月曜日あたりまでに満開の状態になっていたものは
葉桜へと変わりつつあるが、これからピークを迎えようとしていた木々は
開花の歩みを緩めてもう少し先まで楽しませてくれそうだ。

今度の土日に計画されている「全国さくらシンポジュームin黒部」
当初「さくらが散ってしまい、葉桜シンポジュームになるんじゃないか」と
懸念していたが、全国から参加される大勢の方々を、花の残っている状態で
お迎えできそうだ。


朱鷺

2010-04-11 21:58:22 | 近況報告
昨年の春に、朱鷺が黒部市に来たことはここで書いたが
http://blog.goo.ne.jp/kawaranokoisi/m/200905
この一年間、黒部市では朱鷺が話題になることが多かった。

アマチュア&セミプロカメラマンが撮影した朱鷺の写真展も市内各地で
何度となく開催されている。

去年、話題になり始めたとき運良く目撃でき、写真も数枚撮れたのだが
その後何度か生息エリアへ足を運んだけど、一向に出会えなかった。

ところが先日(8日)運良く再遭遇することができた。



しばらく餌をあさっていたが、まもなく空へ飛び立った。


一気に上空へ舞いあがり、旋回していたが
 


はるか彼方へ飛んでいってしまいました。




うむ~

2010-04-09 20:58:27 | 近況報告
突っ込みどころ満載の政治ネタが、次から次へと提供されるので
書きかけた記事が、どれも中途半端なままお蔵入りになってしまっている。

それはそれとして
きょうは春の花でも眺めてもらうことにする。
  
定番の樹齢300余年といわれる「あけびの大桜}(エドヒガン)。
上が昨日、下が今日の画像です。わずか一日で開花状況がかなり進んでいる。

 

近くにあるカタクリの自生地の様子を見に行ったけど、まだ開いていなかった
 

けど、今日改めて行ってきたら見事に開いていました。
 
この自生地は家から数百メートルのところにある、というと
我が家がいかに辺鄙なところにあるかばればれ(^^);

ショウジョバカマ(猩々袴)

紫色のキクザキイチゲ群生の一角に白い色のが・・・・・ 

ダンコウバイ
拡大の図  

最後に、叔母さんちの庭に咲いていたレンギョウ


野生種は山辺へ行かないと見られないが、
村の中をちょっと歩くと、梅はもちろん辛夷や木蓮、ゆきやなぎ、椿各種などなど
今の時期いろんな花が見ることができる。