不二画廊での「パンダやるんだ展」はいよいよ明日で終わりです。
いつもペンギンを描いている私ですが、お引き受けしたのは私なりに理由があったので最後に書いておきます。
そう、私はパンダが大好きなのです!(笑)
パンダがきらいな人はいないと思いますが、正確には私には特別なパンダがいるのです。いや、いたのです。
それは神戸市立王子動物園のタンタンです。彼女が私の最推しパンダだったのです。
もう4年も前の話ですが、コロナの緊急事態宣言で不要不急の外出ができなかったとき、彼女が中国に返還されると聞き慌てました。
少し出かけてもよくなったとき真っ先に会いに行きました。平日とはいえ、コロナ禍のせいかいつも人だかりのパンダ館にだれもおらず、タンタンと二人だけ(一匹と一人?)
あんなにゆっくりと時間をかけてパンダを眺めることができたのは初めてでした。
幸せな時間でした。タンタンはぐっすりと寝ていましたが(笑)
考えてみたら、かれこれ20年以上昔になりますが、私も息子も初めてのパンダは神戸市立動物園のタンタンでした(当時はもう一匹いました)
結局返還は伸び、そのうち衰弱して今年の3月で亡くなってしまいましたが、コロナで人とのつながりが途絶えたとき、私の心とつながってくれたのがタンタンでした。
そしてもう一匹います。アドベンチャーワールドの楓浜です。
あの爆発的で元気いっぱいの楓浜は誕生の時から私のハートを鷲づかみ。彼女が独り立ちするまでずっとSNSで追っかけていました。
あの当時は寝る前に楓浜のYouTubeをチェックするのが毎日の日課でした。
彼女はあの頃の私の心にあった重いおもりをずいぶん軽くしてくれました。
で、気づいたのです。楓浜の目ってどこかペンギンっぽくない?と
なので、これです。
胴体はタンタン、顔は楓浜
そして張り付いているペンギンは私です。
コロナでしんどかったあの時を癒してくれたパンダたちを、私の目を通して感謝を込めて描きました。
まだ白浜には忙しくて行くことができないのですが、いつか楓浜に会いに行きたいですね。
「パンダやるんだ展」