ブートレグ愛好会

最北のトレーダーです。貴重音源・映像を共有しましょう。

COZY POWELL/Over The Top Session

2011年01月10日 | ブートレグ (A-C)
コージーテープ音源からブートで、レーベルお得意の小出し商法作品。既発ブートの焼き直しに未発表音源(D1-①②⑩⑪⑫)を加えたもの。個人的にはマニアック過ぎる。(Langley 2CDR)

Disc1:
▼Making Of "Over The Top" Album(1979)
1.Over The Top 2.El Sid 3.Heidi Goes To Town #1 4.Heidi Goes To Town #2
5.Sweet Poison #1 6.Sweet Poison #2 7.Sweet Poison #3 8.The Loner #1 9.The Loner #2
【Bonus Track】: Don Airey's K2 (1988)
10.K2 Overture 11.Whiteout 12.Close To The Sky

Disc2:
▼Studio live rehearsals
1.Killer 2.Sweet Poison 3.Theme One #1 4.Theme One #2 5.Tickets For Waterfall #1
6.Tickets For Waterfall #2 7.The Loner
▼BBC In Concert(1980.1.9)
8.Opening 9.Theme One 10.Sweet Poison 11.Member Introduction 12.The Loner 13.Tickets to Waterfall 14.Killer
【Bonus Track】
15.Dance With The Devil


※以下、メーカーインフォ抜粋

Disc1は「OVER THE TOP」の作曲及びレコーディングセッションから、秘蔵の音源が目白押しです。まず始めに登場するのは今回新たに発見されたテイクで、どちらもアルバム完成を目前に控えたスタジオの空気を肌で感じるような音源です。
1曲目の「Over The Top」は完成版で印象的だった鐘の音やストリングスのミックスがほとんどされていない事実上のリズムトラックですが、音質はオフィシャルと遜色なく、 コージーのドラムが終始恐るべき迫力と重厚感で聴き手をノックアウトする超ド級のテイクです。全編、これ聴き所といった壮絶な内容ですが、オフィシャルを 上回る生々しい未加工の感触で録音されたドラムソロはファンにとっては今年一番のトラックになること間違いありません!!また2曲目の「El Sid」は完成版と同じ内容ながら、最終的なミックス前と思われるむき出しで生々しい質感が、スタジオライヴを連想させる極上の1曲です。
続く「Heidi Goes To Town #1」からは、コージー・テープの「ALIVE IN STUDIO 」で用いられたマテリアルが、新たに完全リマスターを施されたアップグレードバージョンでの登場になります。ヒスノイズの減少とよりナチュラルな音の粒 立ちなど、聴き比べればすぐに理解できるほどリマスター効果は顕著であり、2テイク聴ける「Heidi Goes To Town」におけるコージーの生き生きとしたドラムと、ジャック・ブルースの存在感に満ちたベースラインが、それぞれ鮮やかな輝度と彩度をもって浮かび上 がってきています。続けて「Sweet Poison」が3テイク、それぞれ異なる作業段階でのテイクを楽しめます。これらは全て同じ曲なのですが、ギターの重ねや有無によってそれぞれ違った味 わいがあるから不思議です。ここで聴ける全テイクのギターはWHITESNAKEでの活動で知られるバーニー・マースデンが務めていますが、ギターを弾け る方は最後のリズムトラックを聴きながら、カラオケ感覚でご自分のギターをプレイしても楽しいでしょう。「The Loner」もオフィシャルと異なりギターはバーニーのプレイとなっており、オフィシャルのクレム・クレムソンのプレイとは聴いた感触が全く異なります。 またドン・エイリーがキーボードを多重録音しているのも特徴で、独特のカラフルな色彩は、オフィシャルでは楽しめない独特の面白さです。ノン・ギター・ バージョンの「The Loner」はオフィシャルに近いイメージですが、もしここにゲイリー・ムーアがソロを載せていたら・・・などと考えながら楽しむのも一興です。

Disc 1のラストには、ボーナス・トラックの扱いとしてはあまりにも豪華な3曲を収録。1988年にドン・エイリーが製作した1stソロ「K2」より、音質最高 の3テイクがまたもや驚きの発掘で締めくくられています。ナレーションと効果音の無い「K2 Overture」は、コージーのプレイとドンのキーボードが緊張感を前面に押し出し、3分22秒のスペクタクルを演出しています。ここからインストバー ジョンの「Whiteout」へ展開する流れは圧巻の一言で、そのド迫力たるや聴き手の五感を痺れさせる事間違いありません!歌入りの完成版も至高の威厳 と格好よさがありましたが、この曲はインストの時点ですでに完成されていたのではないかと、そう確信させる説得力がコージーのプレイからは伝わるのです。 この流れを聴くためだけでも本作を入手しても、コージーファンならば絶対に後悔はしないでしょう!いやむしろ、これを聴けなければ損をすると言っても差し 支えありません!その位凄まじいテイクです。最後の「Close To The Sky」はドンのプレイが中心になりますが、神々しいまでの荘厳さで本作の前半をどっしりとクロージングしています。

Disc2はまず「ALIVE IN STUDIO」から、手に汗握るスリリングなプレイを楽しめる7曲が、それぞれ最新リマスターで蘇ります。これらはDisc1のリマスターテイクと同じく ヒスノイズを大きく軽減し、クリアで見通しが利いた素材へ、さらに不要な低音域をカットする事で高音域をシャープに強調し、よりスマートで精悍なサウンド に仕上がっています。これらのリマスター効果は「Killer」や「Sweet Poison」を聴けばお判りになる事でしょう。また既発では粗かった曲間もそれぞれ丁寧にフェイド処理をする事でより聴き易くなっています。これら細か く配慮された有形無形の作業の結果、総合的な音質は一段ではなく数ランクは上昇しています。これらリマスターを経た「Killer」以下の7テイクに改め て向かい合うと、気合がこもったライヴ感覚溢れる演奏にはデモのような気楽さは感じられず、これはBBC出演を目前に控えたスタジオリハーサルではないの かと考えられます。特に情感溢れる「The Loner」は素晴らしく、コージーの硬軟使い分ける表情豊かなタッチには、今さらながら聴き惚れてしまいます。
そして続く「Opening」から7曲は、"BBC In Concert"として放送された1980年1月9日・ロンドンのパリス・シアターにおけるスペシャルライヴの模様を、約32分間にわたって収録していま す。このBBC In Concertは過去から様々な音源が出回っており、それらの中には音量が小さすぎてプレイの様子がつかみにくかったり、音が篭って演奏の輪郭もわからな いような物もありました。数年前にコージーテープのひとつ「KILLER」として収録された"BBC In Concert"音源はこういった雑多な既発を一掃し、コージーほかメンバーのプレイが満足いく形で楽しめるようになりました。本作でも引き続きこの最良 のソースをダイレクト使用し、前掲のスタジオリハーサル音源と同様のトリートメントを施す事で、現代のオーディオ環境にも耐えうる、過去最高の音質を引き 出しています。豪快なコージー節を堪能させる「Theme 1」に、「Sweet Poison」で阿吽の呼吸を見せるメンバー一体となったプレイは、ライヴならではの緊張感でより研ぎ澄まされており、各曲におけるコージーとジャック・ ブルースの掛け合いや、そのジャックが男らしい歌声を聴かせる「Tickets to Waterfall」など、ブリティッシュロックの王道を歩む男達の誇り高い競演の前には、時間が経つのも忘れてしまいます。最後は火の出るような 「Killer」のバトルでライヴの幕は閉じますが、このDisc2を通して聴く事で、ライヴのリハーサルから凄い演奏を聴かせていたメンバーが、本番で はさらに変わり身を見せている事に気が付かれるでしょう。コージーほか「OVER THE TOP」製作に集ったミュージシャンは、本当に凄いメンバーが揃っていたのだと痛感させられます。
Disc2もラストにサプライズがあります!これまでのコージーテープより貴重なテイクをベストセレクションし、4年前にリリースされた「BEST OF THE TAPES」には、1曲目に「Dance With The Devil」のニュー・レコーディングバージョンが収録されていましたが、今回はさらに上位の、スタジオ・レコーディング用DATマスター収録の同曲を発 掘収録しています!(DATテープには「1992年7月3日」の日付入り)この曲は前回のテープマスターの時点でほとんど完成されていたマテリアルでした が、高品位DATマスターに収められていたこちらのテイクは、それこそ公式リリースを目前に控えていたであろう、極上の音質と絶品の完成度です!音質は" 次元が違う"と表現する他なく、比較するのも愚かしく思えるほど輝いています。これまで幾多の発掘がありながら、まだこれほどまでの音源が埋もれていたの ですから、コージー・テープは底知れないとしか言いようがありません。
約30年の時を越えて扉が開かれた「OVER THE TOP」セッションと、破格のアップグレードで再び世に問う「BBC In Concert」のリハーサルとライヴ音源は、どちらもコージーという偉大なミュージシャンの凄みを見せつけています!初登場となる新発掘音源もまた凄す ぎるこだわりのコンピレーションを、どうか一人でも多くのファンの方に聴いて頂きたいと思います。これぞまさしくハードロックの世界遺産。後世にまで語り 伝えたい真のマスターピースです!

BLACK SABBATH/Mob Finals

2011年01月09日 | ブートレグ (A-C)
"Mob Rules"ツアー最終日、1982年8月31日米、ホフマン・エステーツ公演のオーディエンス録音。音質まあまあ。(shades 2CDR)

Disc1:
1.E5150 2.Neon Knights 3.N.I.B. 4.Children Of The Sea 5.Voodoo 6.Black Sabbath 7.War Pigs 8.Drum Solo
Disc2:
1.Iron Man 2.The Mob Rules 3.Heaven And Hell 4.Sign Of The Southern Cross 5.Heaven And Hell(reprise) 6.Paranoid 7.Children Of The Grave





遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

BLACK SABBATH/Chicago Rules

2010年12月30日 | ブートレグ (A-C)
1981年12月21日米、シカゴ公演のオーディエンス録音。音質まあまあ。(Shades 1CDR)

1.E5150 2.Neon Knights 3.N.I.B. 4.Children Of The Sea 5.Country Girl 6.Black Sabbath 7.War Pigs 8.Slipping Away 9.Drum Solo 10.Iron Man 11.The Mob Rules 12.Heaven And Hell 13.Paranoid




今年はいい事、全くありませんでした。
苦悩の1年と言っていいかもしれない。

BLACK SABBATH/Canadian Assault

2010年12月24日 | ブートレグ (A-C)
1981年11月19日カナダ、トロント公演のオーディエンス録音。音質まあまあ。(Power Gate 2CDR)

Disc1:
1.E5150 2.Neon Knights 3.N.I.B. 4.Children Of The Sea 5.Turn Up The Night 6.Black Sabbath 7.Voodoo 8.War Pigs 9.Slipping Away inc.Drum Solo
Disc2:
1.Iron Man 2.Falling Off The Edge Off The World 3.E5150/The Mob Rules 4.Heaven And Hell/Sign Of The Southern Cross 5.Paranoid 6.Children Of The Grave




残り最後はロニーで〆よう!

BLACK SABBATH/Turn Up The Mob Tour

2010年12月19日 | ブートレグ (A-C)
ツアー初日、1981年11月15日カナダ、ケベック公演のオーディエンス録音。あえてブート化するほどの音質ではない。それにしてもH&Hで"Turn Up The Night"が聴きたかったね。(shades 2CDR)

Disc1:
1.E5150 2.Neon Knights 3.N.I.B. 4.Country Girl 5.Children Of The Sea 6.Turn Up The Night 7.Black Sabbath 8.Voodoo 9.War Pigs 10.Iron Man
Disc2:
1.Slipping Away 2.Drum Solo 3.Slipping Away (reprise) 4.Falling Off The Edge Off The World 5.The Mob Rules 6.Paranoid 7.Heaven And Hell 8.Children Of The Grave







ACCEPT/Loud Park 2010

2010年11月06日 | ブートレグ (A-C)
ラウドパークから今日はアクセプトのオーディエンス録音。アルバム同様、新voはライブでもまるでウドのように聞こえる。ここまでくるとライブ映像がみたい。(NON LABEL 1CDR)

1.Intro 2.Starfighter 3.Living For Tonight 4.Breaker 5.Teutonic Terror 6.Pandemic 7.Restless & Wild 8.Princess Of The Dawn 9.Metal Heart 10.Up To The Limit 11.Fast As A Shark 12.Balls To The Wall



放置していたメタリカのDVDを見た。昨年でたフランスでのライブだが非常に素晴らしい。日本盤をだせばいいのに、と思うが、当の自分はネットでDLしてばかりでオフィシャルのDVDはあまり買ってません。すみません。

Blaze Bayley/Touring Above Winchester

2010年09月24日 | ブートレグ (A-C)
2010年2月17日英、ウィンチェスター公演のオーディエンスショット。ステージ向かってほぼ正面からの撮影。地道に活動しているようで、メイデンに頼らず、オリジナルで勝負しているは素晴らしい。新譜は未購入だが応援するよ。(NON LABEL 2DVDR)

1.Intro 2.Madness And Sorrow 3.Voices From The Past 4.City Of Bones 5.Blackmailer 6.Faceless 7.Smile Back At Death 8.Blood & Belief 9.The Launch 10.Lord Of The Flies 11.Futureal 12.Letting Go Of The World 13.Waiting For My Life To Begin 14.The Brave 15.Leap of Faith 17.The Clansman 18.Man On The Edge 19.The Man Who Would Not Die 20.Robot 21.Kill And Destroy




駅裏にできたコウチャンフォーに行ってきました。札幌には敵わないが、専門書はそこそこありました。

Adler's Appetite/July 22, 2010

2010年09月21日 | ブートレグ (A-C)
2010年7月22日米、シラキュース公演のオーディエンスショット。ステージ向かってやや右側からの撮影、画質粗め。元ガンズ、スティーヴン・アドラーのライブ。地道に活動しているようだが、所詮過去の栄光に縋るカバープロジェクト。彼のリハビリだと思って暖かく見守りましょう。⑤は実際に携わっていただろうか?また⑩はオリジナルかい?しかし、voのアクセルを真似たようなステップは戴けない。(NON LABEL 1DVDR)

1.Reckless Life 2.Nightrain 3.Out Ta Get Me 4.My Michelle 5.Civil War 6.Mr. Brownstone 7.Knockin' On Heaven's Door 8.Rocket Queen 9.Sweet Child O' Mine 10.Alive 11.Paradise City 12.Welcome To The Jungle



毎日、イチローの結果が気になる。落合中日のVだけはイヤダ。

BLACK SABBATH/BATTLE OF GODS

2010年07月24日 | ブートレグ (A-C)
コージーテープから幻のユニット、ロニー・ジェイムス・ディオ/コージー・パウエル/トニー・アイオミ/ギーザー・バトラーによるBLACK SABBATHのリハーサル・テープがまたまた発掘。「Dehumanizer Rehearsals」「Reincarnation」とは全く被らない完全初登場というが、所詮、資料的価値しかなく、一聴すればすぐラック行きの音源。(LIGHTHOUSE 1CD)

【Studio Rehearsals 1991】
1.Unreleased Track #1 2.Soundcheck 3.Unreleased Track #2 4.Unreleased Track #3
5.Unreleased Track #4 6.Unreleased Track #5 7.Unreleased Track #6 8.Unreleased Track #7 9.Unreleased Track #8 10.Computer God #1 11.Computer God #2 12.Computer God #3
【Tony Iommi Demos 1988】
13.Guitar Riffs #1 (incl. a small section of "The Fallen" final track) 14.Guitar Riffs #2 (various takes) 15.Writing session with Cozy Powell(Cozy taps & claps along with the rhythm)




以下、メーカー・インフォ抜粋

「Studio Rehearsals 1991」

1. Unreleased Track #1
「Anno Mundi」のイントロや「Computer God」の中間部を思わせるアルペジオに導かれてテープがスタート。これはアイオミのメロディアスなフレーズが印象的なテイクで、1:00からはコージーとギーザーがヘヴィなリズムを織り成しています。(「DEHUMANIZER REHEARSALS」Disc 2に収録された「Unreleased Song」と同じリフながら、テイクはまったく別です)1:22で演奏を中断し、コージーやロニー(!)が「トニー!」とアイオミを呼ぶ声が聞こえます。まさに、このスタジオには4人の神々が顔を合わせている!

2. Soundcheck
いかにもスタジオらしい音合わせ風景。Smoke On The Waterっぽいフレーズ(ジャッジャッジャーくらい)をアイオミがつま弾き、ドラムが付いていきそうに瞬間では「このまま演奏してくれ!」と叫びたくなります。

3. Unreleased Track #2
再びUnreleased Track #1のアルペジオリフをプレイ。リズム隊もしっかり加わるトリオバンドです。リフが変わり、曲は次の展開へ……と思ったのつかの間、1:20ほどでアンサンブルが崩壊してしまいます。

4. Unreleased Track #3
前トラックに続く形で演奏再開。印象的な曲のメインリフが登場、2:02から2:25あたりまでメランコリックなアルペジオパートを挟み、2:55秒辺りからいよいよロニーが登場!メロディを探るように仮歌を綴っていきます。「DEHUMANIZER REHEARSALS」で聴けるものの原型といった感じで、メインリフとアルペジオを繰り返しながら、主旋律を産み出そうとしています。まさに、メンバー間のジャムセッションで楽曲の形ができていく課程。サバスの曲作りプロセスが耳元で繰り広げられていきます!結果として未発表に終わり、名前も不明な曲ですが、それだけに聴くファン側からも、この曲がどのように成長していくか予想が付かない。4人の神々と歩を揃えて曲を見守っていく至福の刻。喩えようのない快感です。

5. Unreleased Track #4
メンバーの談笑から三度アルペジオ・リフがスタート。このテープでは最初からインスピレーションを待つかのように繰り返しこのフレーズを演奏しており、曲を産み出す足がかりにしようとしているようです。

6. Unreleased Track #5
前トラックからリフを弾き続けるアイオミ。しかし、今度はロニーがかたわらで静かに歌い出します。そして1:00からギーザーとコージーのリズムが加わってメイン・リフへ! なんとドラマティック!サバスらしさの肝となる劇的なリフ展開はこうやって生まれるのか!さらに快調に曲は進み、転調パートでも全員参加でロニーも歌い続ける。曲は6分ほど続き、曲の全体像が見えてきました。歌はまだまだラフですが、「DEHUMANIZER REHEARSALS」の「Unreleased Song」の体裁が整ってきているのがはっきりと判ります。6:11で演奏をストップし、アイオミがリフをつま弾きながらの相談タイムに移ってテープは一旦終了。

7. Unreleased Track #6
突然の録音再開は曲の途中から。ロニー不在のインストバージョンながら、演奏は練度を上げ、かなり自信を持ってきた様子が聴き取れます。しかし、途中で録音が停止。

8. Unreleased Track #7
コージーが「Computer God」のイントロに似たフレーズを叩いてスタート。しかし、先ほどまでと同じ曲で、1:08からメイン・リフに移ります。曲の進行や展開を確認して煮詰める段階と思われ、中間部のメロディアス・パートに転調も含みつつ、インストで4分ほど演奏されます。

9. Unreleased Track #8
コージーのリズムにアイオミがリフを乗せるところからスタート。1分弱で演奏が崩壊、未発表曲の探索はここで終了します。

10. Computer God #1
ここからは一転、Computer Godの初期セッションが収められており、1テイク目はイントロのドラムパターンから曲ラストまで通しで収録。ここまでは未発表曲の成長過程が興味深いテイクでしたが、こちらでは耳馴染んだ名曲のアレンジ違いで奇跡的な神々の共演が存分に堪能できます!その印象的なドラムイントロは若干シンプルではありますが原型がすでに聴かれ、改めてこの曲がコージーのスティックによって生まれたことが実感。曲全体もほぼ完成型に近い状態まで出来上がっていますが、中盤のアレンジがやや異なり、ロニーの歌詞・メロディは「DEHUMANIZER REHEARSALS」で聴けたものです。1:07頃からはジェフ・ニコルズと思われるキーボードも加わってきます(2:10くらいになるとより明瞭になります)。圧巻はアップテンポになる曲後半。「DEHUMANIZER REHEARSALS」ではほとんど歌っていなかったロニーがしっかりと全編歌い抜く! 仮歌、仮アレンジではありますが、ついに実現した4人の神々による完全演奏テイク!(6分40秒)

11. Computer God #2
アイオミの軽いサウンドチェックから、至福のComputer Godが再び!今回も音チェックを含む7分24秒のロングテイク。こちらも最初から完奏され、ロニーの歌はComputer God #1よりも明瞭に捉えられており、歌詞もはっきり聴き取れます。それにしても、コージーとギーザーの相性はなんと素晴らしいのか。コージーが大きな「間」でダイナミックに打ち、ギーザーのランニング・ベースが縫い合わせるように繋ぐ。「DEHUMANIZER REHEARSALS」ではロニーの歌唱が荒々しいイメージでしたが、このデモではUnreleased Track、Computer Godともにメロディアスなムードがあります。2曲とも、ギターのリフや進行に沿ってヘヴィに歌う場面が多かった完成版「DEHUMANIZER」とは対照的なメロディ構築であり、この路線のまま作曲を進めていけば、当時の日本のファンが想像し期待した、「ヘヴィになったTYR」や「DIOにアイオミ・コージーが参加」したような作品が産まれていたかもしれません。演奏終了後は約30秒間、メンバーの会話が収録されています。

12. Computer God #3
1分程のテイクですが、これまた凄い。テープはいきなりガチャ音と共に始まりますが、コージーがいつものドライブ感溢れるドラムから曲をスタートさせ、メンバー全員がそこに被っていくスリリングな風景を聴くことができます。曲後半のスピードパートを練習していたようで、演奏は30秒ほどでストップ。後はメンバーの楽しそうな談笑が数秒収録されています。

「Tony Iommi Demos」

ここからはもう1本別のコージー・テープを収録。アイオミが作曲用に録り溜めたリフテープです。アイオミは思いついたリフをテープに録音し、アルバム作りの初期段階で聴き直すようにしているそうです。このテープはコージーとの曲作りにおいて引っ張り出し、さらに思いつきを追加していった貴重なもの。ロック史上希に見る天才リフメーカーの源泉でもあり、コージーとアイオミが2人で曲を作っていた様子がアリアリと記録されているのです。

13. Guitar Riffs #1 (incl. a small section of "The Fallen" final track)
アイオミのリフ集その1。数種類のリフが登場する中、Dirty Womenの中盤らしきものも聴かれます。そこへ突然「Born Again」デモのThe Fallenが! 気になるのはこのThe Fallen、ピッチの低いバージョンであること。「Born Again」は制作過程のピッチが話題になりがちなので、これは謎解きの重要なヒントになるかもしれません。

14. Guitar Riffs #2 (various takes)
リフ集その2。ドラムのリズムをバックにしたヘヴィリフ、ライブのBlack Sabbathイントロで弾くようなアルペジオ・リフなど、様々ななリフやアイディアが雑然と放り込まれています。しかし、そのリフ1つひとつの素晴らしいこと!ここからパクリたいミュージシャンは星の数でしょう。やはりアイオミは天才です。

15. Writing session with Cozy Powell(Cozy taps & claps along with the rhythm)
最後はコージーとアイオミによる作曲セッション。4分の最重要テイク。2人の会話からスタートし、Nightwingと思われるリフに乗せてコージーがヒザや手を叩いてリズムパターンを作っていきます。テープの録音時期はハッキリとしませんが、これがNightwingの初期バージョンであるなら「HEADLESS CROSS」の作曲セッションということになります(1988年後半か?)。おそらく2人で顔をつきあわせながら楽しいムードで曲造りをしている様を捉えたもので、音質も最高。トニーのギターに聴き入っていたコージーが、次第に自分の膝や手を叩きながら盛り上がっていく様子が非常にクリアーかつリアルなサウンドで収録されています。ファンはここで号泣間違いありません・・・それだけ魅力的なテイクです!このラストトラックを聴くだけでも本盤を入手する価値絶対にあり。そして最後は2人で「お~、クール!」と笑って終了。実に和気藹々とした雰囲気で、共同作業を心底楽しんでいる。当たり前の話ですが、サバスの音楽を心から愛し、作り出していくパートナー同士だったのがハッキリと分かります。ユーモラスながら心温まる余韻を残してCDは終了します。

以上のように、全編マニア溜飲の聴き所だらけ。ブリティッシュロック奇跡の顔合わせが超クリアサウンドで聴けるだけでなく、想いを馳せるほど、考えを巡らせるほどに音の語る物語が次々と浮かんでくる録音です。震えるほど貴重で、時に微笑んでしまう記録。全編収録時間52分36秒。二度と戻らない「1991年の奇跡」が、限定プレスCDで緊急メモリアル・リリースです!

BON JOVI /ROCK IN RIO

2010年07月03日 | ブートレグ (A-C)
2010年6月4日スペイン、マドリッドで開催されたロック・イン・リオのプロショット、放送映像。メタリカのときもそうだったが、曲間でうるさく喋るレポーターの声が耳障り。ヒュー・マクドナルはリッチーの後方でひっそりプレイ、前からこんな感じだったっけ?(NON LABEL 1DVDR pal)

1.Blood on Blood 2.We Weren't Born to Follow 3.You Give Love a Bad Name 4.Born to Be My Baby 5.Lost Highway 6.In These Arms 7.Have a Nice Day 8.When We Were Beautiful 9.Superman Tonight 10.Captain Crash & the Beauty Queen From Mars 11.Bad Medicine / Roadhouse Blues / Shout 12.It's My Life 13.Someday I'll Be Saturday Night 14.Hallelujah (Leonard Cohen cover) 15.I'll Sleep When I'm Dead 16.Runaway 17.Work for the Working Man 18.Who Says You Can't Go Home 19.Keep the Faith 20.Wanted Dead or Alive 21.Livin' on a Prayer

Cozy Powell's Hammer/Lost Reel Masters

2010年05月06日 | ブートレグ (A-C)
コージー・テープから「コージー・パウエルズ・ハマー」のレコーディング・テイクがリリースされた。なんかここまで来ると、遺跡が盗掘されている感がする。私はコージーのソロキャリアまで探求するほどコージーファンではないが、これは衝撃の音源でしょう。74/75年ころのコージーのプロジェクトで、ニール・マーレイも在籍していた時期もあったはずだが、本音源のbはクライヴ・チャーマンとされている。真偽のほどはわからない。音質はオフィシャルとして出せるくらい良い。詳細はメーカーインフォをご覧ください。(NON LABEL 1CDR)

1.Take Your Time (Instrumental) 2.Instrumental #1 3.Instrumental #2 4.Take Your Time (with vocal) 5.Bad Kid (with vocal) 6.Living A Lie (with vocal) 7.Le Souk (Final mix) 8.Le Souk (3 min. single version) 9.Le Souk (Outtake)

*Cozy Powell - Drums
*Bernie Marsden - Guitar
*Don Airey - Keyboards
*Clive Chaman - Bass
*Frank Aiello - Vocal

以下、メーカーインフォ抜粋 ↓

『1974年、コージー・パウエル、クライヴ・チャーマンら第二期ジェフ・ベック・グループのリズム隊を中心に、UFOそしてコージーのシングル「Na Na Na」に参加したバーニー・マースデン、べドラムのボーカルのフランク・アイエロ、そしてプロ・キーボーディストとしてのキャリアをスタートさせたばかりのドン・エイリーら、コージーの人脈をベースにブリティッシュ・ロックの名プレイヤーが集結した、伝説のバンド「コージー・パウエルズ・ハマー」のオフィシャル・レコーディング・テイクが世界初登場。コージーが所有していたとされる「COZY...HAMMER」と記されたリール・マスターをダイレクトに音盤化(リール・ケースの写真は内ジャケに掲載されています。)。収録時間は41分45秒で全9トラックを収録。その内3トラックはコージー4枚目の幻のシングルLe Soukを3ヴァージョン収録しています。6曲目のLiving A Lieは後に、コージーのセカンド・ソロ・アルバム「Tilt」に再録され収録されましたが(本盤に収録されているのは「Tiltヴァージョン」とは別のオリジナル・テイク)、それ以外のトラックは、楽曲そのものが全て初登場という衝撃的な内容になっています。音質は最高級のステレオ・ライン録音で収録されており、オフィシャル・ユースにも耐えうる最高クラスのサウンドです。
一曲目のコージーの肉声カウントからスタートするTake Your Timeのファンキーなバッキングプレイに、誰しもがあっけにとられて聴き入ってしまうことでしょう。JBGでもお馴染みのコージーとクライヴのファンキーでいて確実にロックしている最強リズム隊の演奏と、それに被さるバーニーのメロディアスなプレイはまさに絶品。ドンのエレピによるセンス抜群のプレイも最高です。またもや肉声カウントからスタートする疾走感に満ちた2曲目のインストは、実際は歌入れを想定していると思いますが、インストナンバーとしても成立する位のクオリティです。これまたファンキーにハードロックした、初期ホワイトスネイクの佳曲を思い出させるようなナンバーで、全編に渡って、凄まじいグルーブ感に満ちた最高の演奏を楽しむことができます。ドンのキーボードも一曲目以上に大活躍、2分台後半にはバーニーのらしいロングソロが用意されています。曲後半のバンド全体が畳み掛けるようなアンサンブルプレイはまさに圧巻。ドンのシンセの試し弾きのようなイントロからよりハードロックしたギターリフが唸り、バンド全体がへヴィで高度なアンサンブルに突入。これもまたボーカルを想定しているのかもしれませんが、インストナンバーとしても十分に通用する魅力を兼ね備えた名曲です。3分台にはドンのシンセソロが炸裂、コージーが凄まじいドラミングを聴かせ、よりへヴィ・ロックに接近したコロシアム2を聴いているようです。4曲目からフランクのソウルフルなボーカルがフィーチャーされています。バック陣の演奏は1曲目のバッキングナンバーとは別テイクで、音像からミックスまで全然違う演奏が楽しめます。ドンのエレピもより大きめにミックスされています。曲後半のバーニーの流れるようなソロプレイも絶品。Bad Kidはこの一群の中ではやや異質のオーセンティックななグルーブ・ロックで、フランクのボーカルとドンの強烈なピアノがラウドにフィーチャーされています。Living A Lieは前述の通り、この6年後に「Tilt」で同じフランク&バーニーを迎えて再録されたほどの名バラードです。ソウルフルな魅力に満ちた味わい深いフランクのボーカルには大いに感動させられます。アレンジも違ううえ、本ヴァージョンは7分30秒と「Tilt」収録版より2分も長く収録されており、ボーカル、そして泣きのロングギターソロとよりスケールの大きな展開と熱いパフォーマンスを聴くことができます。以降3テイクはミッキー・モストのプロデュースの元で録音されたコージー4枚目の幻のシングルLe Souk。ファイナル・ヴァージョンと3分のシングル・エディット・ヴァージョン(演奏は違います。)そして肉声カウントから始まるアウトテイクを収録。ドンのキーボードがたっぷりとフィーチャーされた「Over The Top」に収録されても違和感のないパワフルでメロディアスなインスト・ナンバーで、「Dance With The Devil」よろしく途中で女性コーラスが登場します。3テイクとも演奏、音像、アレンジ、ミックスかなり違うのでそれぞれが聴き所になっています。この幻のナンバーをついに聴ける日が来るとは・・・。熱心なコージー・ファンは驚きと同時に、ある種の感慨を感じるのではないでしょうか。世界中のロック・ファンを唖然とさせた、「Rough And Ready Reel Masters」以来の衝撃とも言える、本年度を代表する大必聴タイトルが限定プレスCDにて登場です。』


AC/DC/Lane (Hard To Get Off)

2010年04月29日 | ブートレグ (A-C)
今年行われたジャパンツアーから3月16日大阪公演のオーディエンス録音。音質○。思いの外、他公演が出回りませんね。(NON LABEL 2CDR)

Disc1:
1.Pre Show Excitement/Announcement (We are gonna make some noise) 2.Rock N' Roll Train Intro 3.Rock N' Roll Train 4.Hell Ain't a Bad Place To Be 5.Back In Black 6.Big Jack 7.Dirty Deeds Done Dirt Cheap 8.Shot Down In Flames 9.Thunderstruck 10.Black Ice 11.The Jack 12.Hells Bells 13.Shoot to Thrill
Disc2:
1.War Machine 2.High Voltage 3.You Shook Me All Night Long 4.T.N.T. 5.Whole Lotta Rosie 6.Let There Be Rock 7.Guitar Solo To Highway To Hell 8.Highway To Hell 9.For Those About To Rock (We Salute You) 10.After Show Announcement




髪を切りました。

BLACK SABBATH/Live in Mississauga 1994

2010年04月21日 | ブートレグ (A-C)
1994年2月13日カナダ、ミシサガ公演のオーディエンスショット。ステージ向かってやや左側からの撮影、画質○。人混みの僅かな隙間から上手く撮影している。トニー・マーティンがやたらとフェイクしているのがむかつく。(NON LABEL 1DVDR)

1.Intro 2.Time Machine 3.Children of the Grave 4.Children of the Sea 5.I Witness 6.The Mob Rules 7.Into The Void 8.Psychophobia 9.Black Sabbath 10.Neon Knights 11.Immaculate Deception 12.The Wizard 13.Cross Of Thorns 14.Symptom Of The Universe 15.Headless Cross 16.Paranoid 17.Iron Man 18.Sabbath Bloody Sabbath





開学してからはじめて大学に行きました。

Colosseum II/Sight And Sound In Concert

2010年03月27日 | ブートレグ (A-C)
このバンドはゲイリー・ムーアを輩出したジャズ・ロックバンドと認識していたが、実際聴いてみると、フュージョンやプログレぽい感じ。voはゲイリーがとっています。1977年12月15日英、ロンドン公演のプロショット、放送映像。(Masterport 1DVDR)

1.Alan Black Introduction 2.Fighting Talk 3.The Inquistion 4.Rivers 5.Desperado 6.The Scorch





ずっと体調不良。忙しくて休めない。

ALICE COOPER/Live in Osaka 1990

2010年03月14日 | ブートレグ (A-C)
1990年8月27日大阪公演のオーディエンスショット。ステージ向かってほぼ正面からの撮影、画質まあまあ。アリスのシアトリカルショウはいつみても楽しい。⑩ではフレディ(エルム街の悪夢)まで登場します。今はそろそろ春、桜の季節になりますが、映像の冒頭には季節はずれの大阪城周辺のサクラ風景が挿入されます(ほかにもあったな)。(NON LABEL 1DVDR pal)

1.Trash 2.Billion Dollar Babies 3.I'm Eighteen 4.I'm Your Gun 5.Desperado 6.House Of Fire 7.No More Mr.Nice Guy 8.This Maniac's In Love With You 9.Steven 10.Welcome To My Nightmare 11.Ballad Of Dwight Fry 12.Gutter Cat Vs The Jets 13.I Love The Dead 14.Poison 15.Spark In The Dark 16.Bed Of Nails 17.School's Out 18.Under My Wheels





今週パが開幕ですか。結局今年も日ハムは投打ともに脇役ばかりでシーズンを望むことになりましたね(ダルは別格だが)。