【RONNIE JAMES DIO】
●H&Hが今月からツアーをスタート。年内にジャパン・ツアーがあるのか気になるところ。
●メイデンの新作DVDにロニーが出ているようだ(コレクションの1つとして入手するつもりだが、安い輸入盤にするか、字幕付きの高い日本盤にするか未だに迷っている)。
●アルバム『Angry Machine』のデモ音源がネット上に流され、それがブートとなって売られている。一時期、DIOのベーシストとして加入したジェリーベストが流したと言われている。
【OFFICIAL MUSIC】
●BLOOD MOUNTAIN/MASTODON (CD+DVD)
2006年作の4th。新譜『CRACK THE SKYE』があまりに素晴らしいので、前作も聴いてみたくなったわけだが、これまた良い。幾分スラッシーだが、新作でみられるようにテクニカル且つプログレッシブで非常に知的なHM、すごいぞマストドン。
●AMERICAN SOLDIER/QUEENSRYCHE
OM2以来3年振りの新作はこれまたコンセプトアルバム。母国語でないので、ストーリーが如何に素晴らしくても、楽曲が良くなければ評価出来ない。そういう意味では今作は久しぶり良い出来なのではないか。ジェイソン・スレイターとの共作がプラスに作用したようで、HM色は薄れた分、メロディを聴かせてくれる。
●THE DEVIL YOU KNOW/HEAVEN AND HELL(CD国内盤、CD+DVD外盤)
うれしいことに全米チャート9位にランクインした。2007年から精力的に行ったツアーがこの結果を生んだのだろう。ツアーの好評価がそのままアルバムへの高評価に表れているが、内容的には予想通り、アイオミらしいリフ満載のメロディに乏しい作品となった。正直、トニー・マーティンがvoでも同じアルバムになったのではないかと、私自身はその内容に失望しているが、久しぶりのロニーの活躍を喜びたい。80点。国内盤のSHM-CD仕様には何の利点も感じないが、対訳がほしかっただけ、外盤の限定ボーナスDVDではインタビュー、レコーディング、セッション状況が収録されている。
【BOOK】
●誰かSomebody/宮部みゆき(文春文庫2007)
2003年作の文庫化。『名もなき毒』の前作にあたるシリーズ第1作。大企業の社長の娘と結婚した男が、義父の会社の社報誌を担当する部署でのんびりと働くなか、思いがけない事件に遭遇する。社長専属運転手がひき逃げ事件で死亡し、犯人が見つからないなか、その娘が事件を風化させまいと父の自伝を出版したいと社長に相談するところから、ストーリーは思いがけない展開へ。
●ルパンの消息/横山秀夫(光文社2005)
著者がデビュー前に書いた幻の処女作。サントリーミステリー大賞に応募し佳作となった作品を加筆校正してついに出版されたもの。15年前の女性教師の飛降り自殺と『ルパン作戦』が殺人事件であると、警察関係者から情報がもたらされる。時効まで24時間を切って、『ルパン作戦』の実行者とされる当時の高校生だった3人が連行され、『ルパン作戦』と女性教師の死の真相が明かされる。wowwowで映像化もされた。
●向日葵の咲かない夏/道尾秀介(新潮文庫2008)
今最も注目されている新鋭作家、2005年作の文庫化。首をつった級友を発見した少年は学校に通報、しかし警察が駆けつけた時には、死体は持ち去られていた。その後、少年のもとに、「僕は殺されたんだ」と蜘蛛に生まれ変わった級友が現れる。転生を扱った、この奇妙で不気味な世界観は京極夏彦の作品を連想させる。
●新世界より/貴志祐介(講談社2008)
上下巻1000頁超の書き下ろし超大作は1000年後の日本を舞台にしたSF。超能力を手にした人類は、かつて人類滅亡の危機に陥れた悪鬼(殺戮者)の出現を恐れ、徹底した管理体制のもと見せかけの平和の維持に苦心する。そして、恐れていた悪鬼の出現と家畜バケネズミの反乱により、再び、人類存亡の危機を迎える。SFというより漫画のような仮想世界を描いたエンターテインメント作品で日本SF大賞を受賞。
●使命と魂のリミット/東野圭吾(新潮社2006)
医療ミステリー。心臓手術の失敗で死亡した父親、その執刀医と母親の再婚、手術の真相を求めて医師になった娘。テロの標的にされた病院で、義父が執刀する手術で助手を務める娘は何を目にするか。感動なしには読めない。
●三月は深き紅の淵を/恩田陸(講談社文庫1999)
著者初期の代表作。幻の本《三月は深き紅の淵を》を巡る4つの逸話で構成されている。最後の第4章が難解。
●きのうの世界/恩田陸(講談社2008)
塔と水路の町、「水無月橋」の上で、1年前に東京で失踪した男の死体が見つかった。男はこの町で何をしていたのか、3本の塔は何のためにあるのか。著者自ら、集大成と自負するだけあって、恩田ワールド全開で最後までぐいぐい読ませる。珍しく最後に真相をきっちり明らかにしているが、蛇足と感じる部分も多い。
【MOVIE】
●ウォンテッド(Wanted)
アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ主演のアクション映画。監督は『ナイト・ウォッチ』のティムール・ベクマンベトフ。古代から続く秘密の暗殺組織“フラタニティ”のメンバーだった父を殺された息子が、特殊能力を開花させ、父の跡を継ぐ。父を殺した暗殺者を追うなかで、父の死・組織の陰謀に気づく。
●ランボー最後の戦場(Rambo)
『ランボー』シリーズ、20年ぶりの続編となる第4弾。タイで生活するジョン・ランボーが人権弾圧が続く隣国のミャンマーに潜入する。戦闘シーンにおける凄惨な描写、飛び散る肉塊がリアルでR-15指定に。シルヴェスター・スタローンが、監督、脚本、主演の3役をこなしているため、やはりストーリー(脚本)は弱い。
●イーグル・アイ(Eagle Eye)
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、シャイア・ラブーフ出演のサスペンス・アクション映画。人工知能を持ったコンピューターが判断した結果”作戦中止”に対し、アメリカ政府が強行実施に踏み切ったことで、コンピューターはこの政府は国にとって危険な存在と判断する。大統領含めた全閣僚の暗殺を企てる、コンピューターの暴走が描かれている。
●デトロイト・メタル・シティ
若杉公徳原作の人気コミックを実写化した青春爆笑コメディー。過激なデスメタルバンドのボーカルとして活躍する、普段は大人しい主人公が、実際の自分とのギャップに悩みながらも成長していく姿を笑いを交えて描写する。ジャック・イル・ダーク役でKISSのジーン・シモンズが出演、ちょい役でマーティ・フリードマンも出ている。
※6月から勉強はじめるか、さっさとケリをつけたい
●H&Hが今月からツアーをスタート。年内にジャパン・ツアーがあるのか気になるところ。
●メイデンの新作DVDにロニーが出ているようだ(コレクションの1つとして入手するつもりだが、安い輸入盤にするか、字幕付きの高い日本盤にするか未だに迷っている)。
●アルバム『Angry Machine』のデモ音源がネット上に流され、それがブートとなって売られている。一時期、DIOのベーシストとして加入したジェリーベストが流したと言われている。
【OFFICIAL MUSIC】
●BLOOD MOUNTAIN/MASTODON (CD+DVD)
2006年作の4th。新譜『CRACK THE SKYE』があまりに素晴らしいので、前作も聴いてみたくなったわけだが、これまた良い。幾分スラッシーだが、新作でみられるようにテクニカル且つプログレッシブで非常に知的なHM、すごいぞマストドン。
●AMERICAN SOLDIER/QUEENSRYCHE
OM2以来3年振りの新作はこれまたコンセプトアルバム。母国語でないので、ストーリーが如何に素晴らしくても、楽曲が良くなければ評価出来ない。そういう意味では今作は久しぶり良い出来なのではないか。ジェイソン・スレイターとの共作がプラスに作用したようで、HM色は薄れた分、メロディを聴かせてくれる。
●THE DEVIL YOU KNOW/HEAVEN AND HELL(CD国内盤、CD+DVD外盤)
うれしいことに全米チャート9位にランクインした。2007年から精力的に行ったツアーがこの結果を生んだのだろう。ツアーの好評価がそのままアルバムへの高評価に表れているが、内容的には予想通り、アイオミらしいリフ満載のメロディに乏しい作品となった。正直、トニー・マーティンがvoでも同じアルバムになったのではないかと、私自身はその内容に失望しているが、久しぶりのロニーの活躍を喜びたい。80点。国内盤のSHM-CD仕様には何の利点も感じないが、対訳がほしかっただけ、外盤の限定ボーナスDVDではインタビュー、レコーディング、セッション状況が収録されている。
【BOOK】
●誰かSomebody/宮部みゆき(文春文庫2007)
2003年作の文庫化。『名もなき毒』の前作にあたるシリーズ第1作。大企業の社長の娘と結婚した男が、義父の会社の社報誌を担当する部署でのんびりと働くなか、思いがけない事件に遭遇する。社長専属運転手がひき逃げ事件で死亡し、犯人が見つからないなか、その娘が事件を風化させまいと父の自伝を出版したいと社長に相談するところから、ストーリーは思いがけない展開へ。
●ルパンの消息/横山秀夫(光文社2005)
著者がデビュー前に書いた幻の処女作。サントリーミステリー大賞に応募し佳作となった作品を加筆校正してついに出版されたもの。15年前の女性教師の飛降り自殺と『ルパン作戦』が殺人事件であると、警察関係者から情報がもたらされる。時効まで24時間を切って、『ルパン作戦』の実行者とされる当時の高校生だった3人が連行され、『ルパン作戦』と女性教師の死の真相が明かされる。wowwowで映像化もされた。
●向日葵の咲かない夏/道尾秀介(新潮文庫2008)
今最も注目されている新鋭作家、2005年作の文庫化。首をつった級友を発見した少年は学校に通報、しかし警察が駆けつけた時には、死体は持ち去られていた。その後、少年のもとに、「僕は殺されたんだ」と蜘蛛に生まれ変わった級友が現れる。転生を扱った、この奇妙で不気味な世界観は京極夏彦の作品を連想させる。
●新世界より/貴志祐介(講談社2008)
上下巻1000頁超の書き下ろし超大作は1000年後の日本を舞台にしたSF。超能力を手にした人類は、かつて人類滅亡の危機に陥れた悪鬼(殺戮者)の出現を恐れ、徹底した管理体制のもと見せかけの平和の維持に苦心する。そして、恐れていた悪鬼の出現と家畜バケネズミの反乱により、再び、人類存亡の危機を迎える。SFというより漫画のような仮想世界を描いたエンターテインメント作品で日本SF大賞を受賞。
●使命と魂のリミット/東野圭吾(新潮社2006)
医療ミステリー。心臓手術の失敗で死亡した父親、その執刀医と母親の再婚、手術の真相を求めて医師になった娘。テロの標的にされた病院で、義父が執刀する手術で助手を務める娘は何を目にするか。感動なしには読めない。
●三月は深き紅の淵を/恩田陸(講談社文庫1999)
著者初期の代表作。幻の本《三月は深き紅の淵を》を巡る4つの逸話で構成されている。最後の第4章が難解。
●きのうの世界/恩田陸(講談社2008)
塔と水路の町、「水無月橋」の上で、1年前に東京で失踪した男の死体が見つかった。男はこの町で何をしていたのか、3本の塔は何のためにあるのか。著者自ら、集大成と自負するだけあって、恩田ワールド全開で最後までぐいぐい読ませる。珍しく最後に真相をきっちり明らかにしているが、蛇足と感じる部分も多い。
【MOVIE】
●ウォンテッド(Wanted)
アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ主演のアクション映画。監督は『ナイト・ウォッチ』のティムール・ベクマンベトフ。古代から続く秘密の暗殺組織“フラタニティ”のメンバーだった父を殺された息子が、特殊能力を開花させ、父の跡を継ぐ。父を殺した暗殺者を追うなかで、父の死・組織の陰謀に気づく。
●ランボー最後の戦場(Rambo)
『ランボー』シリーズ、20年ぶりの続編となる第4弾。タイで生活するジョン・ランボーが人権弾圧が続く隣国のミャンマーに潜入する。戦闘シーンにおける凄惨な描写、飛び散る肉塊がリアルでR-15指定に。シルヴェスター・スタローンが、監督、脚本、主演の3役をこなしているため、やはりストーリー(脚本)は弱い。
●イーグル・アイ(Eagle Eye)
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、シャイア・ラブーフ出演のサスペンス・アクション映画。人工知能を持ったコンピューターが判断した結果”作戦中止”に対し、アメリカ政府が強行実施に踏み切ったことで、コンピューターはこの政府は国にとって危険な存在と判断する。大統領含めた全閣僚の暗殺を企てる、コンピューターの暴走が描かれている。
●デトロイト・メタル・シティ
若杉公徳原作の人気コミックを実写化した青春爆笑コメディー。過激なデスメタルバンドのボーカルとして活躍する、普段は大人しい主人公が、実際の自分とのギャップに悩みながらも成長していく姿を笑いを交えて描写する。ジャック・イル・ダーク役でKISSのジーン・シモンズが出演、ちょい役でマーティ・フリードマンも出ている。
※6月から勉強はじめるか、さっさとケリをつけたい