ブートレグ愛好会

最北のトレーダーです。貴重音源・映像を共有しましょう。

2010年5月

2010年05月31日 | monthly report
【Ronnie James Dio】

●ロニー・ジェイムズ・ディオ、2010年5月16日午前7時45分に死去、享年67歳。死因は発表になっていないが、胃ガンの闘病中だった。






















●ロニーは従兄弟であるデヴィッド“ロック”フェインスタインのソロ・アルバムに2曲参加したが、そのうちの1曲"Metal Will Never Die"のラフミックス・トラックが公開された。


【music】

●Perfect Timing/McAULEY SCHENKER GROUP
87年作の2000年リマスター盤。ボーナストラック2曲収録。

●Infestation/RATT(米盤)
11年振りの新作。シンプル且つストレートな楽曲でスティーブン&ウォーレンは衰えを見せないどころか、若々しいパフォーマンスに驚かされる。個人的にはアクの強いラットが聴きたかった。

●Slash/SLASH(米盤)
豪華ゲスト・ヴォーカルを招いてのソロアルバム。個性豊かなゲスト陣に見事にマッチした曲を当てるところはさすが。スネイクピットやVRのときより断然気に入った。本盤は稲葉浩志が歌う英語ヴァージョンなど3曲プラスのデラックス盤。

●Non Stop Rock 'N' Roll/WIG WAM
あのケバケバ・ルックスを敬遠して聴かずギライだったのだが、ショップで試聴したところ、あまりに良いので購入。80年代的HR/HM、ポップでキャッチー、全てシングルになりそう楽曲で埋め尽くされている。




【book】

●オー!ファーザー/伊坂幸太郎(新潮社 2010)
最新作だが書かれたのは06年ごろで、本人が言うには第1期最後の作品と位置づけている。4人の父親と息子の物語。伊坂流の王道とも言える陽気な事件を親子5人で解決する。

●IN/桐野夏生(集英社 2009)
出世作『OUT』に対応するかのようなタイトルだが、全く関連はない。島尾敏雄夫妻と『死の棘』、作者自身のダブル不倫事件がモデルとなっている。

●悪意/東野圭吾(講談社文庫 2001)
96年作の加賀恭一郎シリーズ。犯人は捕まったが動機に疑問を持った加賀刑事が1人,捜査を行う。

●球体の蛇/道尾秀介(角川書店 2009)
家族の死と嘘と誤解の悲しい物語。道尾節満載というかマンネリ化の兆しも感じられる。十二支シリーズ。




【movie】

●トランスポーター (The Transporter)
●トランスポーター2 (Transporter 2)
●トランスポーター3アンリミテッド (Transporter 3)
●サブウェイ123 激突 (The Taking of Pelham 1 2 3)
●アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン (I Come With The Rain)
●ソウ6 (Saw 6)




ロニーを偲ぶ

2010年05月30日 | Ronnie James Dio
クレイグ加入後のセイクレッド・ハート・ツアーから1986年6月17日米、フィラデルフィア公演のヴィデオ『Sacred Heart "The Video" 』が早くも同年に発売。これも会場がスペクトラムであったため、日本版のタイトルがまたもスペクトラムを使っているが、"1985"となっているのは戴けない。イントロから②への流れは最高にかっこいいオープニング。クレイグ初登場映像なのだが、意外にも音もカット割りも目立たない作りになっている。ライティングやステージセットは豪華にスケールアップし、⑧での巨大ドラゴンとロニーの決闘シーンは見物。

●Spectrum Live 1985 / DIO (1986)
1.Intro (Draco Ignis)
2.King Of Rock And Roll
3.Time To Burn
4.The Last In Line
5.Holy Diver
6.The Last In Line (reprise)
7.Heaven And Hell
8.Sacred Heart
9.Rock 'N' Roll Children
10.Long Live Rock 'N' Roll
11.Man On The Silver Mountain
12.Rock 'N' Roll Children (reprise)
13.Rainbow In The Dark
14.Hungry For Heaven (Outro)



さて、04年にはDVD化されましたが日本版は出てましたでしょうか?

ロニーを偲ぶ

2010年05月29日 | Ronnie James Dio
1986年に入りヴィヴィアン・キャンベル脱退、後任にクレイグ・ゴールディ加入というニュースが飛び込む。年1作というノルマを課していたロニーは、ツアー中のため、スタジオ録音1曲にライブ音源で補充するという苦肉作でミニアルバム『Intermission』をリリースする。新曲の④はクレイグ初披露の曲だが、非常にポップでコマーシャルな"Hungry For Heaven"と同系列の曲。ライブ音源はクレイグ加入後ではなくヴイヴィアン在籍時の85年12月6日米、サンディエゴ公演のもの。

●Intermission / DIO (1986)
1.King Of Rock And Roll
2.Rainbow In The Dark
3.Sacred Heart
4.Time To Burn
5.Rock 'N' Roll Children
 ~Long Live Rock 'N' Roll
 ~Man On The Silver Mountain
6.We Rock


ついに、ヴィヴィアンとロニーは和解することが叶わなかったが、ロニーがヴィヴィアンを選んだ事は正解だと思う。ヴィヴィアンはロニーの求める音楽に十分応えてくれた。

ロニーを偲ぶ

2010年05月28日 | Ronnie James Dio
ヒア・アンド・エイドの12インチシングルは日本でも直輸入盤という形で発売されました。ロング・ヴァージョンのみアルバム(CD)に収録されましたがショート・ヴァージョンはアナログシングル盤でしか聴けません。約2分短くなっているので、どの部分がカットされているか確認したかったのですが、手元にプレイヤーがないので断念。さて、誰のギターソロがカットになっていたでしょうか。この他に"ニュース"と題されてkeyのクロードシュネルの伴奏のもとでアーチスト・インタビューが4分半収録されています。

●Stars / Hear 'N Aid (1986)
A:
1.Stars (extended version)
B:
1.Stars (7"version)
2.The 4 1/2 Minute News

ロニーを偲ぶ

2010年05月27日 | Ronnie James Dio
ヒア・アンド・エイド・プロジェクトではアルバムも発売されました。メインの"Stars"に加え、8アーチストのライブ・テイクが収録。主催者であるDIOは1985年12月6日米、サンディエゴ公演のライブ・テイク"Hungry For Heaven"を提供しています。権利関係があやしい中、94年には日本盤でのみCD化されましたが、予想どおりすぐに廃盤となっています。

●Hear 'N Aid (1986)
1.Stars (extended version) / Hear 'N Aid
2.Up To The Limit (live) / Accept
3.On The Road (live) / Motorhead
4.Distant Early Warning (live) / Rush
5.Heaven's On Fire (live) / Kiss
6.Can You See Me / Jimi Hendrix
7.Hungry For Heaven (live) / Dio
8.Go For The Throat / Y&T
9.The Zoo (live) / Scorpions

ロニーを偲ぶ

2010年05月26日 | Ronnie James Dio
エチオピアの飢餓を目の当たりにして、80年代にはアフリカ救済のために音楽仲間による”エイド・ブーム”がおこりました。そして1985年、ロニー・ジェイムズ・ディオの呼びかけでHR/HMのアーチスト達もアフリカ救済のために立ち上がったのがHear'n Aid。ディオ のメンバーであったジミー・ベインとヴィヴィアン・キャンベルによって書かれた”Stars"に豪華トップアーチストが共演しました。チャリティ商品として発売されたヴィデオ『Hear 'n Aid:The Sessions』では、セッションの様子やPVが収録されています。
セッションは”vocal"、"Guitar"、"chorus"の3部構成になっていて、他のエイドものでは、トップ・アーチスト達が交代で歌う豪華競演リレーに目を奪われましたが、このHear'n Aid はそれに加えてギターリスト達の豪華ソロリレーを楽しむことができます。スムースに歌うなとロニーに指導されるドン・ドッケンやピンクのジャケットを着て肩車されるケヴィン・ダブロウ親分は今でも強く印象に残っています。このプロジェクトが素晴らしいものになったのは、集まったアーチストが豪華だったのはもちろんですが、やはり楽曲が良かったことです。実に強力な曲を作ってくれましたジミー・ベインとヴィヴィアン・キャンベルを讃えましょう。
商品の性質上、現在までDVD化されていませんが、今後、ロニー関連作品が次々と商品化されるような気がします(願望も込めて)。

●Hear 'n Aid:The Sessions (1986)

《参加アーチスト》
▼VOCALS
・ERIC BLOOM (BLUE OYSTER CULT)
・RONNIE JAMES DIO (DIO)
・DON DOKKEN (DOKKEN)
・KEVIN DUBROW (QUIET RIOT)
・ROB HALFORD (JUDAS PRIEST)
・DAVE MENIKETTI (Y&T)
・PAUL SHORTINO (ROUGH CUTT)
・GEOFF TATE (QUEENSRYCHE)

▼LEAD GUITAR
・VIVIAN CAMPBELL (DIO)
・CARLOS CAVAZO (QUIET RIOT)
・BUCK DHARMA (BLUE OYSTER CULT)
・BRAD GILLIS (NIGHT RANGER)
・CRAIG GOLDY (GIUFFRIA)
・GEORGE LYNCH (DOKKEN)
・YNGWIE MALMSTEEN
・EDDIE OJEDA (TWISTED SISTER)
・NEAL SCHON (JOURNEY)

▼RHYTHM GUITAR MELODY LINES
・DAVE MURRAY (IRON MAIDEN)
・ADRIAN SMITH (IRON MAIDEN)

▼BASS
・JIMMY BAIN (DIO)

▼DRUMS
・VINNY APPICE (DIO)
・FRANKIE BANALI (QUIET RIOT)

▼KEYBOARDS
・CLAUDE SCHNELL (DIO)

▼BACKING VOCALS
・TOMMY ALDRIDGE (OZZY OSBOURNE)
・DAVE ALFORD (ROUGH CUTT)
・CARMINE APPICE (VANILLA FUDGE/KING KOBRA)
・VINNY APPICE (DIO)
・JIMMY BAIN (DIO)
・FRANKIE BANALI (QUIET RIOT)
・MICK BROWN (DOKKEN)
・VIVIAN CAMPBELL (DIO)
・CARLOS CAVAZO (QUIET RIOT)
・AMIR DERAKH (ROUGH CUTT)
・BUCK DHARMA (BLUE OYSTER CULT)
・BRAD GILLIS (NIGHT RANGER)
・CRAIG GOLDY (GIUFFRIA)
・CHRIS HAGER (ROUGH CUTT)
・CHRIS HOLMES (W.A.S.P.)
・BLACKIE LAWLESS (W.A.S.P.)
・GEORGE LYNCH (DOKKEN)
・YNGWIE MALMSTEEN
・MICK MARS (MOTLEY CRUE)
・MICHAEL MCKEAN (DAVID ST. HUBBINS OF SPINAL TAP)
・DAVE MURRAY (IRON MAIDEN)
・VINCE NEIL (MOTLEY CRUE)
・TED NUGENT
・EDDIE OJEDA (TWISTED SISTER)
・JEFF PILSON (DOKKEN)
・RUDY SARZO (QUIET RIOT)
・CLAUDE SCHNELL (DIO)
・NEAL SCHON (JOURNEY)
・HARRY SHEARER (DEREK SMALLS OF SPINAL TAP)
・MARK STEIN (VANILLA FUDGE)
・MATT THORR (ROUGH CUTT)




ロニーを偲ぶ

2010年05月25日 | Ronnie James Dio
DIOとしての初来日公演となったのが85年8月10日お台場でおこなわれたフェスティヴァル"Super Rock '85"。このコンサートの模様を収めたヴィデオが日本で翌年発売される。Sacred Heartツアーの初日だが、ロニーをはじめ皆素晴らしいパフォーマンスを提供している。この生々しいサウンドは修正など無い真のライブで、まさにキング・オブ・ロックンロール。ワールドワイドでリリースされなかったのは、日本のファンにとってはスペシャルなプレゼントとなった。

●Super Rock '85 In Japan / DIO (1986)
1.King Of Rock And Roll
2.Like the Beat Of A Heart
3.Don't Talk To Strangers
4.Hungry For Heaven
5.The Last In Line
6.Holy Diver
7.The Last In Line (Reprise)
8.Heaven And Hell
9.Sacred Heart
10.Rock 'N' Roll Children
11.Long Live Rock 'N' Roll
12.Man On The Silver Mountain
13.Rock 'N' Roll Children (Reprise)
14.Rainbow In The Dark
15.Stand Up And Shout


5月11日のロニーのオフィシャルサイトでは今年の8月31日にDVDとCDをリリースすると発表しています。ロニーが亡くなる前にウェンディとともに25年振りにこの映像を見たことが切っ掛けだったようだ。

ロニーを偲ぶ

2010年05月24日 | Ronnie James Dio
映画『ヴィジョン・クエスト』のサントラ盤にディオは3rdアルバム『Sacred Heart』にも収録されている"Hungry For Heaven"を提供している。この曲はアルバム中最もキャッチーでコマーシャルな曲。戦略上、市場拡大を狙っての提供でしょう。注目すべき点はオリジナルとは異なるヴァージョンをサントラ盤に提供していること。ちなみに、このサントラ、ディオ抜きにしても、十分楽しめます。

●Vision Quest / Original Sound Track (1985)
1.Only The Young / Journey
2.Change / John Waite
3.Shout To The Top / The Style Council
4.Gambler / Madonna
5.She's On The Zoom / Don Henley
6.Hungry For Heaven / Dio
7.Lunatic Fringe / Red Rider
8.I'll Fall In Love Again / Sammy Hagar
9.Hot Blooded / Foreigner
10.Crazy For You / Madonna

ありがとう、ロニー

2010年05月23日 | Ronnie James Dio
3rdアルバム『Sacred Heart』はロニー・ディオ、ヴィヴィアン・キャンベル、ジミーベイン、ヴィニー・アピスというオリジナルラインナップでの最後のアルバム。このアルバムは収録曲の出来不出来の差がはっきりしているなどという批評がいまだに聞かれるが、決してそんなことはない。脱退(解雇)理由などからもわかるとおり、ディオへの情熱を失ったヴィヴィアンからのインプットが減っているだけである。②④⑤などでkeyをヒューチャーして更にドラマティック度を増すなどの変化は見られるが、捨て曲など決して無い。意表をつく疑似ライブで始まる①は今聞いても浮いているとしか思えないが。

●Sacred Heart / DIO (1985)
1.King Of Rock And Roll
2.Sacred Heart
3.Another Lie
4.Rock 'N' Roll Children
5.Hungry For Heaven
6.Like The Beat Of A Heart
7.Just Another Day
8.Fallen Angels
9.Shoot Shoot

ありがとう、ロニー

2010年05月22日 | Ronnie James Dio
有り難いことに、この頃のディオはヴィデオのリリースにも積極的。84年頃はちょうど人気絶頂期にあたり、3万人を前にフィラデルフィアでプレイするディオの勇姿がこのヴィデオ『衝撃のスペクトラム・ライブ』に収められた。印象的なのは、ヴィヴィアンの赤のレザーパンツ。ギタープレイともにそのカッコ良さが際だっている。このヴィデオも幻想的なイントロから続く①をカットするという酷い編集で05年のDVD『WE ROCK』に収録された。『Live '83』とともに完全版でのDVD化を期待したい。

●A Special From The Spectrum / DIO (1984)
1.Stand Up And Shout
2.Don't Talk To Strangers
3.Mystery
4.Egypt (The Chains Are On)
5.Heaven And Hell
6.The Last In Line
7.Rainbow In The Dark
8.Mob Rules
9.We Rock

ありがとう、ロニー

2010年05月21日 | Ronnie James Dio
ディオ初のホームヴィデオは83年オランダでのコンサートを収めた『Live '83』、邦題は『輪廻転生』でした。セットやロニーの衣装をみると、古臭く野暮ったい感じはするが、パフォーマンスは文句なし。実は私がこのヴィデオを見たのはずいぶん後で、すでにロニー以外のメンバーはいなかった。05年には⑥(⑤のドラム・ソロも)をカットした、悪名高いDVD、『WE ROCK』がリリースされた。

●Live '83 / DIO (1984)
1.Stand Up And Shout
2.Straight Through The Heart
3.Shame On The Night
4.Children Of The Sea
5.Holy Diver (inc.Drum solo)
6.Heaven And Hell (inc.Guitar solo)
7.Rainbow In The Dark
8.Don't Talk To Strangers

ありがとう、ロニー

2010年05月20日 | Ronnie James Dio
日本オリジナル編集、スペシャル・ミニ・アルバム(アナログ12インチ)。当時、アルバム未収録ながら、ライブのセットリストにも入っていた"Evil Eyes"。後に、2ndアルバム『The Last In Line』に収録されるが、本作はアルバムヴァージョンと異なる"Evil Eyes"が収録されているのが得り。一聴して、違いに気づく、ヴィヴィアンのギターワークが印象的。未CD化音源ゆえ貴重なコレクションの1つ。またB面には83年のモンスターズ・オブ・ロックのライブテイクが収録されているが、こちらはCD化されている。

●Rainbow In The Dark / DIO (1984)
A:
1. Rainbow In The Dark
2. Holy Diver
3. Evil Eyes
B:
1. Stand Up And Shout (live)
2. Straight Through The Heart (live)
 *Live recordings from Monsters Of Rock, Castle Donington, UK August 20th, 1983

ありがとう、ロニー

2010年05月19日 | Ronnie James Dio
”ウィ・ロック!”、とロニーとともに歌うことがどんなに至福の時だったろうか。最高のロックアンセム、"We Rock"で幕を開ける『The Last In Line』。ロニーが理想とする音楽様式が確立された、84年作の2ndアルバム。

●The Last In Line / DIO (1984)
1. We Rock
2. The Last in Line
3. Breathless
4. I Speed at Night
5. One Night in the City
6. Evil Eyes
7. Mystery
8. Eat Your Heart Out
9. Egypt (The Chains Are On)


ありがとう、ロニー

2010年05月18日 | Ronnie James Dio
しばらくはロニーの音楽だけに浸りたいと思う。
レインボー、サバスと着実にステップアップしたロニーがついに到達した自らのバンド、DIO。その記念すべきデビューアルバム『Holy Diver』。個人的にはDIOの最高傑作だと思う。はじめて聞いたときのオープング曲”Stand Up And Shout”の衝撃は今でも忘れられない。

●Holy Diver / DIO (1983)
1. Stand Up and Shout
2. Holy Diver
3. Gypsy
4. Caught in the Middle
5. Don't Talk to Strangers
6. Straight Through the Heart
7. Invisible
8. Rainbow in the Dark
9. Shame on the Night