ブートレグ愛好会

最北のトレーダーです。貴重音源・映像を共有しましょう。

2013年7~12月

2013年12月31日 | monthly report
【Ronnie James Dio】

●Holy Diver / DIO
●The Last In Line / DIO
米オーディオ・フィデリティ社による高音質24K ゴールド・ディスク、マスタリングを担当したのはスティーブ・ホフマンなる人物。音質が違うかと思い入手したが2012年デラックス盤との違いは感じられなかった。ナンバーリング入り限定盤。

 



【music】

●The Winery Dogs / THE WINERY DOGS(米盤)
ビリー・シーン(B)、マイク・ポートノイ(D)、リッチー・コッツェン(G,Vo)のトリオ・バンド。当初、ジョン・サイクスのスーパー・プロジェクトとして注目を集めたが、結局ジョン抜きで完成した。サイクスの代わりにリッチーが入った時点でMR.BIG臭満載の日本向け商品的な感じがしてスルーするつもりだったが、ショップで試聴してあまりのカッコ良さに購入。Bの主張は相変わらずだね。

●Queensryche / QUEENSRYCHE
裁判係争中の2つのクリーンズライク、『ジェフを追い出したバンド側』と『追い出されたジェフ側』が存在する状況だが、こちらは前者の方。アルバム・タイトルもセルフ・タイトルで正当性を主張しているようだが、肝心の中身についても実に素晴らしい。まず新Voの声がジェフそっくりで、歌い回しやメロディラインも初期のころを彷彿させる。近年の駄作にうんざりしていただけに今後の活動に期待したい。

●All Hell Breaks Loose / BLACK STAR RIDERS
THIN LIZZY名義でのリリースを目指してしたが結局断念、メンバーもオリジナルはスコットだけになったので当然であろう。楽曲も十分THIN LIZZYのエッセンスが感じられ微笑ましい内容。思いの外voのリッキーがいい味を出している。

●Dream Theater / DREAM THEATER(EU盤)
マイク・ポートノイが抜けて2作目の12th。セルフタイトルにふさわしい内容かどうかは別にして、本作もさすがの出来。

●Aftershock-the Island Years 1985-1990 / ANTHRAX(EU盤)
ジョーイ・ベラドナがいたIslandレーベル時代の4作品『Spreading the Disease (1985)』、『Among the Living (1987)』、『State of Euphoria (1988)』、『Persistence of Time (1990)』を収録したボックス・セット。ボーナストラックを収録したヴァージョンのCDなのがうれしい。

●Colours in the Dark / TARJA(米盤)
ソロになっての3作目。分裂後のナイトウィッシュも彼女もいまいちぱっとしない。和解すればいいのにね。

●Metal Heart/Kaizoku-Ban / ACCEPT(EU盤)
1985年作の6thと当時日本限定盤としてリリースされた名古屋公演のライブのカップリング・リマスター盤。最高のライブバンドだったね。

●Impermanent Resonance / JAMES LABRIE(米盤)
本業のDTと同年にリリースされた、ソロ5作目。これまでと同様にDTよりヘヴィなようでメロディックなプログレッシブHM。

●Halo of Blood / CHILDREN OF BODOM(CD+DVD米盤) 
メロディックな初期の頃への原点回帰と言われている8th。マンネリと言われないようにメロウさを加えたのだろうが劇的な変化ではない。正解です、これ以上メロウにしたらダサくなります。

●Super Collider / MEGADETH(EUデラ盤)
通算14th、1曲目はまさにキラーチューンだが全体的にはいつも通りの出来(もちろん佳作だよ)。割り増し価格にしている2曲はどうってこと無い曲だが、カヴァーの”Cold Sweat”がレギュラー扱いってのが理解できない。

●Surgical Steel / CARCASS(英盤)
17年振りの6th。復活しただけあり、まさに傑作です。デスのマイナス面(個人的にはデス声は逃げだと思っている)を感じさせないほどかっこいいぞ。2013年NO.1候補デス。

●Renegade / THIN LIZZY(EUデラ盤)
5曲のボーナストラック収録した1981年作のリマスター盤。

●Thunder And Lightning / THIN LIZZY(EUデラ盤2CD)
1983年作のラストアルバムのリマスター盤。ボーナスディスクにはデモトラックと81年のライブトラックを収録。

●Sammy Hagar & Friends (伊盤)
タイトルのとおり、多彩なゲストミュージシャンを迎えて制作された豪華なアルバムといえるが、カントリー調が強すぎて散漫な感じ。もっとカッチリとしたメロディックなアメリカンHRを期待していただけがっかり。

●Studio Albums 1969-1987 / YES(13CD BOX SET EU盤) 
69年のデビュー作から87年までのスタジオ・オリジナル12作を収録したボックスセットでオリジナルジャケットを再現した紙ジャケ仕様、2003年リマスター盤(ボーナストラック有り)となっている。これまでずっとリマスター盤に買い直そうと思っていたので今回のこの廉価版での発売はうれしいところ。やはり大幅なコスト削減のためか、ブックレット等は無いばかりか紙ジャケの作りも荒いのが残念。

●公式セルフカバーベスト 4半世紀 / 筋肉少女帯
25周年を記念したセルフカバーアルバムだが、新曲2曲も収録(佳曲だよ、もちろん)。セルフカバーも下手なリアレンジもされてないのが良い。25周年だなんて、自分も年をとるわけだ。初期の曲を聴く高校時代を思い起こすよ。

●龍凰珠玉 / 陰陽座
こんなの出すくらいなら新しいアルバム作ってくれ、っていう感じのベスト・アルバム第2弾。それでも新曲2曲は素晴らしい出来だし、シングルでしか聞けなかった2曲や甲賀忍法帖のリミックスヴァージョンが収録されていて、それなりに対価を見いだせる内容になっている。

                 



【book】

●キングを探せ / 法月綸太郎(講談社2011)
法月綸太郎シリーズ最新作、交換殺人を扱ったミステリーでラストどんでん返しは見事。

●猫は忘れない / 東直己(ハヤカワ文庫2012)
ススキノ探偵シリーズ第12作。2011年作の文庫化。

●機龍警察 / 月村了衛(ハヤカワ文庫2010)
シリーズ第1作、パトレイバー的、近未来警察小説。

●二流小説家 / デイヴィッド・ゴードン(早川書房2011)
2011年このミス海外編第1位、なぜか日本で映画化もされた。

●夢幻花 / 東野圭吾(PHP研究社2013)
この世には存在するはずのない「黄色い朝顔」を巡るミステリー。著者にとっては標準レベル

●花の鎖 / 湊かなえ(文春文庫2013)
ドラマ化もされた、2011年作の文庫化。同じような手法を何度も使うのは、もう限界なんだろうね、この著者。

●ソロモンの偽証 / 宮部みゆき(新潮社2012)
5年振りの現代ミステリーは3巻5千枚の超大作。正直、無駄に長いような気がしないでもないが。

●アウトサイダー / 深町秋生(幻冬舎文庫2013)
組織犯罪対策課八神瑛子Ⅲ。文庫書き下ろし。ついに八神の夫の死の真相が明らかに。

●色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 / 村上春樹(文藝春秋2013)
人気作家の最新作。馬鹿売れするほどの内容とは思わないが悪くない、青春小説。

●初陣 / 今野敏(新潮文庫2013)
隠蔽捜査3.5、竜崎シリーズのスピンオフ短編集、主役は竜崎の同期の伊丹。安直な長編よりこの短編集のほうが出来がいい。2010年作の文庫化。

●死神の浮力 / 伊坂幸太郎(文藝春秋2013)
音楽好きの死神"千葉"シリーズが8年振りに長編で。

●極北ラプソディ / 海堂尊(朝日文庫2013)
財政破綻した地方都市の医療シリーズ第2弾。2011作の文庫化。

●地の底のヤマ / 西村健(講談社2011)
大牟田市の三池炭坑を舞台に、1人の警官の人生を追いながら、実在した組合問題と殺人事件を濃密に描いた超大作ミステリー。日本冒険小説協会大賞、第33回吉川英治文学新人賞受賞作。2ヶ月以上かけて楽しみました。

              



【movie】

●カラスの親指
●悪の教典
●脳男
●黄金を抱いて翔べ
●フライト(Flight)
●アウトロー(Jack Reacher)
●LOOPER/ルーパー(Looper)
●ダイ・ハード/ラスト・デイ(A Good Day to Die Hard)
●96時間/リベンジ(Taken 2)
●007/スカイフォール(Skyfall)
●リンカーン(Lincoln)
●パラノーマル・アクティビティ4(Paranormal Activity 4)
●テッド(Ted)
●ゼロ・ダーク・サーティ(Zero Dark Thirty)
●PARKER/パーカー (Parker)




今年も余裕の無い一年でした。
2014年は最高の年にしたい。