【RONNIE JAMES DIO】
4月28日リリースのHEAVEN&HELLの『THE DEVIL YOU KNOW』の収録曲は以下のとおり。曲名だけみても邪悪なタイトルばかり。公開された③は悪くないがこれがベストだとするとやばい。日本盤の発売はビクターから4月29日の予定。
1.Atom And Evil 2.Fear 3.Bible Black 4.Double the Pain 5.Rock'N'Roll Angel 6.The Turn Of The Screw 7.Eating The Cannibals 8.Follow The Tears
9.Neverwhere 10.Breaking Into Heaven
【OFFICIAL MUSIC】
●EVERYDAY DEMONS/THE ANSWER
2年振りの2nd。60~70年代テイスト満載の路線は変わっていないが、キャッチーなメロディで、進歩している。AC/DCとのツアーで、ヒット期待!
●TINNITUS/EDGUY
独メロスピ臭を押さえ、オーセンティックなHR/HMに仕上がった、最高傑作。昨年末リリースの作品だが今年のマイ・ベスト候補になりそうなくらい、気に入っている。
【BOOK】
●ユージニア/恩田陸(角川文庫2008)
2005年作の文庫化、日本推理作家協会賞受賞作。ある旧家で起きた17人の大量毒殺事件。遺書とともに自殺した犯人の発見により解決したはずの事件。その真相が、十数年を経て解き明かされていく。何人もの事件関係者が登場しそれぞれの立場を述べていく構成は、『Q&A』を連想する。『Q&A』同様に真相を明解にせずに終えてしまうところは、著者のミステリーに対するこだわりなのか?
●まひるの月を追いかけて/恩田陸(文春文庫2007)
2003年作の文庫化。突然失踪した異母兄を探して、その恋人と一緒に奈良を旅する、という始まりだが、単純なミステリー・ロード・ノベルではない。登場人物の背後にある事情、人間関係が複雑に絡み合い、最後まで展開が全く読めない。旅の果ては、衝撃のラストというよりも、詰めが甘く唐突なラスト。
●告白/湊かなえ(双葉社2008)
小説推理新人賞受賞作『聖職者』を第1章とし、そこに加筆して長編小説にまとめられた作品で、昨年NO.1の新人話題作だろう。我が子を亡くした女性教師が、終業式後のホームルームで犯人はクラスにいる少年らであることを告白する。そして教師はこれを刑事事件として告発せず、少年らに残酷な罰を与える。異常な展開に胸くそ悪くなる。
●長恨歌/馳星周(角川書店2004)
シリーズ3作目、『不夜城』完結編。前作で新宿中国人社会の権力のトップに上り詰めた、劉健一は今作では、表舞台から姿を隠し、情報を駆使して裏社会を牛耳る黒幕、脇役として登場している。日本のヤクザを巻き込んでの中国人社会の権力争いの暗黒小説はこれまでとおりだが、シリーズの核である、劉健一の死によって幕を閉じる。正直、話題にもならず3作目が出ていたのも知らなかったが、本作を含めシリーズを通して楽しめた。
●ジョーカー・ゲーム/柳広司(角川書店2008)
吉川英治文学新人賞。戦時中、日本陸軍内に設立されたスパイ養成機関、D機関を巡る短編連作集。陸軍中野学校がモデルのスパイミステリー。昨年の"このミス”2位というのは過大評価ではないか。個人的には普通の出来きだと思う。
●ガリレオの苦悩/(文藝春秋2008)
物理学者にして名探偵の湯川学のガリレオ・シリーズ、最新短編集。この作品からテレビドラマ『ガリレオ』の企画から生まれたキャラクターである内海薫が登場している。物理・科学を駆使したトリックはあまり無く軽く読める。ドラマ化・映画化されたので今後も、よりキャラ重視の作品になるのだろう。
【MOVIE】
●スルース(SLEUTH)
1972年の傑作ミステリー映画『探偵<スルース>』を、イギリスの名匠ケネス・ブラナーがリメーク。豪華な屋敷を舞台に、初老の推理小説家と彼の妻の若き浮気相手による心理戦が繰り広げられる。
●ダークナイト(The Dark Knight)
実写版『バットマン』シリーズ第6作目。バットマンの最凶最悪の宿敵であるジョーカーと再びバットマンが死闘を繰り広げるアクション大作。ジョーカー役のヒース・レジャーは完成前に急死した。
●ラスベガスをぶっつぶせ(21)
マサチューセッツ工科大学の数学の天才学生たちが、ラスベガスのカジノで荒稼ぎしたという実話を基にした大ベストセラーを映画化。指南役のケヴィン・ペイシーが製作。
●88ミニッツ(88minutes)
FBI異常犯罪分析医が、9年前の猟奇殺人と同じ手口の事件に翻弄されるサスペンス。アル・パチーノ3年ぶりの主演作品。
●クライマーズ・ハイ
横山秀夫原作の映画化。日本航空123便墜落事故をもとに、事故時の群馬県の架空の地元新聞社を舞台にしたもの。全権デスクを演じる堤真一もなかなかだが、NHKドラマ版の佐藤浩一も見てみたい(再放送しないかな~)。
※奈良を旅したい
※やられるほうにも原因はあるが、やったほうは恥しらず。寛容なふりして、実際ケツの穴の小さい小者だった。
4月28日リリースのHEAVEN&HELLの『THE DEVIL YOU KNOW』の収録曲は以下のとおり。曲名だけみても邪悪なタイトルばかり。公開された③は悪くないがこれがベストだとするとやばい。日本盤の発売はビクターから4月29日の予定。
1.Atom And Evil 2.Fear 3.Bible Black 4.Double the Pain 5.Rock'N'Roll Angel 6.The Turn Of The Screw 7.Eating The Cannibals 8.Follow The Tears
9.Neverwhere 10.Breaking Into Heaven
【OFFICIAL MUSIC】
●EVERYDAY DEMONS/THE ANSWER
2年振りの2nd。60~70年代テイスト満載の路線は変わっていないが、キャッチーなメロディで、進歩している。AC/DCとのツアーで、ヒット期待!
●TINNITUS/EDGUY
独メロスピ臭を押さえ、オーセンティックなHR/HMに仕上がった、最高傑作。昨年末リリースの作品だが今年のマイ・ベスト候補になりそうなくらい、気に入っている。
【BOOK】
●ユージニア/恩田陸(角川文庫2008)
2005年作の文庫化、日本推理作家協会賞受賞作。ある旧家で起きた17人の大量毒殺事件。遺書とともに自殺した犯人の発見により解決したはずの事件。その真相が、十数年を経て解き明かされていく。何人もの事件関係者が登場しそれぞれの立場を述べていく構成は、『Q&A』を連想する。『Q&A』同様に真相を明解にせずに終えてしまうところは、著者のミステリーに対するこだわりなのか?
●まひるの月を追いかけて/恩田陸(文春文庫2007)
2003年作の文庫化。突然失踪した異母兄を探して、その恋人と一緒に奈良を旅する、という始まりだが、単純なミステリー・ロード・ノベルではない。登場人物の背後にある事情、人間関係が複雑に絡み合い、最後まで展開が全く読めない。旅の果ては、衝撃のラストというよりも、詰めが甘く唐突なラスト。
●告白/湊かなえ(双葉社2008)
小説推理新人賞受賞作『聖職者』を第1章とし、そこに加筆して長編小説にまとめられた作品で、昨年NO.1の新人話題作だろう。我が子を亡くした女性教師が、終業式後のホームルームで犯人はクラスにいる少年らであることを告白する。そして教師はこれを刑事事件として告発せず、少年らに残酷な罰を与える。異常な展開に胸くそ悪くなる。
●長恨歌/馳星周(角川書店2004)
シリーズ3作目、『不夜城』完結編。前作で新宿中国人社会の権力のトップに上り詰めた、劉健一は今作では、表舞台から姿を隠し、情報を駆使して裏社会を牛耳る黒幕、脇役として登場している。日本のヤクザを巻き込んでの中国人社会の権力争いの暗黒小説はこれまでとおりだが、シリーズの核である、劉健一の死によって幕を閉じる。正直、話題にもならず3作目が出ていたのも知らなかったが、本作を含めシリーズを通して楽しめた。
●ジョーカー・ゲーム/柳広司(角川書店2008)
吉川英治文学新人賞。戦時中、日本陸軍内に設立されたスパイ養成機関、D機関を巡る短編連作集。陸軍中野学校がモデルのスパイミステリー。昨年の"このミス”2位というのは過大評価ではないか。個人的には普通の出来きだと思う。
●ガリレオの苦悩/(文藝春秋2008)
物理学者にして名探偵の湯川学のガリレオ・シリーズ、最新短編集。この作品からテレビドラマ『ガリレオ』の企画から生まれたキャラクターである内海薫が登場している。物理・科学を駆使したトリックはあまり無く軽く読める。ドラマ化・映画化されたので今後も、よりキャラ重視の作品になるのだろう。
【MOVIE】
●スルース(SLEUTH)
1972年の傑作ミステリー映画『探偵<スルース>』を、イギリスの名匠ケネス・ブラナーがリメーク。豪華な屋敷を舞台に、初老の推理小説家と彼の妻の若き浮気相手による心理戦が繰り広げられる。
●ダークナイト(The Dark Knight)
実写版『バットマン』シリーズ第6作目。バットマンの最凶最悪の宿敵であるジョーカーと再びバットマンが死闘を繰り広げるアクション大作。ジョーカー役のヒース・レジャーは完成前に急死した。
●ラスベガスをぶっつぶせ(21)
マサチューセッツ工科大学の数学の天才学生たちが、ラスベガスのカジノで荒稼ぎしたという実話を基にした大ベストセラーを映画化。指南役のケヴィン・ペイシーが製作。
●88ミニッツ(88minutes)
FBI異常犯罪分析医が、9年前の猟奇殺人と同じ手口の事件に翻弄されるサスペンス。アル・パチーノ3年ぶりの主演作品。
●クライマーズ・ハイ
横山秀夫原作の映画化。日本航空123便墜落事故をもとに、事故時の群馬県の架空の地元新聞社を舞台にしたもの。全権デスクを演じる堤真一もなかなかだが、NHKドラマ版の佐藤浩一も見てみたい(再放送しないかな~)。
※奈良を旅したい
※やられるほうにも原因はあるが、やったほうは恥しらず。寛容なふりして、実際ケツの穴の小さい小者だった。