気儘に書きたい

受験勉強よりもイラストを書くのが好きだった高校生の頃---、無心に絵を描く喜びをもう一度味わえたらいいのだが。

四国旅行Ⅲ

2013-05-29 13:22:00 | 写真
 最初のB3のフロアは古代、中世の時代の絵画が中心で、遺跡を再現した展示室や絵画のいくつかには、映画「テルマエ・ロマエ」の撮影に協力をした旨が表示してあった。
 次のB2フロアはルネサンス、バッロク時代の見応えのある作品が多かった。
 館内のレストランやカフェの食事のオーダーは2時30分までとなっており妻が時間を気にしていた。「モネの大睡蓮」のある屋外庭園に面したカフェに入りホットドッグとサンドイッチで遅い昼食を摂った。
 食事で一息ついた後、鑑賞時間の配分を誤っていた私はピッチをあげて館内を移動した。ほとんど早足で、絵の説明書きを読むのも省略した。つぎのB1フロアは近代の絵画が中心で、有名で見慣れた作品が多く、ピッチを早めた。案内に従ってB1から2Fに進むと、現代絵画で見知った作品が多いことにして、さらりと鑑賞し1Fに降りた。1Fも現代の作品が多く、意味不明の抽象的な絵画は陶板にする価値があるのかさえ解らなかった。ただピカソの門外不出の「ゲルニカ」は迫力があり、このフロアで一番印象に残った。
 すべて鑑賞した達成感ともっと鑑賞したい心残りを抱いて、4時30分に美術館を後にした。閉館まで30分の余裕だったが、帰路につく前に、私が四国旅行で一番行きたかった所を探訪する時間が欲しかった。そもそもソロツーリングを計画した時は、これが目的だった。
 それは藤井家のルーツを辿ることだった。
 
(レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」)

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