明るい乳がん生活&子宮体癌生活(の、予定)

~~2006年11月告知、12月手術、明るい生活を送っていこうと決めました!愛猫たちと頑張る!~~

四日目のこと。

2007-04-11 17:58:54 | 入院編
手帳の書き込みを見ると、その日、午後からCT検査をしている。
(胸)って書いてあるから、下向いて撮ったアレかな?
妙にドレーンが重かったことを覚えいてる。
一匹ペットを持参してる感じだった。トイレにもちゃんとついてくる・・・。(笑)

朝晩と二回の点滴、リンパ液は100前後。50以下にならないと退院は出来ない、と言われていたので、頑張れリンパ液~!と心の中で何度もエールを送っていたあの頃。


することがなくて、病人として寝ているべきかと思っていたけれど、
昨日から・・・お尻が痛い!!
看護士さんたちに「どうですか?」と聞かれるたびに「元気ですが、お尻が痛いですぅぅぅぅ」と何度も訴えた。

病棟の看護士さんたちは、若くて可愛くていつも笑顔の、接客業だったら満点!な看護士さんたちばかりだったけど、この訴えにはみんなあいまいに笑って無視してくださった。
マジ、そこの部分だけは恨んでますぅ。(笑)
痛くて、痛くて、夜に寝るのが怖かったわ。
寝ちゃったら忘れるけど、起きたらまた痛くなって。
お尻の下にいっぱい、持って行った(結局殆ど使わなかった)バスタオルを三枚ぐらい敷いてみたけどダメでした。
同室のおばあさまたちは、どうやって寝ているの?(寝ているだけのようなのに、)と不思議でした。




カーテンを開け放して、することがないので、持って行ったパソコンでDVDを見たりしました。
東京の友人とひょんなことから、「オフコース」という今は無きグループの歌が好きだという話で意見一致して、その彼が「じゃKeikoさん、小田和正さんのコンサートをDVDにしてあげるよ」と渡してくれた一枚のCD。
それは、丁度クリスマスの時期に、年に1回、TVで必ず小田和正さんがコンサートをするという番組で、タイトルも『クリスマスの約束』。

入院して、クリスマス頃には帰れるかしら・・・と不安になりながら過ごしたあの日々。何か見つかったら、入院が伸びるからね、とちらっと先生からも言われて、お尻の痛みに耐えかねていたあの頃。

私を慰めてくれた、そのDVDは、
小田さんの透き通るような声と相あまって、今でも私をちょっと感傷的にさせます。

♪あなたに会えて、本当に良かった、うれしくてうれしくて、言葉に出来ない

とか、

♪君よ、愛する人を守り給え、大きく手を広げて子供たちを抱きたまえ

とか、
そのDVDのコンサートで私は一緒にきれいな(?多分、笑)涙をいっぱい流した。

あまりの感動に、一日1回は見ていて、
覗き込んだ看護助手さんが「また見てるんですか~、小田さん、本当にいいですよねぇ、ボクも好きなんですよ~」と声を掛けられたりもした。

その日は、土曜ということもあって、相方・義姉のほかに大阪の妹もチーズケーキをお土産に来てくれた(らしい。)
数ヶ月経っただけで、こんなに忘れてるなぁ。おそろしいぃぃぃ。(笑)