明るい乳がん生活&子宮体癌生活(の、予定)

~~2006年11月告知、12月手術、明るい生活を送っていこうと決めました!愛猫たちと頑張る!~~

エキスパンダー挿入編

2017-02-12 19:49:36 | 再建への道2017
入院から帰ってきました。
きちっと一週間。

取りあえず、先生の当初の予定とはいろいろと違った部分もありますが、それは良しといたしましょう。
明日又、仕事を抜け出して、状態を見せに行かねばなりません。一週間後でいいって言ってたくせに。(笑)

傷口まだぼんやり痛いし、ちょっと腫れぼったい感もあるし、面倒なこともありますが、それも良しといたしましょう。

取りあえずは無事に帰ってこれて、帰ってからすぐに働いてもいるし、今度の主治医は結構まめで、かいがいしいということもわかったし。
良しといたしましょう、良しといたしましょう。
ああ、何だか呪文みたいになってきたわ。(笑)

ネタは尽きないのですが、一気にあげる元気はまだないので、一週間のことを数回に分けて書いていきます。
題して「エキスパンダー挿入編」。




2月2日(木)

主治医の手術日が月金ときまっている。金曜を選択したため、その前日の木曜午後一時に入院。
ギリギリまで働いて、みんなに頑張ってねと言われながら店を出る。
入院受付でまず預り金三万円を支払う。
「ご入院は午後一時ですよね」と言われた時は心の中でそうです、と答えたんだけど、気づきませんでした。
なんと、うっかり12時に来ていたことを。


一時間を受け付けで音楽を聴きながら寝て過ごす。ようやく呼ばれて五階の入院棟へ。
そこはいろんな人がごちゃ混ぜに入っている病棟。
そうして、10年前と変わらない、六人部屋のど真ん中。
お向かいは、雪の日に自転車でこけて肩と腰を骨折したという同年代の人。ちょっとおしゃべりできる人がいて良かった。



五階に連れてこられた時に、アレルギーがあるかとかストレスがあるかとか、聞かれたけど前日にそれをするんだ。
問診を約一時間ほど。持ち込みのお薬を薬剤師さんがチェックするとかで、お薬バックを渡す。
まぁ、いいか。看護士さんはみんな優しそう。
「今日はゆっくりしてくださいね」と言われる。
ゆっくりって。(笑)


三時頃に、シャワーで全身を洗い、(明日に備えて) 髪も洗い、(明日に備えて)、持ってきたパジャマに着替える。
実はこのパジャマはいわくつきのもの。
10年前に、アフタヌーンティで奮発して手術に挑んだ、戦闘着。(笑)それ以来、一回も着ていない。
だから今回もこれで、と決めていた。

相方が仕事の合間に来てくれた。狭いお部屋なのですぐ帰らせる。私の抜けてる分、無理しないで頑張って。(笑)

ご飯、鶏の照り焼きかぼちゃ添え、エビのオイスター炒め、春雨のマヨネーズ和え

夕食後に、主治医が来て「あっ、バストバンドがいるんだった!」
ええっ!!先生、今頃?
「地下の売店で売ってるから~。フリーとLサイズがあるから、絶対Lサイズを買ってね♡」
いや、お金、持ってきてないし。
「いくらだったかなー、7000円ぐらいだったかなー」
むー。昨日、ふと不安になって、3000円しか入ってない財布に5000円足したのが正解だったね。
売店に買いに降りる。6000円ぐらいでした。
入れ替わって後から来た看護士さんが「わっ、爪!手術室がうるさいんで、もう少し切ってください」
まさかの!結構切ってきたのに。「白いとこが見えなくなる程度に」まじか。そうして、術後の点滴のために信じられない長さの針を入れられる。
あっ、私、ささくれ立ったなと思って爪やすりを持ってきてたんだった。らっきー。しこしこと爪をけずる。

消灯9時のあと、こっそりテレビを見て就寝。


2月3日(金)
何となく6時ごろ目が覚めたけど、今朝は食事も水も飲むことが出来ないので、うがいと洗顔をすませたら、主治医がやってきて「じゃ、お絵かきするよー」と別室に連れていかれて再度の確認後(ほとんど世間話的)、エキスパンダーの位置と写真取りをした。あれは絶対、先生のホームページに載せるつもりだね。結構本格的なカメラだったし。



9時15分に手術なので、その20分前ぐらいに病室を出る。
「ご家族は?」
「来ませーん」

二階の手術室へ。
10年前は、下剤も飲んだし浣腸もされた。
今回はただ食べないだけ。アンダーのパジャマも着たまま。
これは進化だー。麻酔の先生とも手術室前で立ち話程度の会話。あっさりしてるわー。10年前はミーティングみたいなのやったよね?
そうして入った手術室もコンパクト。麻酔のマスクをかぶせられたらあっという間。
次に目が覚めたら、手術は終わっていた。「終わりましたよー」と言われたので「先生ありがとうーーー」と言おうとしたらまだ管が入っていた。
「あ、ボクは麻酔ね。先生はこっち」そっちにいたのかー。とおもったらまた寝ちゃったみたい。

次に目が覚めた時はナースステーション横のベットで寝ていたよ。
「声が出せますか」と看護士さん。「ちょっとうがいしましょうね」
んん?ちょっと出しにくいけど、でも大丈夫。うがいもできました。少しお水も飲ませてもらいました。
せき込むと傷口が痛む。

手術時間は一時間と聞いていたけど、病室に戻れたのは3時過ぎだった。車いすで帰ったら相方が待っていた。おおっ。
開口一番「いつでもいいから、(新聞についてる)テレビ欄(一週間分の冊子)持ってきてね」
もう一度来て、持ってきてくれた。

相方が帰った後、ふとトイレに行きたくなって、自分で起き上がろうとしたら急に気分が悪くなって・・・。
ナースコールを押すも、あ、絶対間に合わない・・・と思ってゴミ箱を手に取った。
慌てて、看護師さんも先生もやってきたよ。初めて起き上がったので、麻酔の関係でそうなったのかも、と言われた。
少し吐いたら気分はよくなったけど、すぐの夕食は「無理して食べなくていいよ、たべられるものだけでいいよ」と言われたのでほんの少しだけ口にした。
節分のこの日、恵方巻が出てくるかと思ったけど、さすがにそれはなかった。
術後は気づいたらバストバンドが巻かれていて、ちょっと苦しい。その日はそのまま就寝。