まんまる笑顔の真ん中で

~いろんなことがあっても いつも
笑顔で 前を向いて 生きて行きたい~

生きてる限り・・・

2009-09-29 21:09:24 | 介護
最近・・・会社に行く時 下の(2世帯だからね)義母と義父に
行ってきまぁすって声をかけて出て行くのだけど
義父の声はいつも 居間の作業場から後ろ背のまま・・
おぅ。行ってらっしゃい。 の声だけが届く

そう・・
あれから 下のおじいちゃまは順調に回復して
また 能面を打ち始めました。

あの時・・・
お医者様から家族が呼ばれて 覚悟もしていたし・・
おじいちゃまも自分から病院に献体まで申し出ていました。

でも・・
ありがたいことに
みんなにも心配していただいたけれど(感謝です

あのあと・・
抗がん剤投与の時期はあまり吐き気もなく・・

いつものように
しんどい顔を見せない クールなおじいちゃまのままで
私たち家族が心配してるのをよそに
信じられないくらい回復しました
(もちろん、まだ治療中ですが)

そして 今 また 自分のために能面を彫り始めたのです

あまり根をつめるとだめですよって言っても
あの一畳分しか残さなかった能面
1つ 1つ また増やす計画なのかもしれない。

このごろ・・
うちの実家の父も 
実は・・そんなに順調というわけでは決してない

透析の体になってから 前の半分くらいの体になってしまったし
必然的に起こる 青く内出血した腕が半そでから覗いて・・

私がせつない顔をして見ていると
父は私を諭すように いつも こう言うのだ。
 

生きてるんだから・・いろんなことはあるよ。
いつも
元気!元気!なんて 人はいないだろう。

いろんなことがあるから 生きてるってことなんだよ。
大丈夫だよ。そんな心配しなくていいよ。

・・・わかってるよ。お父さん

そんなことを辛い治療の父に 言わせて情けない娘だなぁと思ってる。
でも 父の言うとおり・・

確かに
生きてるってことは いろんなことが起こるってことなんだよね。

病気に限らず
仕事も 家庭環境も 自分の体も・・
いつも順調なわけがないのかもしれないね

幸せで平穏が続くと・・自分も大病したからかなぁ。
何かあったらどうしようっていつも思う・・

この平穏が壊れるのが 怖くて 夜中に目が覚める時もある

でもそれは 生きてる限り あたりまえなんだよね

その中で
どのくらい 自分を生きるか・・かなぁ

おじいちゃまは・・・自分の力で また歩き始めました
いつか
また
個展を開くのも 近いかもしれません
(新しい作品が出来たらまたUPさせてね)

私たちが
おじいちゃまよりお父さんより ずぅっと若い私たちが

まだいっぱい時間があって 
ほんとはまだまだ可能性もいっぱいあること

それを気がつかせてくれたのかもしれない。

自分も これから

生きてるんだからね。いろんなことあるよね。
でも 
そのたび ドンマイで乗り切れるかな。


若い(は?何か?(笑))んだから。頑張らないとね