風の声

想いつくまま

置いてけぼりの蚊帳の外は政治センスの問題

2018年05月09日 | 日記
再び中朝トップ会談を行うため北京に降り立ったキム・ジヨンウ。
この前の電撃訪中からわずか40日での再訪中だ。

アメリカと北朝鮮の水面下の交渉が急速に進展していることが窺える。

朝鮮戦争の「休戦協定」は、南北に加え中国とアメリカが署名している。
だからこの先、「終戦」や「平和協定」へと進むには、中国抜きには出来ない。
そのあたりの調整や核破棄、万が一への後ろ盾を強固にするための訪中だ。

そんな、想定や思惑をも超える急展開に、慌てているのは安倍首相だ。
トランプ大統領との蜜月をアピールし、まるで軍事行動前夜かのように煽ってきた。
北朝鮮と「血の同盟」とする中国には、仮想敵国のスタンスで臨んできた。
加えて、韓国との外交も竹島や慰安婦像問題で冷え込んだままになっている。

だが、思いもしなかった急展開で日本だけ置いてけぼりの状況に陥った。
この状態を何とか打開しようと、今になって対応を急変している安倍官邸だ。
今日も日中韓首脳会談では、中国との協定を演出し挽回を狙う。

口先で勇ましいことを言うのは臆病者でもやれる。
本当に勇気ある政治は、和平外交への決断と思い切った行動だ。

将棋の指し手のように先を読めば、日本の進路が和平しかないことは誰でもわかる。

急展開に慌てているような政治センスを、先ずは改めないと間に合わない。
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