昨日の前川事務次官の証言で官邸に激震が走ったようだ。
それでも「怪文書」だと繰り返して、もみ消そうとする官房長官の必死さに激震ぶりが見て取れる。
それほど「総理のご意向」と書かれた文書の存在は安倍首相にとっては命取りだということ。
この文書は、担当課がトップである事務次官に報告するために作られた「レク文書」だった。
その事務次官が保管していた文書を持って、その存在を証言したものだから激震となった。
すでに官邸主導で文科大臣に「文書は無かった」と調査結果を記者会見させ、
白いものを黒にしてでも、安倍首相を守ることを決めた官邸だ。
腹を括った官邸は、読売新聞に前川次官の出会い系の情報をリークし人格攻撃まで手を回している。
管官房長官が感情丸出しで会見する姿に、なりふり構わぬ官邸の必死さがにじむ。
出会い系云々に話をすり替えて問題をもみ消したいのだろうが、とても見苦い。
今、国民が知りたいのは真実だ。
安倍首相が腹心の友に強権を持って便宜をはかり利益を与えたかどうかの真実。
証言した前川次官を、悪人に仕立てて本質をごまかしてはいけない。
官邸はこのまま居直り通し「黙殺」して逃げ切る気だろう。
頼みのマスコミは、安倍内閣に恫喝され続け、物言わぬマスメディアに。
昨日の前川次官の記者会見の場所はマル秘で行われている。
そこまで身の危険が差し迫った状況だったのだろうか。
この国の民主主義が問われてようとしている。