Opal・オパールやドイツ毛糸のお店「けいとや」の店長ブログ

Opal/オパール、Schoppel/ショッペル、Regia/レギア、addiのお店「けいとや」店長が綴るドイツ発ブログ

「けいとや広場」とは?

「けいとや広場」は、2014年2月2日にリニューアル・オープンいたしました。新しいサイトのアドレスは「けいとやひろば」になります。
このブログは「けいとや」店長のブログとして継続しますのでよろしくお願いいたします。

ドイツ夏休み事情

2013年06月16日 | けいとや店長の雑記

こんにちは、

先日、ショップページのニュース欄に、

SCHOPPEL(ショッペル)社 夏休みのお知らせ

というお知らせを掲載しました。

(未だ、gooブログの不具合でリンクが貼れません。「けいとや」ショップページのこのページです
http://goo.gl/LBVfa )。

これを見て驚いた方や不思議に思った方も多くいらっしゃるのではないかと
思います。

7月1日から19日まで、SCHOPPEL(ショッペル)社が夏休みのため完全に休
業するというお知らせでした。

日本でもお盆休みでお休みする企業はありますし、その休みの前後に有給を
取ってより長い期間、帰省したり旅行に出かける従業員もいるかと思います。
また、工場などでは、主に経済的な理由から一斉にクローズする企業もある
かと思います。

ですが、全社一斉に19日間もの休みを取り、その間あらゆる経済活動を停
止してしまうというのは日本ではまず考えられないと思います。


それにはこんな事情が・・・(あるかも)


ドイツの夏休みは、州ごとにずらしてその期間が決まっていて、それは毎年
変わります。ですので、ある年は6月には夏休みが始まり、別の年は7月も
末になってから夏休みということになります。

こうすることで、交通や避暑地の混雑を緩和できるようにしています。

ここで言う夏休みとは学校の休みのことですが、基本的に休みを家族で避暑
地で過ごすので、親も同時期に休暇を取ります。

また、有給休暇の日数も業種によって異なりますが、年間30日くらいあり
病欠などの有給休暇は別枠になっているので、純粋にバカンスのためだけに
30日間の休暇を取ることができます。

休暇の取り方も、細かく取るのではなく、まとめて最低でも二週間を取るこ
とが推奨されていて、細切れに休みを取ることは本来の休暇の意味を成さな
いのでNGです。

ドイツの夏休みはこういう仕組みになっているので、ある州にある会社では、
およそ6週間の夏休み期間中に、ずべての従業員が2~3週間の夏休みを取
ることになります。

当然、この期間中は人員が大幅に減ってしまいますので、通常と同じ業務を
遂行することは難しくなります。

この期間中、産休で休んでいた元従業員を臨時に雇い入れるなどの工夫がさ
れているようですが、いかんせん、州全体が夏休みですので、人員不足は決
定的です。

ここからは推測ですが、こういった人員不足や不慣れな従業員で中途半端な
オペレーションをするくらいなら、全社一斉に休んでしまおう、というのが
ショッペル社の判断なのではないかと思います。

もちろんそのためには、監督局や労働組合の了承が必要とされるのではない
かと思いますが、このように考えると、19日間の夏休みというのも、全然
おかしなことではなく、むしろかなり合理的で、結果的に会社の業績も伸ば
せるのではないかと思います。

こういった環境に暮らしている私ですが、今は事業を営んでいるため、ここ
までの休暇を取る余裕がありません。かといって、会社員時代に長期休暇を
取っていたかというと、全然そんなことはしていませんでした。

環境は変われど、日本人の悲しい性ですね(悲)

せめてリタイアした老後は、ドイツ人並みにゆるりと過ごせたらなぁ・・・

ショッペルのカタログ

2013年06月16日 | けいとや店長の雑記

こんにちは、

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、新しく販売を開始したショッペル
(SCHOPPEL)の毛糸は、そのシーズンの毛糸を網羅したカタログがメーカーから
提供されています。

これは、お客様にとっても嬉しいことだと思います。

ウェブ上でのショッピングも、便利で楽しいとは思いますが、カタログをめく
りながら、あれこれ思案するというのも捨てがたい魅力ではないでしょうか?

ですので、お客様にカタログショッピングをお楽しみいただけるように、当店
ではショッペル(SCHOPPEL)のカタログを500円(ドイツからの送料込み)で販
売しています。

「なに~、えぇ~~~っ、カタログが有料!?」と思われる方も沢山いらっし
ゃるかもしれません。

ここ、ドイツでは、フライヤーといったA4一枚裏表のチラシ程度のものは無
償で配布されていますが、メーカー作成の冊子形式の所謂カタログは有償で配
布されているのが普通のことなんです。

ですので、当店でもカタログをメーカーから「購入」してお客様に「販売」し
ています(もちろん、カタログから直接の利益を得ることは考えていない価格
設定にしています)。

このあたりは商習慣というか文化の違いをご理解していただけたらと思います。

さて、このショッペル(SCHOPPEL)のカタログですが、オールカラー58ページ
でとっても見ごたえがあります。

先日の記事で、色の名前の事について書きましたが、このショッペルというメ
ーカーはとにかく、コピーライトやネーミングセンスにとっても長けています。

さて、このカタログの表紙ですが、

(クリックで別ウインドウが開きます)、のはずなんですが、ただいま、goo
ブログさんの運営側がリンクをすべて拒否しているようでリンクが貼れませ
ん(涙)

ショッペル毛糸カタログ

大変お手数ですが、「けいとや」で検索していただき、ショッペルカタログを
ご覧頂けたらと思います。

このカタログの表紙に、"getting hooked"

って白抜き文字がありますよね。

これ、「もう夢中になる」とか「とりこになっちゃう」ってな意味のスラング
的英語なんですが、"hooked"っていうのが、針(編み針)にかけてあるんですよ。

ショッペル(SCHOPPEL)って、ホント、面白いメーカーです。