虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

新年度初日のようす

2011-01-12 23:22:21 | 南ア-学校-
今日は、待ちに待った新年度初日。

さっそく、
昨年度からたびたび訪問している、
Schoemansdal地区の小学校へ。

新年度初日だけに、
きっと何かあるだろうと期待していきましたが、
イベント的な要素はまったくない地味な日でした。

いつも行われている全校朝礼のようす。



校長先生が時間をしっかり守ることについて話されていました。

もちろん何も特別なイベントがなくても
子どもたちにとっては、
ちょっぴり背伸びしたお兄さん、お姉さんになった気分で、
小さな身体が昨年より大きく見えました。

さて、なんといっても今日の主役は、
今日から学校に通うことになった新1年生たちです。

この学校には、入学式がありませんでした。
(他の学校もおそらくないのでは?調べておきます)

というわけで
日本の入学式のように保護者のいません。

さて、突然ですが、ここで問題です。

【問題】新一年生の保護者が学校初日に来ない南アの新年度初日。
1年生のクラスでは、さっそくある事件が起こりました。
それは何でしょうか。

ヒント:下の写真がヒントです。




分かりましたでしょうか。

新一年生の保護者がいないことで、いろんな事件が起こりました。

正解は、いくつかあります。

まず
①自分の名前を言えない、
もしくはちゃんと発音できない新一年生がたくさんいたため、
先生たちが子どもたちをクラス分けできない。
(さきほどの写真は、クラス分けで分からなかった子たちとその先生です。)

②昨日までに登録していない子がたくさん突然いたため、
そもそも名簿に名前のない子がいた。
(南アの学校は登録制なので、
学区制があり役所から案内が来る日本とは違い、
当日突然来る子がかなりいる。)

③登録してあっても初日に欠席している新一年生がいたが、
日本のように保護者が学校に連絡するな仕組みはないためさらに混乱した。

その結果、先生たちも相当困っていました。
(おそらく毎年同じように困っていたと推測されますが‥)

そこで、先生たちが考えだした案。

「そうだ、名札をつけよう。」

というわけで子どもたち一人ひとりに名札をつけさせました。



日本の小学校では、よく新一年生が名札をつけて歩いていますね。
あれです、あれ。
こっちはダンボール製ですが。

結局しばらくこの名札が続きそうです。

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村