木彫り倶楽部 more

本来は、木彫り教室のブログでしたが。。。還暦を迎え自然農にはまり、自然からの恵みや日々の気づきを気ままに綴っております。

暗唱

2016年05月29日 | 子育て
皆さまこんにちは❗(⌒‐⌒)

本業の幼児教室では3才から、暗唱という課題に取り組みます

それぞれの年齢にあった課題が1年分ずつ冊子になり、1冊クリアするとワッペンがもらえます。

通室カバンにつけたり、文房具や服に着けたりと、誇らしげです。

課題は、小さいときはレイフ・クリスチャンソンや金子みすゞの詩など、
綺麗な言葉と優しい文章で綴られています。

言葉は言霊

美しい言葉は美しい心を

優しい言葉は優しい心を育てます。

年令が上がるにつれ、漢詩など儒教のフレーズや、宮沢賢治の物語の一部など内容も高度になり、量も多くなってきます。

小学生は、覚えるだけではなく、制限時間をクリアしなければ、合格できません。超高速の出力が求められます。

それでも、別の記憶法(ペグ)で円周率500桁をクリアしている子供たちは素晴らしいの一言です。

幼児の頃は、お母さんに読んでもらって耳から覚えます。

楽しい雰囲気で、興味を持たせるようにしてあげると、3、4回リピートすれば、みんなほぼ覚えてくれます。

ただ一人で言えるようになるには、忘れるので、繰り返しが必要です。


忘れて、思い出し。

また忘れて、また思い出す。

この繰り返しで、記憶の回路が太くなります。

記憶をクイズのように楽しめたら、言葉は無限に広がり、連想ゲームのようになります。
この上ない親子の楽しい時間です。

親が暗記させることに、目的と義務を感じだすと、親子にとって地獄の時間となります。

多くのお母さんは、人は忘れる生き物だと言うことを忘れています。

受験競争の弊害か。。。

『忘れる』=『悪い事』と思っているので、『忘れる』のではなく『覚えられない』と解釈します。そして難しいと。

なぜ、最短で成功する事を、求めるのでしょうか?
短期間で完璧を求めるから、難しいのです。

繰り返す事は悪いことでしょうか?


『無駄』=『ゆとり』

最近イメージの悪い言葉ですが、豊かに生きるために必要な物だと思います。
コメント
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