沖縄の海岸や浜に生えている「モンパの木」
奄美以南に自生する常緑低い木。
漢字で書くよ「紋羽の木」
紋羽とは綿布の一種で、厚く、粗く、柔らかく、毛羽立たせて
織ったもので、肌着や足袋裏、帯の芯に用いられたとある。
実際には見たことないがモンパ木の葉っぱにそのような
感じがするのだろう。
沖縄の方言で「ハマスーキ」という。
浜に自生しているくらいなので潮害や塩害に強く防風、
防砂林として植栽される。
オバァはモンパの葉っぱを「ジョートーさぁ」という。
昔はモンパの葉っぱの新芽を摘んで天ぷらにして
食べたそうだ。
他にもマスクの曇り止めに使ったりする。
葉っぱを2〜3枚取って水中眼鏡のガラスの内側に
塗るようにこする。唾よりも効果が長持ちするので、
昔の海人は使っていた。
世界三大発明といえば、火薬、羅針盤、活版印刷であるが、
もし海に三大発明というのがあるのなら、その中の一つに
水中眼鏡が入るだろう。
水中眼鏡の発明によって沖縄の漁業が飛躍的に発展していく。
その水中眼鏡を考案して作ったのが沖縄、糸満の海人である
玉城保太郎という人。
浜に生えているモンパの木で形を作りガラスをはめ込んで作った。
モンパの木は柔らかく加工しやすかった。
今から120年前に発明されている。
20年ほど前まで使っている人はいたが、今は見なくなった。
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