琉神マブヤーは、琉球放送で2008年に放送された特撮番組の
ヒーローのこと。私の年代では仮面ライダーだった。
琉神マブヤーには沖縄特有のキャラクターが登場する。
悪役ではハブクラーゲン、オニヒトデービル、マングーチュ、ヒメハブデービル、
ハブデービルやヤシガニヤシガーなどなど。
悪役ではあるが、憎めない悪役である。
ストーリーも「海誰のもの」など大人でも少し考えさせらる物語となっている。
名前の元となっているのは「マブヤー」で、マブヤーとは「マブイ」のこと。
魂や霊魂のことを沖縄では「マブイ」という。
走って転んだり、高いよころから落ちたり、ビックリしたり、急死に一生、
そんなことが起こるとマブイを落とすといわれている。
人間には7つのマブヤーがあって、一つでも欠けると正気を無くすといわれている。
マブイを落としたときはそれなりの儀式があって、ユタに頼んで元に戻してもらう。
それをマブイグミという。琉神マブヤーの物語の中にはユタも登場したり、
沖縄の色々なことが紹介されている。
琉神マブヤーは沖縄のヒーローである。再放送で今でも見るのが楽しみである。