うんたま森のキジムナー

親の愛情

地元の友人が「ウチのオバァは、最近ボケて
きたけれど、すべての孫の名前を覚えているさぁ」
それは凄い!と言おうと思ったら、
「ひぃオバァ(曾祖母)が、ひ孫の名前を
すべて覚えているからってよ」
この地元の友人は8人兄弟で、古い地元の友人
だからお祝いなどで彼のお姉さんやお兄さんと
何度か会ったことがある。
誰もかれも兄弟すべて子だくさんだった。

お祝いに呼ばれて行くと幼稚園と小学校の
合同運動会を思わせるようなにぎやかさ。
オバァの孫だけで本土に住んでる子供を含めれば
30人はいるだろう。ひぃオバァ(曾祖母)が
ひ孫の名前を言えると言うことは、東海道線の
駅の名前を言えるようなもの。何気ない会話の
中でチョットビックリした。
子供を思う親の気持ちの大きさをあらためて感じた。

先日、幼稚園から電話があった。
知り合いの子供が数日休んでいて連絡も
取れないと言う内容の電話。実はこの夫婦、
離婚問題の真っ最中。二人とも信じられないことに、
どちらも子供を引き取るつもりはないと言う。
挙句の果てに、我が家に子供を連れてきて
「預かってくれ」とこれにはさすがの
カラカラ先生もキレてしまった。
子供の未来だけでなく、この島の未来が心配に
なってきた。


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