唐津市近代図書館のイベント情報

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ガンジスの夕暮れ…「いのちのうた-生命讃歌-」(11/25まで)

2012年11月13日 | 展覧会
平山 郁夫「ガンジスの夕」 昭和45年(1970)
※ 画像の無断転載はご遠慮ください。


平山郁夫画伯のシルクロード・シリーズは、
幻想的な群青と生活の色である黄土色が基調となっています。
広大なインド、ガンジスの夕暮れ。
ゆっくりと河岸を行く牛の群れと女性たちを逆光にとらえた本作は、
このシリーズの初期の代表作のひとつといえるでしょう。

「シルクロードの西端、トルコ遺跡に立ち、
 そこに暮らす人々と交わるうちに、
 私は東西文明交流のはるかなる歴史のドラマを再現してみたい、
 という強い願望を抱くようになっていました。」

昭和41年(1966)、平山画伯は、初めてシルクロードを訪れました。
東京芸術大学の中世オリエント遺跡学術調査団に参加し、
トルコ・カッパドキアのキリスト教岩窟修道院の壁画を模写。
翌年から約1年間は法隆寺金堂壁画再現模写に従事し、
43年(1968)以降、本格的なシルクロードの取材旅行が始まります。
翌年、釈迦の足跡を辿りたいと願っていた平山画伯は、
初めてインドを旅し、その後繰り返しこの地を訪れることになりました。

「神秘性と世俗性が共存する国、猥雑の中に清浄がひそむ国……
 私は生涯インドに惹かれつづけることであろう。」


今回は、平山画伯の作品を5点展示しています。
「敦煌三危」と「敦煌鳴沙」は、あわせて7mを超える対の屏風です。
この機会にぜひご覧ください。

 「ガンジスの夕」 昭和45年
 「ペルセポリスの遺跡」 昭和49年
 「招提寺盧遮那仏」 昭和51年
 「敦煌三危」 昭和60年
 「敦煌鳴沙」 昭和60年


唐津市近代図書館開館20周年記念
箱根・芦ノ湖 成川美術館所蔵品による
「いのちのうた-生命讃歌-」

【とき】

  11月25日(日)まで
  午前10時-午後6時
  (入場は午後5時30分まで)

【ところ】

  唐津市近代図書館 美術ホール

【休館日】

  月曜日

【入場料】

  ・一般 500円
  ・唐津市内の75歳以上の人 250円
   (受付で市のシルバーカードや健康保険証などをお見せください)
   ※ 有料入場者20人以上の団体は2割引
  
  ・高校生以下の人は無料
  ・障害者手帳をお持ちの人と同行者一人は無料
   (受付で障害者手帳をお見せください)

【出展作品】

  現代の日本画 39点

【出展作家】(生年順)

  山本丘人、吉岡堅二、黒光茂樹、高山辰雄
  矢谷長治、工藤甲人、堀文子、稗田一穂、
  関口雄揮、近藤弘明、平山郁夫、岡信孝、
  牧進、福井爽人、堀泰明、田渕俊夫、
  中野嘉之、黒光茂明、前本利彦、宮廻正明

【主催】
  
  唐津市近代図書館

【作品解説】

  11月18日(日)・23日(金・祝)・25日(日)    

  午後2時から(30分程度) ※ 要入場料



■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/

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