木のぼり男爵の生涯と意見

いい加減な映画鑑賞術と行き当たりばったりな読書によって導かれる雑多な世界。

《プロメテウス》

2013-02-08 01:56:36 | 日記


『プロメテウス』(2012年)

また、エイリアン・シリーズが始まったよ。
美意識のある監督のおかげで、さすがに映像は素晴らしいが。
特に目新しさは無いような…

当初は、モロにエイリアン映画になるはずが。
いつの間にやら、話がふくらみ違う方向へ。
なので、この映画自体は独立したシリーズらしいが。
今までのエイリアン映画を彷彿させるトコ多すぎ。
実質的に、エイリアン:エピソード1にしか思えんがな。

CGがレベルアップしたおかげで、設定的には過去でも。
宇宙船の機能は進化したとみえる。
暮らしやすそうだし、操作も楽そう~。

ノオミ・ラパス演じるショウ博士の生命力がもんのスゴい。
誰もマネ出来ない、孤軍奮闘ぶり。
どんだけ体力と気力があるんですかぁ?
(テルマ&ルイーズにこの体力と気力があったら、
パート2が出来たことでしょうに。いや、観たい観たくないは置いといて…)
リプリー超えてる~。超人~。
ある意味、
エイリアン誕生よりも、ショウ博士のしぶとさの方が驚き。

そして。
現代舞踏家のような宇宙人たち。
本気ですか?これ。。。

今回は、マイケル・ファスベンダーの好演に助けられました。
アンドロイドのデヴィッド役。
何が目的で、誰の為に行動してるのか謎な部分が…
続編まで持ち越し。

なんか続編まで持ち越される事多くない?
本作に詰め込んでくれても、全然気にしませんけど。
ねぇ。。。


『プロメテウス』(2012年)
監督:リドリー・スコット、撮影:ダリウス・ウォルスキー、プロダクションデザイン:アーサー・マックス
出演:ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、イドリス・エルバ、ガイ・ピアース
ローガン・マーシャル=グリーン

ちなみに「ソラリスの陽のもとに」に登場する宇宙船の名はプロメテウス号。