木のぼり男爵の生涯と意見

いい加減な映画鑑賞術と行き当たりばったりな読書によって導かれる雑多な世界。

《ロック・オブ・エイジズ》

2013-02-20 23:54:03 | 日記


『ロック・オブ・エイジズ』(2012年)

シナリオがアホらし過ぎますぜ。
そしてミスったキャスティングが追い討ちをかける。。。
脚本が悪いと、全員マヌケに見える事が多いが。
今回は更に、下手に見えるというオマケつき。
って見えるんじゃなくて、実際下手なのかぁい?

無意味なカット割による編集。
歌も、みんなで歌いすぎと違う?
フィニッシュ感がまったく無いんですけど…
ちなみに盛り上がりも…あったっけ?
なんか流れ過ぎ、流し過ぎ。
メリハリが無く、生気に欠ける。
そして、熱気が遠いな~。


田舎から出てきた歌手志望のシェリー。
憧れのライブハウス“バーボン・ルーム”でドリューと運命の出会い。
伝説のロック歌手ステイシー・ジャックスのライブの夜。
大きな変化が、それぞれに訪れる。
80年代ロックを歌いまくるミュージカルの映画化。

シェリー役のジュリアン・ハフが自分の良さを発揮。
ひとり勝ちとは言え、もっと実力あるだろうに。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、
大抵は思い切りのいい演技が気持ちいいんだけど。
今回は微妙。これは演出の悪さが大きい。

ブライアン・クランストンが出番が少ないながらも、
とても良かったが。ま、歌わない役だしなぁ…

トム・クルーズにいたっては、
頼むから止めてくれ状態。
演技力を求めちゃいかんのは、分かっとるが。
これは、酷い。
完全に外してますがな。

メアリー・J・ブライジが居てくれて、助かったというところ。
アレック・ボールドウィンは、やりにくそうだし。
ポール・ジアマッティも、しっくりこないし。
マリン・アッカーマンは、こんなんじゃもったいないし。
ラッセル・ブランドは、演技してないしなぁ…

ドリュー役のディエゴ・ボネータも、
注目する程ではないしな。
というか、ほんとバカに見える。
この脚本じゃ。

誰の魅力も引き出してないという…
呪われた映画。

これじゃ、曲が気の毒ですがな。
舞台だとパーっと楽しめるのかも知らんが。
映画化で、この脚本は無いだろ~。
誰か気づけ。
誰でもいいから、待ったかけようよ。。。


『ロック・オブ・エイジズ』(2012年)
監督:アダム・シャンクマン、脚本:ジャスティン・セロー、クリス・ダリエンツォ、アラン・ローブ
オリジナル脚本:クリス・ダリエンツォ
出演:ジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボネータ、アレック・ボールドウィン、トム・クルーズ、ラッセル・ブランド
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ポール・ジアマッティ、マリン・アッカーマン、メアリー・J・ブライジ
ブライアン・クランストン