★第60期大分合同アマ将棋名人戦三番勝負結果(平成18年7月9日:大分市「割烹百合」)
早咲県名人が2勝1敗で防衛! 連続8期、通算16期を達成
竹永さん初戦の快勝がつながらず
県名人 早咲誠和(大分市、32才) ●○○
挑戦者 竹永国弘(臼杵市、41才) ○●●
■立会人 大分県将棋連合会会長 宮部一昭
同 副会長 渡部統
同 副会長 菊池博
大分合同新聞社 常務 安部鋼一郎
■審判長・大盤解説
大分県将棋連合会幹事長 河村和央
■大盤解説・進行
大分県将棋連合会常務理事 村谷一文
■記録係 大分県将棋連合会理事 徳丸規好
渡邉弘子
(渡邉弘樹)
■時計係 大分県将棋連合会理事 小野洋子
■インターネット中継操作係
大分県将棋連合会理事 七蔵司仁紀
[第1局]
▲早咲県名人
△竹永挑戦者
早咲県名人が初手に4八銀の趣向を見せましたが、結局竹永挑戦者の四間飛車に
早咲県名人が5筋位取り+左美濃に構え、押したり引いたりの展開に。互角の形勢
のまま終盤に突入後、竹永挑戦者が力強い指し回しを見せ、早咲県名人の玉頭に殺
到、最後は攻防に2枚の名角を放った竹永挑戦者が、追いすがる早咲県名人を振り
切って184手の長手数を制しました。竹永挑戦者の良いよころがすべて出た名局
でした。
●指し手はこちらへ
[第2局]
▲竹永挑戦者
△早咲県名人
竹永挑戦者が四間飛車に振って穴熊に囲えば、早咲県名人も得意中の得意、居飛
車穴熊を採用。これは駒組合戦かと思いきや、早咲県名人が竹永挑戦者の歩越しの
銀に5五歩と突如のただ捨て。序盤早々と一歩損する指し方に観戦者一同驚きの
声、しかしこれが早咲県名人の対四間飛車に対する秘手でした。この後、巧みに駒
を進めた早咲県名人の指し手に焦りを覚えた竹永挑戦者が一気にさばきに出たもの
のこれが暴発、早咲県名人からあっという間に寄せられてしまいました。手数は8
6手。おそるべし居飛穴5五歩突き捨て戦法、これで1勝1敗、いよいよ最終戦です。
●指し手はこちらへ
[第3局]
▲竹永挑戦者
△早咲県名人
意地のぶつかりあい。竹永挑戦者が3戦連続四間飛車を採用すれば、早咲県名人
も再び居飛穴へ。第2局とほぼ同様に進み、そして再び早咲県名人が第2局と同じ
敵銀頭へ5五歩の突きくれ。先程はこれを同銀と取ったために形勢を悪くした竹永
挑戦者、銀を引くかと思いきや、堂々の同銀。この時は大盤解説の聞き手から大き
な拍手が沸き起こりました。逃げない挑戦者への大きなエールでした。しかし自信
満々の早咲県名人、巧みに手をつないでじりじりと差を付けてきました。あとで聞
けばこの形でほとんど負けたことがないとのこと。相手の研究にすっぽりはまった
感のある竹永挑戦者、必死の抵抗を図ったものの、早咲県名人の着手は正確無比、
きっちり寄せられてしまいました。102手で竹永挑戦者、投了。お二人ともお疲
れさまでした。挑戦者が早咲県名人に1勝を上げたのはこの7、8年なかったこと
です。竹永挑戦者、大健闘でした。ところで防衛した早咲県名人、体調の方がやや
優れず、1局目はふできな将棋でしたが、2局目、3局目を完勝したのはさすがで
した。8月末の全国大会で前人未到の4度目のアマ名人目指してがんばってくださ
い。
●指し手はこちらへ
◆関連リンク
▷大分合同アマ将棋名人戦歴代名人・挑戦者一覧(第1期~第30期)
▷大分合同アマ将棋名人戦歴代名人・挑戦者一覧(第31期~第60期)
早咲県名人が2勝1敗で防衛! 連続8期、通算16期を達成
竹永さん初戦の快勝がつながらず
県名人 早咲誠和(大分市、32才) ●○○
挑戦者 竹永国弘(臼杵市、41才) ○●●
■立会人 大分県将棋連合会会長 宮部一昭
同 副会長 渡部統
同 副会長 菊池博
大分合同新聞社 常務 安部鋼一郎
■審判長・大盤解説
大分県将棋連合会幹事長 河村和央
■大盤解説・進行
大分県将棋連合会常務理事 村谷一文
■記録係 大分県将棋連合会理事 徳丸規好
渡邉弘子
(渡邉弘樹)
■時計係 大分県将棋連合会理事 小野洋子
■インターネット中継操作係
大分県将棋連合会理事 七蔵司仁紀
[第1局]
▲早咲県名人
△竹永挑戦者
早咲県名人が初手に4八銀の趣向を見せましたが、結局竹永挑戦者の四間飛車に
早咲県名人が5筋位取り+左美濃に構え、押したり引いたりの展開に。互角の形勢
のまま終盤に突入後、竹永挑戦者が力強い指し回しを見せ、早咲県名人の玉頭に殺
到、最後は攻防に2枚の名角を放った竹永挑戦者が、追いすがる早咲県名人を振り
切って184手の長手数を制しました。竹永挑戦者の良いよころがすべて出た名局
でした。
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[第2局]
▲竹永挑戦者
△早咲県名人
竹永挑戦者が四間飛車に振って穴熊に囲えば、早咲県名人も得意中の得意、居飛
車穴熊を採用。これは駒組合戦かと思いきや、早咲県名人が竹永挑戦者の歩越しの
銀に5五歩と突如のただ捨て。序盤早々と一歩損する指し方に観戦者一同驚きの
声、しかしこれが早咲県名人の対四間飛車に対する秘手でした。この後、巧みに駒
を進めた早咲県名人の指し手に焦りを覚えた竹永挑戦者が一気にさばきに出たもの
のこれが暴発、早咲県名人からあっという間に寄せられてしまいました。手数は8
6手。おそるべし居飛穴5五歩突き捨て戦法、これで1勝1敗、いよいよ最終戦です。
●指し手はこちらへ
[第3局]
▲竹永挑戦者
△早咲県名人
意地のぶつかりあい。竹永挑戦者が3戦連続四間飛車を採用すれば、早咲県名人
も再び居飛穴へ。第2局とほぼ同様に進み、そして再び早咲県名人が第2局と同じ
敵銀頭へ5五歩の突きくれ。先程はこれを同銀と取ったために形勢を悪くした竹永
挑戦者、銀を引くかと思いきや、堂々の同銀。この時は大盤解説の聞き手から大き
な拍手が沸き起こりました。逃げない挑戦者への大きなエールでした。しかし自信
満々の早咲県名人、巧みに手をつないでじりじりと差を付けてきました。あとで聞
けばこの形でほとんど負けたことがないとのこと。相手の研究にすっぽりはまった
感のある竹永挑戦者、必死の抵抗を図ったものの、早咲県名人の着手は正確無比、
きっちり寄せられてしまいました。102手で竹永挑戦者、投了。お二人ともお疲
れさまでした。挑戦者が早咲県名人に1勝を上げたのはこの7、8年なかったこと
です。竹永挑戦者、大健闘でした。ところで防衛した早咲県名人、体調の方がやや
優れず、1局目はふできな将棋でしたが、2局目、3局目を完勝したのはさすがで
した。8月末の全国大会で前人未到の4度目のアマ名人目指してがんばってくださ
い。
●指し手はこちらへ
◆関連リンク
▷大分合同アマ将棋名人戦歴代名人・挑戦者一覧(第1期~第30期)
▷大分合同アマ将棋名人戦歴代名人・挑戦者一覧(第31期~第60期)
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