棋楽庵の九州将棋ふまわり日記

ようこそ「棋楽庵」のブログへ。ここでは大分・福岡・佐賀・熊本を中心として九州各県及び山口県の将棋情報を提供していきます。

■早咲World-No.007 大分県将棋選手県大会A級決勝-対村谷一文戦(S63.11.13)

2006年09月11日 | ◆早咲World
 現在、大分県将棋連合会常務理事として活躍中の村谷一文常務理事が若かりし頃に早咲誠和さん(当時15才)と戦った一局です。序盤村谷さんが早咲さんの疑問手に乗じて作戦勝ち、その後も完璧な指し手を続けて、村谷さんの完封勝ちかと思われたのですが、馬には乗ってみるもの、勝負は段々ともつれてしまい、混戦状態に。最後は村谷さんの玉があっけなく頓死、勝っていれば村谷さんの生涯の名局となるはずが残念な結果となってしまいました . . . 本文を読む
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■早咲World-No.006 第12回大分合同豆棋士将棋大会中学生の部決勝(S63.10.12)

2006年07月02日 | ◆早咲World
 葉さんは小学生名人を何度も取った中学2年生の強豪。早咲さんの中学生名人3連覇を阻止しに決勝に進出。一方早咲さんは得意の四間飛車で中学生名人3連覇を狙ってきました。早咲さんは葉さんとは初対戦。しかし、大分県王位のタイトルも持つ早咲さんには負けられない戦いといえます。この後10年以上二人は好ライバルとして県のタイトル戦で激闘を繰り広げるのですが、ギリギリの勝負を常に早咲さんが制してきています . . . 本文を読む
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■早咲World-No.005 コンパル春祭り将棋大会A級準決勝-対竹永国弘戦(S63.3.20)

2006年07月02日 | ◆早咲World
 来る7月9日大分合同アマ将棋名人戦3番勝負に挑戦者として名乗りを上げた竹永国弘さん。その若き日の対早咲戦の快勝譜がありました。棋譜が早咲さんから提供されたのは挑戦者決定大会の約2週間前です。この時はまさか竹永さんが挑戦者になろうとは早咲さんも予想しなかったでしょう。お二人の対決の前の前菜としてご鑑賞ください。コンパル(大分コンパルホール)春祭り将棋大会の準決勝、早咲さん14歳、竹永さん24歳位の対局です . . . 本文を読む
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■早咲World-No.004 第11回大分合同豆棋士将棋大会中学生の部決勝(S62.10.11)

2006年07月02日 | ◆早咲World
 早咲さんは前年度中学生名人。今年度も連覇を狙って大会に参加。当時は県大会A級に参加していたものの、まだベスト8が最高という実力でした。一方安丸君は前年度小学生名人。本大会では当然のように勝ち上がって、小学生・中学生名人と連覇を狙ってきています。若々しい二人の勝負を鑑賞してください . . . 本文を読む
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■早咲World-No.003 第10回大分合同豆棋士将棋大会中学生の部決勝(S61.10.12)

2006年06月28日 | ◆早咲World
 第10回豆棋士将棋大会中学生の部決勝です。会場は大分文化会館。本局はなんと中学1年同士の決勝戦となりました。早咲さんは当時13歳。県大会にではじめて半年というところです。県大会の成績は、初出場の3月にC級準優勝、以下C級3位、6月C級準優勝、7月B級優勝と入賞を重ね、7月には遂にA級に参加とあっというまに駆け上がってきました。おそろしき才能といえます。当時県将棋界で強い子供がいると話題になっていました。さて間さんは竹田方面の中学1年。この将棋を見るかぎり、当時としてはかなりの強さだったようですが、その後大会で名前を拝見していません。もしこのブログを見る機会がありましたら、どうぞ大会に復帰してください。大歓迎します . . . 本文を読む
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■早咲World-No.002 第44期大分合同アマ将棋名人戦3番勝負第2局(平成2年7月1日)

2006年06月04日 | ◆早咲World
 続いては早咲県名人誕生となった3番勝負第2局です。短手数で投了を余儀なくされた川中県名人、今度はねじを巻き直して2局めに臨みます。戦型は早咲挑戦者が1局めに続いて三間飛車を採用すれば、川中県名人は玉頭位取りに。双方力の入った一戦となりましたが、最後は疲れからか川中県名人の手が変調となり、そこを早咲挑戦者が衝いて、一気呵成に寄せていきました。川中県名人は持てる力を出したのですが、1局目がもったいない将棋でした。世間の評を覆して2連勝で早咲挑戦者は史上最年少の大分県名人(16歳)に就きました。この記録は未だに破られていません . . . 本文を読む
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■早咲World-No.001 第44期大分合同アマ将棋名人戦3番勝負第1局(平成2年7月1日)

2006年06月03日 | ◆早咲World
 皆さんどうもお待たせしました。カテゴリー欄に「早咲World」があるのに記事がない、という寂しい状況でしたが、やっと記事をアップできるようになりました。早咲誠和氏からはかなり前に原稿をいただいていたのですが、棋楽庵の方が編集時間を取れなくて。棋楽庵の依頼に快く応じていただいた早咲氏には深謝、深謝。では全国大会、九州大会、大分県大会と種々取り揃えた数百局の長ロングランになるかもしれない、プロも一目おく早咲Worldをこれからたっぷりお楽しみください。さてその第1局は、全国アマ名人3回という快記録を打ち立てている早咲氏のアマ名人戦出発点となった、平成2年の大分県名人を決める3番勝負からです。県名人川中清氏は50歳。前年に高校生初の県名人となった祖田秀明氏からタイトルを奪取して通算名人3期目。一方、早咲誠和挑戦者は県内最多タイトルを引っさげて名人戦の舞台に初登場。情報科学高校2年生16歳。結果は意外な短手数となりました。 . . . 本文を読む
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