安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

新しい年へ

2019年01月11日 | 月刊ブログ

 新年、あけましておめでとうございます。今年も、皆様にとって実り多き年になりますよう、お祈りいたします。

 今年は晴れ間が出て過ごしやすいお正月でした。1月3日、家族全員で初詣に行きました。こんなに全員揃うことは珍しいのですが、昨年は病気を患ったり、ケガをしたりと、病院のお世話になることが本当に多くて、今年こそは無病息災、家内安全をと、全員でお参りをし、お祓いもしていただきました。

 地元の神社に行くと思いもかけず、同級生とばったり会ったりして、お互いに随分年を取ったね、などとけなし合ったりするのも、お正月の風物詩なのかもしれません。

 お正月休みは、今年は、短いこともあって、ゆっくりとくつろぐ暇もありませんでした。そのせいか、仕事始めから体調を崩してしまいました。新しい年の初めから、何とも幸先悪いことでした。

 こんなことで、新しい年が始まるなんて、絶対イヤだと、昨日は元気付けに本校1階の「合格鉄板焼きカレー」をいただきました。そして午後からは、説明を聞きにきた大学生に、気合を入れて「夢を叶える説明」をしました。

 

 この1月から3月まで、本校では、平成31年度入学生の紹介制度を行うことになりました。これは、地域の「公務員になりたい!」という夢をもつ若い人たちに、この学校のことを知ってもらい、この学校で夢を実現させてもらいたいと思って、この紹介制度を企画しました。

どのような広報媒体よりも、知り合いの方の「口コミ」が最も信ぴょう性があるとのデータもあります。

 口コミは、地域社会では、最も情報が伝わりやすいコミュニケーションの手段と言われています。今日あったことや、悔しかったことや、感心したことなど、身近にいる人ほど会話がはずみます。そして、情報についてもすごいスピードで拡散していくのです。いい情報は、とてもありがたくうれしいのですが、同じように悪い情報も瞬く間に広がるから怖いですね。

 口コミは、もう一つ大きなメリットがあります。それは伝える相手と話題を選び、相手に必要な情報をいち早く、提供するのです。政治や経済に興味が全くない人に、そのような話はしないからです。口コミは、必要な人に必要な情報を提供するので、受け入れやすいことも大きなメリットとなります。

 たくさんの人に、この学校のことを知ってもらえたらと思います。

 

 元旦に、卒業生の保護者の方から年賀状をいただきました。お兄ちゃんは本校の卒業生、弟は、現在高校3年生で、彼は、2年生になるとすぐに夜間講座に通い始めました。彼はとても慎重派で誰よりも早くから公務員試験の準備を始めました。その甲斐あって、受験した3カ所すべてに2次まで合格をし、この春から関西で公務員として仕事をすることが決まっています。そのお母さんは、子供の就職が決まってうれしいけれど、4月からは寂しくなってしまう、とそんな複雑な思いの言葉が手書きで添えてありました。

 親にとって、就職先が決まって独り立ちをすることが、子供が一人前になるということを意味しています。

 おめでたいことだけど、残された側は、本当に言い尽くせない寂しさを味わうことになります。旅立つ子供は、不安もあるけれど、希望に満ちた未来に向けて、前途洋々です。見送る人のことなどに思いを馳せる余裕はないのです。

 人間が最もストレスを感じるのは、その人が大事にしている人や物を失う時の喪失感だそうです。私も、歳を重ねて、その気持ちを味わった時のことを思い出します。

「手塩にかけて」育てた子供が巣立つのは、親にとってはこの上ない喜びのはずなのですが、いざとなったら、胸がもやもやと息苦しくなってくるのです。この感情はいったい何なのでしょうか。これがきっと喪失感なのですね。

 嬉しいけれど、寂しい・・・そんな季節が近づいてきています。

 

 今日は、年末に国家公務員宮内庁に内定をした学生のお父さんが、ご丁寧にあいさつにお見えになりました。ただただほっとしている、と今のお気持ちをおっしゃっていました。

 内定おめでとうございます。4月からは、寂しくなりますね、と私は声をかけました。

 

 今月の写真は、パイナップルミントというハーブです。本当にパイナップルの香りがします。寒さに非常に強く、春になると地面を割るように新芽が芽吹きます。真の強さは、一見ではわからないものです。 

 Photo by mizutani


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