安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

きらきらひかる

2005年12月02日 | 月刊ブログ
 12月になるといつもの事ながら、また、いくつになってもウキウキしてきます。佐世保の街はきらきらとイルミネーションが輝き、今年ももう、終わりなんだと実感してしまいます。
 昨日、カレンダーを一枚やぶり、クリスマスバージョンのイラストの入った最終ページを見ると、やっぱり一年間を振り返ってしまいます。
 人に与えられた時間は均等に24時間365日1年間なのに、あっという間の一年だったり、とてもとても長い一年だったり・・・

 先月の11月20日、東京国際マラソンで、高橋尚子さんが見事優勝しましたね。2年間のブランクや身辺の変化、また、足のケガに負けることなく、優勝を勝ち取った姿は、見る人に感動を与えました。
 勝利インタビューで、彼女は、「夢をもって夢を諦めずにいれば、必ず叶う」「ここに帰ってきて良かった。2年前で止まっていた時間が進みそう」と言っていました。
 「失敗したまま終わりたくない」・・・2年前のこの大会で失速し、敗れ、アテネ五輪代表落選につながったこの場所での再起を決意して、この春にはより厳しい環境に身を置こうと自分自身を鍛えたそうです。 
 高橋選手はこの優勝を、「オセロゲームで黒を全部、白に変えられたかのよう」と表現しています。引退をも考えたつらかった時間はもう過去のこと。「暗やみに入っても夢を持つことで、一日一日が充実する。皆さんにもそのことを感じてほしい」。
 この暗闇の中での2年間で走る喜びだけでなく、人生の喜びを知ったという高橋選手の言葉に、観客からはひときわ大きな拍手がわいていました。「今悩んでいる人も、小学校、中学校の子も、30代、そして中高年の皆さん方も、もう二度と来ない時間を充実した一日にしてください」

 高橋選手のインタビューで、私は、目頭が熱くなりました。そして、彼女の一言一言にその重みを感じました。苦難を乗り越えた人だけが見せる、あのきらきらとした目の輝き、笑顔に魅せられてしまいました。

 感動の一日でした。

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