世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

帰国直前日記

2008年09月06日 11時20分39秒 | アジア
今日の午後の船で日本に帰ります。釜山から福岡への船に乗る予定です。たったの3時間で日本に着くそうです。2年と1ヶ月の旅の最後としては、なんかちょっとあっけない感じです。






旅が終わることの寂しさや嬉しさ、日本に帰ることの嬉しさや不安、いろいろと感情の波が押し寄せてきます。全身に押し寄せてきます。感情の整理が難しいです。


日本に帰ったら山のようにしたいことがあります。
友達と飲みに行きたいし(特に居酒屋で)、寿司を食べたいし、漫画喫茶に篭りたいし、図書館で本も読みたいし、新しい自分の部屋を借りたいし、新しい服を買いたいし、サッカーやゴルフやスノーボードなどもしたいし、好きなバンドのライブにも行きたいし、仕事に熱中したいし、お金も稼ぎたい。そして、今度はリッチな短期旅行をしたい。温泉などの国内旅行もしたい。何にせよ全く新しい生活になるのです!

というようなことを考えていると胸が弾んできます。





旅が終わってしまうことはとても寂しいですが、逆にもう旅をしなくていいと考えると嬉しかったりもします。
貴重品の管理に四六時中気をとられることも、強盗やスリに怯えながら昼も夜もびくびくしながら町を歩くこともないのです。日本という世界で最も治安の良い国に住めるです。
もう重い荷物を背負って宿やバスターミナルを探したり、10時間以上もおんぼろバスにすし詰めで揺られたりしなくてもいいのです(日本ではすし詰めの通勤列車に揺られますが)。日本では自分の部屋に定住するのです。
もう刑務所のような最低レベルの部屋に泊まったり、ダニや南京虫の心配をしなくてもいいのです。世界最高レベルのインフラと清潔さの国に住めるのです。
もう怪しげな客引きや売人につきまとわれることも、値段交渉で声を荒げることも、やっぱりボラれてたかとがっかりすることもないのです。フィックスプライスの国だから。
味と衛生面が心配でドキドキしながら食事の注文をしたり、実際に不安的中して激しい下痢に悩まされることもないのです。世界で最も美味しく衛生的な日本食を毎日食べれるのです。
通行人から好奇の目でじろじろ見られたり、子供にチンチョンチャンやジャッキーチェンと言われる事ももう無いのです(中国に来てからはすでに無いけど)。だって周りはみんな日本人なのです。
もう欧米人の英語がよく聞き取れないと悩む必要もないし、英語が通じない国で身振り手振りで必死にコミュニケーションを取る必要もありません。全員流暢な日本語を話すのです!
ああ、嬉しいなあ。
でも、寂しいなあ。

今までの旅の思い出が次々と体の隅々に甦ってきます。









まだまだ色々と書きたいですが、時間が来たのでこれくらいにしておきます。

上海、大連、韓国のブログは帰国後にアップします。


それでは、日本で!