世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

チベット旅行 その9(エベレスト、サキャ、シガツェ)

2019年03月26日 15時13分04秒 | チベット


■2011年2月11日

前夜の打ち合わせの通り、朝からエベレストビューポイントであるギャワ・ラを目指します。この日、エベレストを見るという提案を持ちかけてきたガイド本人はまさかの仕事放棄をしたので、言葉の通じないドライバーとのふたり旅です。不安はあるけど、ただエベレストを見るだけなので、問題ないはず・・・。



しばらく車で山道を登っていると、車窓からエベレストが見えました!!!

これには、相当、びっくりしました。まさか、舗装道路からエベレストを見ることが出来るとは、想像もしませんでした。
ネパール側からだと、飛行機でルクラまで飛んで、そこから何日も徒歩でトレッキングしないと見れなかったので。

馬車でのどこかに移動する人


馬車とエベレスト。

こういう不思議な光景に出会えるところが、チベット旅行の醍醐味なんでしょうね。


ギャワ・ラというのは、標高5200mの見晴らしの良い丘になっており、この日は、猛烈な風が吹いていましたが、天気は良く、エベレストを始めとするヒマラヤ山脈が綺麗に見渡せました。


距離感や遠近感とかよくわからなくなる凄い風景

左がエベレスト、右がチョ・オユー
頂点から左へ流れている白い雲が、頂上付近の強風を感じさせる


美しい二等辺三角形のエベレスト



風にはためくタルチョー(チベットのお祈りの旗)



動画

エベレスト、ローツェ、チュー・オユー、マカルーなどがばっちり見えています。
音やタルチョのはためきかたで、風の強さがわかります。


午前中にエベレスト観光は終わり、昼にラツェに戻ってきました。
昨日は夜に着いて寝るだけだったラツェの町を散策しました。

商店の店先で暇そうにたむろする人々


ところで、写真には写ってないですが、チベットって結構な数の乞食がいました。そして、ドライバーもガイドも町の人々も、乞食を見れば何かしらを施していました。困っている人に優しい文化なんだろうなあと感じました。

昼食後、ラツェを出発して、サキャへ移動しました。

サキャは建物の壁がグレーで統一されている渋い雰囲気の町でした。




サキャのお寺は立派な寺でしたが、閉館時間を過ぎていたみたいで閉まっていました。


裏山に登って町を見下ろす


イケメン・モンク・トリオ

チベット僧侶って、顔立ちが整っているし、男臭さが際立っているし、かっこいいと思う。

チベットおばちゃん

ど迫力。喧嘩強そう。

トラクターで移動する文化




この日はシガツェ泊。5日ぶりにシガツェまで戻ってきた。シガツェはチベット第二の都市だけあって文明が発達しているし、標高も下がってきているので、呼吸も楽だし、気温も高い。ホッと一息つけた。

いいお部屋




この旅で最も美味しかった食べ物。麻婆豆腐。


左がドライバー、右がガイド

夜、ネットカフェに行って、久しぶりにニュースなどをチェックするが、特に面白いニュースはなし。強いていうとフェイエノールトの宮市選手が活躍していた、というくらいか。(当時、宮市にはかなり期待していんだけどなあ。。。結局、最近は名前を聞かなくなった・・・。)

翌日は、いよいよラサに帰還します!

<続く>









チベット旅行 その8(ドンパ、ラツェ)

2019年03月26日 10時08分46秒 | チベット
■2011年2月10日

バルヤンの宿では、キャサリン(アメリカ)とマルセル(スイス)という外国人カップルと出会いました。彼らもチベット人ガイドとドライバーを雇って、カイラスへ向かう途中だということです。彼らのガイドが言うには、僕たちが出発したあとに、またカイラス付近で大雪が降ったとか。。。彼らの幸運を祈ります。


この日は、ラツェという村へ向かって出発しました。


相変わらず車窓から見える景色が大迫力。


砂漠、川、雪山が同時に見れるという変わった風景




途中、ドンパという小さい村で寺を見学しました。


昨日に引き続き恐ろしい鬼の像がありました。


グロい。この宗教美術が伝えようとしていることは、いったい何なんだろう・・・。


踏まれている。そして苦しんでいる。


大きな像。仏像っぽくない。何の像かはわからないが、眼力が尋常でない。




だいぶ高度が下がってきて、川の氷も溶けてきた。往路よりも暖かいので季節の変わり目なのかも。

旅行が一週間後だったら、カイラスのコルラ出来ていたかも・・・と悔しい気持ちが少し芽生えた。キャサリン達はコルラ出来たのだろうか・・・。


シャムデというチベットのカレー。

インドで食べたカレーがまずかったこともあり海外カレーはトラウマだったため、恐る恐る食べたが、意外とマイルドな味で美味しかった。チベットは、モモやトゥクパもそうだが、全般的に食べ物は美味しかった。


こういう人たちと多数すれ違った。

どういう職業でどのような目的で、あのような剥き出しの車に乗って移動しているのかは謎。絶対寒いはず。


この日は、ラツェ泊。
泊まったホテル。久しぶりのホットシャワーに、高所と寒さと運動不足で疲れていた身体が癒やされる。





夜、ガイドと今後についての打ち合わせ。カイラスのコルラ(トレッキング巡礼)を行わなかったことにより、日程的に2日間も空いてしまっているので、その穴埋めの検討。カイラスのコルラが出来なかったことにより、チップに対する不安がガイドに芽生えてきているのかもしれない。
そこで、ガイドから、素晴らしい提案が出た。エベレストのビューポイントまで行こう!とのこと。うん、それは、素晴らしい!ネパール側からのエベレストは以前見ているけど、チベット側からもぜひ見てみたいです。

ということで、翌日は、エベレストへ向けて出発します!

<続く>