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「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2025欧州サッカー>四方山話とスタッド・ランスの中村 敬斗(2025・04・14)

2025-04-14 20:54:45 | スポーツ

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欧州サッカーについて興味を失っていたのは、メジャー・リーグが面白かったからです。我らがスーパーヒーローの大谷翔平君が大活躍すれば、やはり興味はそちらに行きます。翔平君の去年の大活躍は素晴らしかったと思います。念願のプレーオフに出場してワールドシリーズを制覇しました。何となくマンネリ化してプレーオフで勝てなかったドジャースに「やる気スイッチ」を入れたのは翔平君です。翔平君を中心にドジャースナインが団結した結果が、ワールドシリーズ優勝です。お見事でした。

欧州サッカーもやや勢力図が変わりました。
プレミアの強豪 マンチェスター・シティが順位を落として、リバプールが首位を独走しています。
リバプールは、クロップ監督が退任して新監督にオランダからアルネ・スロット氏を招へいしました。これが、大当たりでリバプールは勝ちまくっています。リバプールのチームを作ったのは、クロップ監督です。しかし、クロップ監督の下でリバプールはマンネリ化の罠に陥りました。新監督の指揮のもと自由を得たリバプールは躍進しています。何よりチームの大黒柱のモハメド・サラーが輝きを取り戻しました。現在、27ゴール・17アシストの大活躍です。アルネ・スロット監督が、サラー中心のチーム戦術を採用した結果だと思います。
残念ながらクロップ監督の時は評価されていた遠藤 航は、ベンチメンバーになりました。
これは、やむをえません。選手起用を決めるのは監督です。
これが、プレミアの一番の驚きです。監督が代わって弱体化すると思っていたら、反対に強くなりました。
だからクロップ監督のチーム作りは正しかったと言えます。しかし、作ったクロップ監督がそのチームに最大の活躍を与えられなかったのは、皮肉です。作る人と使う人は、違うと言うことなんでしょうね❓

一方で、プレミアで輝きを失った選手もいます。
クリスタル・パレスに移籍した鎌田 大地です。ブンデスのフランクフルト時代は輝いていました。イタリアのラツイオに移籍して監督に干されて、プレミアに移籍したら全然ダメになりました。古巣のフランクフルトはブンデスの強豪チームになり現在3位です。移籍せずフランクフルトに残っていれば、今はチームの中心選手でしょう。
これは、遠藤 航にも言えます。今季は不調ですが昨年は古巣のVfBシュツットガルトは大活躍でした。もし残っていれば、不動のキャップテンですからね。移籍しない方が、良かったようにも思います。

念願のキリアン・エムバペを獲得したスペインのRマドリードは、エムバベが上手くチームにフィットせず逆にチーム力が弱くなりました。ライバルのバルセロナの後塵を拝しています。誰が監督をやろうと上手くいかないと思われていたバルセロナは、ドイツ人の偏屈監督のハンスディーター・フリックを招聘してチームの立て直しに成功しました。監督としては、超一流だと思うのですが人間に難があり、あまり評価されません。しかし、能力の通りの結果を出しています。就任1年目から結果を出すのが、フリックの特徴です。唯一失敗したのはドイツ代表監督です。日本代表にボロボロに負けていた時代です。しかし、あれは監督の責任ではなくメンバーが、ダメ過ぎたのだろうと思います。丁度、端境期でロクなメンバーがいませんでした。

ブンデスでは、若き天才監督が率いるバイヤー・レーバークーゼンが今季も好調で2位につけています。シャビ・アロンソです。監督経験が、ほとんどないのに昨シーズンは、バイエルンを撃破してブンデス優勝を成し遂げました。マグレでない証拠に今季も2位です。バイエルンと比較するとメンバーが相当落ちますから、これは間違いなく監督の手腕によるものです。これも驚きました。「やっぱり、天才はいるんだな」と思います。

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さて、日本人選手の話題。
期待していた選手は、伸び悩んでさっぱりですね❓
私が、ひそかに期待していた選手がいます。誰だと思いますか❓
(フランス)スタッド・ランスの中村敬斗です。
中村敬斗
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%95%AC%E6%96%97
中村は、日本人には珍しいストライカーのメンタリテイを最初から持っている人間です。

『小学生時代は柏レイソルのジュニアに所属していたが、パスサッカーにあわず、地元のクラブに所属。中学時代からは個の力を重視する三菱養和SCに所属し、ドリブルなどを磨いた。高校生になると2年生ながら複数クラブから注目され、2017年12月26日に飛び級でガンバ大阪と2018シーズンの仮契約を発表した。 』

これが小学生時代の話です。
「パスサッカー嫌だから止めます!」
などと小学生の子供が自己主張できるのが不思議でしょう❓
その後は、三菱養和SCで自分の思う通りの練習をしたのだろうと思います。
生まれながらのストライカーです。ストライカーは、教えて作れるものではありません。ストライカーの才能を持った子供を探すしかないのです。ストライカーの特徴は、プレーさせると分かるようです。なんだか良く分からないけれどゴールを決めるのが、ストライカーの天性(特徴)です。大体、他の同じタイプの超一流選手の話を読むとサッカーの下手な選手は結構います。しかし、試合に出ると得点するわけです。だからストライカーを育てるには、ゴールを決めるのが得意な子供を探して試合に出すしか方法がありません。(この辺りは、相当関係者が間違えていると思います。ストライカーは、ホームランバッターと同じでもって生まれた才能です。特訓したってホームランバッターは作れないでしょう❓)

中村敬斗は、そんな特徴を持っていると思います。試合に出してボールを回せば、多分ゴールを決めると思います。
大体、自分の売り込み方も強引です。ガンバ大阪では、ほとんど試合に出ず海外移籍を繰り返して、オーストリアのLASKでレギュラーを獲得して2022-2023シーズンに結果を出して、すぐにフランスのスタッド・ランスに移籍して今季が2年目です。
多分、レギュラーで出ていたのだろうと思えるのが2022-2023シーズンだけです。
スタッド・ランスでは、今季からレギュラーでないですか❓
今季は、ここまで28試合に出場して11ゴール決めています。
ストライカーは試合に出せば、ゴールを決めるという証明です。
来シーズンは、もっと活躍するだろうと思います。


2025大相撲>5月場所番付予想と見どころ

2025-04-13 18:44:44 | スポーツ

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番付予想
参考(引用元)
https://ameblo.jp/sumopara/entry-12891129927.html
東関脇:大栄翔  西関脇:霧島
東小結:若元春  西小結:高安
東小結:若元春
東前頭筆頭:王鵬 西前頭筆頭:玉鷲
東前頭2:阿炎  西前頭2:平戸海
東前頭3:尊富士 西前頭3:豪ノ山
東前頭5:伯桜鵬
         西前頭7:阿武剋
東前頭8:安青錦



これは予想であり確定した番付ではありません。若元春を前頭の筆頭に留めるか小結にするかの違いです。
他の人の予想を見ると多少違っている部分もあります。大体、こんなものだろうと思います。

一番の注目は、大関:大の里の横綱昇進なるかどうかです。
豊昇龍を、相当大甘の昇進をさせてしまいましたから、準優勝なら悩むところですね。13勝準優勝なら同じですが、12勝準優勝ならどうするのか❓

関脇の大栄翔が、2場所20勝です。やや力の衰えた大栄翔が13勝するのは相当ハードルが高いように思います。5月場所で二桁勝って、それ以降に期待するのが妥当な気もします。

 

関脇に復帰した霧島です。3月場所は、かろうじて8勝で勝ち越しました。霧島の場合は、体調と気力が問題です。大関で優勝していますから弱い大関ではありません。大関に復帰したければ稽古は当然やると思います。メンタルの部分が復調しているかどうかが問題だと思います。その意味で5月場所に二桁勝つようだと、大関挑戦の可能性が出てくると思います。

大関復帰までは期待しませんが、35歳の高安が小結に復帰してどれだけ活躍できるかも注目です。
最後の関脇だった場所が令和5年1月場所です。この時も故障が再発して1勝5敗9休でした。
高安の場合は、弱いから負けるのではなく故障が再発して番付を落としてしまいます。
故障が再発しなければ、そこそこの成績を残せるのではないかと思います。
まだ、小結で二桁勝つ実力は、残っていると思います。

幕内最年長の玉鷲が、西前頭筆頭まで番付を上げそうです。玉鷲の夢は、もう一度三役に復帰することだそうです。ここまで上がれば、上位と総当たりします。前頭の真ん中あたりとは対戦相手が違います。どうなるか❓
ここまで上がってくるだけで十分、立派だと思います。

王鵬と平戸海は、再度の三役挑戦です。
王鵬は、西前頭3枚目で12勝しています。平戸海は、1場所小結で勝ち越しました。どちらも三役になる力は、もうあります。ただ、力があるのと毎場所安定した実力を発揮するのは、また違います。安定して実力を発揮できるような体調管理とメンタルが求められます。三役に定着できれば、次が見えてきます。頑張ってほしいですね。

尊富士は、東前頭3まで番付が上がれば上位と総当たりになります。この番付で、どの程度の成績が残せるか❓
相手が強ければ強いなりに、考えるとは思いますが、相撲の取り口に工夫が必要だと思います。先場所までのように上位と真っ向勝負では、やや苦しいでしょう。

伯桜鵬は、今の実力を見るともう少し時間が必要なように見えます。と言っても、まだ21歳ですから、これからいくらでも強くなります。

安青錦は、前頭の中ほどまで番付が上がれば、この上下の力士と対戦が組まれます。先場所よりは、大分相手が強くなります。どの程度、戦えるのか楽しみです。中日を過ぎたあたりで成績が良ければ、上位との対戦も組まれると思います。
先場所は格上との対戦は、王鵬・大栄翔・尊富士・伯桜鵬などです。3勝1敗。関脇戦1勝1敗。上位ともそこそこやれそうです。大体、強い力士は勢いで前頭の上位までは行きます。そこで、もまれてどうなるか・が問題です。かなり強かった熱海富士は、上位の壁に阻まれて来場所は随分、番付が落ちます。
安青錦の場合は、メンタル面の強さが目立ちます。逆にメンタルの強い人は、あまり上位の壁を感じないかもしれません。入幕2場所目ですが、かなり期待しています。二桁勝てば、7月場所は前頭の1~2枚目です。ここまで行けば、上位と総当たりになります。安青錦の場合は、さっさと上に行って強い相手と対戦するのが、いいと思います。相手のレベルに合わせて強くなれると思います。

※安青錦に期待する点
見ていると千代の富士を思いだします。タイプは違いますが、気性の強いところと体の強いところが似ています。
千代の富士は、入幕したころの体重が97~98kgです。軽量をつかれて良く負けていました。それでも、「なにくそ!」と向かっていくのが千代の富士の魅力です。最後は、大横綱になりました。しかし、千代の富士が強くなったのは20代の後半で体が大きくなり、自分の型を見つけたからです。
安青錦の場合は、幕内力士の中では軽量ですが136kgの体重があります。千代の富士ほどのハンデイにはなりません。だから、一方的に押される部分がありません。小柄な力士は、技が必要です。それも既に持っています。「相撲が上手いな!」と感心します。もちろん、親方が教えた部分は大きいと思います。それ以上に持って生まれた相撲の天性の部分が大きいと思います。横綱になるために生まれてきた人間と言えるでしょう。日本での相撲経験は、大相撲しかありません。それで、あれほどの強さを示すのは❓
⇒相撲のウルトラ大天才!

どう、すごいか❓

https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/4230/

序の口1場所、序二段1場所、三段目1場所、幕下3場所、十両2場所

先場所新入幕で、5月場所は幕内2場所目

これで、3月誕生日が来て21歳ですと!


※関連日記目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e1c3411cc4e400cbb1f90e45064e8d35


2025大相撲>荒汐部屋と立浪部屋の期待の幕下力士(丹治、一翔)

2025-04-09 14:05:36 | スポーツ

荒汐部屋は中卒入門から幕下に昇格した【丹治】です。
https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/4142/
まだ18歳で現在、西幕下36枚目で3月場所4勝3敗で勝ち越し。丁度、十両の大青山と同じ時期の入門ですが、当時大青山が22歳、丹治が15歳ですから出世のスピードは違います。
荒汐部屋の力士は、基本稽古をしっかりするので感心してみています。①の動画は、丹治が中卒入門して序の口デビューする前の稽古風景です。まだ坊主頭の若い子が土俵脇で四股を踏んでいますが、それが丹治です。序の口と序二段を各1場所で通過していますから中卒としては、抜群に強いと思います。

その後は、三段目が80枚まであって実質4階級あります。幕下が60枚で、私は幕下をABCで3階級に分けて見ています。
幕下Cが41枚目から60枚目。幕下Bが21枚目から40枚目。幕下Aが筆頭から20枚目です。
C⇒B⇒Aと階級を上げてきて幕下20枚目以内に出世して、やっと十両が見えてきます。幕下4枚目以内で勝ち越せば十両からの陥落の関係もありますが、十両昇進の可能性が高いです。3月場所では、4枚目以内の勝ち越しは4人とも十両に昇進しました。これは、どちらかと言うと運が良い方です。

と言う訳で丹治君は、現在幕下Bです。現在36枚目ですから、あと16枚上がると幕下Aです。今年のうちに幕下Aまで昇格できるのではないかと期待してみています。来年の出世期待ですね。


立浪部屋は、稽古風景を見ていると面白いです。親方が、力士が基本稽古している脇で四股を踏んだり筋トレしています。体がなまらないようにそうしているのでしょうけれど、親方が四股を踏んでいると弟子も四股を踏まなくては、いけないような雰囲気には、なるでしょうね。

この部屋には基本稽古の鬼明生がいます。基本稽古を比較的重視する部屋と言えるでしょう。
この部屋の期待の若手は、春雷と一翔(かずと)です。春雷は幕下Cですから、もう少し時間がかかると思います。
現在、充実してるのが【一翔(かずと)】21歳です。
https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/4167/
身長176・6cm体重116kgと小柄なのが幕下の上位に行けなかった理由だろうと思います。最近の稽古動画を見ると充実しています。土俵脇でよく鉄砲をやっています。何より体が大きくなっています。130kgくらいありそうな感じです。去年あたりに比べると一回りは確実に大きくなっていて、パンパンです。
それは土俵上でも現れていて大卒の大花竜が、全然勝てません。
幕内経験のある34歳ベテランの天空海(あくあ)にも結構勝ちます。
天空海(あくあ)は先場所幕下6枚目で6勝1敗で大勝ちしています。
その天空海(あくあ)に勝つと言う事は、幕下上位で十分勝負になると言う事です。
3月場所は幕下36枚目で5勝2敗です。5月場所は、多分幕下20枚目程度には出世するでしょう。
今の稽古場での充実ぶりを、5月場所でも発揮できれば勝ち越せる可能性は十分あると思います。
そこで勝ち越せば、幕下10枚目以内に出世できると思いますから◎◎が視野に入ってきます。
十両に近い期待の若手です。回転の速い突っ張り相撲ですから、見ていて面白いです。




荒汐部屋
https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiDataSumoBeya/detail/10001/
令和4(2022)年4月
①荒汐部屋 朝稽古ダイジェスト&部屋紹介 SUMO
https://www.youtube.com/watch?v=o6vSdsvP6w8
5月場所前
大青山 序二段
丹治 序の口5月場所初土俵 
②朝稽古 荒汐部屋 <令和6年三月場所前>SUMO
https://www.youtube.com/watch?v=_1RUrOJcwhE
幕下 大青山 丹治
大青山
22歳初土俵
令和4年3月場所序の口、幕下7場所で新十両、十両4場所在位
丹治
序の口、序二段各1場所通過
三段目5場所で幕下、幕下で2回負け越すも三段目では圧倒的に強い
令和6年3月場所から幕下定着、現在幕下B
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立浪部屋
https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiDataSumoBeya/detail/1/
【爆食い】豊昇龍が稽古後に食らうちゃんこ 豚ちり鍋&北海道名物ちゃんちゃん焼き【相撲飯】
https://www.youtube.com/watch?v=ZQOkfazRAEQ

一翔(かずと)
高卒入門、令和4年7月場所序の口~3場所で幕下昇格幕下14場所在位21歳
春雷
中卒入門、令和3年5月場所初土俵~令和6年3月場所から幕下定着7場所在位19歳


※関連日記目次
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2025大相撲>異色の幕下最下位格付出デビューの「行徳康祐」、大卒だけど大学相撲未経験❓

2025-04-05 13:37:14 | スポーツ

スポニチ
異色の経歴!拓大出身も学生相撲は未経験 幕下付け出し行徳康祐が夏場所デビューへ 「1勝でも多く…」
4/3(木) 19:47配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d37f4cc897d01b70ed75507ee3612b6b72e655a4

拓大卒ですが大学相撲未経験と言うので驚きました。
高校時代は、足立新田高の相撲部に所属していたようです。高校3年の時に新型コロナウイルスの感染拡大でインターハイなどの大会が中止となり、余り相撲をやる気がなくなったのだそうです。
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記事から引用
 大学1年時に「体育の授業がないので、体を動かさないといけないなと思った」と母校の稽古に参加した。恩師で足立新田高相撲部の松永昭久監督から「コーチやってみない?」と声をかけられ承諾。コーチとして後輩たちに胸を出し、稽古を積んだ。
 プロを意識し始めたのは大学4年時。「プロどうだ?」と大学時代に全国大会入賞経験のある恩師からの言葉も力に変え、昨年の国民スポーツ大会成年個人3位などの実績を残した。玉ノ井部屋への入門を決めたのは年始。足立新田高の先輩で幕下・東俊隆や十両・羽出山らの存在も入門の決め手になった。
(引用終わり)
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普通は、大卒なら大学の相撲部でミッチリ稽古して全国規模の大会で上位の成績を残してプロ入りします。
行徳君の場合は、そういった過程が無くて単なる大卒で、高校でコーチをしながら稽古して国民スポーツ大会成年個人で3位に入賞したというのですから驚きです。今年22歳で体格が177cm140kg。大柄ではないですが程々の体格です。

3月場所でやはり幕下最下位格付出でデビューしたのが、藤島部屋の五島です。6勝1敗
五島君の場合は、全日本選手権と全国学生選手権でともに3位。22歳で180cm178kgと大きすぎるのが心配な位体が大きいです。大学は同じ拓大ですが相撲部での接点はありません。
樟南高卒で同じ幕下最下位格付出デビューの福崎君が年は違いますが172cm143kgと体格は似ています。5勝2敗
福崎君が2024年全日本選手権で8位の成績ですから、似たぐらいの実力かもしれません。

行徳君は、大学時代の経験が高校の相撲部のコーチですから、普通の大卒入門と比較すると稽古は不足していると思います。全日本選手権は優勝した池田俊に敗れ16強だそうですから、そこそこ強いと思います。幕下上位まで行って、やや苦労するかもしれませんが、経歴が面白いです。

高校の相撲部のコーチでは稽古相手に恵まれていたとは言えません。
玉ノ井部屋に行けば、大卒先輩の十両の羽出山(はつやま)もいます。稽古相手には不足しません。
羽出山は、東洋大学卒の三段目最下位格付出デビューでしたが十両昇進まで16場所かかって、結構苦労しています。
いい相談相手になってくれるのではないか・と思います。羽出山は、行徳君の高校の先輩でもあります。
玉ノ井部屋で稽古すれば、強くなる可能性はあります。
プロ入り後、どんな相撲を見せてくれるか興味を持って見ています。


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2025大相撲>5月場所の見どころ~幕内編

2025-04-02 22:10:52 | スポーツ

大の里の綱獲りが、一番の注目ですね。
12勝3敗の優勝で、すぐ綱獲りの話が出てくるのも、どうかな❓と思います。
何しろ豊昇龍の横綱昇進で大甘の反則昇進を決めましたから、何でもありになりました。
白鵬以降は、強い横綱も大関も出てこないようになりました。
照ノ富士は、程々に強い横綱だったと思いますが病気と怪我で苦しんで不本意だったと思います。

豊昇龍は、早速昇進後最初の場所で苦しむことになりました。
なってしまえば言い訳は出来ませんから、これから横綱になる心算で稽古に励んでほしいと思います。5月22日の誕生日が来て26歳ですから、まだまだ強くなる年齢です。

大の里は、大関昇進後緊張していたのだそうです。そして大関昇進後は行事や催事への出席も増えます。
また後援会関係の付き合いも格段に増えただろうと思います。そういった忙しい中で、どうやって自分の稽古時間を確保して質の高い稽古を継続して行く、段取りと言うのか要領の良さを学ばなければなりません。余りに入幕から大関昇進まで早すぎましたから、大変な面は普通の力士の何倍もあると思います。
また部屋での稽古も「胸を出す稽古」が多くなりますから、どうしても受ける相撲になりがちです。
巡業での稽古や東京開催なら出稽古も大切になると思います。これは、豊昇龍や琴櫻にも同じことが言えます。

しっかり稽古してほしいと思います。きちんと稽古すれば
あれだけの素質ですから普通に横綱になるだろうと思います。どれだけ強い横綱になれるか・の方が大切な問題です。

若手では、尊富士と平戸海が前頭の上位に昇進します。平戸海は、既に1回小結になっていますから、再度の三役挑戦です。ここを乗り越えて三役に定着しないと、次の地位が見えてきません。向こう1年から2年が平戸海にとっては大切になります。関脇止まりで終わるか、もう一つ上に行けるか❓
こればかりは、本人の努力次第です。個人的には、二代目栃東のような相撲を期待しています。

関脇から陥落する王鵬も同じですね。1回、上位の壁にぶつかって次は、どうするのか❓

尊富士は、初めての前頭上位です。ここまで上がれば上位と総当たりになりますから真価の問われるところです。尊富士の相撲を見ていて気になる点があります。真っ向からがっぷり四つで勝負しています。もちろん実力の向上のためには、このような試みも必要かもしれません。千代の富士も幕内に上がって最初は、そんな取り口でした。しかし、壁に当たって琴風と猛稽古を繰り返すうちに、千代の富士の代名詞の左前みつを取っての速攻相撲に取り口が変化しました。千代の富士が強くなって横綱になるのは、ここからです。
やはり体が軽量の力士は、何らかの技術的な工夫が必要です。輪島の「黄金の左」も同じです。やはり大相撲入門後、軽量のハンデイを補うために右四つから取り口を変えたそうです。
そのような工夫が出来れば尊富士も大関を狙えると思います。
今のような単純な相撲では難しいように思います。

前頭の下位では、安青錦が前頭の中ほどに昇進して、もっと上位との対戦が増えるでしょう。どんな相撲を取るか楽しみです。苦手とか欠点が今のところ見えません。体の強さもありますし相撲が上手いと思います。3月場所は関脇の大栄翔に負けましたが、大栄翔も完全に突き押しで勝った訳ではありません。突き放していおいての引き落としでした。次も大栄翔が、これで勝てるかどうかは分かりません。安青錦は対戦した相手を研究して相手の嫌がることをやってきます。若いのに賢いと言うのか、タチの悪いタイプですね(相手にとって)。相手は取りにくいと思いますよ。

私が、少し気にしているのが霧島です。
霧島は、綱獲りのかかった去年1月場所千秋楽の照ノ富士と対戦して圧倒的な力の差を見せつけられて負けました。
その後、古傷の再発もあったようですが精彩がなくなりました。
余りの力の差に自信を無くしたのではないか・と思います。
大関で優勝していますから、決して弱くはないと思います。
自信があったころは、連合稽古で関脇以下を圧倒する強さを見せていました。
その強さと自信が戻ってくれば、また大関に挑戦できると思います。
3月場所は千秋楽に7勝7敗で意地で勝ち越しを決めました。
来場所は関脇ですから、もう一度大関に上がろうという意欲は残っているようです。
霧島の場合は、実力より気力と気持ちの問題のように思います。
高安を見ても気力が残っていれば、まだまだ出来るはずです。4月24日が来ると29歳になりますが、気力さえあれば、まだ出来るだろうと思います。今、大関に一番近いのが霧島です。来場所、関脇でもし二桁勝てれば大関の足掛かりができます。そうなるかどうか❓

若元春や大栄翔は、やや力が落ちてきていますから大関はやや苦しいように見えます。
若隆景が、どこまで頑張れるかですね❓30歳では、やや苦しいか?

と言うように大関未満の幕内の実力者は、年齢も上になり力の衰えが見えます。
下から行く若い力士にとっては、取って代わるチャンスと言えます。
そういった幕内上位の入れ替わりもこれから、あるかもしれません。

等々、見どころは多い場所になりそうです。
大の里が、お人好しぶりを発揮して、またコロンコロン負けるかもしれないのが、少し心配です。普通にやると負けないと思うんですが❓
大の里や琴櫻は、気の優しいところがあるから、もっとね・・・


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(荒汐部屋)若隆景に四股を教えたのは誰❓⇒先代荒汐親方(元小結大豊)

2025-04-01 20:02:25 | スポーツ

荒汐部屋 朝稽古ダイジェスト&部屋紹介 SUMO

https://www.youtube.com/watch?v=o6vSdsvP6w8

この動画を見て、「エっ❓」と思いました。
(荒汐部屋)若隆景のお手本通りの四股踏みは紹介しました。
これほど教科書通りのキレイな四股を踏む力士は珍しいからです。
ところが、この動画を見たら部屋の他の力士も教科書通りの基本稽古をしていました。
誰かが指導したから全員がそうしているのだろうと思います。
動画では、多分幕内に昇進したころの「荒篤山こうとくざん」も出ています。やはり教科書通りに丁寧に基本稽古を繰り返していました。その後、動画は土俵での稽古になります。
土俵脇でやはりキレイな四股を踏んでいる入門したばかりの新人力士がいます。
現在、西幕下35枚目の丹治(純)の入門した直ぐ後の頃です。
丹治は、当時中卒入門です。
初土俵が令和4(2022)年3月場所で、丁度3月場所で丸3年です。
親方の奥さんの出身地の福島市の出身で今年19歳の若者です。
若隆景も大波三兄弟の三男で福島市の出身です。

部屋の経歴を調べてみたら、元蒼国来が8代荒汐を襲名したのが2020年3月26日で荒汐部屋を承継しています。
今の荒汐部屋を開設したのは、7代目荒汐の元小結・大豊です。こう見てくると現在の荒汐部屋の基礎を作ったのは、7代目荒汐親方であることが分かります。
蒼国来、若元春、若隆景と3人の幕内力士を育てたのは立派です。
実際には4人育てました。弟子の「荒篤山こうとくざん」が8代荒汐になってから幕内まで昇進しました。
その後、幕下まで陥落して3月場所は東幕下6枚目で4勝3敗でした。来場所は、幕下上位に昇進しますから勝ち越せば帰り十両もあります。ただし、来場所は幕下の強い力士が上位に集まるのでかなりキツイ場所になります。
「荒篤山こうとくざん」は、出世の遅いことを見ても才能に恵まれているとは言えません。それでも令和4年3月場所で最高位の西前頭16枚目まで出世できたのは、7代荒汐の教えを守り地道な基本稽古を繰り返してきた賜物だと思います。
他の部屋なら十両にすらなれなかったかもしれません。

7代荒汐(大豊)の経歴
大豊(昌央)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%B1%8A%E6%98%8C%E5%A4%AE
中卒~社会人~18歳の時入門(相撲経験なし)
1981年1月、25歳で新十両に昇進、幕内在位13場所、最高位西小結
1987年1月場所後、31歳で引退。 
小結・大豊は1987年(昭和62年)1月場所限りで引退、7代荒汐を襲名
時津風部屋の部屋付き親方
2002年(平成14年)6月1日弟子1人を連れて分家独立
当初は弟子が集まらず部屋の存続が危ぶまれた。
2003年9月場所初土俵<蒼国来>入門後から弟子が増え始める。
師匠としては幕内・蒼国来、若隆景、若元春と3人の関取を育てた。
蒼国来が2020年3月26日8代荒汐を襲名し部屋を継承。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7代荒汐(大豊)もそれほど才能に恵まれていたとは言えず、かなり長い期間が経過してやっと十両に昇進しています。最高位が西小結で良く小結になれたな・と言う程度の才能です。
しかし、だから親方になってから弟子にどう指導するべきかが分かったのだろうと思います。
自分が強くなった過程を愚直に教えたのでしょうね。それは地道に基本稽古を繰り返すことです。
親方時代に、そのようなことを発言しています。だから、今の昔の稽古(基本稽古)を重視して徹底的に基本稽古を丁寧に繰り返す荒汐部屋の伝統を作り上げたのは、7代荒汐(大豊)だと分かります。
自身健康を害したこともあり、力士の健康管理にも気を付けていたようです。
稽古風景を見ていると荒汐部屋の力士で脂肪太りしている力士は、見ません。
ほとんどの力士が、いわゆる筋肉質体形です。食事の内容と量についてしっかり考えていると言う事でしょう。

動画を見て笑ってしまったこと。
蒼国来がスカウトした弟子が、今十両の大青山です。故郷の若者です。(中国の内モンゴル)
ところが動画で入門したばかりの蒼国来の四股を見ると❓
アレ!手抜き四股ですよ!
蒼国来は体格や大きな下半身を見ると、あっと言う間に幕内に出世するだろうと思っていました。
しかし、十両で伸び悩んでいます。その原因は、手抜き四股かもしれません。
18歳の西幕下35枚目の丹治(純)が十両に昇進してくると分かると思います。丹治は、同じ入門したての頃、教えられた通りの四股を踏んでいました。あの四股を続けていれば、将来は幕内に出世できると思います。

数は、少ないですがこうして基本稽古を重視して弟子の指導をしている親方もいることが分かりました。8代目荒汐(蒼国来)は、どうでしょうね❓


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今の親方だと二所ノ関親方(稀勢の里)が、四股踏みの時は直ぐ近くにいって厳重チャックしています。
力士の直ぐ後ろに立って、出来が悪いと指先でツンツンします。ツンツンされた力士は、きちんと四股を踏むしかありません。時々力士の横に何気なく手を出します。そこに足が触れたらOK!です。触れないと足の上げ方が足りないので怒られるのだろうと思います。これ位厳しくやらないと今どきの若い衆で真面目に四股を踏む力士は、少ないのだろうと思います。やっぱり相撲道を実践する師匠ですから、この部分は厳しいです。若い衆が親方の言いつけを守って、きちんと基本稽古に励めば数年すれば関取が出てくる「かも」しれません。
食事内容も栄養士の指導を受けているのだろうと思いますが、健康を重視しているのが分かります。
これは二所ノ関親方(稀勢の里)の師匠の59代横綱の隆の里に教えられたのだろうと思います。隆の里は現役中に糖尿病を発症して、以降闘病生活でした。だから弟子には、徹底した健康上の指導をしていました。
「隆の里俊英」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%86%E3%81%AE%E9%87%8C%E4%BF%8A%E8%8B%B1
鳴戸部屋創設~2011年11月7日(59歳没)
対千代の富士戦16勝12敗(千代の富士の天敵)


 

※関連日記目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e1c3411cc4e400cbb1f90e45064e8d35


2025大相撲>軽量で技術に優れていた大関と横綱、現在の力士は❓

2025-04-01 19:56:31 | スポーツ

体力で勝つ力士は、あまり長くその地位を維持できない傾向があります。
理由は、加齢により体力が衰えるからです。
もっとも大関・横綱になる力士は、そもそも技術面で優れているとは、言えます。

戦後最強横綱は誰か?
大抵、大鵬と白鵬を比較すると思います。
しかし、比較してみると大鵬の方が強いでしょう。
大鵬は相手に合わせて、どんな相撲にも対応して勝っていました。北の湖も似ています。
白鵬は、自分の型にならないと勝てない傾向があります。全天候型の大鵬の方が強いという理屈です。
そして同時代に強い横綱や大関がいたか?いなかったか?の点でも違いがあります。
大鵬は、長い時代強者に君臨して多くの大関・横綱と対戦しています。
白鵬の時代には、強い大関や横綱はいなくなっていました。最後の強い力士が白鵬であると言えます。

軽量で技術に優れた過去の力士を調べてみると面白いことに気が付きます。
白鵬と二代目栃東は最近に近い力士ですから昔の力士に比べると体重は重いです。
それでも平均体重(160kg)よりは軽いです。白鵬は192cmの上背があって155kgですから身長から考えると軽量の部類に入ると思います。

以下、その例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎旭國(大関)174cm118kg
得意技:右下手投げ

◎初代:栃東(関脇)178cm115kg
立合い鋭く右前褌左おっつけで寄り進むか、左を差して浅い上手からの出し投げを繰り出す正攻法の取り口

◎二代目:栃東(大関)180cm150kg
いなしてから左右からのおっつけ、前廻しを引いてからの出し投げなど多彩な技を持つ

◎輪島(横綱)184cm129kg 「黄金の左」
元は右四つ。軽量のハンデイを克服するために大相撲入門当初に左四つに変える。晩年、右四つに戻る。

◎千代の富士(横綱)183cm127kg
右四つだったが、左前褌を取る速攻相撲に変えてから抜群に強くなる。20代後半~

◎白鵬(横綱)192cm155kg
大関時代まで
左前褌を取って勝つパターンがあった。
相手に研究されて左前褌が取れなくなり取り口を変える。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

共通するのが、「おっつけ」と「前褌」です。
輪島、千代の富士、白鵬の例だと「自分の四つと違う方の前褌」を取る相撲に敢えて変えて勝っています。
特に千代の富士の場合は、左前褌からの速攻相撲に取り口を変えてから抜群の強さを発揮するようになりました。
白鵬は、千代の富士の取り口を研究して大関までは、それで勝っていたのだろうと思います。
白鵬は、晩年は醜かったですが長く現役を続けられたのは、技術系の力士だったからです。

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現在の力士で、過去の技術系で強いレベルの力士はいません。
敢えて上げるなら
・・・・・
「豊昇龍」
「平戸海」

そうなる可能性を持っているのが・・・・
「尊富士」⇒もう少し技術的な部分を考えると、すごく良くなる。新入幕優勝の時、光っていたのは左からの攻め。今、それがない。
「伯桜鵬」⇒立ち合いの威力がない、技術的に未熟

「安青錦」⇒小柄だけど体力があり、技術的にも優れている。目標としている力士も若隆景や朝青龍で自分の特徴をよく理解している。技術系力士では、一番成長しそう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

白鵬以後の力士を見ていると、まず基本稽古が足りないから幕内力士としての基礎体力が足りない。
立ち合いのタイミングと重さで勝負しようという単純思考の力士が多く、技で勝つ研究をしていないか足りない。
だから、このような点を考える力士が出てくれば、今よりはずっとレベルの高い力士が生まれると思います。
そのような面が一番見られるのが、この中では一番若い「安青錦」です。当然、将来の大関・横綱候補です。

技術の重要性に気が付けばの条件付きで、「尊富士」。技術面が進歩すれば、大関になれると思います。

努力型なら平戸海ですね。多分、もう一度三役に上がると思いますが、そこでどれだけ頑張れるか?

小柄な力士の手本は、二代目栃東でしょう。
体格と体力に劣る部分を、稽古と技術で補い大関になりました。優勝3回です。病気で引退が早まりましたが、健康なら横綱も狙えたかもしれません。そのような力士が近い過去にいるのですから、勉強してほしいと思います。


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2025大相撲>相撲の基本のお勉強>「右四つ」って何❓「ケンカ四つ」の攻防<2025・03・31

2025-03-31 17:19:39 | スポーツ

最近、時事日記が少ないのは、既に時事日記については書き尽くした観があります。
私の知識で書けるところは大体書きました。そうなると、それ以上は書けません。
また何か新しいことを、私が知るまでは時事日記は、少なくなります。


意外に知らない人がいるんじゃんないかと思い、基本的なことですが書いてみようと思いました。


右四つ(みぎよつ)
右四つ(みぎよつ)は、相撲で自分の右腕を相手の左腕の脇の下に差し込んで組み合う体勢です。

「元力士」しんざぶろうのライフバック・ブログ
けんか四つ・がっぷり四つって何?右四つ・左四つの組み合わせが鍵だよ
2024年8月31日 /  2025年3月19日
https://shinzabu.com/sumo-trivia/sumofour/

以下URL省略
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ほんと!URLの長いのは不愉快です!
まあ、元力士の解説ですから我慢してください。
【「元力士」しんざぶろうのライフバック・ブログ】を読めば、他とは違うコアな記事があるかもしれません。

「右四つ」を例に出したのは、右利きの力士が多いからです。
実際には、「右利き」と「左利き」と「両利き」の比率は、各3分の1くらいの割合ではないか・とも言われています。
これについて、まだ学術的な研究がされたという話は、聞いていません。
世の中は大体「右利き」を前提として、様々なことが決められています。
生活に関係することは、ほとんど「右利き」を前提として作られています。
「左利き」の人には、相当不便だと思います。
一種の差別ですね❓
ジェンダーみたいな変態はいいから!
「右四つ」と「左利き」の差別を何とかしろ!
と、思う次第です。

スポーツの世界は、平等です。
「左利き」は、ダメだ!と言うスポーツは、ほとんどありません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

相撲界も当然、平等です。
だから、「右四つ」と「左四つ」の力士がいます。
簡単に言うと、効き手で下手を取ろうとします。
右利きは、右手で下手を取ろうとするから「右四つ」
左利きは、左手で下手を取ろうとするから「左四つ」
「ケンカ四つ」は、右利きと左利きの下手争いです。

ここに四つ相撲の基本があります。
回しを欲しがる力士は、下手回しを取らなくては、なりません。
「黄金の左」
元横綱の輪島の代名詞です。
利き手の左下手を取るのが上手で、下手からの攻めが上手だったからこの言葉が生まれました。
ここに相撲の真髄があると言っていいと思います。
千代の富士
圧倒的に強くなったのは、左下手を取っての速攻相撲を得意技にしてからです。

強い相撲取り(技術系)の原型が分かってきたでしょう❓
そうです!
下手を取るのが上手くて、その下手から上手に攻める技術を持っているのが、技術系の強い力士の条件です。
これは、どちらかと言うと小柄な力士が多いです。

大柄な力士は、突き押しを主体に前に出る圧力で勝つ方が勝ちやすいです。
大の里が、この典型例です。照ノ富士も同じ特徴があります。余り回しに拘りません。
パワー系力士と言えます。

一方で、スピードと技術で勝つ力士がいます。
この代表が、千代の富士です。輪島の左下手も有名です。意外に技術とスピードの力士は、左利きが多いのかもしれません。
立ち合いのスピードが圧倒的に速かった力士の代表は、白鵬と千代の富士です。
白鵬は、右利きになっていますがどうなんでしょうね。明らかに取り口は、スピードと技術系です。
(引退が近くなると、「暴力系」になりました。あれは、反則でしょう。⇒それを許した相撲協会が悪い。肘打ち反則を規則に明記するべき。)

豊昇龍⇒右四つ
大の里⇒右四つ
琴櫻⇒右四つ
王鵬⇒不明
平戸海⇒右四つ
安青錦⇒右四つ

若元春⇒左四つ
尊富士⇒左四つ
伯桜鵬⇒左四つ

もっとも右四つの中には、「両手利き」もいると思います。
右四つの力士同士なら、力上位が勝ちやすいと思います。
一発番狂わせが、起きやすいのは「ケンカ四つ」の取り組みです。
だから、今後の意外性を期待するなら尊富士と伯桜鵬に注目です。
※万能型の安青錦は、両手効きだろうと思います。
安青錦は本当に不思議です。全天候型力士?と言えます。どれが、苦手と言うのが今のところ見えません。
しかも負けた相手には次の対戦で勝つという、優れものです。(相手にすれば、タチが悪い)
対戦相手は、イヤでしょうね❓

このような視点も含めて取り組みを見るのも面白いと思います。
特に「ケンカ四つ」に注目です。

※具体例、一番得意な型
大の里
右を覗かせて前に出る(下手はいりません)⇒パワー系の特徴、相手の体を浮かせればOK!
尊富士
左下手を取り右ハズで前に出る⇒技術系の特徴、相手の横に食いつき前に出る

◎大の里と尊富士の場合は、この下手の攻防がポイントになる。⇒ケンカ四つ


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大相撲メモ>大相撲と大卒力士と稽古の関係(2025・03・29)

2025-03-30 17:02:54 | スポーツ

大卒力士のほとんどは、大学時代に実績があり、それなりに才能に恵まれた力士が大相撲に入門してくるのだろうと思います。一般的な例では、十両までの出世が早いです。そして幕内に昇進するのも早い力士が多いです。しかし、その後伸び悩む力士の方が圧倒的に多いです。その理由は、何なのか❓
一番下の御嶽海や正代の例を見ると、幕内昇進後余り稽古をしていないのではないか?と言う疑問があります。

一方で、才能に恵まれているとは思えず体格にも恵まれていない「翔猿」と「宇良」の例を見てください。どちらも2015年前相撲からのスタートで、今年32歳です。「翔猿」は幕内昇進まで随分、時間がかかっています。
「宇良」は、幕内昇進までは早かったです。しかし、大怪我をして序二段まで陥落してから再度、幕内に復帰しました。どちらも幕内に昇進してからは、十両に陥落せず幕内の地位を守っています。

正代や御嶽海の「アレアレ❓」ぶりと、飛猿や宇良の幕内での健闘ぶりを比較すると、その差は何でしょうか❓
ここに大卒有望力士の陥りやすい欠点(傾向)が、あるように思います。



今年の大卒新人
幕下最下位格付け出し資格を承認
昨年の学生横綱のトワードルジ・ブフチョローン(23=春日野)モンゴル
全日本相撲選手権では個人準優勝、日体大柏でレスリング高校日本一、日体大で相撲に転向
拓大出身の行徳康祐(22=玉ノ井)昨年10月の国民スポーツ大会個人3位

近大出身の浦山秀誠(22=音羽山)昨年11月の全国学生選手権個人ベスト8
朝力丸(高砂部屋)千葉大2025年5月場所序の口デビュー予定



これまでの大学卒入門力士の主な経歴
三田大生
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E7%94%B0%E5%A4%A7%E7%94%9F
近大
4年次に国体ベスト8
幕下最下位格付出
十両までの所要場所4場所
2025年5月場所新十両

大花竜
3月場所西幕下17枚目3勝4敗
2024年3月場所三段目最下位格付出
山崎勝磨(近大)⇒立浪部屋

草野(直哉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E9%87%8E%E7%9B%B4%E5%93%89
日大
4年次に全国学生相撲選手権大会個人優勝(学生横綱)
幕下最下位格付出
幕下通過所要場所4場所
十両1場所目(3月場所)14勝1敗十両優勝

阿武剋(一弘)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E6%AD%A6%E5%89%8B%E4%B8%80%E5%BC%98
日体大
4年時に全国学生相撲選手権大会で優勝
幕下格付出15枚目
幕下通過所要場所3場所
十両通過所要場所2場所
2025年3月場所で幕内4場所目

金峰山(晴樹)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B3%B0%E5%B1%B1%E6%99%B4%E6%A8%B9
日大
3年次全日本選手権個人準優勝
4年次学生選手権で3位、全日本選手権ベスト16
三段目最下位格付出
幕下までの所要場所1場所
十両までの所要場所4場所
幕内までの所要場所2場所
幕内12場所目(1場所十両陥落)

羽出山(将)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E5%87%BA%E5%B1%B1%E5%B0%86
東洋大学
2年次に全日本選手権と全国学生選手権でベスト8
3年次も全日本選手権でベスト8
4年次は全国学生選手権でベスト16
三段目最下位格付出~4場所で三段目通過
幕下14場所で新十両(十両まで18場所)

栃大海(雄)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%83%E5%A4%A7%E6%B5%B7%E9%9B%84
埼玉栄高校~
幕下までの所要場所5場所
十両までの所要場所32場所(計37場所)
十両在位5場所(幕下陥落1場所)


豪ノ山(登輝)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%AA%E3%83%8E%E5%B1%B1%E7%99%BB%E8%BC%9D
近大
4年次学生選手権で個人準優勝
三段目最下位格付出~幕下まで2場所
十両までの所要場所6場所
幕内までの所要場所6場所
幕内在位11場所

時疾風(秀喜)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E7%96%BE%E9%A2%A8%E7%A7%80%E5%96%9C
東京農大~前相撲から
幕下までの所要場所3場所
十両までの所要場所20場所
以後、主に十両在位
幕下1場所、十両7場所、幕内4場所

<稽古で出世して幕内の地位を守っている力士>
翔猿(正也)
32歳、173cm135kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BF%94%E7%8C%BF%E6%AD%A3%E4%B9%9F
日大~2015年1月場所前相撲
幕下までの所要場所4場所
十両までの所要場所10場所
※幕下陥落3場所の次から
幕内までの所要場所14場所
以降、28場所連続幕内在位

宇良(和輝)
32歳、175cm139kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E8%89%AF%E5%92%8C%E8%BC%9D
関西学院大学~前相撲(2015年3月場所)
幕下までの所要場所3場所
十両までの所要場所3場所
幕内までの所要場所5場所
怪我のため序二段まで陥落
幕内復帰2021年7月場所23場所幕内在位

<ズッコケタ力士たち>
御嶽海(久司)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E5%B6%BD%E6%B5%B7%E4%B9%85%E5%8F%B8
東洋大学
4年時の11月に学生横綱、12月にアマチュア横綱、個人タイトル15冠
幕下10枚目格付出
幕下通過所要場所2場所
十両通過所要場所2場所
大関昇進までの所要場所37場所
2022年3月場所大関昇進、4場所で陥落以後低迷

正代(直也)
東京農業大学
2年生で学生横綱
3年次全日本相撲選手権大会2位~前相撲スタート
幕下まで所要場所3場所
十両まで所要場所5場所
幕内まで所要場所2場所
大関までの所要場所28場所
2020年11月場所大関昇進~13場所で陥落(弱かった)
以後、低迷

※関連日記

2025大相撲>基本稽古の大切さが良く分かる、荒汐部屋・二子山部屋・安治川部屋、立浪部屋
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/266a06d9878941954fe201bd38b18cf2

 

※関連日記目次
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2025大相撲>基本稽古の大切さが良く分かる、荒汐部屋・二子山部屋・安治川部屋、立浪部屋

2025-03-30 17:00:54 | スポーツ

Youtube
◎基本稽古:四股⇒お手本、若隆景
①【定点稽古見学】先場所優勝の若隆景の稽古を見てみよう! 荒汐部屋 朝稽古SUMO
https://www.youtube.com/watch?v=URZZlLD8Rfo
◎基本稽古:鉄砲⇒若隆景のやり方に注目
②荒汐部屋 朝稽古ダイジェスト&部屋紹介 SUMO
https://www.youtube.com/watch?v=o6vSdsvP6w8
◎立浪部屋の明生の土俵脇での基本稽古(実によくやっています)
③【爆食い】ちゃんこ長のパワーメシ!和牛ステーキ&醤油ちゃんこで爆盛りライスが一瞬で消える【相撲飯】
https://www.youtube.com/watch?v=HwtI6-YPQG8
◎二子山部屋:狼牙の基本稽古:すり足
④【相撲飯】クリームシチュー煮・醤油ちゃんこ鍋・ラーメン・塩やきそば・トンテキ / 朝稽古 🍚『ちゃんこ番:桑江・恵雅』
https://www.youtube.com/watch?v=0v3MRLgLIXw
◎安治川部屋のぶつかり稽古の工夫
⑤【相撲】安治川部屋に潜入取材 激しい朝稽古と力士が作る醤油ちゃんこ
https://www.youtube.com/watch?v=0u-uoRnPk3A


そもそも幕内力士の基本稽古の様子を写した動画が少ないです。
ちゃんこの料理風景や力士の食事風景が多くなります。練習風景の若い衆の申し合いが中心です。

基本稽古(特に四股とスリ足)を疎かにする力士は、中々出世できません。
理由は下半身が強くならないからです。毎日やることですから正しい基本稽古を出来るだけ多くやる事が下半身の強化になり、それが土俵の上での強さとして現れます。
何故なら相撲の強さは、立ち合いからのあたりの強さと、その後の前に出る力によるからです。
弱ければ直ぐ押されて土俵の外に押し出されます。この力は、下半身の強さに比例します。
今、はやりのジムでのトレーニングがほとんど役に立たない理由は、ここにあります。

当然ながら、より良い基本稽古の方法はあります。
四股なら①の動画の荒汐部屋の若隆景の四股の踏み方が、お手本と言えるでしょう。
https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/3761/
大関にはなれませんが、小柄な身長183cm体重137kgの体で幕内で上位の実力を持っている理由が分かります。
②の動画に鉄砲の稽古も少し出てきます。
基本稽古は、数をいかに沢山こなすかが一番問題です。
特に四股やスリ足は、数をこなすほど下半身が強くなります。
四股のやり方を見ると、適度に足を上げて下ろします。ゆっくり上げて少し静止して、又ゆっくり下ろします。この繰り返しです。
速くやってはダメ、足を高く上げる必要もない。
ほぼ四股踏みのお手本のような動画です。

スリ足なら④の二子山部屋の狼牙のすり足の稽古が、一番いいでしょうね。
幕内の狼牙が、すり足の稽古のお手本を見せているのにそれをマネする若い衆はいません。
腰高で取り敢えず決められた回数をやって手抜きしようと考えている力士が多いです。
だから二子山部屋の若い衆は、中々出世できません。
最近、やる気が出てきたのは延原だけです。延原は三田が入門してきた後、頑張る意欲が出てきたようです。
頑張った結果、今は幕下の18枚目まで出世して3月場所、4勝3敗で勝ち越しました。
もう少し努力すれば、十両も狙えるだろうと思います。

三田は、3月場所で念願の十両昇進を決めました。
膝の大怪我で出遅れて、去年の9月場所で幕下最下位格付出デビューでした。
4場所で幕下を通過しました。三田は小柄です。(172cm121kg)
https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/4289/
こんな小柄な体で十両に出世できるのは、日々の稽古の質と量が他の若手より優っているのだろうと思います。
ぶつかり稽古や申し合いで自分の番でないときに、土俵脇で何をしているかが問題です。
どの動画を見ても何もしないで立っている若手力士が多いです。

その部分で感心するのは、③の立浪部屋の幕内力士の明生です。
https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/3337/
あまり強くはないですが前頭の真ん中ぐらいの実力です。大体、どの動画を見ても土俵脇で基本稽古を繰り返しています。強くない分、幕内の地位を守るために日々努力している姿勢が伺えます。これは感心して見ています。

最後は、安青錦の安治川部屋。
親方の工夫は、ぶつかり稽古です。これも出来るだけ数を多くやらないと効果が出ません。
他の部屋とは、やり方が違います。
他の部屋は、仕切る姿勢からのぶつかりが多いです。
安治川部屋では、ぶつかった後の姿勢からぶつかり稽古をしています。
そして、土俵際でもぶつかりの相手は粘らないで直ぐ押し出されて1回終わりにします。
まだ体力のない若手は、こうすると負荷が少なくなり回数が沢山出来ます。
体力のない幕下以下の力士が、十両以上と同じぶつかり稽古をする必要はありません。
負荷を少なくして回数を沢山やらせようと考えるのは、合理的だと思います。
若隆景のゆっくり四股と同じ理屈です。
最大負荷をかける稽古は、最後に少しやれば十分でしょう。


※これを読んだ後で各部屋の稽古風景を見ると幕下以下の若手力士が、中々出世できない理由が分かると思います。
二子山の三田と大体同じレベルで入門したのが、立浪部屋の大花竜です。
https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/4275/
体は、三田より大きいですが、初俵から6場所が経過した3月場所の番付が幕下11枚目で3勝4敗で負け越しました。
立浪部屋の稽古風景に大花竜も出てきます。基本稽古のやり方に問題があるように見えます。きついやり方をしないで楽なやり方をしています。だから、下半身が強くならないのだろうと思います。
二子山部屋の若い衆にも似たような力士が多いです。
こうやって稽古風景を見ていると、誰が強くなりそうか分かると思います。

 

※結局、各部屋の稽古風景を見ていると、どうしたら相撲が強くなれるかを理解していない若手力士が多いようです。相撲の強弱を決めるのは立ち合いの当たりのスピードと強さです。その後の前に出る力が決め手です。大の里を見ていれば、それが良く分かります。この部分に圧倒的なパワーがあるから強いです。

そのパワーを生み出すのは、下半身の力です。相撲の稽古で下半身を鍛えるのは、基本稽古の四股とスリ足です。この基本部分で手抜きしているか、一生懸命やらない若手力士が多いように見えます。だから、いつまで経っても「下半身が強くならない=相撲が強くならない」という状況が見えます。

親方は多分、そう言っていると思います。しかし、聞き流して地味で辛い四股やスリ足を手抜きする若手が多いのでしょうね。だから体だけは体重が増えて下半身はさっぱり強くならないのだろうと思います。

特に幕内力士を見ると、それなりに四股やスリ足を丁寧に練習しています。強いものが練習して弱いものがサボるのですから、弱いものはいつまで経っても強くなれない現状があります。幕内力士でも基本稽古をサボれば、直ぐ弱くなります。

親方衆や引退した強い力士(朝青龍など)が全員言うことは・・・

「今の若い衆は、基本稽古が全然足りない」

このように言います。(強くなりたいのか、どっちでもいいのか?よく分かりません。)

 

※関連日記目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e1c3411cc4e400cbb1f90e45064e8d35


安青錦と大相撲の数奇な運命とは❓(ウクライナ紛争)<2025・03・30

2025-03-30 11:19:25 | スポーツ

Youtube
どうしてこうなった!?今!最もオモシロイ『安治川部屋』を徹底解説!弟子はたった3人!でも・・・【大相撲】
https://www.youtube.com/watch?v=ibOYygkgLac
戦禍から逃れたウクライナ出身の力士 日本で夢をかなえ新十両昇進!次なる夢は「横綱目指して頑張ります」(2024年11月5日) 
https://www.youtube.com/watch?v=VwIFkehxito
目標とする力士>若隆景、朝青龍、貴乃花
※日本に来た最初のころ(関大相撲部で練習していた時)
【ウクライナ】ウクライナの青年が角界へ
https://www.youtube.com/watch?v=dhydm9tHddY

記事:朝日新聞
戦禍逃れ…ウクライナの青年が角界へ 後押しした日本の「兄」
https://www.asahi.com/articles/ASR10033SR1NUQIP01R.html
ウイキペデイア
安青錦新大(あらた)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%9D%92%E9%8C%A6%E6%96%B0%E5%A4%A7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

安青錦は15歳の時、大阪で開催された2019年の世界ジュニア相撲選手権大会U-18で3位になりました。
この時、たまたま観客として見に行っていたのが、2022年に関西大学相撲部主将になった山中新大です。3年前ですから山中は当時20歳ですね。『「相撲の取り方が格好いい」と会場で直接話しかけ、インスタグラムでつながった。』と言う事が知り合うきっかけです。この大会が日本の堺市で開催されなければ、この縁はなかったでしょう。その後、SNSを通してずっと連絡を取り合っていたようです。
朝日新聞https://www.asahi.com/articles/ASR10033SR1NUQIP01R.html

そして2022年2月24日ウクライナ紛争が勃発しました。
安青錦(ダニーロ)は母親と一緒に直ぐ、ドイツに避難したようです。
結局、百万人単位の母親が子供を連れて主にヨーロッパに避難しました。
今、国外(キエフ政府支配地の外)に避難したウクライナ人は1000万人位いるだろうと思います。
安青錦(ダニーロ)は、当時ギリギリ17歳だったので出国することが出来ました。
ウクライナ政府が、18歳以上の男子に出国禁止命令を出したのが2月25日だそうです。
安青錦(ダニーロ)は誕生日が3月23日だったので、戦争が起きた直ぐ後なら17歳でした。この17歳のうちに母親に連れられてドイツに出国したのでした。
朝日新聞の記事は、ここから有料になり途切れています。

心配した関大の山中新大が連絡を取ったのが、ドイツに避難した直後位でないかと思います。
詳しいことは、朝日新聞の記事を読んでください。
経緯は省くとダニーロ君は、日本に来て関西大学相撲部主将の山中新大のご両親宅に居候することになりました。
大相撲にすごく興味を持って知り合った後は、大相撲のことばかり聞いていたようですから大相撲に入門することも進路の一つだったのかもしれません。
しかし、ウクライナの国立大学に合格していたようですから戦争がなければ大学に進学していたと思います。
そのような事情があり、日本に来てからは関大相撲部で相撲の稽古は続けました。
当時18歳になったばかりですから山中の縁で報徳学園中学校・高等学校の相撲部の練習にも参加していたようです。

ここに、もう一つの縁があり報徳学園の相撲部監督が安治川親方と知り合いだったので安治川親方に紹介したところ、安治川部屋が研修生として受け入れることになりました。
ウイキhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%9D%92%E9%8C%A6%E6%96%B0%E5%A4%A7

そして安治川親方が、伊勢ケ浜部屋から独立して部屋を開設したのが2022年12月1日です。
この時の弟子は、3人です。
高卒の甥っ子の櫻庭(安櫻)と飯間ルーカス一夫。
ルーカスも変わっていて両親がブラジル人で名古屋経済大学でラグビーの選手だったそうです。
しかし相撲にも興味があって、最後には自分の大学に相撲部を作ったそうです。大相撲に入門しようとして部屋を探していたら安治川親方が入門を許可したようです。入門後、本格的に相撲を始めたという変わり種です。
そして3人目が研修生のダニーロ君(安青錦)でした。
https://www.youtube.com/watch?v=ibOYygkgLac

字で書くと長いですが、このような経緯を経てダニーロ君は日本にやってきて大相撲に入門しました。
こうしてみてくると安治川部屋はダニーロ君のためにあるような部屋ですね。
部屋の建物が完成して土俵開きをしたのが翌2023年の6月です。
半年は、伊勢ケ浜部屋に居候していたのでないですか。
関係者に聞くとダニーロ君は、誰からも好感を持たれる好青年のようです。
山中新大への恩を思ってでしょうが、しこ名の名前の部分は「新大・あらた」です。
周囲の人は、みんな思うでしょうね?
「この子を応援してあげなくちゃ!」

十両昇進後の記者会見ではっきり目標を口にしていました。
「将来は横綱・・・」
どんな力士になりたいか
「若隆景、朝青龍、貴乃花」
目標が具体的で明確です。
名前を知っていると言うことは、ビデオなどの資料を見て研究しているでしょう。
幕内昇進後の土俵での取り口を見ても、とても20歳とは思えません。
親方にも教えられているでしょうし、自分でも過去の優れた力士の取り口を研究しているのだろうと思います。
持って生まれた優れた才能と努力が、とてつもないスピードで安青錦を成長させているのだろうと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=VwIFkehxito

※こうしてダニーロ君(安青錦)を見ていると18歳のダニーロ君は、ついこないだの話です。今やっと3月23日の誕生日が来て21歳です。若者の成長のスピードには驚くばかりです。関大相撲部(日本)に来たばかりのダニーロ君と今の安青錦と並べてみたら、本当に同じ人❓と思うでしょうね。
今、どんな具合か❓
新弟子検査(名古屋場所だったのでダニーロ君一人だけです。もうこの頃は体が大きくなっています)
【22年4月に戦火を逃れ来日…大相撲名古屋場所の新弟子検査にウクライナ出身の19歳 新十両・獅司に続くか】
https://www.youtube.com/watch?v=WImwTwpsoy4
(十両に昇進して1場所経過した後)
【相撲】安治川部屋に潜入取材 激しい朝稽古と力士が作る醤油ちゃんこ
https://www.youtube.com/watch?v=0u-uoRnPk3A



※関連日記目次
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2025大相撲>幕内力士の略歴、他

2025-03-29 20:20:01 | スポーツ

引退

貴景勝(引退時27歳)

兵庫県芦屋市 埼玉栄高校

照ノ富士

 

幕内力士情報

 

豊昇龍

2025年3月場所横綱昇進、2023年9月場所大関昇進 幕内優勝2回(2023年9月場所12勝3敗、2025年1月場所12勝3敗)

モンゴル・ウランバートル 2000年5月22日 188cm149kg 立浪部屋 
日本体育大学柏高校(日本に来てから相撲に転向)


大の里

2024年11月場所大関昇進 幕内優勝3回(2024年5月場所12勝3敗、2024年9月場所13勝2敗、2025年3月場所12勝3敗)

石川県河北郡津幡町  2000年6月7日 192cm183kg 二所ノ関部屋
新潟県立海洋高等学校~日本体育大学

 

琴櫻

2024年3月場所大関昇進 幕内優勝1回(2024年11月場所14勝1敗)

千葉県松戸市 1997年11月19日 189cm175kg 佐渡ヶ嶽部屋

埼玉栄高校 「琴の若(先代)の長男、先代琴櫻の孫」

 

大栄翔

最高位:関脇 幕内優勝1回(令和3年1月場所13勝2敗、西前頭筆頭)

埼玉県朝霞市 1993年11月10日 182cm164kg 追手風部屋 

埼玉栄高校

 

王鵬

最高位:関脇

東京都江東区 2000年2月14日 190cm179kg 大嶽部屋

埼玉栄高校 「祖父は第48代横綱の大鵬幸喜、父は元関脇の貴闘力忠茂」

 

霧島

最高位:大関 幕内優勝2回(2023年3月場所12勝3敗、2023年11月場所13勝2敗)
モンゴル 1996年4月24日 186cm145kg 陸奥部屋→音羽山部屋

~19歳入門

 

阿炎

最高位:関脇 幕内優勝1回(令和4年11月場所12勝3敗)

埼玉県越谷市 1994年5月4日 188cm166kg 錣山部屋  

県立流山南高等学校

 

若元春

最高位:関脇

福島県福島市 1993年10月5日 187cm146kg 荒汐部屋

学法福島高

 

若隆景

最高位:関脇 幕内優勝1回(令和4年3月場所12勝3敗)

福島県福島市 1994年12月6日 182cm136kg 荒汐部屋
学法福島高校~東洋大学

 

豪ノ山

最高位:前頭2枚目

大阪府寝屋川市 1998年4月7日 178cm164kg 武隈部屋

埼玉栄高校~中央大学

 

千代翔馬

最高位:前頭2枚目

モンゴル・ウランバートル 1991年7月20日 184cm139kg 九重部屋

 

翔猿

最高位:小結

東京都江戸川区 1992年4月24日 173cm173cm 追手風部屋

埼玉栄高校~日本大学 「木瀬部屋所属の英乃海は実兄」

 

隆の勝

最高位:関脇

千葉県柏市 1994年11月14日 183.0cm165.0kg 千賀ノ浦部屋→常盤山部屋

中学卒業

 

高安

最高位:大関

茨城県土浦市 1990年2月28日 188cm175kg 鳴戸部屋→田子ノ浦部屋

中学卒業

 

一山本

最高位:前頭4枚目

北海道岩内郡岩内町 1993年10月1日 188.0cm150.0kg 放駒部屋

大野農業高校~中央大学~社会人

※23歳2ヶ月で新弟子検査を受検

 

宇良

大阪府寝屋川市 1992年6月22日 175cm139kg

関西学院大学

 

金峰山

最高位:前頭5枚目

カザフスタン・アルマトイ州 1997年6月24日 195cm180kg 木瀬部屋
18歳の時目黒日本大学高校に編入学~日本大学 

 

平戸海

最高位:小結

長崎県平戸市 2000年4月20日 178cm129kg 境川部屋

中学卒業

 

尊富士

最高位:前頭6枚目 幕内優勝1回(新入幕優勝2024年3月場所13勝2敗)

青森県五所川原市 1999年4月9日 184cm148kg 伊勢ヶ濱部屋
鳥取城北高等学校~日本大学

 

正代

熊本県宇土市 東京農業大学

 

玉鷲

モンゴル・ウランバートル 1984年11月16日 189.0cm178.0kg 片男波部屋

初土俵2004年1月場所19歳の時、モンゴルで相撲経験なし大相撲入門スタート

 

熱海富士

静岡県熱海市 2002年9月3日 187-188 伊勢ヶ濱部屋

飛龍高等学校

 

欧勝馬

 

伯桜鵬
鳥取城北高等学校~社会人

 

遠藤

石川県鳳至郡 184.0cm 150.0kg 追手風部屋

日本大学

 

錦木

岩手県盛岡市

中学卒業

 

湘南乃海

神奈川県中郡大磯町

中学卒業

 

明生

鹿児島県大島郡瀬戸内町 180.0cm154.0kg 立浪部屋

中学卒業

 

阿武剋
新名学園旭丘高等学校~日本体育大学


獅司
ウクライナ~23歳初土俵

 

竜電

山梨県甲府市

中学卒業

 

美ノ海

沖縄県うるま市 177.0cm 137.0kg 木瀬部屋

日本大学

 

安青錦
ウクライナ・ヴィーンヌィツャ州 2004年3月23日 180.0cm136.0kg 安治川部屋

ウクライナで高卒19歳初土俵

 

佐田の海

熊本県熊本市 182.0cm142.0kg  境川部屋 「出羽海部屋所属の元小結・佐田の海の長男」

中学卒業

 

朝紅龍

 

琴勝峰

千葉県柏市 191.0cm163.0kg 佐渡ヶ嶽部屋

埼玉栄高校

 

時疾風
小牛田農林高~東京農業大学

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

御嶽海

最高位:大関

長野県木曽郡上松町

東洋大学

 

宝富士

青森県北津軽郡中泊町 186.0cm171.0kg 伊勢ヶ濱部屋

近畿大学

翠富士

静岡県焼津市

飛龍高校~近畿大学2年中退

 


十両力士のメモ

 

玉正鳳
モンゴル 188.0cm125.0kg 片男波部屋 

狼雅
ロシア 185.0cm153.0kg 二子山部屋 

鳥取城北高等学校

 

剣翔

東京都葛飾区 185.0cm 194.0kg 追手風部屋 埼玉栄高等学校~日本大学

友風

神奈川県川崎市川崎区 184.0cm173.0kg  尾車部屋→二所ノ関部屋→中村部屋 日本体育大学

水戸龍
錦戸部屋 モンゴル 190.0cm201.0kg 鳥取城北高校~日本大学
錦富士 
伊勢ヶ濱部屋 青森県 184.0cm150.0kg 近畿大学2年次に中退
東白龍
玉ノ井部屋 東京都 182.0cm132.0kg 東洋大学 

北の若 
八角部屋 山形県 191.0cm143.0kg 埼玉栄高校

 
白熊
二所ノ関部屋 福島県 184.0cm146.6kg 日本体育大学 

高田川部屋 石川県 193.0cm156.0kg 中学校卒 

志摩ノ海 
木瀬部屋 三重県 179.0cm154.0kg 近畿大学  
紫雷 
木瀬部屋 東京都 176.3cm156.9kg 日本大学

白鷹山
高田川部屋 山形県 187.0cm173.0kg 中学校卒(相撲経験なし) 

英乃海
木瀬部屋 東京都 186.0cm162.0kg 日本大学

欧勝海  
鳴戸部屋 石川県 182.8cm131.0kg 新潟県立海洋高等学校

大奄美        
追手風部屋 鹿児島県 185.0cm188.0kg 日本大学

 


幕下

 

天空海(あくあ)
立浪部屋 茨城県 184.0cm166.0kg 那珂湊高校(柔道部)

大翔鵬
追手風部屋 モンゴル 185.0cm196.0kg 南高等学校  

千代丸
九重部屋 鹿児島 178.0cm166.0kg 中学校卒 

天照鵬
宮城野部屋 三重県 179.8cm176.8kg 鳥取城北高等学校

勇磨
阿武松部屋 大阪府 178.0cm122.0kg 中学校卒 

栃武蔵
春日野部屋 埼玉県 183.0cm164.0kg 中央大学

島津海

鹿児島県西之表市 175.0cm162.0kg 松ヶ根部屋→二所ノ関部屋→放駒部屋

※中学卒業(相撲未経験)

 

三段目以下

千代栄
(33歳)    九重部屋 京都府 180.0cm159.5kg 京都共栄学園高校

朝乃山

富山県富山市

近畿大学

 

阿武咲 

青森県北津軽郡中泊町 177.0cm164.0kg 阿武松部屋

青森県立三本木農業高等学校

 

武将山(28歳) 茨城県水戸市

171.0cm 171.0kg 藤島部屋

埼玉栄高校


大相撲>史上最強の横綱は誰❓⇒武蔵丸⇒桁違いすぎるパワー<2025・03・29

2025-03-29 18:55:14 | スポーツ

誰が、一番強い横綱なんだろう❓
色々、ご意見はあると思います。
私の意見は、武蔵丸です。
そもそも大相撲が史上最強レベルにあった時代が、曙・貴乃花・武蔵丸の3横綱(4横綱)が在位して競い合っていた時代だと思います。◎◎時代と言われるのは、二人強い横綱のいた時代です。
3人の時代は、ありません。そして3人とも史上最強レベルの横綱であった時代は、曙・貴乃花・武蔵丸時代以外にはありません。全員、大鵬と勝負できるレベルの強さがあったと思います。
仮に白鵬が、ここにはいれば対戦成績で果たして勝ち越せるかどうか程度だと思います。
白鵬伝説は、強い力士がいなくなった時代の「新(夢)物語」と言うべきでしょうね。

(個人的には、はっきり言って大したことはないと思います。最強の中では「並」のレベルだと思います。)

曙・貴乃花・武蔵丸の中で、誰が一番強かったか❓
おそらく武蔵丸でしょう。
武蔵丸は、優しい性格です。
だから、本気で全力を出した取り組みは、なかっただろうと思います。
武蔵丸には、大関時代に悩みがあったようです。
自分が本気を出したら❓
「相手が死んでしまう。壊れてしまう。」

(おっとっと❓、優しいでしょう❓)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
武蔵丸光洋
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%94%B5%E4%B8%B8%E5%85%89%E6%B4%8B
ウイキペデイアの記述から引用
【怪力にまつわる逸話】

    現役時代にベンチプレス250kgをマークした。
    特命リサーチ200Xで打撃の威力を計測した際、張り手(注>多分突っ張りの書き間違い)で1トン以上(1150 kg)を記録した。更に立合いの威力では2トン以上(2280.5 kg)を記録した。
    引退から丸10年が経過した2013年12月31日には日本航空の恒例行事である餅つきで自身が杵柄を取った際に石臼が割れてしまう事態が発生した。
    1998年3月場所後、綱とり場所を8勝7敗の不成績で終えたため、何を戸惑っているのか師匠の武蔵川に問われると「本気で叩いたら、相手が死んでしまうから…」と規格外のパワーを持て余している胸の内を明かした。この優しすぎる性格を理解した武蔵川が突き押しでは殻を破れないと確信し、四つ相撲を勧めたという話もある。
(引用終わり)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本来なら「ぶちかまして、突っ張って相手を押し出す」のが武蔵丸の得意技だと思います。
立ち合いの威力と突っ張り1発の威力を見てください。
確かにこれを本気でやったら、相手は壊れるか死ぬかすると思います。
それから武蔵丸は、悩んで考えて右を差す相撲にスタイルを変えたのだろうと思います。

おそらく武蔵丸は、自分の得意な相撲は最後まで封印していたのだろうと思います。
封印しても横綱になって最強3横綱の時代に12回も優勝しています。
その相撲が身についた後は、貴乃花は武蔵丸に右をこじ入れられると万歳して負けていました。
本気の武蔵丸を一度は見て見たかった気がします。
白鵬相手に思いっきりの「ぶちかまし」と思いっきりの「突っ張り」をやってほしかったと思います。
何しろ❓
衝撃力の2280.5 kg立ち合いと1150 kgの突っ張りですよ!
これで無事でいられる人間は、力士と言えどもいないと思います。
武蔵丸のあの成績は、相手が壊れたり死んだりしないように「優しく配慮した」上での成績です。
貴乃花が、膝を大怪我して土俵に上がったでしょう❓
それで勝ちましたけれど、武蔵丸が本気を出したとは到底思えません。
貴乃花が再起不能にならないような(武蔵丸の優しい)配慮があったと思います。

読んでほしいのが、評論です。
【評論家として】の項目を読むと、今の相撲界の足りない部分が分かると思います。
部分的に引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2022年5月場所後
大関陣の不成績を指して「今までもいろいろな大関がいたけど、今の大関陣はワーストだよ」と呆れていた。御嶽海を「まだ大関2場所目でしょ? カド番が当たり前で、来場所8番勝てばいいやって、そんな考えじゃダメ」と批判し、正代に至っては「正代なんてケツがだらしないんだもの。お相撲さんはケツを見ればわかるんだ。稽古がじゅうぶんで四股をたくさん踏んでいれば、自然とケツや太ももが張ってくるものだから」と切り捨てていた。千秋楽結びの一番が優勝の掛かっていた照ノ富士と既に負け越しで翌場所の角番が決定していた御嶽海との対決であったため「千秋楽の序ノ口や序二段の優勝決定戦のほうが、よっぽど面白かったもんな」とまで扱き下ろした。武蔵川の落胆通り、その後の2024年9月場所では大関陥落経験者が番付に7人を数える事態となった。
(引用終わり)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

元横綱:武蔵丸のコメントの通りだと思います。
(私もそう思っていましたが武蔵丸のようには表現出来ませんでした)
現役力士の皆さんの奮起を期待したいところです。


※関連日記目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次③
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大相撲>稽古の貯金のある力士と無い力士の差<2025・03・28

2025-03-28 19:35:09 | スポーツ

<稽古の貯金のある力士>
大栄翔(今年の11月で32歳)
若元春(今年の10月で32歳)
明生(今年の7月で30歳)
玉鷲(今年の11月で41歳)
<稽古の貯金の無い力士>
御嶽海(今年の12月で33歳)
令和3年9月場所から令和4年3月場所まで(だけ)強かった⇒大関在位4場所
霧島(今年の4月で29歳)
令和5年だけ強かった⇒大関在位6場所
正代
大関昇進前の4場所だけ強かった
大関在位13場所で10勝以上が2場所だけ。負け越し6場所。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近の大関で大関の責任を果たしたと言えるのは、貴景勝だけでしょうね。
小柄な体で突き押し一本鎗の取り口でしたので、故障が多く横綱になる夢はかないませんでした。
約5年大関の地位を守り、休場が多かったですが大関で3回、通算4回の幕内優勝を果たしました。
故障がなければ、もっと長く現役を続けられたと思いますが、去年古傷が悪化して2場所連続で負け越して大関陥落が決まったので、スッパリ引退を決めました。27歳ですから怪我を直して現役を続けた方が良い・と言う意見もありました。
「もう横綱を目指すのは無理だ」と言うのが、引退を決めた理由ではないかと思います。
横綱になる意志が強く大関の地位に対する責任感が大きかったように見えます。

一方、御嶽海・正代・霧島などは、大関になる前の3場所だけ成績が良くて運よく大関になった力士です。
霧島は、まだ28歳ですからこれから稽古すれば、あるいは大関復帰する可能性は残っています。しかし、大関の実力が現段階では無い事も明らかです。
正代と御嶽海は、それより遥かに運に恵まれて大関になりました。
御嶽海に至っては、たった4場所で大関陥落です。
正代は、大関で勝ち越すのがやっとでした。大関陥落規定のおかげで大関の地位が保てたようなものです。
関脇なら何回も陥落しているでしょう。

御嶽海は、大関になるころは「稽古嫌い」で有名でした。恵まれた体格と勝負勘だけで大関になれたと言えます。
調子が悪くなると、直ぐ弱くなってそのままです。
今場所は、その体力も失われて東前頭17枚目で6勝9敗と負け越して、来場所は十両陥落です。
体力と才能だけで幕内にいたのですから、才能には恵まれていたと言えます。
御嶽海が稽古をしない理由として言っていたこと。
「3年先の稽古と言うけれど、ケガをしたら終わりじゃないか。だから激しい稽古はしない。勝てればそれでいいでしょう。」
勝てるうちは、それでも良かったです。ついに、才能だけでは勝てなくなりました。

「稽古の貯金のある力士」に上げた力士は、稽古で今の地位を築いてきました。
玉鷲は、今でも若い衆と同じ稽古をするそうです。それだけの体力があるから、まだ幕内力士が務まるのでしょうね。
明生は、まだ30歳前ですが幕内の常連力士としての地位を保っています。最高位が関脇でその頃の実力はありませんが、まだ幕内では強い方でしょう。

立浪部屋の稽古やチャンコの動画があります。
興味を持って見たのは、横綱:豊昇龍の所属部屋だからです。豊昇龍は、部屋でどんな風にしているのだろうと少し気になったからです。ちゃんこ風景を見ると、この部屋が一番面白いです。賑やかにおしゃべりしたり冗談を言いながら楽しそうに食事しています。
明生は無口ですから動画向きでないので、あまり出てきません。
若い衆の長い座卓に上座の方に応接セットが置いてあって、明生はそこで一人で食事しています。
親方はあまりいません。女将さんは若い衆の座卓の方で、きゃっきゃ言いながら若い衆と食事していることが多いです。
若い衆も気を利かせて、時々女将さんを「ヨイショ!」してみんなで楽しく食事をするのが普通です。

これは脇道で、稽古場での明生です。
若い衆が土俵を使っている時は土俵わきですり足の稽古をしていることが多いです。
時には、サンドバック状の稽古用の重りを持ったり、後ろ向きでやったりと基本稽古をしていることが多いです。

【爆食い】豊昇龍が稽古後に食らうちゃんこ 豚ちり鍋&北海道名物ちゃんちゃん焼き【相撲飯】
https://www.youtube.com/watch?v=ZQOkfazRAEQ
この動画では、豊昇龍が食事の時に出ています。
【牛×豚×鶏】大量の唐揚げ&豚の生姜焼き&牛ステーキをガチ食い!
https://www.youtube.com/watch?v=JxUTJwQgyF8
この動画では、明生は多分向こうの応接セットの方にいると思います。
明生を相手にしても、つまらなので女将さんは若い衆の座卓に混じって食事しています。
食事風景は、立浪部屋が一番賑やかで楽しそうです。

そういうのは、どうでもいいんですが、やはり長く地位を保てる力士は普段から稽古を積み重ねていると言う事です。
特に大関の稽古は、地位を保つための稽古では、すぐに弱くなります。下から目標にされるからです。横綱になるための稽古が、大関の地位を守るために必要です。
平幕程度の緩い稽古では、大関の地位は保てません。
大関から横綱に昇進する力士は、大関になって一番稽古するそうです。

北の富士勝昭
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E3%81%AE%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%8B%9D%E6%98%AD
『それでも11月場所後の九州地方巡業で、ほとんどの力士が悪天候と寒波に見舞われて稽古ができなかった中、北の富士はただ一人稽古を皆勤した。その巡業に帯同した大鵬が「あれが本当に北の富士だろうかと目をうたがうようなときがあった。ワシも大関から横綱のころにかけては人後に落ちない稽古をした自負はあるが、いまの北の富士も稽古にはすごく熱が入っていた。今度の巡業で北の富士の稽古は本物だと感じさせられる場面はかなりあった」と評するほどの熱心さであった。』

北の富士さんは、遊び人でちゃらんぽらんに見えますが、やっぱり大関から横綱に昇進するときは、死ぬほど稽古しているのが分かります。それを見ていた大鵬さんが言っているのだから、本当でしょう。
この半分やって、やっと大関の地位が保てると言う事です。
もう一つ言えるのは、半分マグレで大関に昇進するケースもあるわけですから、大関昇進後はみっちり稽古しないと、すぐメッキが剥がれる場合もある事です。御嶽海の場合は、すぐメッキが剝がれた例です。

どっちにしても相撲は稽古をサボると、直ぐ弱くなると言う事です。
「強くなりたければ稽古しなければなれない。強くなったら稽古しないと、すぐ落っこちる。」
つまり❓
玉鷲を見習って、「現役のうちはセッセと稽古しろ!」と言う事のようです。


※関連日記目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次③
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5月場所新十両(宮城⇒宮乃風、三田、大奄美、夢道鵬)と二子山部屋<2025・03・28

2025-03-28 19:30:00 | スポーツ

二子山部屋Youtube
【相撲飯】生田目関の本気ラーメンを味変「塩豚骨ラーメン」・ホルモン炒め・サーロインステーキ 🍚『ちゃんこ番:月岡・恵雅』
https://www.youtube.com/watch?v=x6MBNB9GhlM
【相撲飯】クリームシチュー煮・醤油ちゃんこ鍋・ラーメン・塩やきそば・トンテキ / 朝稽古 🍚『ちゃんこ番:桑江・恵雅』
https://www.youtube.com/watch?v=0v3MRLgLIXw

今回は、二子山部屋について少し見てみました。
二子山部屋が多分、最初にYoutubeで情報発信を始めたのだろうと思います。
動画の数が多いので、去年はよく見ていました。ちゃんこの調理風景や食事風景が珍しかったからです。
最初見た時は、三田はいませんでしたから一昨年から見ていたのだろうと思います。
今場所、大卒入門の三田が新十両昇進を決めました。
三田は、体が小柄でそれほど強いようには見えません。172cm121kg
幕下最下位格付出からの成績。
6勝1敗、5勝2敗、6勝1敗、5勝2敗⇒新十両昇進
このような成績と出世ですから強い方だと思います。
いわゆる相撲勘と勝負勘がいいのでしょうね。

三田には、小学生時代の同級生がいます。6年間、一緒に遊びまわった友達だそうです。

一足先に十両に出世した生田目(本名)です。
新十両が、去年の7月場所。
大怪我で三田は、デビューが遅れて9月場所デビューでした。
生田目は、1回幕下に陥落して直ぐ十両に復帰して、その後5枚目まで番付を上げました。
3月場所は、ケガで途中休場を挟んで成績は振るいませんでした。しかし、十両5枚目まで出世したのは、今後の自信になると思います。
やはり、三田が入門してきたので「俺も頑張らなくっちゃ!」とやる気が出たのだろうと思います。
入門が早いのに後から入ってきた幼馴染の同級生の三田に出世で負けたくは、ないでしょう❓

二子山部屋は、アットホームな運営を心掛けているようです。その分、ややマンネリ化して活気に欠ける部分も見えました。
丁度、三田の入門がいい刺激になったのでしょうね。

もう一人刺激を受けて頑張ったのが、幕下18枚目の延原です。
三段目と幕下のエレベーターをやっていました。伸び悩んでいたようです。
去年は、かなり熱心に稽古をやったようで体重が1年で20kg増えたそうです。
動画で見ても随分、体全体が厚みを増したように見えます。
成績も順調で去年の9月場所から連続勝ち越しで番付を自己最高位の幕下18枚目まで上げて、更に今場所勝ち越しました。マンネリに陥っていたのが、やる気が出てきた結果だろうと思います。

今年17歳の恵雅も去年は、頼りなく見えて弱かったですが、最近の稽古を見ていると結構強くなっています。
これまでは、一番若くて何となく年上のお兄さんたちに甘えている部分があったのだろうと思います。
去年、中卒の新人が入門し、今年また新人が二人入門しました。
後輩が3人出来ましたから、やる気と自覚が出てきたのでしょうね。
少し大人になったように見えます。
今の調子で稽古していけば、やがて幕下に上がれると思います。

一方で今の位置でマンネリ化したままの力士もいます。
稽古風景を見ていると、明らかに欠けている部分があります。
申し合いやぶつかり稽古は、それなりにするのだろうと思います。
ところが、基本稽古の時は、ほぼやらないですね。
四股は人が3回やっているのに足を少し上げて1回、すり足の稽古は全然腰を落とさず歩いているだけ。
だから稽古場では、それなりに強くてもそれ以上は強くなりません。
本番の土俵では、勝てないだろうと思います。
四股やすり足をやらないと下半身の強さが身に付きません。
本番では対戦相手は、その下半身の脆さを狙ってきます。
「はたく」とか「いなす」とか投げて崩すとか、色々やってくると思います。
下半身が弱いと、これですぐ負けます。
だから、一定のレベル以上の相手には歯が立ちません。
出世しないから更にやる気をなくしてサボるの悪循環です。

そんな力士が、もう一人います。
やはり基本稽古をサボるから体も弛んでいるし下半身の力が身に付きません。
22歳で随分長いですが、最近は17歳の恵雅に稽古場で負けています。
恵雅の方が、少しづつと良くなってきていますので追い抜かれつつあります。

と言うように相撲の稽古では、基本稽古が非常に大切だと言うのが良く分かりました。
だから、どの親方も稽古しろ!稽古しろ!と言うのですが、それをやる力士とやらない力士がいるようです。
やらないと幕下以上には、出世できないと言う事のようです。

十両に出世した生田目も相当苦労して十両に上がりました。
高卒入門で初土俵が令和2年1月場所、新十両が令和6年7月場所です。
しかし、地道に稽古を重ねてきたから十両に出世できたのだろうと思います。
同じくらいの経験のある力士が他に5人いて、その中で幕下の上位に上がってきたのは、延原だけです。
中々、大変な世界ですね❓


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