「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

アメリカとヨーロッパがウクライナを絶対支援する理由(ウクライナの資源とエネルギー)<ウクライナ紛争2024/0915

2024-09-14 20:12:49 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

余りにも異常すぎるアメリカとEUのウクライナ絶対支持と絶対支援。随分、巨額の資金と武器を供与してきました。そこまでしてウクライナに勝たせたい理由は、何か❓

ロシアがウクライナに軍事侵攻した理由は、主に安全保障上の理由だろうと思います。ウクライナが東部独立派に対する軍事攻撃を激化させなければ、おそらくロシアも軍事侵攻はしなかったと思います。
今、振り返るとウクライナはミンスク2合意を順守して内戦を終わらせるべきでした。

そもそも2014年クーデターを起こすべきではなかったと思います。アメリカが非合法な手段を使ってまでクーデターを主導した理由は、何なのか❓

『ウクライナ紛争の背景にあるエネルギー事情(その2)
ー天然ガスを巡るウクライナとロシアの確執ー』
2022/03/31
https://ieei.or.jp/2022/03/expl220331/

ウクライナは、ヨーロッパ有数の地下資源の埋蔵量があり、また天然ガスや石油の埋蔵量もあります。
この記事を見ると、2012年5月に当時のウクライナ政府(ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ時代)は、シェールガス開発を決意します。ドネツク州東部のユズヴィツカ鉱区についてロイヤル・ダッチ・シェル社と、ポーランド国境に近い西部のオレスカ鉱区についてシェブロン社と共同で開発を行うことを発表しました。
『埋蔵量について、ウクライナの国立地理院は米EIAよりも楽観的に見積もっていて、ユズヴィツカ鉱区だけで3兆m³、オレスカ鉱区で0.8~1.5兆m³の埋蔵量があるとしている。2013年1月にシェルは、50年にわたるシェールガス共同開発契約に調印し、100億ドルの投資を行い、2030年までに年間200億m³の天然ガス産出を行うという計画を発表した。』
このうち7割が、ドネツク州、ルガンスク州地域にあります。同時にクリミア地域の海底ガス田開発計画も発表しています。

この当時の大統領は、親ロシア派のヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領です。

2013年にクーデターの準備をしこの開発計画の発表の2年後の2014年にクーデターが決行されました。

大体、構図が見えてきませんか❓
ロシア主導の天然ガスや石油の開発をアメリカが西ウクライナの過激民族主義者を利用して暴力革命を起こさせて妨害したとも見えます。

2015年にこのプロジェクトはとん挫しシェルもシェブロンもウクライナから撤退している。
この当時のロシアは、ウクライナのシェールガス開発をロシアの天然ガスのライバルと見て目の敵にしていたようです。

話には続きがあります。
シェルの撤退の後、2016年にユズヴィツカ鉱区の開発権がオランダに本社を置くユズガスB.V.という(実態不明の)会社に譲渡されています。ここら辺から魑魅魍魎の世界です。この時期にバイデン大統領の息子ハンター氏が、ウクライナの天然ガス会社の役員を務めています。当然、少なからぬ報酬を受け取っています。
ウクライナ暴力クーデターが決行された時期はバイデンさんがオバマ政権の副大統領時代です。

韓国の中央日報が興味深い記事を書いています。
ロシア、ウクライナの未来を暗くした…巨額の資源埋蔵地を掌握(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.12 09:39
https://japanese.joins.com/JArticle/294286?sectcode=A00&servcode=A00
『WPはロシアが6カ月に達するウクライナ戦争を通して「大きな補償」を得たと伝えた。欧州で最も鉱物が豊富な地域であるウクライナ東部に対する統制権を拡大し、世界最大規模のチタンおよび鉄鉱石埋蔵地を含んで未開発リチウムおよび大規模の石炭埋蔵地などをロシアが占めた。カナダのシンクタンク「SecDev」の分析によると、ロシアが押収した埋蔵量の価値は12兆4000億ドル(約1650兆円)規模だ。』

ここには、クリミアの天然ガスや石油は含まれていません。

つまり、どう胡麻化そうとウクライナ紛争はウクライナに眠る膨大な地下資源とエネルギーを巡る争いの側面も出てきます。

特にウクライナ紛争を煽りまくるイギリスは、かなり怪しいと言えます。
2012年に70%の埋蔵量を持つユズヴィツカ鉱区の開発権を保有していたのは、イギリスの巨大エネルギーメジャーのシェルです。2016年に開発権を譲渡していますが、本当なのか❓
実態不明のユズガスB.V.に帳簿上、譲渡しただけでないのか❓
もしこの権益を実際には、まだシェルが保有しているとするとイギリス政府が、ウクライナ紛争を煽り立て異常にウクライナにテコ入れする理由は説明が付きます。ロシアを追い出しさえすれば、あるいは埋蔵力の70%を占めるユズヴィツカ鉱区の開発権を再度手に入れることが可能なのかもしれません。

ポーランドが、ウクライナ支援に熱心だった理由も鉱区が繋がっている西ウクライナのオレスカ鉱区と関係があるのかもしれません。

その他、支援国にはそれぞれ色々な地下資源の開発権が与えられるのかもしれません。

ゼレンスキーが、やたらクリミアに拘る理由は黒海の大陸棚の石油と天然ガスの鉱区をより広く確保したいからでしょう。
クリミアがロシアの領土かウクライナの領土かで、鉱区の広さは全然違います。

中央日報によればロシアの占領地にある分だけで12兆4000億ドル(約1650兆円)となっています。
ウクライナ全土と黒海の大陸棚まで入れると総額いくらになるのか、見当もつきません。
(地下資源に関しては埋蔵量の多い地域はロシアが抑えているそうです)

ウクライナ紛争の本当の理由が、この膨大な地下資源とエネルギー利権の分捕り合戦であるとしたなら、なるほど巨額の税金を投入してでもロシアから奪い取りたい訳です。

もちろん西ウクライナの民族主義者にも、たっぷりと分け前はあるでしょう。

これでは、戦争は終わらないわけです。
ウクライナはクーデターなど起こさずに、さっさと資源開発に取り組んでいれば、今頃はその収益でウハウハ!だったでしょうね。
それを親ロシア派から強奪するために西ウクライナの過激民族主義者がアメリカのクーデター話に乗ったのかもしれません。
どこまで行っても、腐りきった国です。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ウクライナは鉱物や天然資源の宝庫、天然ガスや石油も眠っている<ウクライナ紛争2024/09/14

2024-09-14 20:11:13 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナは鉱物や天然資源の宝庫
https://joinjapan.jp/ukrainian-news/ukraine-kobutsu/

ウクライナ紛争の背景にあるエネルギー事情(その2)
ー天然ガスを巡るウクライナとロシアの確執ー
2022/03/31
https://ieei.or.jp/2022/03/expl220331/

ウクライナは欧州においてフランス、ポーランドに次いで3番目に大きな埋蔵量が
あるとされ、1.2兆m³の埋蔵量が期待されていると報告されている 。
2012年5月
ドネツク州東部のユズヴィツカ鉱区についてロイヤル・ダッチ・シェル社と共同で開発を行うことを
発表した
2015年にこのプロジェクトはとん挫して、シェルもシェブロンもウクライナから撤退している
ウクライナの豊富なシェールガス埋蔵量の約7割が、ドネツク州、ルガンスク州地域に賦存しているとされている
クリミア地域の海底ガス田開発
シェルの撤退の後、2016年にユズヴィツカ鉱区の開発権が、オランダに本社を置くユズガスB.V.と
いう(実態不明の)会社に譲渡され2億ドルの投資で年産80~100億m³の産出が計画されているとされているという
この時期は、バイデン大統領の息子ハンター氏が、ウクライナの天然ガス会社の役員を務めていた時期と重なっており

☆黒海の石油と天然ガス
69 石油・天然ガスレビュー
1. 黒海とは?-残されたフロンティア地域-
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/_res/projects/default_project/_project_/pdf/3/3696/201011_069t.pdf
黒海はトルコ、ブルガリア、ルーマニア、
ウクライナ、ロシア、グルジアの6カ国に
囲まれる内海で、東西約1,3 0 0km、南北
最大約600km、面積は43万6,400km²の規
模である。このうちトルコが海岸線の長
さで突出し、海域面積でも2/5を占める。
大陸棚面積ではウクライナが最大であり・・・・・・

トルコ、黒海のガス田開発支援へ減税措置
By Reuters
2022年4月21日午後 1:57 GMT+92年前更新
https://jp.reuters.com/article/world/-idUSKCN2MD08A/

ロシア、ウクライナの未来を暗くした…巨額の資源埋蔵地を掌握(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.12 09:39
https://japanese.joins.com/JArticle/294286?sectcode=A00&servcode=A00
『WPはロシアが6カ月に達するウクライナ戦争を通して「大きな補償」を得たと伝えた。欧州で最も鉱物が豊富な地域であるウクライナ東部に対する統制権を拡大し、世界最大規模のチタンおよび鉄鉱石埋蔵地を含んで未開発リチウムおよび大規模の石炭埋蔵地などをロシアが占めた。カナダのシンクタンク「SecDev」の分析によると、ロシアが押収した埋蔵量の価値は12兆4000億ドル(約1650兆円)規模だ。』

2023.04.28 11:45
欧州第3位の天然ガス埋蔵量を誇るウクライナ、エネルギーで自立目指し意欲
https://forbesjapan.com/articles/detail/62824


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ポクロウシク戦線>クラスノホリフカの西でロシア軍が包囲成功か❓<ウクライナ紛争2024/09/14

2024-09-14 16:25:29 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.09.13
信じられないような報告、ロシア軍がクラホヴェ方面の大釜の蓋を閉じた?
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/incredible-report-russian-troops-have-closed-the-lid-of-the-cauldron-in-the-direction-of-krahove/

この前兆はありました。
略図の1枚目
クラスノホリフカKostyantynivkaの長く西に延びた市街地を制圧したロシア軍は、その西の線路沿いの集落のホストレHostre方向に戦闘地域が伸びたという報告がありました。

それが一気に戦況略図の2枚目になりました。
これはロシア軍事ブロガーの報告です。
ウクライナのDEEP STATEの報告は、まだです。

余りに急激なのと範囲が広いのでコメント欄は、喧々諤々で賑やかです。
ロシアのRYBARの盛り過ぎ(過大報告)だろう!と言う意見が多いようです。

しかし、このエリアはウクライナ軍の拠点は、かなり西に離れた線路沿いのホストレHostreしかありません。
他にあるとしたら簡単な塹壕くらいだろうと思います。
マリンカMar'inka西のヘオリフカHeorhiivkaの直ぐ北側ですし、それほどウクライナ軍も重要視していないと思います。
それを考えるとホストレHostreには、ある程度の兵力がいると思いますが、その東はそれほどウクライナ軍は、居ないと思います。
だからホストレHostre方向にロシア軍が進撃してポケットの入り口を塞げば、このエリアを制圧すること自体は、それほど難しくないように思います。

あるいは、クラスノホリフカKostyantynivkaの長く西に延びた市街地をロシア軍が制圧したので、このポケットはその時点で3方向から包囲されています。
だからそれほど数の多くないであろうウクライナ軍は、ホストレHostre方向に撤退した後かもしれません。

その少し前にクラスノホリフカKostyantynivkaの北側のかなり広い空白地帯も似たような感じでロシア軍が制圧と言うより進出しています。略図のクラスノホリフカの上のピンクの部分がそうです。かなり広いエリアです。

そこの比べるとそう広くはありませんから、ウクライナ軍がほとんど撤退した後にロシア軍が進出したのなら話は本当かもしれません。
多少、逃げ遅れがいてそれをロシア軍が掃討中と言うことかもしれません。

まだロシアのRYBARの報告は確報ではありませんが、こうなったとしても不思議ではありません。

コメント欄にもありますが、ポクロウシクPokrovsk戦線では全般的にウクライナ軍の兵力不足が目立ちます。元々防衛ラインの完全に内側ですから二線級の部隊が多いと思います。拠点を警戒する程度の兵力しか配置されていないと思います。逃亡するケースも結構あるようです。

そこに持ってきてロシア軍の方は増強されていますから兵力差は、かなり大きいのだろうと思います。
5月くらいの時点でウクライナ1対ロシア4くらいの比率です。元々このエリアを増援なしに守るのは無理があります。それなのに強力な部隊をクルスクに転用するために引き抜いていますから、その意味でもウクライナ軍は弱くなっています。
兵士の強さも違いますし、兵力差が大きすぎれば、守っているウクライナ軍の退却が早くても不思議ではありません。包囲や全滅を避けようとすれば、当然のことです。

ポクロウシクPokrovsk戦線や補給が苦しくなっているドネツク南部戦線では、このようなウクライナ軍の退却が増えるのかもしれません。

クルスク侵攻作戦を考えて実行した馬鹿さ加減が分かると思います。ゼレンスキーとシルスキーは、追放されるべきでしょうね❓
このコンビが、ドネツク州中部戦線と南部戦線の崩壊を招いたといえます。
責任も感じずにシャアシャアと言い逃れをしています。
言い逃れだけは、天才的です。
これも「全ては計画通り」だと言うのでしょうね❓
ほんと、ウクライナのために追放するべきだと思います。
これでは前線で戦う将兵が救われません。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
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クルスク戦線のウクライナ軍に見る参謀本部の事実上のドネツク放置<ウクライナ紛争2024/09/14

2024-09-14 16:23:45 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

(1)グルシコフスキー地区にウクライナ軍が侵入
2024.09.14
ウクライナ軍がクルスク州グルシコフスキー地区に侵攻、ベセロエを攻撃中
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-forces-advance-into-grushkovsky-district-of-kursk-region-attacking-beseroe/

ウクライナ軍は、クルスク州の占領地西部のコレネヴォКоренево方面の大混乱(または敗走)は放置して更に、その西のグルシコフスキー地区の①ノヴィ・プット(❓多分、コレネヴォКоренево)を制圧し、その北の②ベセロエVeseloe方向を攻撃しているのだそうです。

驚くことに更に西の③テキノトТеткиноにも攻撃を加えて、建物を幾つか占領しているんだとか。
どちらも国境から精々数百メートルの距離感ですから国境を越えて荒らしに行くのは簡単です。
②ベセロエVeseloeまで国境から3km弱です。
戦車1輌と装甲車両2輌で構成された部隊が進撃中で、ロシアの国境警備隊と軍が協力して交戦中なのだそうです。

国境付近でゴタゴタを起こす程度の攻撃です。
結構、ウクライナ軍はクルスク戦線の初期からクルスク州ブリャンスク州、ベルゴロド州の州境を荒そうとしてロシア軍に撃退されてきました。
今回の攻撃もその一連の流れのようです。

しかし、コレネヴォКоренево南方面のウクライナ軍の大混乱を放置して、何をやっているのか意味不明です。そんな部隊があるのなら占領地の方に増援を送って強化するべきだし、普通はそうすると思います。

クルスク州ブリャンスク州、ベルゴロド州の州境でゲリラ戦的に小戦闘を仕掛けるのが次のウクライナ軍の作戦計画なのかもしれません。
しかし❓占領地の友軍はどうするつもりなんだろう❓

(2)クルスク州の占領地ですら、こんな調子ではドネツク州のウクライナ軍をどうするのかは、ウクライナ参謀本部ではクルスク侵攻作戦を決定した時に決めていると思います。

おそらくドネツク州は、現在ドネツク州にいるウクライナ軍が戦い、ダメなら放置する予定なのだろうと思います。
そうあからさまに言うと国内で大批判を浴びるのは分かり切っていますから、このように言って胡麻化しているのだろうと思います。

『越境攻撃「期待通りの効果」、東部でロシア軍停滞=ゼレンスキー氏』
By Olena Harmash
2024年9月14日午前 6:14 GMT+99時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/DVXIBSN6U5KH5CBFOACS77PBMY-2024-09-13/
クルスク州への越境攻撃の攻撃がどうなろうと・・・
「期待通りの効果が得られている」
ドネツク州がどうなろうと・・・
「(ウクライナ東部の)ハリコフ州ではロシア軍の進撃が阻止された。ドネツク州の戦況は極めて困難だが、ロシア軍の進軍は鈍っている」

何を期待しているのかは発言しませんから、仮にウクライナ軍が負けてクルスク州から叩き出されようと「期待通りの効果が得られている」のだろうと思います。

「ロシア軍の進撃が鈍っている」としか発言していませんから、ドネツク州をロシア軍が制圧しようと「ロシア軍の進撃を鈍らせた結果」今まで持ちこたえたというのであろうと思います。

どこまでも責任逃れの言い訳は考えています。
しかし、それでウクライナ国民や支援国が納得するのかは別問題だと思います。

普通に見るならドネツク州では前線が崩壊しておりウクライナ軍は負けつつあるように見えます。
それをゼレンスキーが言うと「戦況は極めて困難だが、ロシア軍の進軍は鈍っている」と言う表現になるようです。
そんなバカげた戯言を一々ニュースにするロイターにも呆れます。こんな記事に何の意味もないと思います。
ゼレンスキーの広報通信社でしょう❓
日本のマスコミは、ゼレンスキーの広報マスコミですけれど・・・・・
普通に言ったらいいと思います。
『戦局は悪化しウクライナは敗勢になりました。』
『その原因はクルスク侵攻作戦を実行したことにあります。』
どうして、本当のことを報道できないのか不思議です❓

ドネツク州が落ちたら、次はザポリージャ州とドニプロペトロウシク州です。
ドニプロペトロウシク州は真っ平な地形で防衛線や強力な要塞は、ないと思います。ロシアの機甲部隊がスイスイ進撃すると思います。ドニプロペトロウシク州までロシア軍が占領して、「やっとウクライナ軍が不利だ」程度に言うのでしょうかね❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ドイツの脱原発の致命的な失敗が製造業の衰退と産業の空洞化を招いた<2024/09/14

2024-09-14 16:22:23 | ヨーロッパ

ドイツ東部で橋が100メートルにわたって崩落、けが人なし
2024年9月12日 16:32 発信地:ドレスデン/ドイツ [ ドイツ ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3538486?cx_part=top_topstory&cx_position=2

②ドイツ激震、VW工場閉鎖は「氷山の一角」-工業力衰退の象徴に
Monica Raymunt、Mark Schroers
2024年9月6日 8:49 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJBN5TT0AFB400

聖域に踏み込むVW、中国勢に押される欧州EV業界の苦境を象徴
Elisabeth Behrmann、John Ainger、Monica Raymunt
2024年9月4日 11:15 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJ7H3PT1UM0W00
独フォルクスワーゲンの国内工場閉鎖が示唆するドイツの産業空洞化、果たして日本の二の舞になるのか?
2024.9.13
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/83139

ドイツ景気回復さらに遅れ、年内にインフレ加速も=連銀月報
By ロイター編集
2024年8月21日午前 9:23 GMT+918分前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/4H7YM2GENRLRBK46OYQ47BK4RQ-2024-08-21/

・・・・・・・・・・・・・・・

こう記事を羅列すると❓と思うかもしれません。
しかし、作家の「川口 マーン 惠美」さんが現代ビジネスのいくつかの投稿記事で書いていることが全部、現象として現れつつあると言えます。

ドイツの製造業の衰退と産業の空洞化を招いた理由は、いくつかあると思います。
しかしその中の大きな理由が、ドイツでしか実現しなかった脱原発です。脱原発がドイツ経済を衰退させたと言えます。

輸出比率の高い国は、電気代の高い安いが決定的な要素になります。電気代が安ければ、有利な輸出価格を実現できます。ドイツと同じようにGDPに占める輸出比率の高い韓国の例。
『韓国の電気料金、原発大国フランスの半額と安い理由は』
修正:2021-12-15 10:04
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/42001.html

『韓国の家庭用電気料金は、経済協力開発機構(OECD)のうち最低水準だ。2019年の市場為替レート基準で韓国より安い国は、産油国であるメキシコだけだ。メガワット時あたり102.4ドルである韓国の料金は、OECD平均(172.8ドル)の59%で、米国(130.4ドル)の79%、フランス(199.1ドル)の51%、日本(253.5ドル)の40%、ドイツ(333.9ドル)の31%だ。韓国と似た立場のエネルギー輸入国である日本や、割安なシェールガスを採掘し用いている米国、世界で原子力発電の割合が最も高いフランスよりはるかに安く電気を使うことは、どのようにして可能になっているのだろうか。』

記事は、この安い電気代の仕組みを批判しています。
安くするためには、韓国政府がややインチキとも思える電気代抑制政策を取っています。
その結果として韓国の輸出製品価格が安く抑えられ輸出競争力を強めています。

ドイツの脱原発は、これの正反対をやっています。脱原発が電力供給を不安定にし、産業用の電気代はフランスの約2倍と言う高価な電気を生み出しました。
「原発の電力を再生可能エネルギーに置き換える」
この野心的な計画は、机上の空論にすぎなかったことをドイツの脱原発が証明したといえます。

<ドイツの脱原発の大雑把な論点>
◎原発を止める
◎CO2削減のために石炭火力も止める
◎再エネ100%に移行していく
◎その繋ぎとして安いロシアガスを使う
『★その結果、環境にやさしい豊かで素晴らしい社会が実現す』
・・・・・・・
聞くと理論的に聞こえるでしょう❓
ドイツの緑の党と社民党及び環境NGOの主張する理論です。そしてドイツの国営テレビや新聞は左派系の影響力が強く、これを強力に後押ししました。

日本の脱原発もこの二番煎じです。
主張は、ほぼ同じでしょう❓
ドイツが手本だからです。

ところが、この脱原発に関してドイツで国民的な議論がされてはいません。エネルギー政策としても、経済性も、原発の安全性も何もかも無視して一方的に「原発嫌い」の感情から主張していることであり、理屈は全部後から考えて付け足したものです。合理性が、ほとんどない理論です。単に「原発はダメ!」と一方的に決めつけているだけなのです。

どうしてこの政策を遂行することが可能だったかと言うとメルケル首相が初めて政権を担当した時、キリスト教民主同盟と緑の党と社民党と連立を組みました。
この時、環境極左はエネルギー政策決定の権限のある部署を独占しました。
ここに環境NGOを引き入れて密室の中で脱原発が進められ政策となっていきます。
つまり、ドイツの脱原発は環境極左と言うべきグループがその権限を独占し密室の中で、エネルギー政策としての国民的議論もなく一方的に進められたものです。これを左派色の強いドイツ国営テレビや新聞が大々的に推奨して、「原発嫌い」の感情から生み出されたものなのです。

こうして原発は次々と停止され廃炉が決定しました。最後の原発の冷却塔も爆破解体され、もう後戻りできません。
そして比較的発電コストの安い石炭火力も減少して天然ガスに置き換えられました。
最初から無理でしたが再生可能エネルギーは供給が不安定です。
電気が足りないときは、原発発電のフランスや石炭火力のポーランドから電気を購入して賄う不安定な電力供給は、今も続いていて改善される見通しは、ゼロです。

これだけでも電気代は高騰しました。
加えてウクライナ紛争によりロシア産の格安の天然ガスをかなり割高なアメリカとノルウエーの液化天然ガスに置き換えるしかありません。
こうしてフランスの約2倍の「バカ高い!」電気代が出来上がったというわけです。

その電気代を社会と企業が負担しなければなりません。
何から何まで全部、電気代高騰の分が波及して工業製品になると全部加算されているというわけです。

この結果、ドイツ企業は輸出競争力を失いました。
『ドイツの脱原発の致命的な失敗が製造業の衰退と産業の空洞化を招いた』
と言うのは、このような意味です。
もう、これは改善でいる見込みはないでしょう。
脱原発が正しいと信じ込んでいる社会に原発の再導入など説得できるわけがありません。
ドイツの脱原発は、ほぼ宗教と同じです。
「脱原発の経典」があるのみで、その根拠は嘘です。

産業の空洞化は、当然雇用の減少を招きます。
その象徴的出来事が②のVW工場閉鎖です。
ドイツを象徴するような自動車メーカーすら工場の閉鎖が必要なほどドイツの製造業の環境は悪化しました。
体力のある企業から工場のドイツ国外の脱出が続いているそうです。
これがドイツ経済の落ち込みの理由です。
製造業の国外脱出が続いている以上、当分変わらないでしょう。
輸出比率がGDPに占める割合が極端に高いドイツは、当然不況に近くなると思います。
『日本は本当に「貿易立国」なのか、ファクトに見える真実』
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2108/02/news001_4.html
(ドイツ47%、韓国44%、日本18%)

製造業のドイツ脱出がいかにドイツ経済にとって深刻か分かると思います。
つまり❓
ドイツの経済的合理性の皆無の脱原発遂行は、経済的合理性がないために、当然に電気代の高騰を招き、それがドイツ企業の国外脱出を引き起こしました。
おそらくこの傾向は長く尾を引くことになると思います。

※日本です。
既に脱原発はドイツで完全に経済的合理性がなく大失敗に終わっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5bc4783bf44bce3d63d3e5da8de99da54f6b927d
既に原子力規制委員会の新規制基準に適合していると判断されたのに再稼働していない原発が7基もあります。
審査中の原発は北海道電力泊原発1、2、3号機など10基です。速やかに安全審査をしてほしいと思います。
原発7基分の天然ガスを購入しています。
せめてこの分だけでも再稼働してい欲しいですね。
天然ガスの消費を減らせば、その分海外に支払うガス代は節約できます。国富が国内に残ると言うことです。

単に電気代のみならず貿易収支にも大きく影響してきます。仮に再稼働可能な原発17基を再稼働すれば、その分の天然ガスの購入を減らせるのです。

当然に原発の増設や新設も計画していかなければなりません。
これが世界の標準です。
脱原発を実現したのはドイツだけでエネルギー政策としては完全なる大失敗であることは既に証明されています。
脱原発を主張する者は、富を捨てろと言っているのにほぼ等しい主張をしています。
「原発安全神話」は、完全なる嘘話でした。
「脱原発」も証明済みの嘘話です。

以上のことを書いた「川口 マーン 惠美」さんの投稿記事。期限が過ぎると有料記事になるので内容を抜粋して箇条書きしておきます。

バイエルン州グラーフェンラインフェルト原子力発電所冷却塔
国外逃避が止まらない…!「電気代が異常に高い」ドイツがいま陥っている「産業の空洞化」と「雇用の喪失」
2024.08.23
https://gendai.media/articles/-/136003?imp=0

2011年、福島第一の事故の後、メルケル前首相が全ての原発を遅くとも2022年で
止めることを、ほぼ独断で決めた
ドイツの脱原発ロビイは、緑の党、および社民党の政治家と、環境NGOが固く結束、強靭な力を誇っている
ドイツの電気代は他国に比べて異常に高い
産業用の電気代は、1kW時あたり20.3セント
11.3セントのフランスと比べるとほぼ2倍
ポーランドが15.8セントで、中国と米国は8.4セント
EUでドイツより電気代が高いのはイタリアとスペインのみで、どちらも原発を持たない
家庭用電気もドイツは40.2セントと、EUで最高値(23年後半の年間使用量が2500〜5000 kWhの家庭の場合)
フランスは25.91セントで、オーストリアが27.48セント
23年4月15日に全ての原発が止まって以来、ドイツはまさにその翌日から電気が恒常的に不足
フランスの原発電気や、チェコやポーランドの石炭電気を、一日も欠かさず破格の値段で輸入
高い電気で高い製品を作っても国際競争には勝てず、すでに余力のある企業から、国外逃避が
始まっている
産業の空洞化、それに伴う雇用の喪失
ロシアからのガスが途絶えていた23年4月15日
ドイツはもはや電気の高騰と逼迫から抜け出せない
ドイツのエネルギー政策
1)原発を止め
2)CO2削減のために石炭火力も止め
3)再エネ100%に移行していく
4)その繋ぎとして安いロシアガスを使う
脱原発の立役者、緑の党と社民党
脱原発は、彼らにとって歴史的業績
日本もドイツとほぼ同じ道を歩んでいることに嫌でも気づく

※有料記事
脱炭素に踊らされたドイツの「悲惨すぎる末路」…国際競争力が地に落ち、産業の空洞化も深刻、過度な中国依存が裏目に
2024.08.10
https://gendai.media/articles/-/135377
脱炭素、難民流入、インフラ崩壊…世界の「見切り品ショップ」に成り果てたドイツが歩み続ける「発展途上国への道」
2024.06.28
https://gendai.media/articles/-/132745
<<<★ドイツの脱原発が、何故❓どのように行われたかを書いています。>>>
ドイツ「エネルギー転換」の深すぎる闇…脱原発・再エネ拡大に伴う膨大なコストは全て国民の電気代に上乗せされ
2024.05.31
https://gendai.media/articles/-/130932


西側諸国が言う「武力による国境変更は断じて許さない!」理由は何か❓<ウクライナ紛争2024/09/14

2024-09-14 16:20:09 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

「武力による国境変更は断じて許さない!」
ロシアのクリミア侵攻やウクライナ侵攻に関して西側が合唱する合言葉です。
一つにはヨーロッパでこれをやると、止め処もない国境紛争が起きる地域は結構あると思います。時には戦争さえ起きます。

しかし、もう一つ理由があると思います。
イギリスとフランスは、今でもかなり海外領土(植民地を領土化した土地)があります。
フランスは領土化できなかった旧植民地は、傀儡政府を作り傀儡政府を通じて植民地収奪的な構造を残していたようです。
イスラム過激派の浸透とテロを防げなかったために、旧フランス植民地諸国では、近年相次いで軍事クーデターが起きてフランスやアメリカが追放されました。
軍事クーデター政権の外交は、ほぼ同じで欧米追放と親ロシアです。
理由は植民地収奪的な構造に対する憎しみと、イスラム過激派のテロに欧米が無力だったことにあります。
軍事的な支援が得られて、共にイスラム過激派のテロと戦ってくれるロシアを頼ったのです。
これをロシアの工作の結果と言うのは愚かでしょう。

イスラム過激派のテロとの戦いが、どれほど大変化はシリアを見れば良く分かります。アメリカやロシアやトルコが総がかりでやっと駆逐しました。
これを貧しいアフリカの小国が単独でやるのは不可能です。だから、これらの国々はロシアを頼るのです。
ロシアが頼れれると言うことは、既に実績があるからです。今は他の軍事会社が請け負っていますが、以前はワグネルがこの様なロシアの海外業務を請け負っていました。
ワグネルが、くそみそに西側から叩かれるのは有能だからです。

タヒチ島 フランス領ポリネシア
ニューカレドニア フランスの海外領土
フランスの海外県・海外領土
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%A4%96%E7%9C%8C%E3%83%BB%E6%B5%B7%E5%A4%96%E9%A0%98%E5%9C%9F

フォークランド諸島
イギリス領の諸島
1833年からイギリスが実効支配し続け、現在に至る
ジブラルタル
ジブラルタル海峡を望む良港を持つため、地中海の出入口を押さえる戦略的要衝
イギリス軍が駐屯する
18世紀よりイギリスの占領下にあるが、その領有権を巡り今もイギリスとスペインの間に争いがある
イギリスの海外領土
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%A4%96%E9%A0%98%E5%9C%9F

ニューカレドニアで再び暴動、独立派指導者の身柄引き渡しに抗議
By ロイター編集
2024年6月24日午後 5:42 GMT+93ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/MIAJBXWNVBOIJHCMCG3Q4CJIJY-2024-06-24/
ニューカレドニアで暴動、旅行者が多数足止め 豪とNZが救出機
2024年5月21日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cl44l2x4dljo

フランスの植民地なのでイギリスのBBCとロイターが(熱心に)報道しています。

つまり、こう言ったことがボロボロ出てくると困るわけです。

フォークランド紛争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%B4%9B%E4%BA%89

色々、あるでしょう❓


一旦獲得した領土を手放さないのは、ロシアだけではありません。アメリカだって太平洋に結構、島を領有しているでしょう❓

まだ、世界にはこんな土地が残っているのです。
ロシアや中国が、武力で実効支配してしまうと困るでしょう❓
だから・・・
「武力による国境変更は断じて許さない!」
と主張するのです。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024MLB>9月13日>菊池雄星9勝、移籍後8試合負けなし

2024-09-14 16:19:22 | MBL & プロ野球

アストロズ菊池雄星は7回3安打3失点、6Kで9勝目 移籍後は8戦負けなしでチームも全勝
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202409140000381.html
<エンゼルス3-5アストロズ>
7回3安打3失点、2四球6三振で今季9勝目(9敗)

7回を先発投手が投げ切ってくれて3失点ならチームは御の字です。
今年は、ブルージェイズは絶不調で打線の援護に恵まれず勝ちを逃したり負け投手になるケースが多かったです。
バックの守備がしっかりしていて打線の援護があれば、こうも違います。
流れが良くなれば菊池雄星もモチベーションが上がるでしょうし、集中力も出るでしょう。全てが雄星にとってもチームにとっても良い方向に流れています。
これでプレーオフは、ほぼ確定でしょう。
アストロズも大きな補強でしたね。計算できる左腕投手が、居るといないでは大違いです。
プレーオフに強いアストロズですから、そこそこ期待できそうです。

アストロズには優れた投手分析者がいます。
ジャーステイン・バーランダーやゲリット・コールもアストロズに来てから良くなって大エースになりました。どっちもサイ・ヤング賞投手です。
菊池雄星の場合は、もっと若い時期にアストロズの目に留まると、もっと早く才能が開花していたかもしれません。
まあ、しかしこの年でも雄星は進歩しています。今年投げているストレートはこれまでで一番速いと思います。最速158km位の速球を投げています。左腕でこの球速は少ないと思います。
晩成タイプなのでしょうね。
メジャー6年目の去年、やっと二桁勝って一流の先発投手になりました。
年齢は33歳ですが故障もしませんし、もう5年くらい投げられそうです。頑張ってほしいですね。

※翔平君は今日は「静か!」でした。

ジャッジは、17試合ぶりの52号満塁で息を吹き返しました。


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


クルスク戦線>西部のウクライナ軍は壊滅状態か❓<ウクライナ紛争2024/09/13

2024-09-13 19:55:20 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※この日記はロシア側軍事ブロガーの主張を元に書いています。ウクライナ側からの主張は、今のところありません。

2024.09.2
①侵攻921日目、ウクライナ軍がクルスク方面でマラヤ・ロクニャを占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-921st-day-of-the-invasion-ukrainian-forces-occupy-malaya-loknya-in-the-kursk-region/

9月2日の記事では、まだ若干ながらウクライナ軍が攻撃して占領地を拡大していました。どちらかと言うと東部を攻撃しています。
だからゼレンスキーは、このような強気の発言をしていました。
『ゼレンスキー大統領、ロシアが交渉に応じるまでクルスクから撤退しない』
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/zelensky-wont-withdraw-from-kursk-until-russia-agrees-to-negotiate/

2024.09.13
ロシア軍があらゆる方向で前進、クラホヴェ方面で新たな大釜が登場
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-advance-in-all-directions-new-cauldron-appears-in-krahove/

クルスク西部でロシア軍の反撃が明確に始まったのが9月10日の軍事ブロガーの報告が最初です。
この記事は、12日夜のロシア側軍事ブロガーの主張です。
①の記事の戦況略図が、大体ロシア軍の反撃前の勢力の境界線だと思います。
一番、進撃の速い地点ではロシア軍は戦闘地域を東に10km位進撃しました。

ロシア側の軍事ブロガーの主張によれば、多分ウクライナ軍が一番多くいたであろうセイム側東岸の(A)クラスヌクチャブリスコエKrasnooktyabr'skoeにいたウクライナ軍は、包囲されたと思います。主攻方面ですから少なくとも500人から1000人程度の兵士がいたのではないかと思います。
ロシア軍の進撃の速さを考えると撤退は、ほぼ無理だと思います。ロシア側の軍事ブロガーは、集落の掃討を終えたと報告しています。投降した兵士はかなりいるのではないか・と思います。投降しなければ全滅でしょうね。

更にロシア軍の進撃が急激であるためにコレネヴォКореневоの東のクレプナ川沿いを攻撃していた(B)マドヴェエフカMatveevkaとオルゴフカOl'govkaエリアのウクライナ軍も急いで撤退しないと包囲される危険性があります。

ロシア軍が現在位置の直ぐ東にあるリュビモフカLiubimovka~ゼレニ・シャリクZelenyi Shlyakhを奪還すると脱出は困難になります。(機甲部隊が撤退できる道路を封鎖されます)

と言うようにウクライナ軍にとっては困難な状況が生まれつつあります。
仮にマドヴェエフカMatveevkaとオルゴフカOl'govkaエリアのウクライナ軍が撤退するにしても周囲にロシア軍の拠点が沢山ありますから追撃は必至の状況です。
留まればやがて包囲の危険が生じ、撤退すればかなりの損失が出るでしょう。
ウクライナ軍の悪い癖で最後まで撤退しなければ包囲されます。

これを見ているとロシア軍は、ウクライナ軍の攻撃が伸び切るのを待っていたようです。伸び切って後方側面を守るウクライナ軍が薄くなったところを一気に反撃したようです。
完全に狙われていましたね。
ロシア軍の方が数枚上手でした。

と言ってもロシア軍が奪還したのは、西部の一部でウクライナ軍は、中央から東部にかけてまだかなりの面積を占領しています。
西から順番に反撃していくのか❓
東部や北部も同時に反撃するのか❓

分かりませんがクルスク州のウクライナ軍は、厳しい秋を迎えることになりました。
どう考えても1300平方kmの占領地を守るにはウクライナ側の兵力は少なすぎると思います。推定で強力な部隊が残り5000人程度、二線級の塹壕用部隊がどの程度追加で来ているか・位だと思います。
大きく包囲しているロシア軍は3万人以上でしょう。
到底、太刀打ちできないと思います。

※これが、どう不味いか❓
ウクライナ軍の強襲部隊の残りは12個大隊程度と推測しています(1個大隊400人)David Axe 氏
https://forbesjapan.com/articles/detail/73668

仮に(A)方面に2個大隊いるとします⇒800人
(B)方面に3個大隊いるとします⇒1200人
推定4800人の強襲部隊のうち2000人がピンチではないか❓と言う話です。

速く撤退しないと全滅か捕虜でしょうね。
ウクライナ領が近いところは徒歩でも逃げられると思いますが、深い位置にいるウクライナ兵は逃げるのは難しそうです。
戦車や装甲車、重い戦闘用車両や大砲にミサイルランチャーなどはウクライナ領に持ち帰るのは難しいと思います。
大体、ロシア軍が予定しているであろう通りになりそうです。
ゼレンスキーが主張するところでは「これはウクライナの計画通りだ」なのだそうです。

※ちなみにウクライナ側のDEEP STATEの報告が遅いのはウクライナ側が情報統制しているのと現地が混乱していて情報が得られないのであろうと思います。
他の戦場については、また今度。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024米大統領選>テレビ討論会はハリス氏勝利か❓<2024/09/13

2024-09-13 19:53:57 | アメリカ合衆国

ハリス氏リード拡大、米大統領選支持率 TV討論会で弾み=調査
By ロイター編集
2024年9月13日午前 3:58 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/us/XS4PIKYV4VKZZF5KAZRP7PSJQ4-2024-09-12/

<ロイター/イプソスの調査>
8月下旬の調査
ハリス支持45% トランプ支持41%
テレビ討論会後の調査
ハリス支持47% トランプ支持42%
https://www.cnn.co.jp/usa/35223836.html
11月の米大統領選に向けて10日夜に行われたABCニュース主催のテレビ討論会は、17のテレビ局を通じて、推計6710万人が視聴した
※2020年に行われたバイデン氏とトランプ氏の最初の討論会は7300万人
※16年のヒラリー・クリントン氏とトランプ氏の最初の討論会は過去最多となる8400万人

年々視聴者は少なくなっているようです。
それでもかなりの人数が視聴しています。

ロイターの記事
『 ハリス氏とトランプ氏が初めて直接対決した10日のテレビ討論会については、少なくとも何らかの内容を把握しているという有権者の53%がハリス氏が勝った、24%がトランプ氏が勝ったと回答した。
 さらに約52%が、トランプ氏は言葉に詰まるなどシャープな印象を見せなかったと回答。ハリス氏については21%が同様の回答をした。』

視聴者の多くが、このような印象を持ったであろうと思われます。バイデンさんとトランプの討論会では、バイデンさんが、同じ印象を持たれてその後、候補撤退要請が強まり結局、撤退に至りました。

そして、トランプ陣営の一部の関係者
『トランプ氏側近、準備した攻撃材料使わず愕然 テレビ討論会』
2024.09.12 Thu posted at 11:30 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35223830.html

使わなかったのではなく、臨機応変に使うことが出来なかったのであろうと思います。

例のリトマス試験紙
『トランプ氏のSNS運営会社、討論会後に最安値を更新』
2024.09.12 Thu posted at 18:50 JST
https://www.cnn.co.jp/tech/35223857.html
トランプ劣勢と見たミーム株の一攫千金組は、即座に諦めたようです。

トランプは、逃げを打ちました。
『トランプ氏、第3回討論拒否 ハリス氏「有権者への義務」―米大統領選』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024091300160&g=use

<トランプの暴言やフェイクニュース>
トランプ氏、米ABCの放送免許「無効にすべき」 討論会進行に不満
2024.09.12 Thu posted at 06:47 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35223814.html
「代償払うことに」 トランプ氏、民主支持のテイラー・スウィフトさんに嫌味
2024.09.12 Thu posted at 07:57 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35223816.html
トランプ氏、不正した選管当局者を「起訴」と威嚇 大統領選勝利なら
2024.09.09 Mon posted at 10:23 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35223675.html
オハイオ州で爆破予告、トランプ氏主張の「移民がペット食べる」町で
By ロイター編集
2024年9月13日午前 2:59 GMT+95時間前更新
https://jp.reuters.com/world/us/ZLA7WNGGMZOYZG644SC5VQWM3Q-2024-09-12/

これは、ごく一部にすぎません。
これが、共和党の候補と言うのですからどうしようもありません。独裁者の資質を持つカリスマ(的素質のある人間)は、人をだます才能があるのでしょうね❓
似たようなのは、他にもいます。
ヒトラーとかゼレン某とか・・・

トランプの場合は、政策の中身はありません。
不法移民を追い返すのと中国に関税をかける以外の政策は、トランプ一任方式です。
元々、共和党の政策集は66ページあったのだそうです。
それをトランプが16ページにして、更に中身を削ったそうです。

トランプは、自分の権力欲しかない究極のポピュリストと言うべきでしょう。
大統領になれば、法律を変えて終身大統領になる心算ではないかと思います。そうなってアメリカを食い物にするのが目的なような気がします。

例えば、こんなことをやっています。
『トランプ氏、一族企業の暗号通貨プラットフォームを発表』
2024年8月23日 15:58 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3535193?cx_part=top_topstory&cx_position=2

大統領の地位を利用して暗号通貨で大儲けしようとしているのだろうと思います。
こんなこともありました。

トランプ氏、石油業界幹部に環境規制破棄を明言 10億ドル献金要請
By ロイター編集
2024年5月10日午前 2:29 GMT+94ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/UOMDKPN4HZMSPJCKJD5ND4DBDA-2024-05-09/

便宜を図ってやるから10億ドル(当時1500億円)献金しろ・と言うわけです。
石油業界が、どうしたのかは知りません。
露骨な利益誘導政策をやるのは、ほぼ確実ですね。

トランプが二期目の大統領になったら多分独裁的地位を築いて、思いっきり金儲けすると思います。
トランプの周りに集まっているのは、それに便乗して金儲けをしようと言う輩でしょうね。

アメリカのために良かったと思います。
(テレビ討論会の影響)


※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce


ポクロウシク戦線>ロシア軍がウクラインスクを攻撃中、ノヴォホロデイフカの西に進撃<2024/09/12

2024-09-13 19:52:41 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.09.12
侵攻931日、ポクロウシク方面でウクライナ軍の後退が止まらない
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/931-days-into-the-invasion-ukrainian-troops-continue-to-retreat-in-the-direction-of-pokrovsk/

1日すぎるとロシア軍が、どこかでkm単位の進撃をしています。完全にウクライナ軍の防御は崩壊していると言えます。今回は、中部ドネツクのポクロウシクPokrovsk方面。

(1)クラスノホリフカKostyantynivkaの北のヴォブチャ川Vovcha River東エリア
ここは、もうウクライナ軍の拠点もありませんし、まとまった兵力もいないと思います。だからロシア軍は、慎重に進撃しているだけです。戦闘は、ほとんどないでしょう。
言ってみれば空白地帯を埋めるような作業ですのでロシア軍は、ヴォブチャ川Vovcha Riverの東までは、それほど抵抗なく進出すると思います。

(2)ウクラインスクUkrainsk
昨日の略図では、ロシア軍が北の郊外をかなり西に進撃しました。東の集落のリシフカを制圧したロシア軍が、ウクラインスクUkrainskの市街地を攻撃中です。
このままだとウクラインスクUkrainskの市街地は、ロシア軍に包囲されますのでウクライナ軍が撤退を始めたのだろうと思います。
仮に包囲を覚悟して抗戦しても援軍は、望めないと思います。全滅するよりは撤退を選んだのであろうと思います。已むをえません。

ロシア軍は、ウクラインスクの次は西のツクリネTsukuryneに向かいそうですね。
南は、クラスノホリフカKostyantynivkaの北から進撃してくるロシア軍が担当するのではないかと思います。

(3)ノヴォホロデイフカNovohrodivkaの西
しばらくノヴォホロデイフカは小休止していました。
どうやら補充や補給が完了したようで、西の小集落が点在している方向に進撃し始めました。

(4)⇒(2)と(3)のロシア軍の進撃方向を考えると、中間にある大きなウクライナ軍の拠点のセリダブSelydoveを意識した動きに思えます。
両方で大きく西に突出すると、セリダブSelydoveを3方向からやや広く包囲する態勢が出来上がります。
両サイドで突出して中央部を包囲するロシア軍の常套作戦です。

分かっていても兵員と武器で圧倒的に劣るウクライナ軍は対応のしようがありません。
セリダブSelydoveにウクライナ軍が増援部隊を送ったので直接攻撃は止めて、いつもの包囲作戦に切り替えたのだろうと思います。

仮にセリダブSelydoveをロシア軍が制圧してしまえば、更にその西に進撃すると思います。
そうなるとポクロウシクPokrovskは、東と南が丸裸になります。
セリダブSelydove方面から進撃するロシア軍は、さらに西に進撃することもできます。
ポクロウシクPokrovskを通り過ぎてからロシア軍が北上すると、今度はポクロウシクPokrovskは、東・南・北の3方向から包囲されます。

態勢が完全に悪くなると相手のやりたい放題になります。
だからポクロウシクPokrovskを防衛する・と言っているウクライナ軍の考えは、ほぼ無理と言えます。
例えばポクロウシクPokrovskを防衛しているうちにウクライナ軍の援軍が来て、包囲しているロシア軍を撃破できるなら籠城しての防衛戦は有効です。
ウクライナ軍の援軍が来なければ、籠城軍は孤軍となり日干しになるか降伏するしかありません。
やや長いスパンで書けば、こうなります。

その過程をロシア軍は、イヤになるほど着実に遂行中です。もうポクロウシクPokrovsk戦線は、終わっているとしか言いようがありません。
南部ドネツク戦線も同じです。
中部ドネツクが一段落すれば、ロシア軍は南部ドネツクを挟撃する攻撃を始めると思います。

(5)クルスク戦線
クルスク戦線>ロシア軍がクラスヌクチャブリスコエ方面を包囲か❓<ウクライナ紛争2024/09/12
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6fded77f929dbe76a3f0ded5b7a107a3

この日記よりロシア軍がさらに東に進撃しています。
セイム川沿いのロシア軍を追い詰めていたウクライナ軍部隊が、もし撤退していなければ全部、敵中に取り残されていると思います。全滅か降伏です。
余りにロシア軍の進撃が急激で、更に包囲されそうなエリアが2か所出来つつあります。
ウクライナ軍が伸び切るのをロシア軍は待っていたようです。伸び切ったところを反撃されては、ウクライナ軍は持ちこたえられないでしょう。
少なくとも占領地の西では、ウクライナ軍は優位を失ったと言えます。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


クルスク戦線>ロシア軍が反撃もウクライナ(ゼレンスキー)の主張は「全ては計画通り」<ウクライナ紛争2024/09/13

2024-09-13 19:50:54 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.09.12
ゼレンスキー大統領、クルスクでのロシア軍反撃について計画通りと主張
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/zelensky-says-russian-counterattack-in-kursk-is-going-according-to-plan/
ゼレンスキー氏、越境攻撃へのロシア反撃を予測 「計画通り」
By ロイター編集
2024年9月13日午前 12:37 GMT+94時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/4EGLL7DL7JPMFE2LUMZIEYNB3Y-2024-09-12/

ゼレンスキー氏が、このような主張する以上は「全ては計画通り」なのだろうと思います。
(クスルス侵攻作戦について)「公表されている以上の目的がある」
「この作戦は勝利計画の重要な部分だ」
このようにも主張しています。

記事のコメント欄には、皆さんの意見も書かれています。

そのコメントの一つを読んで思い出したことがあります。
ウクライナ万歳サイトのライターDavid Axeの記事です。
②『ロシア軍がクルスク州で反撃開始 ウクライナ、危険冒した侵攻作戦で正念場』
https://forbesjapan.com/articles/detail/73668
「侵攻部隊の兵力は現在までに各最大400人規模の12個前後の大隊となっている」

※約4800人です。

2024.08.10 18:00
https://forbesjapan.com/articles/detail/73062
「総兵力は最大で人員1万人、装甲車両600両にのぼる可能性がある。このほかに砲兵部隊や防空部隊、ドローン(無人機)部隊、偵察部隊が侵攻部隊の支援できわめて重要な役割を果たしている。」

8月10日の時点では支援部隊まで入れると1万数千人が作戦に参加していると言っています。

8月22日ロシア国防省発表
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/4fd98144b38c0fe7b41f47029334e5ee
「ウクライナ軍は8月6日にロシア連邦クルスク州への侵略を開始した。」
「8月21日時点のデータによると、クルスク州の戦闘でウクライナ軍は4400人の兵士に加え、65両の戦車を失っている。注>戦車のみで65両」

こうして記事を比較して見るとロシア国防省の発表数字は、それほど誇大報告でもないようです。更に、この時点から3週間経過していますから、単純計算ならウクライナ軍の損失は、4400人の2倍以上になります。
ここから考えると②のDavid Axe氏が書いている現在、ウクライナ軍の兵員数400人の大隊12個前後の数字も大体、正しいことになります。

この際、ウクライナ軍の損失は一応無視します。
ウクライナ軍が占領しているロシア領は1300平方kmです。この広いエリアに精鋭部隊は、たった4800人程度しかいないことになります。
(兵員の損失は投入兵力の50%以上です。)

その後、追加の部隊を送り込んでいるという話はあります。しかし追加の部隊は、塹壕防衛用の二線級部隊でしょう。

今回のウクライナ軍の反撃作戦では、ロシア軍の進撃スピードが、やたら速いです。
その理由は、兵力が極端に不足しているウクライナ軍は攻撃している前線にしか兵士がいないのだろうと思います。
だから後方の側面を守る兵士がいないため、ロシア軍がスイスイ進撃しているのだろうと思います。

ロシアの軍事ブロガーの示す戦況略図では、ロシア軍は3日で10km程度進撃している地域もあります。
ウクライナ軍が、ほとんどいないから戦闘地域であるのにこのような進撃が可能なのだろうと思います。

ロシア軍が反撃を開始した理由は、侵攻したウクライナの精鋭部隊が半分以下になったからだろうと思います。

ゼレンスキー氏の「全ては計画通り」の意味は、分かりませんがロシア軍は、ウクライナの侵攻軍の数が半減したので総攻撃を開始したのかもしれません。
ロシア軍の方も予定通りウクライナ軍を撃破しつつあるようです。

どちらも予定通りのようですから、上手くいっているのでしょうね❓

ゼレンスキー氏の「全ては計画通り」の意味は、あるいはロシア領を荒らしまわりプーチン氏をビビらせたのが予定通りなのかもしれません。
「公表されている以上の目的がある」と言うことですから、まあ後付けで何とでも言えます。

ただ、以上の推測が正しければウクライナ領に帰還できるウクライナ兵は少ないかもしれません。
ロシア領の中にいますから投降するのは、楽だと思います。周りにロシア兵が沢山いますから・・・
来月中にクルスク侵攻作戦は、完了するかもしれません。
ウクライナ兵は、冬どうするんだろう❓と、心配していましたが、心配しなくても大丈夫そうです。

※「この作戦は勝利計画の重要な部分だ」の意味
ウクライナの「勝利計画」、ロシアに外交的終戦促す可能性=大統領
By ロイター編集
2024年9月12日午前 1:44 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/FYJEHGXIIRKBPLKHSWCWQLB3PE-2024-09-11/
「ロシアに心理的プレッシャーをかけて、外交交渉による戦争終結を促す」と言うことのようです。
しかし、これは変な話でゼレンスキーはロシアとの和平交渉を法律で禁止しています。だからウクライナの法律によれば、ロシアとの和平交渉は出来ません。
その上、戦況が有利に展開しているロシアが和平を申し出る可能性はありません。そのまま戦争を継続して勝てば、いいだけだからです。
あくまでウクライナがロシアの提示する条件を受け入れウクライナから申し入れた場合にのみ、和平交渉は可能だと思います。
ゼレンスキーは、ほぼ実現不可能なことを言っています。
まじめに和平交渉をする気はないと言うことです。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


何故か西側のメデイアが無視するトランプ氏の停戦案<ウクライナ紛争2024/09/13

2024-09-13 19:49:02 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

米副大統領候補、トランプ氏のウクライナ紛争調停案を明かす
2024年9月13日, 09:25 (更新: 2024年9月13日, 10:29)
https://sputniknews.jp/20240913/19081223.html

スプートニクは旧「ロシアの声」です。
もちろんロシア政府の意思を外国に伝える役割を担っています。

スプートニク日本が、トランプ氏の停戦案の概要を伝えています。ロシアにとって特に不利はないからでしょう。
インタビューに答えたのは、共和党のJ.D.ヴァンス副大統領候補です。

主な内容は・・・・・・
ウクライナの主権確保
ウクライナのNATO加盟放棄
多分、現在の前線を固定化して朝鮮半島方式で非武装化をし双方が要塞を建設してそれを担保
ドイツやその他の国もウクライナ復興に資金を提供する

ロシアの要求する・・・・・
非武装化、非ナチ化
対露制裁の解除
については、言及がありません。

大体、トランプ氏が考えている停戦の基本的な形は分かります。
これではNATOに取り都合が悪いから無視しているのであろうと思います。

バイデン氏はロシアと交渉する気が無い=トランプ氏
2024年9月13日, 12:03 (更新: 2024年9月13日, 13:03)
https://sputniknews.jp/20240913/19081971.html
トランプ氏はアリゾナ州の支持者集会で次のように述べた。
「彼(バイデン大統領)が夜、ベッドで起きて何度も寝返りを打って、ロシアとウクライナ間の恐ろしい紛争を止める方法を見つけようとしていると思うか。そうではないと思う。プーチン氏とは何年も話していない。私がこの問題を解決する」

このような内容をアリゾナ州の支持者集会で支持者に話したようです。

※その他の記事
34カ国がBRICSに関心=プーチン露大統領
2024年9月12日, 19:55 (更新: 2024年9月12日, 19:56)
https://sputniknews.jp/20240912/34brics-19080153.html?rcmd_alg=collaboration2
ウクライナ紛争に対するNATOの直接関与説、マスク氏が警戒
2024年9月13日, 11:08 (更新: 2024年9月13日, 11:11)
https://sputniknews.jp/20240913/nato-19081594.html
ナチス・ドイツ、日本が先に対ソ開戦するようけしかけていた
2024年9月13日, 15:13
ノモンハン事件 - Sputnik 日本, 1920, 13.09.2024
https://sputniknews.jp/20240913/19082860.html

結構、西側のメデイアでは見ないような記事が時々あります。

※と言ってトランプは支持しません。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024MLB>アーロン・ジャッジが絶不調&サイ・ヤング賞

2024-09-13 19:46:44 | MBL & プロ野球

まさかの0/15…ジャッジが急失速 大谷翔平が迫るメジャー最多「チャンスあるかも」
2024.09.12
2024.09.13
https://full-count.jp/2024/09/12/post1616184/
「これで自身最長タイの15試合連続本塁打なし。9月は打率.189と低迷」

51号を打った時点ではジャッジは絶好調で、今年は自己ベストを更新すると思っていました。
ところが、その後絶不調になり昨日まで15試合HRがありません。
塁打数も352と急ブレーキです。
残り試合を考えると400塁打は、ほぼ無理です。
51号を打った時は、今年はジャッジは400塁打を達成すると思っていました。

カメの翔平君も余り調子がいいとは言えませんが、昨日で47号HRで4本差まで迫りました。
塁打数は翔平君が、351。
期待の若手のウィットJr君が、349です。

やはり400塁打を達成するのは非常に難しいことが分かりました。シーズン通して好調でその中に絶好調の時期が入らないと無理な記録のようです。
人間の限界に近いのが、390台なのでしょうね。
ジャッジが62HRを打った年が、391塁打です。

翔平君は、50-50が目前です。
50-50を達成できればMVPもあるかもしれません。
DH専門の打者で過去にMVP受賞は、ありません。
しかし、打撃二冠と50-50達成ならDH初のMVPもあるのではないか・と思います。
50-50は翔平君以外には不可能な記録だと思います。
可能性があるとすれば、未完の大器エリー・デラクルーズでしょうね。今年は、これまで23HRです。22歳ですがパワーは十分あります。今後、打撃技術が身についてくれば可能性は、あると思います。
しかし50HRが相当ハイレベルですから難しくはあります。
翔平君は、かなりの項目で自己ベストを更新中です。
まだ50HRは、打ったことがありませんから是非、50HRを達成してほしいと思います。記録と言うのは不思議なもので一段階上を達成すると、その上を狙うチャンスが出てきます。
46HR、44HRを打った経験があるから50本を狙えるという理屈です。
例えば、ブレーブスのオズナは今37本ですが、40本は去年初めて打ちました。だからオズナには40本が壁になっています。

ジャッジも過去に52本、62本を打った経験があるから50本までは、それほど難しいとは感じていないと思います。

しかし、これで400塁打の達成は仕切り直しになりました。翔平君には、将来この記録にも挑戦してほしいと思います。
翔平君の自己ベストは去年の325塁打です。
しかし怪我で休場しています。(135試合)
投手もやると無理かもしれませんが160試合換算なら385塁打です。
打者専業なら決して不可能な数字では、ありません。

※サイ・ヤング賞
ア・リーグ
タリク・スカバル(タイガース)
勝ち星、防御率、奪三振 各1位
ナ・リーグ
クリス・セール(ブレーブス)
勝ち星、防御率、奪三振 各1位

ほぼ決定でしょうね。
これほど、はっきりしている年は珍しいと思います。
山本由伸が候補にノミネートされるのではないか・と思っていました。故障が残念でしたね。
故障に気を付けて来年、頑張ってほしいと思います。
日本で見せていたような投球が出来れば、十分可能だと思います。
山本由伸は、メジャーの研究と準備が足りませんでした。

今永昇太は、日本にいるうちにメジャーを研究しメジャーで投げるための練習をしていたと思います。
流石、本を書くだけあって投球術インテリです。
ご立派!

※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


(愛知県)束の間の自由を楽しんだ脱走したペンギンの「ペンちゃん」<2024/09/13

2024-09-13 19:44:55 | 動物と植物と自然

動画:逃走45キロ、2週間ぶりペンギンを捕獲 愛知
2024年9月12日 16:08 発信地:東京 [ 日本 アジア・オセアニア ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3538484?cx_part=top_latest

8月の25日にイベント会場から逃げ出したのだそうです。
関係者一同、大捜索を行いましたが見つからず台風のために発見できず、「もう、だめだろう・・」と諦めていたのだそうです。

今月8日に発見されて無事保護されました。

それまで一度も海に出たことがなかったとのことです。
自分で、魚やカニを捕まえて食べていたようで発見されたときは、元気だったそうです。

ペンギンは、海で泳いで餌をとるのが普通ですから人間が心配するほどのことは、なかったようです。
人間の心配をよそに「ペンちゃん」は、2週間の夏休みを満喫したようでした。

ケープペンギン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%B3
南アフリカの海岸が繁殖地なので日本の海でも、それほど困らないのでしょうね❓
海を囲って飼育すれば、もっとペンギンも自由になれるのに・とつい思ってしまいました。
時々、海に散歩に出すとかね・・

※関連記事目次
項目「動物と植物と自然」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8835f5fca1b4e3065d08a3ab556f3c0e


クルスク侵攻作戦は、ウクライナ紛争の大きな転機になりつつある<2024/09/12

2024-09-12 13:52:36 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.09.11
ロシア軍の反撃、ウクライナ軍部隊がクルスク方面で包囲された可能性
https://grandfleet.info/category/war-situation-in-ukraine/
これは航空万能論の最新記事です。
しかし7月ごろの記事から見ていくとはっきりした傾向が見えます。
それを書く前にクルスク侵攻作戦が何故考え出され実行されたかを推測してみます。
これについては、未だに誰も納得のいく答えを出していません。キエフ政府の後付けの理由があるだけです。

この前にロシア軍のハルキウ州北部侵攻がありました。
電撃作戦と言ってよいスピードでかなりの面積をロシア軍が占領しました。
これを許したウクライナ軍への批判は、ウクライナ国内では非常に大きかったです。
更に本来建設されているはずの防衛ラインは、汚職と手抜きでほとんど建設されていませんでした。
両方合わせた批判は大きく、この頃ウクライナ国内では停戦論が語られるようになりました。

キエフ政府は、集められるだけの部隊をハルキウ州北部に送り込み、同時にゼレンスキーはロシア軍を国境の外に叩き出すことを宣言しました。
ところが戦況は持久戦になりゼレンスキーの宣言は実行できる見込みがありません。

個人的には、ロシア軍のハルキウ州北部侵攻を易々と許した不手際とそれに伴い浮上した大きなキエフ政府批判と停戦論を封じるために、クルスク侵攻作戦を考え付いたと思います。
いわばゼレンスキーとウクライナ参謀本部への批判をかわすための作戦です。
目的は単にそれだけですから軍事的合理性も明確な軍事目的もありません。

つまりゼレンスキーとウクライナ参謀本部が自分たちの大失敗を隠すためにクルスク侵攻作戦を考え実行したのだろうと思います。
『※これは、あくまで私の個人的な推測です。』

しかし予備兵力の枯渇しているウクライナ軍が、この作戦を実行するためには準備も必要です。数か月前から準備したと言っています。
その準備のために主に東部戦線から戦闘力の強い機甲部隊を中心に部隊の引き抜きを行いました。
東部戦線の事など考えていません。

その部隊の引き抜きが始まったであろうころから、特にトレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面とポクロウシクPokrovsk戦線でウクライナ軍の劣勢が酷くなりました。

トレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面では、トレツクで市街戦が継続中で、更にロシア軍はその北部にも進撃を始めました。その動きに呼応してバフムトのロシア軍は、バフムト南西方面で占領地を拡大中です。

面積の広いポクロウシクPokrovsk戦線では、状況は更に壊滅的で戦場は、中部ドネツクの西部に移動しました。(ウクライナ軍が西部に押し込まれました)

ドネツク南部では、各方面でロシア軍が進撃を始めています。

どれもクルスク侵攻作戦のために各戦場から戦闘力のある部隊を引き抜かなければ、防げたことだと思います。
クルスク侵攻作戦のために予備部隊をほとんど投入してしまっていますので東部戦線の戦況が、どう悪化しようとウクライナ軍は増援部隊を送ることが出来ません。

つまりクルスク侵攻作戦を実行したために、東部戦線全体の戦況が悪化し、トレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面とポクロウシクPokrovsk戦線では、ほぼ敗勢と言えます。
これが、たった2か月程度で起きた東部戦線での戦況の悪化です。

しかもここに書いただけではありません。

Hara Blog
http://hara.livedoor.biz/
ロシア側の情報を、そのまま伝えるHara Blogによると南部のヴフレダルVuhledar方面も相当、戦況が悪化しています。

バフムト北部では、ロシア軍がスラビャンスクСлов'янськに向けて進撃を開始したと伝えています。

これまで余り動きのなかったリマンЛиман~クレミンナ方面でもロシア軍が活動を活発化させたようです。

クピャンスク東岸方面では、ロシア軍がピシュチャネPishchaneの突出部を拡大しつつオスキル川Oskil Riverに向かって進撃しようとしています。

東部戦線を穴の開いたバケツに例えると、ほぼ全部の穴からロシア軍が、漏れ出たというのか進撃しています。
こうなってしまえば、予備部隊の枯渇しているウクライナ軍は対処のしようがありません。

これがクルスク侵攻作戦を実行したために東部戦線で起きていることです。
クルスク侵攻作戦には、軍事的合理性も明確な軍事目的も全くないことが分かります。

単なるゼレンスキーの延命のための作戦であり、そのために実行されました。
その結果、東部戦線全域でウクライナ軍は劣勢になり、戦場によっては敗勢に陥りました。
この意味でクルスク侵攻作戦は、ウクライナ紛争の大きな転機になると思います。
ウクライナが敗北するとすれば、クルスク侵攻作戦が直接的な原因になると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27