2024.08.31
侵攻919日目、ロシア軍がポクロウシク方面で最大4kmも前進を遂げる
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-919th-day-of-the-invasion-russian-forces-advance-up-to-4km-in-the-direction-of-pokrovsk/
カルリブカKarlivkaは、ウクライナ軍の強力な要塞です。
地形的な要害も併せ持っていて、これまで幹線道路E-50からロシア軍が西に進撃するのを防いできました。
ロシア軍が大きな貯水池の北側からポクロウシクPokrovsk方向への突破に成功したためウクライナ軍の防衛ラインは破綻しました。
大きな貯水池の北側のプロフレスProhres付近にウクライナ軍の防衛ラインがあったと思います。今、分かることはここがウクライナ軍の最終防衛ラインでした。
増援部隊を送り込み、何が何でも守らなければならない重要拠点です。
ところが戦闘力のある部隊を、クルスク戦線に投入するために引き抜き増援部隊は、送りませんでした。
ロシア軍が、プロフレスProhres付近を突破した後は、ウクライナ軍は総崩れ状態になり、今に至っています。
ロシア軍は、大きな貯水池の北側を西に回り込んで北側からウクライナ軍の拠点を攻め下ってきました。
一番最後にあるのが、ロシア軍が攻略できなかったカルリブカKarlivkaです。
逆方向の西側から攻められては、どうしようもありませんでした。
今日の戦況図ではロシア軍は北側から幹線道路E-50を南に超えて、南側に支配地を広げています。
ロシア軍は、ここ2か月くらいでかなりの面積を制圧し西に進撃しました。
当然、補給線(兵站)が伸びます。
最近制圧したノヴォホロデイフカNovohrodivka付近の支配地を拡大してノヴォホロデイフカの安全を確保すると、アウデイーイウカから鉄道輸送が出来るようになります。
今、線路の復旧作業を始めているのではないか・と思います。
アウデイーイウカがウクライナ軍の要塞であった頃は、この鉄道がポクロウシクPokrovskからの補給路でした。今度は逆にロシア軍が利用できるようになります。
鉄道を使うと補給事情は、大幅に改善します。
この鉄道路線に沿って西に攻めていくとロシア軍は補給に困りません。この鉄道路線は、ドニプロペトロウシク州を横断してドニプロ市に通じます。
しかもポクロウシクPokrovskの先80kmくらいは、ウクライナ軍の大きな軍事拠点や地形的な要害がありません。
ウクライナ軍の防衛にとっても、ロシア軍の攻撃にとってもポクロウシクPokrovskは、最重要と言える要の位置にあります。
ここをどちらが支配するかで有利と不利が逆転します。
ドネツク州だけの問題ではなくドニプロペトロウシク州防衛の一大拠点でもあります。
こんな重要な拠点を軽視したウクライナ参謀本部は、思考能力が欠如していると言えます。
(バカの極み!)
その話は脇に置いて、幹線道路E-50は州都ドネツク市とポクロウシクPokrovskを直線的に結ぶ重要な幹線道路です。
幹線道路E-50を利用するとドネツク市からポクロウシクPokrovsk方面へのトラック輸送が直通で簡単にできるようになります。
西部ドネツクへの最も重要な幹線道路です。
それは、兵站がロシア軍にとって非常に楽になるという意味です。
ポクロウシクPokrovsk方面へのトラック輸送が利用できるようになれば、現在ポクロウシクPokrovsk方面にいるロシア軍部隊は、短時間で補給を受けられるようになります。その分、補給を気にせず活発に軍事活動が出来るようになります。
だからロシア軍にとっての西部ドネツクへの補給(兵站)を考えるなら、アウデイーイウカ~ノヴォホロデイフカNovohrodivkaへの鉄道路線を使えること。
ドネツク市~ポクロウシクPokrovsk方面への輸送に幹線道路E-50を利用できることは、最大のメリットがあります。
逆に言うとこれまでは、ウクライナ軍にこの最大のメリットがありました。
ウクライナ軍は、この最大のメリットを失いました。
だからウクライナ軍が、中部ドネツクと南部ドネツクを防衛することは、補給(兵站)を考えるなら、もはや不可能と言えます。
ロシア軍は、ドニプロペトロウシク州に進撃するための最大のメリットを獲得しました。
もう少しロシア軍が幹線道路E-50の南に支配地を広げるとE-50を安全に利用できるようになると思います。
物資の輸送、兵員の移動、武器の移動、何から何まで便利になります。
クルスク作戦でロシアのド田舎の土地を少々占領して、ドネツク中部を支配する大き過ぎるメリットを失って、ウクライナ軍に何か得はありますか❓
失ったものが大きすぎて、もし対価を得るならモスクワまでウクライナ軍が進撃する程度は必要です。
クルスク作戦の馬鹿さ加減が分かると思います。
ウクライナが仮に敗北するとするなら❓
戦犯第1号はゼレンスキー
戦犯第2号はシルスキー
個人的には、このように評価しています。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
「クルスク」と言う地名を聞いて思い当たった人は、第2次大戦の独ソ戦の知識がある人でしょう。
史上最大の犠牲者を出した凄惨な独ソ戦。
独ソ戦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E3%82%BD%E6%88%A6
この凄惨で激しい戦争のターニングポイントになったのが、史上最大の戦車戦が戦われたクルスクです。
クルスクの戦い
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%88%A6%E8%BB%8A%E6%88%A6
ロシアにとってはナチスドイツとの激戦を勝利に導いた「聖なる戦場」です。
この戦場でソ連軍が勝利したから、ソ連はナチスドイツを打ち破り勝利することが出来ました。
そこに今回ウクライナ軍は、西側の兵器満載でしかも卑怯にも奇襲戦を仕掛けて、侵略したわけです。
(ナチスドイツと、ほぼ同じパターンです)
ロシア人の目から見ると、どう見えますか❓
西側をナチスドイツと置き換えるとその尖兵としてクルスクに侵略したウクライナ軍は、ナチスドイツそのものでしょう❓
やっぱり、プーチン氏が主張したNATOがロシアを攻めてくる!
プーチン氏の主張の正しさを証明してしまいました。
ロシアにとって、クルスクは単なる地名ではありません。
第2次大戦の聖地です。
ウクライナは、第2次大戦の独ソ戦とナチスドイツを蘇らせたと言えます。
ロシア人は、どうするか❓
『[ソ連軍歌] 聖なる戦い 日本語歌詞付き Священная война』
https://www.youtube.com/watch?v=0mVN_kim94s
ロシア人にとっては『聖なる戦い』が蘇ったと言えます。
ロシアの隣に住んでいるのにゼレンスキーは、ロシア人のメンタリテイーを知らなすぎると言えます。
元お笑い芸人の悲しさですね❓
第2次世界大戦の独ソ戦でロシア人は、どうして主義主張を超えて一致団結したのか❓
『母なるロシアを守る!』
だから多くのロシア人が、死地に赴きました。
ロシア人が・・・・
『母なるロシアを守る!』
『聖なる戦い』
このようなモードに突入せれば、理屈も何も関係なくなります。
『母なるロシアを守る!』を、守るために『聖なる戦い』に赴くでしょう。
ここにあるのはロシア的な価値観で西洋的な価値観では理解できません。
ゼレンスキーは、ロシアの虎の尾を踏んだと言えます。
ロシア人の心の琴線に、思いっきり!触れたとも言えます。
聖なる土地『クルスク』をヒトラーまがいのゼレンスキーから取り戻すために、クルスクの戦場に赴くのを躊躇うロシア人は、少ないと思います。
ロシア人のメンタリテイーは、西側とは全然違うと言うことです。
だから、私の想像ではクルスクのウクライナ兵は、全滅以外の道はないと思います。
よくそんなところに気軽に奇襲攻撃をかけたものだ!とバカの度合いに感心します。
もう一度聞いてみて下さい。
『聖なる戦い』
[ソ連軍歌] 聖なる戦い 日本語歌詞付き Священная война
https://www.youtube.com/watch?v=0mVN_kim94s
ゼレンスキーは、これを現代に再現しました。
その結果どうなるのか❓
(もう少し、かわいらしいの・・・)
スラブ娘の別れ-戦勝記念日パレード2015-2020(1080P)のロシアの女性兵士
https://www.youtube.com/watch?v=6g71Pt1xTf8
女性部隊パレード ロシア編 Russia Victory Day Parade 2021(カチューシャマーチ)
https://www.youtube.com/watch?v=jRpaMsPIu-I
💛2021年女性兵士版(これが一番よく編集されています。個人的には、最初の旗兵部隊の行進が全部出ているのが、いいと思います。💛その後行進曲がカチューシャなのも女性兵士の行進らしくていいですね❓しかも知らないロシアの地名が沢山出てくる!ロシアは広いな!と実感できます!)
https://www.youtube.com/watch?v=eJN7MOiUWJg
※お勧め、戦争前の2019年のパレード
これを見ると、ロシアがどんな国か大体イメージ的にわかると思います。ロシア国民が停戦論など言い出すはずはありません。
『もっとやれ!手ぬるいわ!』
相当、西側は誤解していると思います❓
Russia's Victory Day Parade 2019: Best Moments - Parada do Dia da Vitória 2019 Melhores Momentos HD
https://www.youtube.com/watch?v=BrWRaQo4dkg
中々、良かったでしょう❓
ロシアと戦争したい国は、馬鹿だと思います・・・
しかも、クルスクに行くか❓
(それは自殺したいと言っているのと同じに聞こえます)
『※私はロシアの軍事パレードを非常に羨ましい気持ちで見ています。旧ソ連の国旗とロシアの国旗をロシア人は誇らしい気持ちで見ることが出来ます。日本もこうであったなら、外国からの侵略など気にする必要すらないでしょう❓』
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
大谷翔平、史上初「43-43」達成 2回に43個目盗塁 8回に43号 ドジャース勝利/詳細
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408310000089.html
ダイヤモンドバックス9 - 10ドジャース
一気に達成しましたね。メジャー初の43-43です。
しかしまだ残り試合があります。50-50も達成すると思います。どう調子が悪くても9月に7本のホームランは打つだろうと思います。(現在160試合52本ペース)
今日は4打数2安打1打点1死球、二塁打1HR1ですから翔平君は大活躍でした。
昨日5タコですから、これくらいはやらないとね❓
またもやドジャースの弱体救援陣が9回裏に突如乱れて一挙4失点。何とかそれで食い止めてドジャースが薄氷の勝利でした。
5ー10で普通なら楽勝なのに、9回裏で9-10ですからね❓
プレーオフが、相変わらず不安です。
大エースのカーショウは、左足の親指を痛めて2回途中で降板しました。怪我の具合が気になりますが、どうなんでしょう❓
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408310000299.html
今日の翔平君のHRは、真ん中の直球をレフトに打ちました。打球速度は99マイル(約159キロ)ですが打球角度が32度でうまいこと、フライを打ち上げています。
いい時の翔平君は、こんなHRが多いです。
センターからレフトへのHRが多い時が好調です。
大分、調子が上がってきたみたいです。
あんまりジャッジが凄すぎるから翔平君は、大したことがないように見えますが・・・
ジャッジがいなければ、両リーグでホームランでトップです。
盗塁も盗塁お化けのデラクルーズがいるから大したことないように見えますが、デラクルーズがいなければ両リーグで断トツのトップです。
盗塁とHRで、すごすぎる選手がいるから、やや損をしています。
でも今シーズンは、かなりの打撃項目で自己ベストを更新すると思います。
盗塁は、更新中です。
翔平君の自己ベスト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E7%BF%94%E5%B9%B3
OPS1.066、長打率 .654、出塁率 .412、打率.304、HR46、打点100、得点103、安打数160、二塁打30,三塁打8、盗塁26、塁打数325、長打数80
現在自己ベスト更新中
盗塁、得点
他にかなり更新すると思います。
翔平君にとっては、今年はかなり打撃成績と言う意味ではよいシーズンと言えます。
ジャッジのように完成されたバッターでは、ありません。
今のジャッジと比較すると、メジャー全員ダメの話になります。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
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今永昇太が11勝目 6回4安打3失点8奪三振 メジャー15度目のQS達成 カブス4連勝
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408310000201.html
★鈴木誠也は5タコ
☆今永昇太
6回まで96球を投げ4安打3失点、1四球8奪三振
3失点はしたもののメジャー15度目のクオリティースタート(QS)を達成ということで先発投手の責任は、十分果たしています。ドジャースにいたら、もう2勝くらいしているかもしれません。
いつもカブスの貧打線に泣かれることが多いですが、今日は7点援護していくれました。
カブスのクローザーが9回裏に3失点して、もう少しで今永の白星が逃げていくところでしたが、何とか1点差を守って、めでたく11勝目になりました。
ナ・リーグの防御率ランキングで現在5位です(3・14)。
カブスは、現在・中地区の2位です。
69勝66敗、勝率.511。
勝率争いは5位で、プレーオフは相当厳しいです。
3位の勝率がパドレスの.559、76勝60敗。
15連勝位しないと届きそうにありません。
でも、残り試合頑張ってほしいと思います。
今永昇太が、いなければカブスは地区最下位です。
カブスで一番の孝行息子です。
あんたは、偉い!
翔平君は、1回表先頭打者二塁打。
フリーマンの2ランでドジャース先制。
2回の第二打席は、無死一、三塁のチャンス!
翔平君は、デッド・ボールで残念(痛い)!
しかし、ドジャースはこのチャンスで3点追加
ダイヤモンドバックス2 - 5ドジャース
先発は大エースのカーショウ。
期待できそうです。
大谷翔平、第1打席で右二塁打 フリーマン2ランで生還 史上初の「43-43」なるか/速報中
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408310000089.html
(昨日の翔平君は5タコ。ドジャース 6- 3オリオールズ)
※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b
記事元は、フィナンシャル・タイムズのようです。
それが、WARNEWS247が転載しています。
衝突:ドンバスにおけるウクライナ戦線の完全崩壊 - ウクライナ軍の絶望、ゼレンスキーに対する抗議
(「すべての要塞が崩壊しつつある」とウクライナ人は言う - リストと地図を参照)
2024 年 8 月 30 日 | 17:48
https://warnews247-gr.translate.goog/war-monitor/oukrania/krax-olikh-katarreush-tou-oukranikou-metwpou-sto-ntonmpas-apognwsh-ston-oukraniko-strato-katakraugh-kata-zelenski/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc
まるで主要メデイアの報道と違うので、ちょっと驚きます。
まずタイトルが刺激的で「ドンバスにおけるウクライナ戦線の完全崩壊」となっています。
「ウクライナ人は失われた都市とみなしている。それは手始めにです。」
取り敢えず、以下の都市はもうあきらめているという意味です。
チャソフ・ヤル(チャシブ・ヤールChasiv Yar)
トレツク(Торецьк)
ポクロフスク(ポクロウシクPokrovsk)
ヴォレンダル
(ここは分からないと思うので説明。南ドネツク最強の要塞都市です。ウーレダーVuhledar)
以上は、まだ陥落したわけではありません。
しかしウクライナ国内の一般的な見解は、もう防御不能と言う判定のようです。
※ウクライナのシンクタンク、フロンテリジェンス・インサイトの説明
◎ポクロフスクはドネツクにある2つの主要な鉄道と道路のハブのうちの1つ
◎その喪失はウクライナ軍への地域全体の供給ラインを脅かすことになる
※次は各都市と拠点の状況です。
参考、航空万能論記事の中に戦況略図があります。
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-918th-day-of-the-invasion-russian-forces-push-back-ukrainian-forces-in-korenyovo-kursk-oblast/
(1)ロシア軍がウクラインスクに入ったという第一報が入っている(ウクライナスク、E-50の南の拠点)
(2)セリダブ市内Selydove(南の方の大きな市街地)
ロシア軍が足場を大幅に拡大し、市内中心部に向かって進軍中
2番目のテリコンが陥落した可能性が高い(射撃管制に有利な地点を獲得)
(3)ノヴォホロディフカNovohrodivka
(デイミトロフМирноградの手前の線路沿いにあるかなり市街地の大きな拠点です)
戦闘は3日間続いた⇒たった3日で陥落した
(4)ロシア軍はポクロフスク方向のカルロフカ集落の中心部に旗を掲げた
ロシア軍はカルリブカ内部にかろうじて前進し、残りの部分を占領
ウクライナ軍はヴォブチャ川とカルリブスケ貯水池地域から撤退した
ペルボマイスケとネヴェルスケの南で長い間維持されてきた守備陣地も、おそらくこの時点で撤退しているだろう
カルロフカ?⇒カルリブカKarlivkaの近くか?
カルリブスケ貯水池⇒大きな2つの貯水池
ネヴェルスケNevel's'ke
ペルボマイスケPervomais'ke⇒ここは大分前からロシアが占領した
航空万能論の略図だとカルロフカ⇒カルリブカKarlivkaの南の広い地域から、おそらくウクライナ軍は撤退しただろうと言っています。やがて包囲されるからです。補給も相当苦しくなっていると思います。
(5)分析された衛星画像
ロシア軍は現在ポクロフスクからわずか8キロの距離にある
(6)ミルノフラード⇒デイミトロフМирноград
※訂正
この書き方だと市街戦が始まっているように読めます。
郊外南東部から市街地に迫っているという意味のようです。
『ロシア軍はミルノグラードの南東郊外に入り、市内中心部に向かって進軍している。』
※以下は途中経過
ロシア軍はノヴォホロディフカNovohrodivkaとムィコラーイウカMykolaivkaから鉄道線路をさらに進んでミルノフラド(デイミトロフ)最南端に足場を築いた
数時間後、ザパドヌイで衝突が続いているとの報告
初期報告によると、ロシア軍は鉄道線に沿ってさらに2.5キロメートル
前進現在ミルノフラドから約1.5キロメートル以内に到達
(7)読むと驚きますが、既にロシア軍は・・・
※訂正
この書き方だと市街戦が始まっているように読めます。
郊外南東部から市街地に迫っているという意味のようです。
『ロシア軍はミルノグラードの南東郊外に入り、市内中心部に向かって進軍している。』
デイミトロフМирноградの南東郊外から市街地に侵入し、現在市街地(南の市街地だと思います)の中心に向かって進撃中のようです。市街地に向かって進撃中のようです。
多分、線路沿いから進撃していると思います。
ミルノフラドから約1.5キロメートル以内に到達
記事での他の内容
『また、戦略的に重要な都市ポクロフスクの前線が崩壊し、ウクライナ軍が絶えず撤退しているため、そこから住民が大量避難しているとの報告もある。
「正直に言って、そのようなものは見たことがありません。すべてがとても早く崩れてしまいます。ポクロフスクはバフムートよりもはるかに早く陥落するだろう」と昨年のバフムートの戦いで戦ったウクライナ人はFTに語った。』
(8)どうも航空万能論の記事では分からない部分がありました。
余りにもウクライナ軍の退却が、速すぎる点です。
バフムトで戦ったウクライナ兵すら「見たことがない」と言う、前線の崩壊状況のようです。
分かりやすく言うと戦う兵士もいるけれど散発的で退却する兵士の方が多いと言うことです。
(逃げているのもいると思います)
(9)つまり、これが現在ポクロウシクPokrovsk戦線の全体で起きている状況のようです。
前線が総崩れしていると言うことです。
後はデイミトロフМирноградの北の市街地とポクロウシクPokrovskの市街地でウクライナ軍が、どれだけ戦えるか❓
前線が総崩れしている以上、ここだけで戦ったとしても長くは、もたないと思います。
これがクルスク侵攻作戦が招いた結果です。
どう思いますか❓
多分、この戦争最大の愚かな作戦になると思います。
フィナンシャル・タイムズはイギリスの経済紙です。
そこが、こうも露骨に書くと言うことはイギリス政府の気分が分かるような気がします。
★関連記事
2024.08.29
ウクライナ人ジャーナリスト、ポクロウシク方面の状況は壊滅的だ
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-journalist-the-situation-in-pokrovsk-is-devastating/
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
ウクライナが実行したクルスク侵攻作戦は、ウクライナ紛争の性質を、これまでとは全く異なるものに変えました。
これまでは西側のロシア批判の大きな根拠は・・・
『武力による国境変更は断じて認めない!』
と言うものです。だからロシアは侵略者であり断じて許せない存在でした。西側がウクライナを絶対的に支持し支援する根拠です。
ウクライナがロシア領のクルスク州に軍事侵攻し、ロシア領を占領したならば、この根拠は崩れたことになります。
侵略者と侵略者の戦争になりました。
正義と悪の戦争から、悪と悪の戦争になりました。
まあ、筋論は脇に置いて・・・・・
(1)前線が完全に膠着し徐々にロシア軍優位の戦いになりつつありました。このままでは、ウクライナがジリ貧なのは誰が考えても分かります。ロシアは、現在の戦況を維持するだけで優位が拡大し、ウクライナは苦しくなる一方です。
そこでウクライナが考えたのが、「戦場の取捨選択」です。もう挽回の難しいドネツク州の戦場は整理して、それ以外の戦場に軍事リソースを振り向けて、戦争を継続しようという考えだと思います。この考え方自体は、合理的でありそうするべきです。
しかし、ここでゼレンスキーの見え張りの性格が出てきます。
単にドネツク州を放棄するだけでは、支持率はガタ落ちになります。
支持率アップと西ウクライナ国民の戦意高揚のために考え出されたのが、クルスク侵攻作戦です。
クルスク州にはロシア軍は、ほとんど配備されておらずかなりの規模の精鋭機甲部隊を集結して軍事リソースをつぎ込みましたから、特に作戦が大成功したわけではありません。単にウクライナの精鋭機甲部隊がロシア領に進撃したと言うだけの話です。
尾ひれやふくらましをたっぷり混ぜて、宣伝上手のウクライナは大戦果を誇張しました。
西ウクライナの国民向けには、大成功でした。
戦意は大いに高揚し、ゼレンスキーの支持率もアップしたでしょう。
一時的とはいえ、ロシア領に占領地も獲得しました。
その後いかにウクライナが有利でロシアが不利かの宣伝もテンコ盛りでしました。
例によって西側のメデイアは結構協力しましたので、特にウクライナ・ファンの多い日本では、ウクライナが戦況を挽回して互角になった・と誤解している人は多いのではないかと思います。
単なるドネツク州放棄を、これだけ何だかウクライナ有利の話にデッチ上げるのですから、ウクライナ(ゼレンスキー)の騙しのテクニックは、天才的だと認めざるを得ません。
しかし、所詮騙しのテクニックですから中身があるわけではありません。
中身の話は、これからと言うことです。
(2)「戦場の取捨選択」は今のウクライナには、絶対に必要なことであり私は去年の暮れごろから、そうするべきだ!と言っています。
むしろ遅かったくらいです。
キエフ政府の判断は、事実上現状を黙認することでもあります。ロシアが領土と主張する4州のうちかなりの面積をウクライナが守ってきたのがドネツク州です。
ドネツク州を放棄すれば大体ロシアが主張する4州をロシアが実効支配することになります。
その上でキエフ政府は、クルスク州のロシア領を占領したまま停戦交渉に持ち込みたかったのであろうと思います。
だからウクライナがクルスク州のロシア領を占領することが、いかにロシアに不利かをセッセと宣伝しています。
そして何とかロシアを交渉に引き込もうとしています。
しかし、これは余りにも都合の良すぎる話で現状でロシアが停戦交渉に応じる可能性は、ゼロと言えます。
だからベストの話をすれば、クルスク州のロシア領を占領して西ウクライナ国民が万歳三唱!した時点で即刻、撤退するべきだったと思います。
しかし一時的な成功に舞い上がったゼレンスキーは、スームイ州の防衛のために緩衝地帯を設ける話を持ち出してしまいました。停戦まで占領地を維持することを宣言したのと同じです。
こうしてウクライナは、クルスク州の占領地から撤退する道を自分で放棄してしまいました。
だから、今後はクルスク戦線にスポット・ライトを集めようとするでしょう。
ドネツク州は、出来るだけ陰に隠しておきたいでしょうね❓
「人の噂も七十五日」
やがて、ドネツクのことなんかミーハーな西ウクライナ国民は忘れ果てるだろう❓
こうすると「クルスク州の占領」のお手柄!だけが残るという筋書きを考えていると思います。(失敗は隠してお手柄だけを強調するゼレンスキーの得意技です。)
しかし、これはキエフ政府の希望的な観測にすぎません。
相手のロシアが、どう考えてどう行動するかを完全に無視しています。
(3)ロシアは、どうするか❓
クルスク州ではクルスク原発と州都クルスク市を防衛するために長大な防衛ラインを建設済みだそうです。
このような建設するのに大変なものをわざわざ建設したと言うことは❓
ロシアは、クルスク州のウクライナ軍を、直ぐにどうこうするつもりは、ないと言うことだろうと思います。
持久戦に持ち込み、消耗と補給(兵站)の戦いをすると言うことです。
当分、クルスク戦線での戦闘は続くでしょう。
(4)その間、ロシアはどうするのか❓
まず、現在勝勢のドネツク中部戦線で勝ちに来ています。
具体的には・・・
①トレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面を完全制圧して、その後コンスタンチノフカКостянтинівка攻略に向かって進撃する。
②ドネツク西部の要衝のポクロウシクPokrovsk方面を面的に広く制圧する。
③、②と連動して南ドネツクを制圧する。
ここまでは簡単に分かります。
他にも何かするんじゃないか❓
ここでウクライナのクルスク越境占領が出てきます。
ウクライナは、クルスク越境占領を自国領のスームイ州の安全のために緩衝地帯を設けるためだと主張しています。
つまり他国領を越境占領する非が、ここでモロに出てきます。
「自国領のスームイ州の安全のために緩衝地帯を設けるためのロシア領占領」が認められるなら、ロシアが逆にウクライナ領に安全のために緩衝地帯を設けても問題は、ないことになります。
「自分は良い、人はやってはダメ」
このような都合のより論理は、自分が相手より強い場合にのみ通用します。ウクライナの場合は、無理でしょうね❓ロシアより強いようには見えません。
(5)だからロシアが自国領ベルゴロド州の安全のためにハルキウ北部に緩衝地帯を設定するために越境占領した時は、非常に慎重でした。
予め作戦目的を明示して占領範囲も最初から明示していました。
自国領と宣言した4州以外での軍事行動には、非常に慎重でした。
これは、6月にロシアが停戦受け入れの条件を明示しているからです。その条件には、ウクライナがクリミアと4州の割譲を認めることが明示されています。
だから停戦条件を提示する以上は、この条件に示された以外のウクライナ領には軍事行動は、控えなくてはならない事になります。
(6)クルスク侵攻作戦を受けてロシアは、6月に提示した停戦受け入れ条件を事実上撤回しました。
再度のロシアからの条件提示は、これからです。
領土的には「クリミアと4州」以上のものが出てくる可能性が高くなったと言うことです。
ここでウクライナの主張する「「自国領のスームイ州の安全のために緩衝地帯を設けるためのロシア領占領」が大きな意味を持ってきます。
ロシアがロシア領の安全のために同じことをしてもウクライナは、文句も言えませんし相手を批判することも出来ません。
ロシアは、ロシア領が安全だと考えるところまで占領地を広げて緩衝地帯を設定する根拠を与えたと言えます。
「ドニプロ川の東側全域+クリミアの安全のためにオデッサОдесаが必要であり、ヘルソン州の安全のためにムィコラーイウМиколаїв州も必要です。」
こうロシアが主張すると❓
ドニプロ川の東側全域と南部の海側全域ですね❓
ウクライナのクルスク州進撃作戦と占領地確保は、ロシアにこのような「絶好の口実」を与えました。
ロシアが、停戦交渉に応じる見込みは余程領土的にロシアに良い条件を示さない限り、ないと思います。
(7)クルスクにいるウクライナ軍は、ロシアの領土拡大の根拠(証明)と同じです。証拠品みたいなものですね❓だから急いでウクライナ軍をクルスクから追い出さないと思います。むしろ出来るだけ長くいてもらいたいでしょう。
ゼ◎某の思い付きクルスク作戦の結果は、結構ウクライナにとって厳しいことになりそうな気がしています。
周囲が停戦を考えて勧めるだけ、馬鹿らしいですね❓
とことん戦争して、決着を付けたらいいと思うようになりました。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
ウクライナ東部のポクロフスク戦線、「極めて厳しい」=軍総司令官
By ロイター編集
2024年8月30日午前 3:57 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/SLNAN2NVHFOOHBNSX5AW5D3B5Y-2024-08-29/
①ここで、いつもの通り・・・(シルスキー総司令官)
「ウクライナ軍は頑強に戦い、ロシア軍を撃退している!」
と、やってしまうと直ぐにポクロウシクPokrovskが陥落すると、さすがに都合が悪いから戦闘について「非常に厳しい」との見解を示しました。
②ゼレンスキー大統領も・・・
「ポクロフスク付近の状況は「極めて困難」であるとした上で、防衛をさらに強化すると述べた。」
「よく言うわ・・・」とポクロウシクPokrovsk戦線で戦うウクライナ軍将兵は、白けた気分で聞いているでしょう。
東部戦線の各戦場から強い部隊を引き抜いて、クルスク侵攻作戦につぎ込みました。当然、東部戦線は少ない兵力がさらに減少し、しかも砲弾などは割当制にして補給を絞っています。強力な機甲部隊、強力な武器や砲弾・ミサイル・ドローンなどは、全部クルスク侵攻作戦に投入しました。
ゼレンスキーの嘘とは逆で、苦戦のポクロウシクPokrovsk戦線は増援部隊は送らず放置したままです。
以前にも「防衛をさらに強化する」と発言しましたが、特に何もしていません。
東部戦線から有力な軍事資源を引き抜きそれを集めてクルスク侵攻作戦を開始した以上、少なくとも敗勢に近いトレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面とポクロウシクPokrovsk戦線は、最初から放棄を決めています。
そうは言えないから、①と②の発言が出てきます。
すでに(数か月前に)決定してクルスク侵攻作戦を決行して3週間が経過する以上、今更途中でやめることは不可能です。
それこそ西ウクライナの市民が激怒して反乱が起きるかもしれません。
「クルスクで勝った!勝った!勝った!」
と散々戦勝気分を煽りまくってしまった以上、もうドネツク中部は、どうにもなりません。
ウクライナとしては、ドネツク中部で精一杯「戦ったフリ」をしてドネツク中部を、そっと放棄するしかありません。
後は、クルスク侵攻作戦で思いっきり頑張って、「クススクで勝った!勝った!勝った!」を煽りまくるしかありません。
クルスク戦線の方は、ロシア軍がクルスク原発や州都クルスク市に、ガッチリ!防衛ラインを建設したようです。
ロシアの防衛ラインは、強力ですから事実上ウクライナ軍の突破は、これ以上は不可能です。
後は、持久戦になり消耗戦が続くでしょう。
消耗に耐え、補給(兵站)の戦いに移行します。
どっちが、それが得意かを考えると、大体クルスク戦線の行方も分かると思います。
一応、この先を考えると仮にポクロウシクPokrovskをロシア軍が、やがて制圧するとします。
しかし、これは始まりであって終わりではありません。
もうすでにロシア軍は南ドネツクで攻撃を強化しています。南ドネツクも半年もつかどうか・だと思います。
もう補給が相当苦しくなっており、やがて補給困難になるからです。
『ポクロウシクPokrovskはドネツク州の物流(兵站)と交通の大拠点で替えが利かない重要拠点<ウクライナ紛争2024/08/30』
https://smcb.jp/diaries/9352886
『ポクロウシクPokrovsk戦線、南部も根こそぎ制圧するらしい欲深ロシア軍<ウクライナ紛争2024/08/28』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b71816f217e32ef8896417c1d54874e0
そしてポクロウシクPokrovskの更に西の話です。
『ポクロウシクPokrovskが、何故ウクライナにとって重要なのか❓<ウクライナ紛争2024/08/22』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/d3cf126433a80a743e6c4eb30f2d59ef
ドネツク州の西の隣のドニプロペトロウシク州のパブログラードПавлоградまで防御に適した地形や大きな都市がないのです。
ポクロウシクPokrovskからだと、目見当75km~80kmくらいでしょうね❓
補給や兵力の問題はありますが、ロシア軍が西に進撃した場合、約75km先のパブログラードПавлоградまでウクライナ軍には、まともな防衛拠点がありません。
どうするんでしょうね❓
ウクライナがクルスク侵攻作戦のためにポクロウシクPokrovsk防衛を事実上、放棄したことは❓
ロシア軍にデカくて!美味しすぎる!臨時大ボーナス!をプレゼントしたのと、ほぼ同じことです。
シルスキーとゼレンスキーは、数の勘定とか❓
出来るのかな❓
①クルスクの端っこ少し⇒25円
②ドネツク⇒500円以上
③ドニプロペトロウシク⇒1000円以上
ロシア②+③
ウクライナ①(あるか、ないかまだ分からない)
普通の人なら、どうします❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
航空万能論のコメント欄を読んでいて気が付きました。
ポクロウシクPokrovskの重要性を説明した記事は、そう言えば読んだ記憶がありません。私は航空万能論の戦況略図を見ているうちに自然に覚えました。
一般的なニュースだと人口6万人の小都市程度にしか書いていない例もあるようです。
やや書いているのは、この記事。
CNN
ロシア、ウクライナ要衝ポクロウシクに「急接近」 クルスク侵入許した後も前進
2024.08.17 Sat posted at 17:22 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35222859.html
これでも「軍事要衝」「兵站(へいたん)や軍事面の要衝」この程度にしか書いていません。これでもましな方かもしれません。
<<<ドネツク州の物流(兵站)の流れ>>>
【西の大都市のドニプロ市~ドネツク州西部のポクロウシクPokrovsk】
<北部>
◎ポクロウシクPokrovsk~北部ドネツクのクラマトルスクКраматорськ
<中央>
●ポクロウシクPokrovsk~アウデイーイウカ(ロシアが制圧)
<南部>
◎ポクロウシクPokrovsk~クラホヴェKurakhove
主な輸送(兵站)は、このルートで鉄道輸送されます。
他に補助的なルートとして・・・
<幹線道路T-0504>
◎ポクロウシクPokrovsk~コンスタンチノフカКостянтинівка
<幹線道路E-50>
●ポクロウシクPokrovsk~この先ロシア軍が制圧
南ドネツク
<幹線道路N-50>
◎西~クラホヴェKurakhove~●コスティアンティニフカKostyantynivka(ロシア軍が数日前制圧)
<●物流道路のO-0532もロシア軍が遮断>
こうしてみると西のドニプロ市からポクロウシクPokrovskに鉄道で運ばれてきた様々な物資がポクロウシクからドネツク各地に、送られていきます。
ポクロウシクPokrovskをロシア軍が制圧すると、ウクライナ軍はこの物流網(兵站)を、鉄道・道路とも失います。
この代わりは、ありません。
ドネツクの物流は、ウクライナにとっては無くなります。
後は、道路を使って細々とトラック輸送するしかありません。
これだけの物資を輸送しようと思ったら、どれだけのトラックが必要なのか見当が付きません。
北部は、かなり不便ですがハルキウ市方面からの振り替え輸送は出来ると思います。しかし、輸送量は相当減ると思います。
大問題は、南部です。
既にポクロウシクPokrovskからのトラック輸送は相当不便になっています。かなり輸送量は減少しているでしょうね。
鉄道路線は、既に危ない状況が生まれました。
ポクロウシクPokrovskの東南の方にあるセリダブSelydove(南の方の大きな市街地)までロシア軍が到達して市街戦が始まっています。
セリダブSelydoveのすぐ南を、クラホヴェKurakhoveに行く鉄道路線が通っています。
もう既に難しいでしょうね。
迫撃砲で簡単に攻撃できる距離までロシア軍が迫っています。
※このように説明されるとポクロウシクPokrovskの物流(兵站)拠点としての重要度が分かると思います。
ポクロウシクPokrovskを失うのは、ドネツク州の物流網を失うのと、ほぼ同じです。
ポクロウシクPokrovskは、まだ占領されていませんがポクロウシクPokrovskから南ドネツクに行くルートは、ほぼ遮断されました。
今後は、南ドネツクの補給(兵站)は、極端に苦しくなります。その影響は、マリンカMar'inkaの南の方では、既に出ていると思います。
この方面のロシア軍の西への進撃が活発化しています。
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-armys-defense-line-continues-to-collapse-in-battle-near-pokrovsk/
記事の図の2枚目。
ただでさえ兵力不足なところに、今度は物資の不足が重くウクライナ軍にのしかかります。
中部ドネツクは、既にウクライナ軍が敗勢と言えます。
南部ドネツクのウクライナ軍も時間が経過するほど、劣勢から敗勢に近い状況になると思います。
加えて南部ドネツクは、ポクロウシクPokrovsk方面に進出したロシア軍が南下してきて挟撃されます。
南部ドネツクもウクライナ軍の敗北は、ほぼ決定的と言っていいと思います。
※これが、ウクライナ参謀本部が下した決断の結果です。
ドネツクを軽視して、軍事資源の多くをドネツク戦線から引き抜きクルスク侵攻作戦に投入しました。
当然、ドネツクの各戦場のウクライナ軍は弱体化してロシア軍の優勢が強まります。
それに加えてドネツクの物流(兵站)の大拠点であるポクロウシクPokrovskを失えば、どうにも戦いようがないことが簡単に理解できると思います。
ポクロウシクPokrovskに通じる鉄道路線と幹線道路を封鎖されても同じ効果があります。
ポクロウシクPokrovskを失うと言うことは、このような意味があります。
終わっているでしょう❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
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ロシア、クルスク原発に新たな安全対策 周辺への立ち入り制限へ
By ロイター編集
2024年8月29日午前 2:33 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/VAY5NXOMQFJSJHOBOR32RABCIA-2024-08-28/
ロシア、西部原発付近で不発弾処理 米国供与武器と主張
By ロイター編集
2024年8月28日午後 7:22 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/MAWT5IFNN5KHJKSLOV6WQWH4PA-2024-08-28/
『原発から5キロの場所で、米国が供給した「ハイマース」の砲弾、180発の不発弾が詰まったロケットの破片』
ロシアがIAEA批判、原子力の安全性巡り「客観的」姿勢求める
By ロイター編集
2024年8月28日午後 4:25 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/5M7KNZXLKVIYLAAFU32RQ7YMAI-2024-08-28/
『前日にIAEAのグロッシ事務局長がロシア西部クルスク州にあるクルスク原子力発電所を視察』
『核事故が発生する恐れがある』
『安全性を巡る状況は深刻になっている』
ウクライナがクルスク原発攻撃試みたとロシア主張、テロと非難
By ロイター編集
2024年8月23日午後 6:11 GMT+96日前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/7AQQXEIA2BLB7P5YXI2LJY34XY-2024-08-23/
『ウクライナのドローン(無人機)3機を撃墜』
『ドローンは使用済み核燃料の貯蔵施設の近くで撃墜された』
以上が、ウクライナがクルスク原発を攻撃した記事です。
少なくともドローンで1回、ハイマースのミサイルで1回攻撃しています。
ミサイルが原発のどこを狙ったのかは不明です。
ドローンは、「使用済み核燃料の貯蔵施設」を狙った可能性があります。
「使用済み核燃料の貯蔵施設」を狙うとどのようなリスクがあるか❓
「核火災」が起きます。
使用済み核燃料であろうと核爆発は起きなくても「核火災」は起きます。
「核火災」が起きると高温が酸素を吸収し巨大な火災旋風が発生します。
火災旋風
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E7%81%BD%E6%97%8B%E9%A2%A8
簡単に言うと強力で巨大な火の竜巻です。
周囲の酸素を巻き込んで巨大化した火の竜巻はジェット気流の高さまで吹き上がります。
当然、ここには大量の残留放射性物質が含まれています。
ジェット気流に乗ってしまえば、広範囲に大量の残留放射性物質が巻き散らかされることになります。
チェルノブイリ原発事故を見れば、大体範囲が分かります。原発周辺だけでなく、ヨーロッパ全域が放射能で汚染されました。
「使用済み核燃料の貯蔵施設」にドローンやミサイルを撃ち込むと「核火災」が発生するリスクがあります。
「核火災」が発生すると自動的に「核の火災旋風」が起こり、広範囲に放射能汚染が発生します。
ウクライナが狙っているのは、これです。
「使用済み核燃料の貯蔵施設」にドローンやミサイルを撃ち込むことが、どれほど危険なことか分かりましたか❓
ウクライナには、前科があります。
2022年には、執拗にザポリージャ原発を攻撃しました。
この時は砲撃がほとんどでした。
狙っていることは同じです。
攻撃を受けたザポリージャ原発は、外部電源をかなりの期間失いました。非常用電源(自家発電)での電力供給が間に合って、過酷事故は免れました。
電力供給が足りないと原子炉の冷却が出来なくなり、チェルノブイリ原発事故と同じような過酷事故が起きます。
このときは、IAEAの職員が原発に常駐してそれ以上のウクライナの原発攻撃を防ぎました。
人間の盾です。
原発をドローンやミサイルで狙うのは、原発の過酷事故を狙っていると言うことです。
原発の過酷事故が起きてしまえば、人間が止めることは不可能です。事故の度合いが酷ければ酷いほど、より広範囲により強く放射能に汚染されます。
放射能汚染と言う意味では、核爆弾よりはるかに悪質です。汚い放射能が、長い期間環境に残留するからです。
チェルノブイリ原発の周辺では、まだ立ち入り禁止区域が残っています。汚染度の高いエリアも残っています。
原発は、核シェルターで封印されたままです。
原発の過酷事故が起きてしまえば、このようになります。
戦争だから原発を攻撃して良いという論理は成り立ちません。
核爆弾で攻撃するのと、ほぼ同じです。
これをウクライナは、実行しました。
幸いドローンは撃墜され、ミサイルはロシアの迎撃ミサイルが迎撃に成功したようです。
迎撃に失敗すれば、原発の過酷事故が起きる可能性が高いと言えます。
原発本体だけでなく、「使用済み核燃料の貯蔵施設」で核火災が発生しても、広範囲でひどい放射能汚染が起きる可能性があるのです。
このように理解すれば、原発攻撃の恐ろしさが分かると思います。
もし原発で過酷事故が起きれば、それは核ミサイルで攻撃されたのと大した違いは、ありません。
ロシアは、確実に核ミサイルで報復すると思います。
核ミサイルを撃ち込む先が、首都キエフか西部のリビウになるかだけの選択があるだけです。
どちらかに報復の核ミサイルを撃ち込むでしょう。
アメリカが真剣にウクライナの原発攻撃を止めさせないと、最悪以上のような事が起きます。
起きてしまえば戦争どころでなくなるのは確かです。
もっともロシアは、首都キエフと西部のリビウの両方に核ミサイルを撃ち込んで戦争を終わらせるかもしれません。
そう言うことになっていいかどうか❓
アメリカは真剣に考えるべき時です。
原発事故が起きれば❓
『一発レッド!カードが何枚かの問題!』
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
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ほとんどメデイアの報道はありません。
まあ、そうでしょうね❓
西側のメデイアがウクライナに不利なことを報道するはずはありません。
そこで何でも報道する「WARNEWS247」
これはロシア国防省発表の合計だろうと思います。
2024 年 8 月 29 日 | 21:02
クルスク NATO 戦車と装甲墓地 – 6,000 人以上のウクライナ人が死亡 (ビデオ)
ウクライナのEDの「最高傑作」は失われた。 NATOによって訓練を受けた人
https://warnews247-gr.translate.goog/war-monitor/oukrania/nekrotafeio-natoikwn-tethwrakismenwn-kai-armatwn-maxhs-to-koursk-panw-apo-6-000-nekroi-oukranoi-vid/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc
※この数字は、あくまでロシア国防省に発表がソースです。
「クルスク地域での戦闘開始以来、ウクライナ軍の損失は以下の通り。
5,800人以上の兵士、
戦車72基、
歩兵戦闘車31台、
装甲兵員輸送車 58 両、
544 装甲戦闘車両
自動車177台、
銃器37丁、(自走砲ではないかと思います)
5つの防空システム、
HIMARS MLRS 3基を含むミサイルランチャー11基等
外国人傭兵⇒彼らはクルスクで数十人によって排除されている
戦車などの種類
(イギリス)チャレンジャー 2 2両
(アメリカ)エイブラムス戦車 1両
HIMARS 3台
ストライカー 12両
ブラッドリー 8両
(ドイツ)マルダー 1A3 IFV 3両
※多国籍編成です。
何しろギリシャ語を英語に翻訳し、更にそれを日本語に翻訳しているのであまり分からない部分もあります。
例示の兵器名や数は、多分一部だろうと思います。
外国人傭兵も数十名、撃破されたようです。
ロシア国防省に発表がソースですから、膨らんでいる部分もあるかもしれませんが、少なくはない損失が出ているようです。
特に兵員数が多いです。
今の戦場をウクライナ軍が維持しようと思えば、追加の部隊を投入している可能性が高いと思います。
ウクライナ軍が他の各戦場から引き抜いた精鋭の機甲部隊その他にかなりの損失が出ているのは、間違いないと思います。
スプートニク日本のロシア国防省27日分の戦果発表
https://sputniknews.jp/20240828/-827-19014628.html
◎『クルスク州方面でウクライナ軍が過去24時間に失った人員数は最多で400人に、装甲車両は30台に及んだ。ロシア国防省が発表した。』
◎27日にかけての深夜、ウクライナの最重要軍事空港インフラに対し、ロシア軍は極超音速空対地ミサイル「Kh-47M2キンジャール」をはじめとする精密兵器および攻撃ドローンによる集団攻撃を行った。
27日のロシア軍は大戦果のようで、少なくはないですね❓
ウクライナ軍は、もう相当数の精鋭の機甲部隊の兵士や武器を失っているようです。
あと1か月も続けると、どうなることやら❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
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【2024年最新】報道の自由度ランキング 日本は70位に下落、ワースト3か国も総入れ替え
https://eleminist.com/article/3483
1位ノルウェー
2位デンマーク
3位スウェーデン
4位オランダ
5位フィンランド
△10位ドイツ
△14位カナダ
△21位フランス
△23位イギリス
▼46位イタリア
▼55位アメリカ
61位ウクライナ
62位 韓国
★70位 日本
101位イスラエル
162位ロシア
172位 中国
まず目につくのは、北欧の国とオランダが報道の自由度の評価が高いです。本当の意味で民主主義に近い国です。
以下、ランキングが低下するごとに民主主義度合いも低下します。
アメリカは、55位で相当低いです。民主主義度合いの低い国です。独裁国家と民主主義国家の、真ん中ぐらいです。
独裁国家とは言えないけれど、民主主義国家とも言えないという程度の評価です。
日本は、さらに低く70位は独裁国家に近い方の位置です。
民主主義度合いが相当低いアメリカの情報を更に歪めて垂れ流しているからです。
だからアメリカの情報は、相当疑う必要があります。
日本の情報は、そもそも最初から嘘を疑うべきレベルにあります。
これを誤解している日本人は、特に高い年齢層では多すぎると思います。テレビや新聞が事実を報道していると思い込んでいる人が、これまでのこの日記のコメント欄を見ても実に多かったです。
もう一度、報道の自由度70位の意味を考えるべきだと思います。
私は無料のネット上のメデイアの記事やニュースしか見ません。日本のメデイアは、どちらかと言うと国内ニュースを見るために、チェックしています。
時事日記を書いていると海外ニュースに関しては日本のメデイアの記事は、ほぼ無意味です。独自取材がほとんどありません。ほぼ外国メデイアの転載ばかりです。
更に報道の自由度を低下させるのは、日本政府の報道指導(報道規制と同じ)が加わります。
更にここにメデイア自身の自主規制が加わります。
こうやって外国のメデイアの情報すら歪めてしまうので、最後は70位になってしまいます。
国内ニュースは、国民が知っているからあまり嘘も書けないと思います。政府に胡麻をする程度の歪め方でしょうね❓
ところが、外国のニュースになると政府指導に「右へ倣え報道」になります。全部、政府広報とほぼ同じになります。せいぜい字を変えたり、切ったり加えたりして独自色を見せかけようとしますが、大した意味はありません。
特に海外情報に関しては、このような傾向ははっきりしています。だから海外情報は、政府広報を見ても同じです。
多少でも自由度の高い情報を見ようと思うなら、外国の原語版を見るべきです。外国のメデイアであろうと日本政府の指導は守っているようです。BBCを例にとると英語版と日本語版で内容が違う場合を見かけます。
そしてBBCやロイターであろうと、イギリス政府の意図の沿った報道をする場合もあります。イギリス政府が強い報道統制をする場合などです。BBCとロイターでは、ウクライナ紛争に関しては、完全にイギリス政府の統制を守っています。
話の切り出しが毎回、同じです。まずロシアを極悪だと言い、それからニュースを始めます。
「ロシア極悪」の部分にイギリス政府の統制があることが分かります。「ロシア極悪」の説明も毎回同じです。
「ロシアが先に手を出したから悪い」
これだけです。
どうしてロシアが先に手を出す必要や事情があったかの説明は一切ありません。
説明するとNATOの東方拡大が出てきて、アメリカの2014年の非合法工作が出てくると説明が出来なくなるからです。
都合の悪い部分は全部隠して、なかったことにしてしまいます。
こういうやり方をする場合は、都合の悪いことを隠して嘘を言っているケースがほとんどです。
「ロシア極悪」を繰り返して、それで洗脳してしまいます。繰り返し「嘘」を主張するのが、洗脳の一番簡単な方法です。1万回も同じことを聞けば、どんなことでも信じて疑わなくなります。
だから本来なら報道の自由度の上位の国のメデイアのニュースを読むのが一番いいと思います。
大体、分かりましたか❓
アメリカは相当報道の自由度が低く55位です。
これに日本政府の統制が加わり、マスコミの自主規制が加わった自由度70位のニュースを見ているのが、日本人です。
何かあると、わっと一方向に流れるでしょう❓
ウクライナ絶対支持など、特徴的な例です。
ウクライナもロシアも、どっちも悪いです。
一番悪質なのはアメリカです。
アメリカが一番悪い話など影すら見えないでしょう❓
どっちもどっちの話で、ウクライナだけ正義になるのは非常におかしくないですか❓
台湾海峡に危機が起きようと、日本がそこに参加する義務は全くありません。中立を守れば、いいだけのことです。
ウクライナ紛争にも同じことが言えます。
中立を保ち、どちらにも関与するべきではありません。
こんなことを書いている新聞、読んだことありますか❓
これくらい書けば、報道の自由度は5~8位くらい行けるんでないですか❓
報道の自由度が70位だから、私がサラっと書いた内容と全然違うことになります。
非常に危機的に感じたのは、これほど報道の自由度が低く政府の情報統制が行き渡っていれば、国論を戦争の方に持っていくのは、ごく簡単だろうと思います。
こういう国が代理戦争に駆り出されます。
その好例がウクライナです。
※もっとも重要なポクロウシクPokrovsk戦線から部隊を引き抜き、増援部隊を送らず事実上放棄した結果が、今の惨状です。どんな馬鹿が考えてもロシアのド!田舎のクルスクとドネツクのポクロウシクと!
どっちが重要か分かるだろ!分からない馬鹿が2名以上、キエフにいたからこうなりました。
2024.08.29
ポクロウシク方面の戦い、ウクライナ軍の防衛ライン崩壊が止まらない
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-armys-defense-line-continues-to-collapse-in-battle-near-pokrovsk/
2024.08.29
ウクライナ人ジャーナリスト、ポクロウシク方面の状況は壊滅的だ
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-journalist-the-situation-in-pokrovsk-is-devastating/
これは、流石に驚きました。
ロシア軍は、三方向に進撃しています。
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b43d126b28fc88c87d936ae5f2f7ff2c
①デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovsk方向
②南西のセリダブSelydove(南の方の大きな市街地)方向
③南の幹線道路E-50を超えて更に南に進撃するルート
今日の航空万能論の戦況略図を見ると、全部の方向にロシア軍が進撃しています。
ロシア軍が進撃しているというより、ウクライナ軍が撤退しているのだと思います。
そうでなければ、この進撃速度はあり得ません。
多少でも防衛戦を戦えば、こうはなりません。
やや進撃速度が遅いのは③だけです。
これとて明日になれば、どうなるか分かりません。
①のデイミトロフМирноград方向については、外郭の防衛拠点であるべき集落が、ロシア軍に飲み込まれています。
後は、フロデイフカHrodivkaの西の郊外のやや標高の高い陣地。まだロシア軍が到達していないムイコラフカMykolaivkaの集落。
ここをロシア軍が制圧すると、すぐ先がデイミトロフМирноградの市街の端です。
砲撃すらろくにしないでロシア軍が進撃しているようです。
デイミトロフМирноградの市街地でウクライナ軍が、防衛戦をするのかどうか❓
防衛戦を戦っても市民の巻き添えが出るだけで、戦う意味はないと思います。
だからウクライナ軍は、ここもロシア軍の到着を待って撤退するかもしれません。
そうなると残るのは、ポクロウシクPokrovskの市街地だけです。やはりここでも市民の巻き添えを考えると、あまり防衛戦は戦いたくないのではないか・と思います。
ここまで、すんなりとロシア軍が進出してはデイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskでウクライナ軍が防衛戦を戦う意味は、最早ないと思います。
戦うだけ無駄でしょうね❓
(長くは、もたないと思います)
②のセリダブSelydove(南の方の大きな市街地)方面です。ここもロシア軍が、すんなりと進撃しもう市街戦が始まっていると思います。市街地の面積もそう広くないですし、ウクライナ軍はあまり戦わず撤退する予定では、ないか・と思います。
もうドネツク中部戦線でロシア軍が州境まで突破するのは、ほぼ確定的と言えると思います。
ウクライナ軍も心があれば、市民の巻き添えを避けるために、余り防衛戦は戦わないのではないか・と思います。
戦えば市民の巻き添えが相当数出ると思います。
状況を見るなら、ポクロウシクPokrovsk方面はウクライナ軍が、総撤退(正確には退却)をしているように見えます。これは参謀本部の命令ではなく、現地部隊の各指揮官の判断なのだろうと思います。
個人的には、「戦って部隊が全滅し多くのの市民を巻き込むより、戦わず退却しよう」・と言うことなのだろうと思います。
市民の巻き添えを防ぐためにも、ウクライナ軍には戦わず撤退してほしいと願います。
どの拠点にも集落にも、かなりのウクライナ市民が残っていると思います。
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「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
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大谷翔平42号先制弾&2盗塁で史上2人目「42-42」!デコピンの見事な始球式に応えた/詳細
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「デコピン」見事な始球式!ボールをくわえ捕手・大谷翔平のもとへ“ストライク投球”
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ドジャース・ロバーツ監督「アンビリーバブル」大谷ボブルヘッドデーに試合前からハイテンション
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ドジャース大谷翔平ボブルヘッドデー「大谷フィーバー」で試合前から球場入口は長蛇の列
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<ドジャース6-4オリオールズ>
今日のヒーローは、ワンコのデコピン。
見事始球式の大役を務めました。
この日は大谷とデコピンのボブルヘッド人形が先着のファン4万人に配布されるボブルヘッドデー。
試合開始7時間前からファンの大行列が出来たようです。
写真
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408290000370.html
みんな、翔平君のボブルヘッド人形が欲しくて仕方ないんですね❓
デコピンの応援の効果があったのか、今日は初回の第1打席でいきなりの42号ソロ。
第2打席は、右前シングル。
盗塁2個で、3回出塁してHRも含めて3回ホームに帰ってきました。
4打数2安打1打点、42号ソロと41・42盗塁と大活躍でした。
メジャー初の「50HR50盗塁」期待してます!
翔平君のHR自己ベストが2022年の46本です。
9月全部残っていますからHRの自己ベスト更新は、ほぼ確実です。盗塁は、自己ベストを更新中です。
その他、色々な打撃項目で自己ベストを更新すると思います。2回目のHR王も濃厚になってきましたしね。
翔平君個人には、よいシーズンを送っていると思います。
後は、もっと調子を上げてプレーオフで勝利に貢献してほしいです。翔平君もプレーオフは、今回が初めてですので燃えているでしょう。
WBCの時のように活躍してほしいと思います。
今シーズンは、どうもチャンスの時に「余所行き野球」をしています。もっと、チャンスでガツガツ!向かっていってほしいですね❓
今シーズン・ブレイクしたウエットJr君なんか凄いですよ!
得点圏打率「.396」
ア・リーグNo1のクラッチ・ヒッターぶりを発揮しています。
吉田正尚、今季8試合目の3安打 レッドソックスは完封リレーで快勝
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4打数3安打で勝利に貢献
鈴木誠也5打数2安打1打点、カブスは最大7点差を跳ね返し3連勝で貯金2
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408290000047.html
誠也は5打数2安打1打点1四球で勝利に貢献。
今日ののカブスは8回が終わったところで8-10の2点ビハインド。
9回表の攻撃で先頭打者の誠也のヒットからカブスの猛攻が始まり、一挙6得点で逆転勝利でした。
めったにない貧打カブスの猛攻でした。
この調子で10連勝ぐらいすれば、プレーオフも見えてくるかもしれません。
誠也も去年みたいに爆発して勝利に貢献してほしいと思います。去年は、8月10日ごろから絶好調になり、打ちまくっていました。
今年は、昨日時点でナ・リーグOPSランキングの7位にいます。OPS「.842」はB評価で一流の働きです。
去年は、このランキングで15位だったと思いますので、今年の方が勝利への貢献度は高いと言えます。
翔平君が凄いので大したことなく見えますが、誠也のレベルでは大活躍と言えると思います。
去年がHR20本でした。今年はここまで19本ですから25本目指して頑張ってほしいと思います。
去年のカブスは、誠也が打ちまくって勝っていました。
去年の再来、期待です。
※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b
2024.08.28
クルスク侵攻方面の戦い、ロシア軍がノヴォホロディフカ全体をほぼ占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-pokrovsk-russian-troops-occupy-almost-the-entire-novokhorodyvka/
ウクライナのクルスク侵攻作戦の経緯については、既に書いた通りです。
これはウクライナ大統領府と参謀本部の大きな決断であり、それが正しかったのか誤りだったのかの結論が出るのは、もう少し時間の経過を待たなければなりません。
クルスク侵攻作戦の意味は、不利になっているウクライナ軍がじり貧を避けるために戦場の取捨選択をしたと言うことだろうと思います。
それ自体は合理性があり戦争の継続をするのなら避けては通れない道です。
不利であるなら戦場の数を減らして、劣勢のウクライナ軍の密度を高めるしかありません。
それが、ドネツク州を軽視(ほぼ放棄)すると言うことになりました。
クルスク侵攻作戦の準備は、数か月前から始まっていたようで、その影響でドネツク中部戦線であるトレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面とポクロウシクPokrovsk戦線でのウクライナ軍の不利から後退は、7月から始まっていました。
問題はポクロウシクPokrovsk戦線で、とうとうデイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskの近くまでロシア軍が進出しました。
ウクライナの参謀本部とすると、これも予定通りなのだろうと思います。ドネツク州を軽視(ほぼ放棄)すると決めたのなら、ここで無駄に兵力の消耗はしないと思います。むしろ温存して他の戦場に振り向けるでしょうね❓
記事の略図を見ると良く分かりますが、このことによりロシア軍には、兵力の移動ルートが出来ました。アウデイーイウカからポクロウシクPokrovskの近くまでは、全く妨害を受けずにロシア軍は移動できます。
その移動してきたロシア軍が、現在大きな湖の西側で三方向に攻撃しています。
①デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovsk方向
②南西のセリダブSelydove(南の方の大きな市街地)方向
③南の幹線道路E-50を超えて更に南に進撃するルート
今、ロシア軍は大雑把にこの三つの方向に進撃し始めました。
ポクロウシクPokrovskから州境まで15km位です。
セリダブSelydoveからも州境まで20数km程度です。
地図を見るとセリダブSelydoveの西には大きな集落や都市もなく、ロシア軍がここからどの方向にも比較的自由に攻撃(又は移動)出来ます。
こう考えるとロシア軍は、①の攻撃を急ぐ必要がないことが分かります。
理由は、セリダブSelydoveのすぐ近くをポクロウシクPokrovskからクラホヴェKurakhoveに行く鉄道路線が通っていてセリダブSelydoveを制圧すると南ドネツクの補給(兵站)の幹線ルートである鉄道が使えなくなります。
後は、かなり西に大回りしてトラック輸送しか南ドネツクへの補給方法がなくなります。
南ドネツクの攻撃を考えるとロシア軍にとっては、セリダブSelydoveを制圧した方が、やりやすいと言えます。
デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskに比較すると市街地の面積は、はるかに狭くこちらを制圧する方が簡単です。だから、おそらくロシア軍はセリダブSelydove制圧を最優先すると思います。
実際、もう郊外まで接近していて、直ぐに市街地の攻撃を始めると思います。
制圧したなら、おそらく西の州境の方向に進撃しながら、北側にあるデイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskと南ドネツクを分断するような動きをすると思います。
その後、州境に近い場所を南に進撃していくとそれほど大きな拠点もなく、ウクライナ軍はまるで想定していない方向からロシア軍に攻められることになります。
マリンカMar'inkaとその南方面でもロシア軍は西に進撃を始めています。
やはり補給拠点であるコスティアンティニフカKostyantynivkaは最近ロシア軍が制圧しました。
その先の補給道路であるO-0532もロシア軍が一部遮断に成功しています。
このように考えてくると中部ドネツクでは、既にロシア軍が勝勢です。
その勢いを駆って南ドネツクにも既にかなり肉薄していると言えます。
ポクロウシクPokrovskの危機ばかりが言われていますが、ポクロウシクPokrovskはいつ陥落するかの問題です。今更防衛することは、事実上不可能です。
むしろポクロウシクPokrovskの南のセリダブSelydoveをロシア軍に制圧される方が、南ドネツクを考えると危機的と言えます。
このような状況が生まれたのは、ウクライナ軍参謀本部がポクロウシクPokrovsk戦線からの撤退(または放棄)を決めたからです。
それも既に決定済みでロシア軍は、もうセリダブSelydoveを攻撃する位置まで進出していますから、ここから変えることは出来ません。
地図を見て考えるとロシア軍が南ドネツク全域を制圧するのは、来年春ごろでしょうね。ウクライナ軍の撤退が早ければ、もっと早まるかもしれません。
ウクライナ戦線は、この意味で大きく動き始めました。
その結果、どちらが有利になるのか❓
ウクライナ大統領府と参謀本部の決断の是非が分かるのは、その時です。
このままドネツクで不利な戦いを継続してもジリ貧ですから決断自体は、正しいと思います。
本来であれば、そこで他の戦場を安定させて停戦交渉を始めるべきだと思います。
停戦交渉をせず戦争を継続すれば、再びどこかの戦線で不利が発生して同じことの繰り返しになるような気がします。
少なくともクルスク侵攻作戦で戦況が良くなることは、ないように思います。ロシアに一泡吹かせたところで、さっさと撤退するべきだと思います。クルスクで兵力を無駄に消耗すれば、ドネツクを放棄した意味がなくなります。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
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2024.08.28
ポクロウシク方面の戦い、ロシア軍がノヴォホロディフカ全体をほぼ占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-pokrovsk-russian-troops-occupy-almost-the-entire-novokhorodyvka/
前の日記でウクライナのクルスク侵攻作戦の目的を推測しました。違う言葉で言うと「ウクライナ軍の転進」です。
これを胡麻化すために相当情報が操作されていると思います。(ドネツク州放棄とは言えないでしょう❓)
そんな事情があり、大っぴらに住民避難が急がれています。
①CNN
ロシア軍迫るウクライナ要衝の住民、当局の目逃れ強制避難回避の動きも
2024.08.23 Fri posted at 11:00 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35223089.html
②航空万能論 2024.08.16
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-rapidly-approach-pokrovsk-city-military-governor-urges-residents-to-evacuate/
ポクロウシク市軍政長官は15日から緊急避難を呼びかけています。
ポクロウシクの人口が約7万人。
①の記事だとポクロウシクとミルノフラド、その他39の村落の合計で、まだ約5万9000人の地域住民が残っているようです、23日。
何故、このエリアから住民避難が強制されているかと言うとロシア軍が迫っているからではなく、ウクライナ軍の撤退が迫っているからだろうと思います。
ロシア軍の動きを見ていても、デイミトロフМирноград(ミルノフラド)とポクロウシクPokrovskに接近しましたが、そこからは急いでいないように見えます。ウクライナ側の動きに合わせて住民避難が、大体終わるまで待っているような気配があります。
何が何でも突撃!では、ないですね。
おそらく(ウクライナ軍の転進=ポクロウシクPokrovsk放棄)を察しているからでは、ないかと思います。
一方でポクロウシクPokrovsk戦線に投入されているロシア軍は、まだそれほどロシア軍が前進していない段階で約4万人と推測されています。今、更に他のアイドリング中の戦場から引き抜かれた戦力が投入されているようです。
加えて大きな貯水池とVovcha Rivberの東側を掃討していたロシア軍もVovcha Rivber西側の攻撃に参加していると思います。
大きな貯水池とVovcha Rivberの西側にいるロシア軍は、さっぱり話題になりませんが大軍団と言うべき兵力だろうと思います。
それに対してこの方面のウクライナ軍は、1万人少々のようです。7月のどの時点かでウクライナ軍は、撤退を指示されていると思います。
つまりウクライナ軍としても(転進)を予定している以上、兵力の温存を図っていると思われます。
大きな貯水池とVovcha Rivberの西側でウクライナ軍が、ほとんど戦っている気配が見えないのは、これが理由だろうと思います。
その意味でロシア軍は、デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskへの進撃は、やや時間調整のように見えます。
その代わり幹線道路E-50への南下は早かったです。
幹線道路E-50の北側は、もう大体ロシア軍が制圧しました。残っているのは、少しです。
一部の部隊は、道路を超えてメムリクMemrykを制圧したようです。さらに多くの部隊が道路を超えて南下すると思います。
目指すのはマリンカの西にある大きな貯水池の北岸です。
ハリツイニフカHalytsynivka~リシフカ~ウクライナスク~ヒルニクHirnyk~クラヒウカという集落が目先の目標だと思います。
ここまでロシア軍が南下すると、その東のウクライナの支配地は草刈り場(守れない土地)になります。
マリンカMar'inkaのロシア軍と合流して更に南や西を目指す流れでしょうね。
もう一方向あります。やはり幹線道路E-50を超えた部隊の一部が西に向かい、セリダブSelydove(南の方の大きな市街地)の郊外に到達しました。セリダブSelydove攻略に向かっています。
こうやって見てくるとロシア軍の動きは、単にデイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskの制圧だけを目的としたものではありません。
取り敢えずは中部ドネツクをドネツク州とドニプロペトロウシク州の州境まで突破して、その後州境の付近まで含めて大きくドネツク州南部に向かって南下することを目的としているようです。
事実上、中部ドネツクから南部ドネツクまでロシア軍が制圧するための軍事行動が、既には始まっていると言えます。
ウクライナが事実上、ドネツク中部を放棄したことでロシア軍のこのような大きな軍事行動が可能になりました。
ドネツク中部・南部とクルスク州の一部を実質的にバーターしたと言えます。
余りウクライナにとって割のいい取引ではありません。
バーターで獲得したクルスク州の一部の領土をウクライナ軍が守れるかどうかは、まだ未定です。
ウクライナ軍がクルスク州の一部の領土から追い払われると、単にドネツク中部・南部を放棄した結果だけが残ります。
ロシア軍は、相当得をしたと言えます。
だから今となっては、ポクロウシクPokrovsk戦線やトレツクТорецьк方面の戦況を気にすることには意味がありません。放棄する予定であれば、それほど真剣に防衛するとは思えません。
トレツクТорецькに至っては、もう半分廃墟になっており地域住民が、まだ3000人強残っているようです。いつウクライナ軍が撤退するかの問題になっているようです。
デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskも、やがては似たようなことになるだろうと思います。
※関連日記
ウクライナはクルスク侵攻作戦で何を目論んでいたのか❓<ウクライナ紛争2024/08/28
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/200f8ad306c4672a9ce0e10e27713647
ポクロウシクPokrovsk戦線、南部も根こそぎ制圧するらしい欲深ロシア軍<ウクライナ紛争2024/08/28
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※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
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